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レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

サバの新刊…♪

2019-09-15 10:16:26 | Weblog
書店に出かけて、いつもとは巡るコースを変えてみる、時代物の棚から。
時代物ってほんとに次から次に新刊が出る。
棚の一番上の段にはその都度、最新刊を擁するシリーズ物が並べられたりもする。
あ…っ、サバだ…っ



『鯖猫長屋ふしぎ草紙(七)』 田牧大和著 PHP文芸文庫

今回は、短い間ながらも店子仲間だった人気戯作者の長谷川豊山さんが店子として舞い戻ってきますが、厄介ごとを抱えているようですよ。
一、出戻った獏
二、泣いた鬼
三、喋る犬
四、鉄の鼠
の四本立てで、各話冒頭の語りは、今回は豊山さんにくっついてる山吹さん
サバったら、幽霊からも頼りにされちゃってるのね。
長屋のまとめ役おてるさんの御亭主、大工の与六さん、好い漢だねぇ
今作でも、個性的なわんこ が登場しますよ。
そして、最終話で無事に事件は解決します。
その最後のシーン、とても素敵ですよ
拾楽さんはといば、毎度サバにお尻を叩かれながら(?)ちゃぁんと事を収めます、さすが
成田屋の旦那こと北町定廻同心掛井さまも相変わらずですわねぇ
二キの隠居こと菊池喜左衛門さま&太一坊もちらりと登場しますしね。
不可思議な事件も起こり、ハラハラさせられもするし、がっつり灸をすえてやりたくなる馬鹿者も出て来るけど、心地よい読後感を味わえるシリーズです
コメント
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