まるで霧のような雪がチラチラと、それだけで寒さが暖かさに慣れた体を切り刻む。
思わずジャケットの襟を立てたが、中は薄手のシャツが一枚っきり
家の中は暖かだったけど、こりゃ年寄りの冷や水か…呟いてみる。

在りし日見つけた赤いネコヤナギが、いつの間にか緑色に変わりつつあった。

反面 まだ萌えたばかりのルピナスの若葉に凍りついたような雪の欠片。
外に出たくなかったけど、トイレを我慢しているヒメを思えば
そんな事言ってられないか…久しぶりに朝にヒメの散歩へ行く。
今まで取り残しの白菜だとか、そこから青々とした緑を覗かせていたはずなのに
うっすらと雪化粧の畑たち…これはかなり辛いものがあるに違いないな。
今までの春らしさに騙されちゃったかなぁ~。

今年一番目の紅梅の花♪

負けじと沈丁花の花びらも一番乗り~~!!
出かけたばかりの時は細かな雪も、いつしか止んで
それでも雪の白さに思わずブルブルっと身震いをする。
早めにトイレしてくれないかな…遠くの山はシンと静まり返ってるようだ。
春になる前の、ホンの少しの抗いか…ターニングポイントと言ったところかもしれない。
それでも昼前には畑の雪もすっかり溶けてしまった。

ヒマラヤユキノシタの花も足取りを揃えるように花開いていた。
そういや、昔 まだ我が家で薬用ニンジンを作っていたころ。
4月に入ると黒いダイオシートを張るのだが
まさか雪は降らないとタカをくくっていたら、どっさりとやられてしまった事があった。
その日夫は急きょ会社を休んで、シートにかかった雪を払い落し
でないと、雪の重みでシートを支えているパイプが曲がってしまうからだ。
だから会津の冬開けは…なかなか侮れるものでない!
今年のこの雪がなごり雪となって欲しいものだが…。
という事で、先走りしちゃったか赤ちゃんチューリップを発見!

チューリップの花言葉…色によって違うんですって!
このちびっ子チューリップは何色に咲くのだろうか?