ぽちごや

FC東京のディケイドSOCIOです。今シーズンは丹羽ちゃんとともに闘います。

ひよっこロケ地の旅 ―20170916 相模原―

2017-09-19 23:27:27 | 連続テレビ小説ひよっこ

台風の影響が直撃だった三連休でしたけど、関東では最終日には晴れ間が見えたようです。

いよいよ残り二週となりましたひよっこ。残り二週間でありながら、終わりの見えない展開が楽しいですね。

今回は、神奈川県唯一のひよっこロケ地です。

マップ上でいうと上側、方角では東側に向かいます。

それではひよっこロケ地巡りの旅相模原編をはじめます。「でっけえな!」。

県立相模原公園のフランス式庭園です。

 

「ね~! こごよく映画で出てくるとこだよ」「そうけ?」「うん」「すっごいね!」。

「お~い! お~い!」「あっ!」「あっ!」「アハハ!」。

「お~い! よう!」「ちょっと~」「何だよ? 何がおがしいんだ?」「だって…」「だって何だよ?」「どうしたの? その服」。

「どうしたっておめえ、買ったに決まってっぺ。かっこいがっぺ? ほら、三田明みたいだっぺ? 惚れ直したが? 時子」「は? 惚れ直すもなにももともと惚れてないわ」「あれ? そうだったっけが? おがしいな」「は? 何がだよ?」「何がって…」「すごいなって思いました。一瞬で、茨城にいた頃に、戻ってしまうんだなぁって…」。

「仕事、大丈夫だったの?」「おう…」「行ってきます」「行くの? やっぱり? どうしても?」「えっ?」「俺たちを2人にして、それでもどうしてもおめえは行くのか?」「すみません。行ってきます!」「おう…全然大丈夫だったよ」「いいお店なんだね」。

「よし! 銀座に繰り出すか!」「んだね」「んだ。楽しみ!」「よし、行くべ!」「行ごう!」「行ごう! 行くぞ!」「やめて、恥ずかしいから。「いいっぺ!」。

「3人は、銀座のどこへ向かったんでしょうね。うわ~すごい人ですね。当時、銀座をブラブラすることを銀ブラと言い、とても流行ったんです。銀座通りやみゆき通りをブラブラ歩いて、デパートやブティックで買い物をしたり、おいしいものを食べたり、映画を見たり、多くの人たちが銀ブラを楽しんでいました」。

「はぁ~!」「あ~」「あ~」「あ~疲れだなぁ。しかしどこさ行っても人だらけだな。どっからわいてくんだっぺ、あんな人が」「私たちもそんながの一人だよ」「あっ、そうが」。

「フフフ! でも楽しかった。いろいろ見られて」「そうか? いがった」「うん」「高くてぜ~んぜん何も買えながったけどねえ」「んだね」「んだなぁ。みんな金持ってんなぁ。ちきしょう」。

「でも私、頑張ろうって思ったよ。いづになっかわがんねえけどさ。頑張ってお金貯めて、買えるような人になりてえなって思った。大したもんじゃねえけど。そりゃ世のながにはさ、根っからのお金持ちもいんのかもしんねえけど。今日デパートとがにいだ人は、頑張った人たぢなんだろうなって。だってみんな、すんごく楽しそうな顔して買い物してたよ」「うん」「あれは、頑張った人たぢなんだよ、きっと」「そうかもねえ」「確かに、みんな楽しそうだったなぁ」「うん」「でも買わなくても楽しかったよ。ね?」「うん!」。

「ありがとう…みね子でしょ? みね子がさ、私のために三男に頼んだんでしょ? 今日のこど。三男もさ、無理してくれてありがとう。本当は休むの大変だったんでしょ? ごめんね。ありがとう。あ~あ…。人から心配される人になってしまったなぁ」「どういうこど?」「私さ、何で女優さんになりたかったっていうとね。もちろんお芝居好きだし、いろんな役になれるの素敵だなとも思うしね。華やかで、みんなに「きれい」って言われたりとが、そういうのももちろんあっけど」「うん」「映画とか見でっとぎってさ、私はいろんなこと忘れちゃうんだよね。嫌なこどとか、心配なこどとか、忘れちゃうんだ。それってすごいなぁって小さい頃から思っててさ。そんな人になれたら素敵だなって、思ってた。私なんかさ、恵まれてる方だと思うんだよ。でも、もし恵まれてんだったら、弱ってる人とが、つらいこどたくさんある人とかがさ、私の出てる映画とが見てさ、その間だけいろんなこど忘れられるような人になるべきなんだって…。そう思ってた。でも逆にみんなに心配される人になってしまった。参った」「諦めたわげじゃないでしょ?」「うん。でもさ、何だろ…。私、自信があったのかな。何だかね、東京来てさ、放送局とが行ったらさ、「君を待っていたんだ!」なんて言われんの想像してたんだよね、どっかで。バカだけど。どっかで思ってたんだ、私。でも違うんだなってわがった。全然待ってながったんだなって。星の数ほど私みだいな女の子はいて、その中の一人なんだなって…。そう思ったら急に怖ぐなった。どうなんだろう、私って…。ダメだったらどうなんだろうって…。怖い…。なりたいって気持ちが強くなればなるほど、怖いんだよ」。

「よし、決めだ! 時子!」「何?」「女優諦めろ。で、俺の嫁さんになれ」「はぁ?」「ちょっと三男。今それはねえんじゃねえの?」「うっせ、俺はもう決めだ! 女優ダメなら、俺は絶対おめえを嫁さんにすっかんな。絶対だ! 絶対そうしてみせる!」「何だそれ! ダメって決まったわけじゃないよ。最初だから緊張しただけだ」「ダメダメ、もう諦めろ! な?」「冗談じゃないわ。絶対やだね。あんたの嫁さんなんて!」。

「だったらなってみろよ。泣ぎごど言ってねえでよ! めそめそしてっと、嫁さんにすっと。わがったか?」「バカじゃねえの! 分かったよ! なってやるよ! 死んでも嫌だね、あんたの嫁なんて!」「「死んでも」っておめえ、そごまで言わなくてもいいだろうがよ。死ぬよりマシだっぺ!」「あぁ、なろう! 絶対なろう! 死んでも諦めないわ!」「うだうだしてっともらいに行くぞぉ!」「やめて! もう! 神様! どうか私を女優にして下さい! お願いします!」「神様~。どうか、女優を諦めますように!」「ふざけんな!」「危ねえ、危ねえ、危ねえ!」「神様、女優にして下さい! お願いします!」。

「神様…」「ちょっと!」「まだ言ってねえよ!」「神様~!」「バカじゃねえの、あんたら!」「バカだもん」。

「お父さん。三男はいいやつです。そして、切ない恋心です。恋をしてんだなって、思いました。三男は本当に、時子に恋をしていて、時子は、女優さんという仕事に、恋してんだなって…」「あ~見て!」「うわ~!」「私はまだ恋をしていないのかなと、思ったりしましたよ」「神様~!」「うお~!」「うわ~!」。

「これすげえな! うわ~すげえな!」「俺のこと祝ってくれてんだよ、今。祝福だ」「何の祝いだよ」「俺と時子のだよ」「結婚祝いか?」「みね子!」。

ちょっとお天気が下り坂でしたけど、広々とした公園に遊ぶひとも多くて気持ち良さそうでした。次はどのロケ地に行けるかな。


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