ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

2011J2リーグ第36節ガイナーレ鳥取vFC東京@とりぎんバード20111119

2011-11-20 23:02:17 | FC東京

俺たちは昇格しました。

2位の勝ち点9差と頭ひとつ抜け出た形で残り3試合という今節、アウェーの鳥取戦です。最終戦までもつれる可能性を感じて、札幌戦の準備をしてたんですが、ちょっとはやくなってしまった。まあ、はやいに超したことはないんですけどね。それで、急きょ鳥取に行くことにしました。昇格はさして難しくないと思ってましたが、思いの外キビシイ旅に成りました。まあ、移動手段が限られる地方都市ですから。

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東京→(のぞみ)→姫路→(スーパーはくと)→鳥取。6時間。半年住んでた鳥取ですから、個人的に懐古旅も兼ね。お昼はベニ屋さんのカツカレーです。うんまい。

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鳥取城は石垣の改修工事中の模様。鳥取城をもっと綺麗にすべきだと思うのです。鳥取西高校を移転することはできないのかな。せっかく背後のに山を含む、珍しくも素敵な城郭なのに。仁風閣も見えます。

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城の手前に吉川経家公。

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北口商店街のガイナーレ度。

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麒麟獅子。鳳凰をつけたら何でもありの世界w。

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鳥取駅北口は20年前とほとんど変わってませんでした。いいのかよくないのか。

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鳥取駅からの無料シャトルバスです。とりぎんバードスタジアムへ。

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G's deli。

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とりぎんバードのゴール裏は非常に狭いです。30分前到着で席があるわけがなくw。偶然見つかり。よかったー。こんな視野。

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ゴール裏の後ろ側。たんぼのなかにあるスタジアムです。

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メインスタンド。

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予報が外れて雨がはやめにあがり、日差しも見えてきた夕刻17時キックオフ。

鳥取はリトリートをチョイスしました。ブロックを作り、バイタルエリアを消してきます。バックラインがコンパクトに絞り、アタッキングハーフがサイドを消す。東京の攻撃はルーカスに入れるかあるいはサイドを崩すかの2パターンなのですが、両方を消して来ましたね。これが奏し、序盤戦の東京は術なくボールを回してるだけでした。ただ、東京に焦りを感じませんでした。試合を90分でとらえているというか、鳥取の守備網のほころびをたんたんとねらってる雰囲気がありました。

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今日はセットプレーで試合が動きました。前半23分モリゲがFKを直接決め、先制。真後ろから見てたんですが、コースがみえました。壁のちょうどシュートコースに谷澤 が立っていて、その時点で勝負ありだったかもしれません。

これで鳥取が攻めに出てきました。必然的にブロックが崩れます。ルーカス、羽生、谷澤、草民が鳥取陣の深くで基点になるシーンを見せるようになります。これがリトリートする相手に対する東京の攻めの考え方でしょう。表現はアレですが、真綿で首を絞めていく戦法というか。パワーもテクニックもスピードも優位にあるJ2だから可能な戦法なのか知りたいところですが、術がないのでとりあえず置いておきましょう。

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鳥取は基本的に右側から攻めます。右SBの丁の攻めあがりに、美尾や三浦が絡んで行く感じ。何度かいいシュートがあったし、ギリギリで今野が弾き返したシュートもありました。後半にはカウンターから1ゴールを決めたので、攻撃にいい切れを持っているんだと思います。J2はそれほどチーム間の差はないですね。いま下位にいるチームが、来年昇格争いをしてもおかいくない。ポイントは得点力。ただ、クラブがJ1でやることは、勝てるチームを作ることだけが条件ではないです。急がないことです。

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後半スタート。ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ~ FC東京昇格だ~ 楽しいな 楽しいな 鳥取遠すぎる~♪。守備位置につく服部が笑ってましたw。

後半は東京の昇格を祝うゴールショー。開幕は後半6分ルーカスのおしゃれなゴール。DFがついてる状況でゴール前でパスを受け、2タッチでDFとキーパーをかわして流し込みました。この時、ふとアップルームを見たら、北斗が東京ブギウギに合わせて踊ってました。最後はちゃんと指で天を指し。よく見てるなーw。今日はアップルームがよく見えました。とりぎんバードの隠れた観戦スポットかもしれないです。ぜひメインスタンド寄りに席をとってみてください。セザーのアップの動きが良かったです。コンディションがあがると気持ちのスイッチも入ってきたのかな。

続いて後半25分 谷澤。ショートカウンターが増えてきた時間帯、セザーから丁寧に送られたパスを中央に走り込んだ谷澤が流し込むだけの簡単なお仕事。これなら谷澤でも入りますw。

さらに、後半35分、天皇杯で惜しくもシュートがオフサイドになったスズタツが、角度のないところからゴール。久しぶり。

仕上げは後半アディショナルタイム。眠らない街が響くなか、上里がスズタツのシュートがクリアされたところに詰めてゴール。終わってみれば5-1の圧勝でした。

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アディショナルタイムがもどかしいということもなく、いつも通り眠らない街を歌いながら、いつの間にかという昇格の瞬間でした。

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周りのひとと昇格おめでとうの握手をしてたので、選手、スタッフの様子は知れずw。気がつくと、昇格おめでとうのボードがピッチに持ち込まれてました。東京から運んだんでしょうか。それとも鳥取で作ったのかな。鳥取のクラブもサポーターの多くも祝ってくれたのが嬉しかったです。バックスタンド側のサイネージに「祝! J1復帰 おめでとうございます!」と出ていたし、東京の選手がバックスタンドに挨拶にいくと、鳥取のサポーターが拍手をしてくれていました。ありがとう鳥取。

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選手、スタッフはゴール裏真ん前まできてくれました。そこで即席の昇格祝賀会。式次第はこんな感じ。

・大熊監督の胴上げ

http://www.jsgoal.jp/photo/00085700/00085798.html(J's Goalさんを拝借)

・続いて塩田が胴上げされそうになり、「え?おれ~?」と尻込みしてる間にぐだぐだの空気になる。水ファイト。

・イケイケが気をきかせて、なんかやれコール。

・今野と谷澤が無理矢理前に押し出せれ、なんかやった(自分の位置からは見えず)。

http://www.jsgoal.jp/photo/00085700/00085771.html(J's Goalさんを拝借)

・意味不明なパフォーマンスだったらしく、ゴール裏からブーイング。

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・この窮地には選手会長ということで、塩田がトラメガを託され、スピーチ。

http://www.jsgoal.jp/photo/00085700/00085772.html(J's Goalさんを拝借)

塩田のスピーチの要約。

「みなさんの声援が力に成りました。みんなでJ1にあがれてうれしい。FC東京第二章がスタートします。来年はJ1優勝目指して一緒にがんばりましょう。」

・ゴール裏のサポーターを背景にした集合写真。この時、ジョナサンがちょっと離れたところにいて、ゴール裏から「混ざれ」コール。ジョナサン混ざろうとしたけど、たぶん混ざってない。

http://www.fctokyo.co.jp/(東京オフィシャルを拝借)

・ゴール前解散。塩田だけ残り、昇格祝いのボードをイケイケに渡す。そのまま促されて、シャー。

http://www.jsgoal.jp/photo/00085700/00085776.html(J's Goalさんを拝借)

・ホーム側コーナー付近に挨拶のために集まった選手は塩田待ち。「塩田、はやくしろよ」と言われる(谷澤ではないかと思われる)。

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・選手挨拶。おー、YES!

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・引き上げる選手。羽生が呼び戻され、照れつつシャー。

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・続いてスズタツが呼び戻され、照れつつシャー。

・解散。看板の影から、秀人が誰か女性に小さく手を降っていたのが気になったりして。

・今野がゴール裏を背にスカパーのヒーローインタビュー。日々野真理ちゃんfeat.今野な感じ。「すっごい疲れました」だそうです。ゴール裏からシャーを要求されるが、照れつつ固辞。このインタビュー、真理ちゃんが滅茶苦茶楽しそうでした。ズルいぞ、真理ちゃん。

・これにて終了。余韻を味わいたい東京サポを追い出すかのように雨脚が突然強くなり、祝賀会はしまりよく終わりましたw。

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ジャズのアダルティな調べが、小雨混じりの夕闇のスタ ジアムに流れる、素敵なムードのアフターゲームを感じながら、シャトルバスに揺られ鳥取駅に。鳥取のホスピタリティは素晴らしいです。シャトルバスは無料だし、スタッフも親切。クラブとスタジアムのコンパクトさで、かえって良いサイジングができているんだと思います。駐車場を利用したG's deliもサイズがちょうどピッタリ収まってる感じ。いきなり高望みしないで、いまのサイズを保ちながら、鳥取にゆっくりサッカーを根付かせてほしいです。

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駅でしばらく待って、スーパーいなばで岡山に。真っ暗でどこを走ってるかわからず、感傷に浸るどころではなくw。昇格の余韻を楽しむより、長旅に疲れた初日の夜でした。