この12日と13日は、伝統工芸である絵ろうそくの祭りがある。
去年は行けずじまいだったので、今年こそはと思っていたのだが
ばぁちゃんのショートステイの予約を取るのが
すでに去年の10月か11月頃なので、そのころはまだ絵ろうそくまつりの事は
頭の片隅のもなかったのだが、上手い具合に今年は日曜日までとなっていた。
幸い孫太郎もお休みとあって、まさに私の為の一日だったような気がして…(笑)
その日夫は夕方からの仕事だったのだが、急きょお休みの人が出たからと
夜の8時からの夜勤となってしまったので、7時少し前に出勤する夫と一緒に出る事にした。
行く時になって、息子の飲み会に息子の幼なじみの子と一緒に
繁華街まで送って行かせられるというオマケ付きではあったが。
鶴ヶ城近くの駐車場に、初日と時間の関連もあるのだろうか。
思いがけずにスムーズに停める事が出来て、鶴ヶ城の入り口近くでやっていたアンケート。
何やら携帯で会津情報が聴けるものらしく、聞かれる事に答えて
あかべえストラップをもらってきた。

ポツポツと絵ろうそくの灯りを道案内に鶴ヶ城へと、思ったよりも見学者は多かった。


木で造られたものや銅板で作られた市内の中学校の作品が鶴ヶ城までの道を飾り
これはかなりの人気となり、天守閣へと向かう人々の目を楽しませてくれた。
キリリと寒さを感じながら、天守閣前の広場をぐるっと一回り。
あちこちで携帯やデジカメ、三脚を立てた玄人はだしのカメラマンが
思い思いの場所へとレンズを向けていた。

いろいろな種類の絵ろうそくを飾る瓦灯。
今年のお正月には鶴ヶ城へ行って天守閣へ登ってこようと思っていたが
大雪の為に行けずじまいだったので、天守閣から天守閣前の広場にある
文字入りの絵ろうそくを見たいと、多くの見学者と一緒に息を切らしながら天守閣へと。

夜目にもくっきりと絆の文字が写し出されている。
が、夜で夜景しか見えないので、随分助かったが…それでも下を見るのが怖い!!
あんまり前には行かないようにと、建物から手を離さずに何とか絵ろうそくの文字を取る事が出来た。
今年の文字は『絆』…親子絵付けや家庭用廃油を利用したエコろうそく
伝統工芸である絵ろうそくが鶴ヶ城や御薬園、そして白虎隊が眠る飯盛山など
会津若松市の各処を淡い光がしっかりと繋いで、まさに絵ろうそくの絆かと思えた。

天守閣の出口には土産物が並べられており
奥まった場所では会津語りべ会で行われていた昔話『子守りどろぼう』の語り。

起き上がりこぼしを模ったもので、漏れる光はまさにゆきほたる。

まん中の雪だるまがラブリーでカメラマンの注目となっていた。

家庭内の廃油を使った エコろうそく、夕方の「FTVスーパーニュース」で紹介されていた。
アナウンサーも参加、福島テレビキャラクターふくたんのろうそくを見つけた♪

瓦灯の中で燃え上がる伝統工芸の絵ろうそく。
天守閣を後にブログ友のMayumiさんがボランティアで参加している所へと
完全武装したMayumiさんは寒そうだが極上の笑顔で迎えてくれた。
本当にこういうボランティアさんのおかげで、今年の絵ろうそく祭りも
盛大に行われ、多くの人の目を楽しませられる事が出来たのだと
Mayumiさん他大勢のボランティアさんに感謝をした。

決して華やかなお祭りではないが、見る者の心をふんわりと包み込むような
絵ろうそくからの淡く優しい光りに酔いしれ…空には満天の星
透き通ったような凛とした寒さに、会津魂を感じた夜だった。