ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

札幌の旅 -20140215 アサヒビール北海道工場-

2014-02-18 21:17:30 | 旅行記

先週の47年ぶりの大雪につづいて、今週末も大雪に見舞われました。豪雪に見舞われた地域で少しづつ道路や鉄道が動き出し、救助や支援が始まりましたけど、今も続く孤立や立ち往生に遭われている被災者の皆さまが、ひと時でも早く安心できる生活に戻れますように願います。支援の皆さまの素晴らしい行動に、篤い賞賛をお送りします。

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自分は木曜日から仕事で札幌に行っていて、今回の大雪は、降雪中は回避できました。もともと土曜日まで居る予定だったので、結果的に交通も問題なく。なんだか申し訳ない気がします。

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今日、2月18日はアサヒスーパードライプレミアムの一般発売開始日です。それを記念して、アサヒビール北海道工場にお邪魔しました!。

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仕事明けの金曜日です。冬の札幌をぶらぶらします。北海道大学です。

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Dr.ウマーク先生w。

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ウィリアム・クラーク先生です。像の近くに出張のビジネスマンっぽい人がいまして、「クラーク像ってこれだけですか?」と聞かれました。どうやら、羊ヶ丘展望台の有名なクラーク像が北大キャンパスにあると思っていたそうです。そう思う人も意外と多いのでは?w。

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キャンパスに残る、数少ない札幌農学校当時の建物の一つ、古河講堂です。

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もう一つがこちら。

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時計台です。

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ご存知のように今はキャンパスにはなく、大通りの近くに移築されています。農学校では演武場だったそうです。

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サッポロビールのシンボルにも使われているレッドスターは、北海道開拓使の象徴なんだそうです。

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ひさしぶりに訪れました。中に入れるみたいなので、次は入ってみたいです。

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今回の旅の主目的はこちら。

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アサヒビール北海道工場です。現在、札幌市内唯一のビール工場です。地下鉄白石駅から10分弱。雪道を歩きますと、ちょっとした運動になります。

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工場を見学できます。予約制ですけど無料です。

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13時からのツアーに参加しました。参加者は10名くらい。ツアーの最後に試飲できるのですけど、どう見てもタダでビールを飲みに来てる風のおっちゃんもいましたw。

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エントランスロビーの天井が素敵です。

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実際に使われていたビア樽。

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定刻になりますと、ガイドさんが来てツアーが始まります。ガイドさんは8年目の方でした。フレンドリーな方で、慣れたご様子です。いろんなお客さんの難しい質問に鍛えられましたと仰っていました。ツアーはまず、2階に上がって10分くらいの紹介ビデオを見ます。小ぶりですけど、ちゃんとした映写ホールがあります。現在は無いのですけど、以前は工場内まで鉄道が通っていたそうです。現在は、サイクリングロードになっているそうです。紹介ビデオを拝見して、アサヒビールが品質と鮮度の拘りに強いポリシーを持っていることが分かりました。品質と鮮度を保つ仕組みを、太鼓判システムというのだそうです。映写ホールを出て、いよいよ見学が始まります。

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見学は、製造工程に従って見ることができます。最初に、操業当時に使われていた銅製の仕込窯が出迎えてくれます。

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まず原料について説明をいただきます。

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ビールの苦味を作る大役者、ホップです。皮を剥いて中の黄色の部分を使うそうです。

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大麦です。焙煎した麦を使うと黒ビールになるそうです。

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試食できます。意外と美味しいです。

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米、コーンスターチなどの副原料です。副原料を入れることで、よりスッキリした味わいになるそうです。逆に副原料を入れないものを麦芽100%といいます。コクが強調されるんだそうです。

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いよいよ製造工程に入ります。まずは仕込。麦汁を作る工程です。ここまではウィスキーと同じです。以前、生麦のキリンビール工場で麦汁を飲んだことがあるのですけど、割と飲めます。あまーいお汁な味でした。

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この仕込樽のなかを通ります。

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内部はこんな感じです。麦汁になった気分w。

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天井はこんな感じ。

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続いて、発酵と熟成の工程です。ここからアルコール分が醸成されます。麦汁までは誰でも飲めるのだけど、発酵工程からは酒造免許を持った人でないと飲めないんだそうです。ガイドさんも飲ませてもらったことがないと仰っていました。どんな味なんでしょうね。

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発酵タンクの模型を通りますw。

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こちらは本物の発酵タンクです。もちろん中には入れません。発酵されちゃいますから。

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チーズのような発酵タンクの模型の中。

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こちらは熟成タンクの模型。熟成されています。ビールになーれビールになーれ。

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ここからは模型ではなく本物の製造工程に入りますので、撮影はNGです。ちなみに週末は工場が稼働していないので、実際に製造している様子は見られませんでした。
ろ過室を見ます。廊下からガラス越しに見られます。アサヒビールは品質と鮮度に拘ることがポリシーなんだそうですけど、ろ過工程が最も顕著です。ろ過タンクには通常は上からビールを流し込むのですけど、アサヒさんは下から入れるのだそうです。これは、酸化を防止するためだとか。下から入れることで空気を入り難くしているんだそうです。ろ過タンクの中には細い棒が何本も入っているそうです。その棒の内部がフィルターになっていて、ビールが棒を通ることでろ過されるんだとか。スーパードライのスッキリとした味わいは、ろ過を経て作られているそうです。
続いて生ビールの樽詰めの工程です。ビア樽は30年使用できるそうです。エコですね。工場に帰ってきたビア樽は一旦綺麗に洗浄されます。この時もひっくり返して逆さにします。洗浄後にビールを注ぐのですけど、その際に空気が入らないようにする工夫なんだそうです。樽詰め工程はなぜかプロジェクションマッピングで紹介されます。
外飲みの次は家飲みということで、次は缶詰です。缶は別の会社で製造されます。缶本体と蓋が別々になっているそうです。大きな円盤状の機械に蓋の無い缶が運ばれビールが注がれます。同じ部屋に蓋を閉める機械があり、ここで缶詰が一気に行われます。
次は大きな部屋を見学します。缶のキズなどをチェックし、箱詰します。アサヒビールは品質と鮮度に加え、無駄を無くすため、受注生産方式をとっているのは、スーパードライの発売以来有名ですね。北海道工場では、一日90万リットルのビールが製造されているそうです。それでいて、同時に製造に従事する作業員は10名なのだとか。業務は交代制になっていて、計25名で作業しているそうです。
本物の製造工程最後は印字です。缶の底に、賞味期限、製造年月日、ロット番号が打たれていますけど、缶を傷めないように空気圧で浮いたベルトコンベアの上を流れる缶に、超速で印字していきます。三本の筒があって、そこを通ると印字されるそうです。
製造工程最後は、官能検査についてです。なんだかエロチックな名前の作業でびっくりしますねw。品質チェックのことです。その日製造したビールを、社内の資格試験に受かった検査員がチェックするそうです。以前、ビールのテイスティングでは、味が混ざらないようにするためにパンを齧ると聞いたことがあります。アサヒビールでは、ヤマザキナビスコのプレミアムクラッカーを使うそうです。これにて製造工程の見学はおしまいです。

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アサヒビールの歴史年表です。アサヒビールの前進は、1889年に鳥居駒吉翁が大阪に作った大阪麦酒会社です。1892年には最初のアサヒビールが発売されたそうです。1906年に札幌麦酒、日本麦酒と合併して、大日本麦酒株式会社になります。

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終戦後、財閥解体により、1949年、朝日麦酒株式会社として独立。今に至ります。

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