2014年の夏もおしまいを迎えています。夏休み最後の週末。
にわかに秋めいてきました。やっぱり夏が過ぎ行くと寂しいですね。
花子とアンロケ地巡りを再開します。山梨県外では初めて。今日は千葉県を巡ります。
印西市の県道65号線を竜腹寺で左折、市立本埜第一小学校に向かいます。ここを左折。右に曲がると本埜第一小学校に向かう、この十字路を左折。ここからギリギリ一車体分のとても細い山道ですので、車はご注意ください。
この五差路に出ますと。
大きくV字に左折。
山道を下るとすぐに見えてきます。
はなちゃんの旅立ちの木です。
花子とアン甲府編の重要な場面で登場しますね。兄やんもももも、ここから旅立ち、蓮子さんはここから甲府に入りました。曲がった木のある田園風景その①。その②。
「さいなら!」「さいならはなちゃん!」「はなたれ~!」「はな! はな!」「さいなら~!」。修和女学校に向かって甲府を旅立つはなちゃんが友達と別れの挨拶をしていた道。
「こうして、10歳のはなは、故郷を旅立ちました。曲がり角の先には何が待っているのでしょうか?」。旅立つはなちゃんを友達が見送っていた木の下。
「まさか…。はなけ?」「ひょっとして、朝市?。お久しぶりです。花子です」。甲府に帰省してきたはなちゃんと朝市がすれ違った道。
「ふ…ふんとにはなけ?」「はなではございません。花子と呼んで下さい」「やっぱしはなだ」「では、ごきげんよう」。はなちゃんがすかしてた道。
「ここはちっとも変わりませんね。あ~! 気持ちいい」。学校のお休みで5年ぶりに甲府に帰ってきたはなちゃんが朝市に出会った木の下。
「ここでいい」「うん」「ふんだけんど朝市、何で急に勉強始めようと思ったでえ?」「ほれは…。はなにまた会えたからじゃん。会えてよかったさ」「おらも。みんなに会えてよかったさ」「(小声で) みんなにけ…」。こぴっと朝市が寂しかった道端。
「あっ。みんなに食べてもろうの忘れた」「忘れもんけ?」。はなちゃんがトランクを開けていた道端。
「これ、お土産のクッキー」「クッキー?」「西洋のお菓子だ。おらが焼いたの。これ、みんなに渡してくれちゃ」「わかった」。はなちゃんが修和女学校で焼いたクッキーをようやく朝市に渡すことができた道。
「朝市も食べていいだよ。ふんじゃあ、さいなら」「さいなら。さいなら!」「さいなら!」。修和女学校に戻るはなちゃんを朝市が送っていた木の下。
「兄や~ん!」。甲府に里帰りするはなちゃんを兄やんが待っていた木の下。
「迎えに来てくれただけ」「ああ」。はなちゃんと兄やんが出会った木の下。
「こちら蓮子さん」「ごきげんよう。お兄様の吉太郎さんですね。お目にかかれて、嬉しゅうございます」。「吉太郎は、空から天女が舞い降りたかと思いました」。はなちゃんについて初めて甲府に来た蓮子さんを兄やんが迎えに来てた木の下。
「修和女学校を卒業したはなは、故郷に戻り、アンと同じように、小学校の先生になりました」。修和女学校を卒業したはなちゃんが甲府に帰ってきた木の下。
「はなは祈りました。辛い時、苦しい時、想像の翼が、たえさんを支えてくれるようにと」。奉公に行くため甲府を旅立つたえちゃんが故郷を振り返っていた木の下。
「おとう…」「吉太郎! 頑張ってくるだぞ!」。軍隊に入営するため甲府を旅立つ兄やんを、おとうが見送っていた木の下。
「おらの事、今日まで育てて下さって、ありがとうごした!」「もも。ガールズ・ビー・アンビシャス!お幸せに」。札幌にお嫁に行くため甲府を旅立つももちゃんが故郷を振り返っていた木の下。
「「おかあの作るほうとうは、日本一だ」って、はな、いつも言ってるら」「うめえ…。うめえなあ」。甲府を旅立つはなちゃんがお祈りしていた祠。
「今また、はなは新しい曲がり角を曲がろうとしていました。曲がり角の先には、何があるのでしょう」。出版社に入社するため甲府を旅立つはなちゃんが故郷を振り返っていた木の下。
曲がった木の西側です。
「へえ~武に会っただけ。小学校ん時とちょっこも変わってなんださあ」「あいつは隣町の商業学校に行っただ」「ああ。朝市の方がうんと勉強好きだったのにね」「学校行かんでも、勉強はできる」「えっ?」「はな。おら、勉強続けるじゃん」「ふんだけんど…」。はなちゃんと朝市が笑いながら昔話をしていた道。
「学校行かんでも、本が思いっきし読めるとこ、はながおせえてくれたじゃんけ」「てっ! あすこ?」「うん。教会の本の部屋!」「アハハハ! 夜中に忍び込んだじゃんね!」「牧師さんに見っかって、池に落っこったら!。アハハハハハ!」「ほんで、朝市だけ捕まってさ・・・」。修和女学校に戻るはなちゃんを朝市が送っていた道。
「ちゃんと言ってくれて、ありがとう。おら、これで、安心して北海道に行ける。絶対…幸せんなる」「ももちゃん…」「お姉やんの事、よろしくお願いします。さいなら。ふんじゃあね!」。朝市にふられたももちゃんが泣きながら歩いてたあぜ道。
「なにょう言ってるだ!。周造さんが、倒れただよ!」。おじいやんが倒れた知らせをリンさんから聞いてはなちゃんが走っていたあぜ道もこの辺りだと思います。
続いてやって参りましたのは、千葉県立房総のむらです。
敷地に入ってすぐ右の駐車場に止め、入園します。入園してすぐのところに、モダンな建物があります。
行徳宿です。
一階にロケの写真が展示してあります。
商家の町並みに入ります。300円也。
荷物をかついだはなちゃんが歩いてた街角。
「あっ! 地主様。ちょっくら教えてくれろし。籠の問屋さんはどこずらか?」「こん先、曲がったとこずら」「ありがとうごいす」「おまん確か、ふじのとこのボコけ」「はい。花子でごいす。本当ははなだけんど、花子と呼んでくりょうし」「どっちなんずら?」。荷物をかついだはなちゃんが徳丸さんに道を訪ねていた街角。
「あっ!。もう一個教えてくれろし」「まだあるだけ」「地主様。おらのようなボコでも、雇ってくれる人はいるずらか?」「ほりゃあ、ねえ事はねえら」「ご無心でごいす。口利いてくれろし」。荷物をかついだはなちゃんが徳丸さんに奉公先を紹介してもらうようお願いしていた街角。
「その頃、甲府に軍隊がやって来ました」。甲府に入営する軍隊が行進していた街路。
「甲府連隊、万歳!」「万歳!」。徳丸さん親子が万歳していた徳丸商店の前。
「吉太郎の胸の内に、何かが沸き起こっていたのです」。軍隊の行進を兄やんが見て血をわかせていた街角。
「これ、今月分のです。父から預かってきました」「うん。確かに。この分だと、今年中に全額返済できると、おとうに伝えてくりょう」。はなちゃんが借金を返しに来た徳丸商店。
印旛沼から東に向かい、成田、八街、山武を越えて九十九里にやってきました。長生郡白子町です。
中里海水浴場に向かいます。北側の駐車場のそのまた北側。この丘を目指します。
歩くんを亡くした花子さんと英治さんと白蓮さんが、海にかかる虹に出会った浜です。
あの碑の裏側には文字がありました。中里海岸の風景。
「行きましょうよ…。。これから、海に行きましょう。ねえ、行きましょう」。花子さんと英治さんと白蓮さんが歩いていた碑の前。
「もうここに来る事もないと思ってたわ。思い出なんて、辛いだけだもの。もっとたくさんしてやれた…。仕事なんてしないで、もっとそばにいてやればよかった。もっと私がちゃんと見ていれば、歩ちゃん…あんなに早く天国に行く事もなかったのに…」「花子さん! そんな事ないって!」「私みたいな母親のところに生まれてこなければ、歩はもっと幸せになれた! 私の子になんか生まれてこなければよかったのに!」
「花子さん! それは違うよ!。歩は言ってたんだ。「神様に頼んだ」って」「神様と雲の上から見てたんだ。そしたら、お母ちゃまが見えたの」「雲の上から?」「お母ちゃま、英語のご本を読んだり、紙にお話を書いたり、忙しそうだったよ。でも、楽しそうだった。だから神様に頼んだの。「僕はあの女の人のところに行きたいです」って」
「歩が、そんな事を…?」「その時は信じられなかったよ。歩は…君に似て想像の翼を広げる子だから。でも、今は信じる。歩は、本当に君を選んで、この地上にやって来てくれたような気がするんだ。君は歩が選んだ、最高のお母さんじゃないか」
「はなちゃん!」。白蓮さんが腰掛けていた船はこのあたり。
「てっ…」「僕、わかったよ。雲はね、雨を降らせて、消えちゃったあと、虹になるんだよ!」「そうね」「お別れに、お空の虹になったんだ」。残念ながら虹がかかる前の曇り空ですけど、海に虹がかかった気持ちで。
「英治さん。私もっと忙しくなってもいい?」「えっ?」
「これから、素敵な物語を、もっともっとたくさん、子供たちに届けたいの。歩にしてやれなかったことを、日本中の子供たちに、してあげたいの」「もちろん。大賛成だよ」「はなちゃん…」
「歩…。ありがとう…」
場所を特定できないまま現地に来て、白子町内の海岸を幾つか行って見つからず諦めかけていました。最後に来た中里海岸で見つかったときは感動しました。白子町では一番賑わっている海水浴場ですね。普通は最初に来るのかしらw。
今回の花子とアンロケ地巡りはこれにておしまいです。まだ群馬と茨城が残っているので、放送中に来られるかしら?
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