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アンサンブル・ド・ミューズ バレエ

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

機能と装飾のポリフォニー展…♪

2023-02-11 11:59:08 | Weblog
昨日は早朝から雪、やがて霙になって雨と冷たい一日でしたが、一昨日は風は冷たかったものの冬晴れの一日。

        

数か月振りに東京都庭園美術館に行って、『交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニーを観てきました。
ポリフォニーとは本来、多声音楽・複音楽とも訳される複数の独立したパートからなる音楽のこと、だそうで、機能美と装飾美というそれぞれ独立した美が交歓するということなのかなって解釈してるんですけど

          

婦人服や家具調度品、食器やテキスタイル、ヨーロッパと日本、etc.etc. 前時代とは一線を画すような着想によるものが沢山。
21世紀の空間に置いても十分に素敵だと思えるものが多々あって、古いとか古典的という印象とは無縁のものばかりでした。
婦人服の外出着やコート、イヴニングドレスなどは現代においてはかえって個性的と評されそうなものがありましたし、舞台衣装にちょこっとアイデアを拝借したいなと思うような物もありました。
とにもかくにもいろんな品々を楽しく見て廻ったのですが、私が惹かれてしまったのはガブリエル・シャネルによるイヴニングドレスとル・コルビュジェ他による寝椅子です。
シャネルの黒レースのキャミソール型イヴニングドレス、胸元のラインのまぁ美しいこと
ストラップと胸元が描くUのラインは深すぎず浅すぎずまた広すぎず狭すぎず、フリルやギャザーやリボンといった装飾もない
そして重ねられているレースの繊細な美しさ
ル・コルビュジェらの寝椅子はスチール製のパイプなどの構造に地厚の布を張ったもので、Nの字を横に引き伸ばしたような形ですが、ついつい
どんな美女ならこの寝椅子に身体をあずけるのが様になるんだろう…
って想像しちゃったくらい艶めいたものが感じられました。
日本の斉藤佳三表現浴衣やその生地、デザイン画も展示されてましたけど、こちらの方は
どこかの呉服屋さんで復刻してくんないかなぁ…欲しいなぁ…
と思うほどカッコイイ柄でしたし、男物女物という垣根を取り払ったような柄が多かったですよ。
展示を楽しく観て回ったあと外に出ると、お庭にかわいい花が咲いていました。

          

椿か侘助か、私には判別できませんけどキレイなキレイなピンク色、その周りの空気も澄んでいるような印象でした。
コメント
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