あんな話こんな話

会津生まれの会津育ち…三匹の猫と柴ワンコや家族に囲まれ、家庭菜園に勤しみ都会には住めそうにないローカルな私の日常。

手紙

2005-06-27 14:56:25 | 浜田省吾
今日は何を書こうかと思っていたところに、朝に届いた手紙にこの事を書こうと思った。
カテゴリーは、日々雑事でも良かったのだが、あえて浜田省吾にしたのは
彼女とは、浜田省吾ファンクラブを通して知り合い、約 二年もの月日を語り合った仲間だからだ。

彼女は仙台市に住む、私より3~4歳年上で
十年ほど前になろうか“愛という名のもとに”というドラマで浜田省吾を知り
2001年のコンサートの時に初めて参加、そしてファンクラブに入った。
いつも 手紙には浜田省吾への強い想いが記されていて
かなり昔からファンであった私よりも浜田省吾の人となりを知り尽くしているつわものなのだ。

今度の2005年 ON THE ROADのコンサートも彼女と待ち合わせをして行く事になっていた。
私達は、ただその日の来るのを指折り数えてまっていたのだが…。

今朝の手紙には、近況とカセットテープ・そして掲載された新聞の切り抜き。
他には辛い現実が記されていた。
大体の事は、2週間ほど前に電話で聞いていたのだが詳しい事は知らなかった。
あえて病名は伏せておこう。
でも 手術をしなければ危ぶまれるほどの病気であった。
たぶんに手術をしても何年も何年も再発の恐怖に苛まれるに違いない…そんな彼女なのだが
手紙には要支援に近い夫の父親と、最近 特に忙しくなってきた夫の心配が
そして 浜田省吾への熱い想い…。

徹底的に検査をされた結果を医師に告げられた時には
あぁ…やっぱり! そんな気持ちだったらしいが、ある程度の覚悟はあったのだと思う。
反対に彼女の夫の方がうろたえてしまっていたと…。

でもね ここ数年 夫婦生活がなんであったか疑問ばかりの生活だったけど
病名が分かってから、夫との距離が近くなったようなのよ…。
体が大事だと、いろんな物を買ってきてくれたり、夫の優しさが感じられるようになった…。
そんな事が嬉しそうに書いてあった手紙を読み進めて、思わず涙がこぼれ落ちた。

いつも手紙には、夫は私が何をしてようと無関心なのよ…って
夫は自分の趣味には一生懸命だけど
きっと 私が省吾さんのファンだなんて気づきもしてないと思うわ。
前のコンサートの時もね 帰りが遅くならないように
アンコールの途中で帰って来たの…最後まで観たかった、今度の時は最後まで観たい! 
きっと 9月までは退院するから一緒に行こうねって。

そんな夫に尽くす昔かたぎの彼女だった。

そんな彼女に私は最近出た、浜田省吾の特集記事の掲載された冊子を送った。
入院しているから、6月のシングルと7月に出るアルバムは聴く事ができないけど
私に送ってくれたラジオ出演のテープと同じものを何回も何回も聴いているって。
省吾さんの曲や声を聴いていると、私に頑張れ!負けるな!って言ってくれてるみたいって…。

そんな彼女に、遠く離れている私はなかなか会いに行く事も出来ないけど
6月のシングルと7月のアルバムを送ってあげよう!そんな事くらいしか思いつかない。
ただ 9月のコンサートには
あんなに会いたがっていた浜田省吾のコンサートに二人で行けることを願う事くらいしかなかった。
コメント (4)
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