2011/03/27の「
輪番停電(計画停電)について」の記事に聖さんからコメントがついた。
それによると、私の素朴な疑問４に関して、多摩市の阿部市長が東京電力に質問状を出し、その回答が来ているとの内容だった。
その情報を頼りに多摩市のホームページに行って、該当するPDFファイルを読んだ。
ページは、
こちら。
内容を書く前に今までに実施された計画停電で実際に停電した多摩市の一部地域を町名等で書くと、
・関戸
・一ノ宮
・桜ヶ丘
・連光寺
・落川
・東寺方
・和田
・百草
・百草団地
となります。
多摩市以外の人は、分からないと思うので興味のある方はGoogle Map等で確認してみて下さい。
さて、本題。
最初に阿部市長は、平成23年3月17日付で電力株式会社多摩支店八王子支社長に対し、
１：計画停電が計画されている期間、貴社正社員を当市に常駐いただき、正確な情報を迅速に提供いただくこと。
２：計画停電実施に際して、特定の地域に偏ることなく均衡を図ること。
以上の2点を要請しました。
それに対して、平成23年3月21日付で電力株式会社多摩支店八王子支社長の回答がありました。
その内容は、
１：引き続き、常駐させる
２：国等の要請を受け、鉄道用変電所の一部を計画停電の対象外としている。これに伴い、今まで停電していないエリアは、現在のところ計画停電の対象外となっている
との事。
要するに鉄道に関係する変電所にぶら下がっている地区は停電しないらしい。
確かに、2011年03月27日の東京新聞の地方版(16面)にも同様の趣旨のことが書いてある。
ただ今後は、鉄道する特別扱い出来なくなると対象地域が広がるらしい。
でも鉄道が通るかどうかなんて一般の市民がどうこう出来る事じゃないのに・・・。
という事は、多摩市では上であげた町名等の地区だけが停電し続けるって事らしい。
25ブロックに細分化したって、不公平感は全然解消されないって事だ。
確かに、鉄道が止まると首都圏は大変な事になるのは分かるのだがその一方で病院を平気で停電させている東京電力の感覚が分からない。
人命よりも、鉄道の方が重要って事なんだろか？
今日、コンビニで雑誌を立ち読みしてきた記事によると東京電力は、2006年に改定された国の原発耐震指針に沿って2008～09年に、福島第１原発の再評価結果を国に提出したのだが、その検討会の中でどこかの研究者が、貞観地震(じょうがんじしん)に伴う貞観津波を考慮すべきだと言ったのをあれやこれや難癖をつけて、従来通りの最大5.7メートルと見積もってきた津波の再評価は先送りしたそうだ。
専門家によるとそれなりの証拠はあるそうだ。
と言う事はこの時点で、この津波はある程度予想されていた事なのに何も手をうってこなかった東京電力の人災って面が大きいって事だろう。
それでいて、鉄道が大事だとか、計画停電をお願いだとか、値上げだとかいったいどの面下げて言っているのだろうか？
東京電力の社員は、きっと全員”厚顔無恥”なんだろう。
入社の条件になっているのかもしれない。
横道にそれてしまったが、今程度の電力不足なら多摩市の停電は一部地域に偏ったまま実施されるって事なんだろう。
計画停電が原因で、市民間で変な軋轢が生まれなければいいのだが・・・。
東京電力には関係ない事だけどね。
カメの菊五郎でした。
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