2008/01/12の「品格が育つかも?」の記事で書いた8月の本である、谷崎潤一郎著の「猫と庄造と二人のおんな」を読んだので感想などを書きます。
恥ずかしい事に、谷崎作品を読むのは今回が始めてです。
・春琴抄
・細雪
あたりは読んでいても良さそうなものですが・・・、始めてなんです。
特に細雪などは1983年に市川崑監督で映画化された時に、私が好きな女優さん(吉永小百合、古手川祐子)が出ていたのでその余勢で原作本を買って読んでいそうですが、買わなかったようです。
物語は、一人前になれない主人公の庄造の愛猫”リリー”と二人の女(前妻の品子、妻の福子)との三角関係の話なのだが、猫の観察記のような話でもある。
猫好きの人が読めばきっと、
「そうそう、猫のそこが良いんだよ。谷崎は分かってるね」
って言った後に、
「谷崎をを読んでも猫の良さが分からないかな?」
「猫を飼ってごらんよ」
と言い出しそうな話である。
ページ数は、120ページ程度(★の分量)なので簡単に読めるのですが、流れるように一気に読破してしまいました、流石は、谷崎という事なのでしょうか?
さて内容に関する感想ですが、さして内容がある話ではないのですが、
「庄造がリリーを独り占めしないで品子にもなつくようにしていたら、一番幸せだったでしょうね。」
というところです。
9月の本は、佐藤春夫著の「殉情詩集・我が一九二二年」です。
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・春琴抄
・細雪
あたりは読んでいても良さそうなものですが・・・、始めてなんです。
特に細雪などは1983年に市川崑監督で映画化された時に、私が好きな女優さん(吉永小百合、古手川祐子)が出ていたのでその余勢で原作本を買って読んでいそうですが、買わなかったようです。
物語は、一人前になれない主人公の庄造の愛猫”リリー”と二人の女(前妻の品子、妻の福子)との三角関係の話なのだが、猫の観察記のような話でもある。
猫好きの人が読めばきっと、
「そうそう、猫のそこが良いんだよ。谷崎は分かってるね」
って言った後に、
「谷崎をを読んでも猫の良さが分からないかな?」
「猫を飼ってごらんよ」
と言い出しそうな話である。
ページ数は、120ページ程度(★の分量)なので簡単に読めるのですが、流れるように一気に読破してしまいました、流石は、谷崎という事なのでしょうか?
さて内容に関する感想ですが、さして内容がある話ではないのですが、
「庄造がリリーを独り占めしないで品子にもなつくようにしていたら、一番幸せだったでしょうね。」
というところです。
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