まっさんの模型屋blog

楽しんでいますか?

ガンプラステップアップ(3)-HGファルシア作成【工作編(その4)】

2012年07月05日 16時58分35秒 | ガンプラステップアップ

さてさて、作業も中盤です。早速作業の再開と行きましょう。
これからは接着した部品の加工、仕上げに入ります。2日目の接着作業を土曜の午前中にやったという方は月曜の夜には作業が出来ると思います。作業を確実にしたいという方はもう1~2日乾燥時間を取っても良いでしょう。

----------------------------------------
【4~5日目】
さける時間が皆さん違うと思いますので、以降は「○日目」というのは参考ということで見てください。
まずは、合わせ目を消す作業から入ります。
Imgp2500 Imgp2502
まずは、左側の写真の様に接着した部分をヤスリを掛けてみました。
ヤスリ掛けしたところにうっすらとスジが見えるのがわかりますか?ここは接着した再に角が丸まっていたり、接着剤の塗布が不十分だったために合わせ目を消しきれていない部分です。
もう一度接着をやり直すというのもありですが時間が掛かりますし、また同じ様な結果が出てくることも十分考えられます。
では、どうするのか?スジになっている部分に何かを埋めてしまいましょう。
これまでにパテを使った処置を紹介していますので、違うやり方を紹介します。

今回は「瞬間接着剤」を使います。
右側の写真をみてください。スジになっている部分に瞬間接着剤を塗ってみました。パテと同じ様にギリギリに塗るのではなく、多少はみ出す程度に塗るのがポイントです。
瞬間接着剤ですので、すぐに乾いて作業を再開できます。一通りパーツをチェックして修正する部品を一まとめに処置すると楽です。
Imgp2503 Imgp2506
瞬間接着剤が乾いたら、はみ出た部分を#240の紙ヤスリで削ります(写真左側)。全体にヤスリキズが入り、接着剤が充填されて凹みもなく修正が成功したことを確認できました。もし、ヤスリキズが入らずに接着剤の表面に光沢がある場合は充填が不十分ということです。その時は光沢のある部分にもう一度接着剤を塗ってヤスリで削るを繰り返します。

全ての修正が済んだら、#400、#800とヤスリの番手を上げて仕上げます。
(このあと、メタリックに仕上げるつもりなので#800まで番手を上げましたが、つや消し仕上げにする場合は#600番で止めても大丈夫です。)

さて、こんな感じで全ての部品の合わせ目を消します。
続いて、2日目にプラバンを貼り付けた部品の成形作業に入ります。多分、皆さんはコレが一番知りたかったことだと思います。
・・・の前に、肩アーマーの作業を見ていただきます。

2日目に一度にプラバンを貼ることが出来なかったので2回に分けて貼り付けると書きました。この処置は他のプラバン貼りつけ部と同じ作業をしていますので、コチラから先にみてください。

Imgp2485 Imgp2486

左側の写真から。

基本的にはみ出ている部分をヤスリで削るだけなんですが、大きめのプラバンを貼ったためこれを全て削ってしまうのは大変です。

よって、最初にニッパーやナイフでいらない部分をズバっと切り落とします

切り落とした状態が右側の写真です。この状態から写真に写っている#240のヤスリでプラバンを貼り付ける面を作ります。(写真の紙ヤスリは2mm厚のプラバンに貼り付けたものです。)

Imgp2492 Imgp2494

左側の写真がヤスリで削ったあとの状態です。これで、プラバンを貼り付ける面が出来ました。プラバンを貼り付ける面以外は最後にまとめて成形するのでここではまだ手を付けていません。

右側の写真がプラバンを貼り付けた状態です。プラバンがなじまずに端の方が浮いてしまったのでテープで固定しました。

ということで、2日目にスネパーツに貼り付けたプラバンを同じ様に切って、削るとこんな感じになります。

Imgp2508

この部分の処置の質問が結構ありましたので、その都度口頭で説明していましたがこれですっきりして貰えたでしょうか?

もう少し、作業を続けます。

Photo_3 Photo_2

左側の写真の黄色いラインのところですが、安全のためにキットは丸くなっています。

が、ここは尖っていた方が格好良いところだと思います。スネパーツの様にプラバンを貼り付けたりしても良いのですが、ヤスリで削り込む量も少ないようなので削りこむことで対応します。

それでは、右側の図を見てください。図の様にヤスリで削り込んでシャープなラインにしています。

ここでも最初に使うのは#240のヤスリです。曲面ですので、小さく切った紙ヤスリを二つ折りにして指の腹で元の曲面になじませるような感じで削って行きます。片方ずつやるのではなく頂点の両側から少しずつ削っていくと上手く行きます。(右側ゴシゴシ⇒左側ゴシゴシ⇒右側ゴシゴシ⇒・・・といった感じです。)

文章で読むと難しく感じるかもしれませんが、削る量が少なく、部品の長さもそんなに長くないので簡単に仕上がるはずです。

このやり方の利点はなんと言っても「作業の簡便さ」です。プラバン接着、パテ盛り付けなどの作業を飛ばしていきなり成形に入ることが出来るからです。

しかし、ここで注意したいのが、

①元ある形状を削りこむので、形状が多少アレンジされてしまう

②どの程度削るかを事前に確認しないと、作業量がとんでもない事になる。(今回プラバンを貼ったスネ部分など)

の2点ですが、①は②で大変なことになるほど削り込まなければ見ただけでは分からないことがほとんどですので、②さえ注意しておけば大丈夫だと思います。

Imgp2507

ということで、上の写真が4~5日目に作業を行なった部品です。

削り込むかプラバンで延長するかで悩んでいたバックパックのヒレと羽は結局延長することに決定したので、プラバンを貼り付けました。ここで貼り付けた部品は後日作業します。

---------------------------------------

作業も大分進んできました。ここまでで分からないことがあれば、ブログのコメント欄や店頭で質問してください。


2012.7.5入荷商品のお知らせ

2012年07月05日 15時02分30秒 | 商品紹介

本日、次の商品が入荷いたしました。
Imgp2712
バンダイの「BB戦士 武者頑駄無」が入荷いたしました。
レジェンドBBシリーズの第2弾です。懐かしい方も多いと思います。
甲冑をまとった武者タイプの他にも軽装タイプ、足軽璽武(部品の差し替え)の計3形態で遊べます。
兜にも吹き返しとしころに可動部を設置したり、鞘の鯉口や兜に金メッキパーツを使用したり、武器も豊富に用意されていたりと中々ボリュームのあるキットです。

Imgp2710
バンダイの「BB戦士 ガンダムAGE-3」が入荷いたしました。
現在放映中の「機動戦士 ガンダムAGE」の主人公キオが搭乗する機体がデフォルメされて登場です。
このキットではAGE-3ノーマルだけでなく、パーツの差し替えで”フォートレス”、”オービタル”の3形態に換装できるようになっており、部品の組替えでコアファイターを分離して”Gセプター”、”Gホッパー”、”Gバイパー”の形態へも変形可能です。
また、フォートレスはつま先のパーツを変更することで、高速形態も再現されます。
さらに、BB戦士オリジナルギミックのハンガーに使っていないパーツを装着することが出来るようになっています。
Imgp2708
ICMの「1/35 独・ヘンシェル 33D1-Kfz.72無線指揮車」が入荷いたしました。
ヘンシェル社で1934年から生産された軍用トラックです。頑丈なシャーシや高馬力のエンジンなどで大戦初期では火砲の牽引などにも使われました。
また、通常のトラックタイプの他に多くの特殊タイプも作られました。その中で、kfz.72は大型無線機を搭載する野戦移動無線指揮車として荷台にハウスを設けたタイプで師団司令部などの重要な伝達網として活躍しました。

キットの方は、ICMらしくエンジンやシャーシの再限度がかなりのものです。荷台のハウス部分も細かいモールドで再現されています。

Imgp2709
ICMの「1/35 露・女性兵士休息セット4体1939-42年」が入荷いたしました。

中々お目に掛かれない女性兵士のフィギュアセットです。

将校に「こんなところに下着を干すんじゃない!」とでも怒られているのでしょうか。

キットには女性兵士3体と将校1体のフィギュアの他、干してある下着、肌着のパーツと洗濯物を干してある木、イラストにある机、椅子、ポット、書類等々小物がかなり充実しています。

地面さえ作ってしまえばビネットが出来る内容です。

Imgp2711 Imgp2713
ファインモールドの「1/35 四式中戦車[チト]試作型」と「1/35 四式中戦車用砲身」が入荷いたしました。

ファインモールドから久々のAFVキットがリリースされました。5式戦車のキット化から結構時間も経ちますので、待ち望んでいた方も多いかと思います。

この戦車は、昭和17年度計画に「新中戦車(甲)」として開発が始まった戦車です。当初57mm砲を搭載する試作一号車は昭和19年5月に完成しますが、戦況の激化とさらなる攻撃力の強化案として75mm砲への換装が指示され昭和20年2月にようやく改修が完成。終戦までに2両の試作車が試験をおこなっていました。

また、車体は全面溶接、砲塔は鋳造砲塔の採用とそれまでの日本戦車にはない新しい試みが見られ、尚且つ、それまでの戦車が歩兵支援用の戦車であったのに対し、最初から対戦車戦闘を想定して設計されたものです。

マーキングは千葉戦車学校のものや米軍鹵獲仕様のもの等が用意されています。
覆帯は塗装可能なベルト式で、砲尾も再現されています。
来週入荷予定の量産型とどちらを作るのか、悩みどころだと思います。