ペトロとカタリナの旅を重ねて

あの日、あの時、あの場所で
カタリナと歩いた街、優しい人たちとの折々の出会い・・・
それは、想い出という名の心の糧 

踏み絵 ‐ 続々・選ぶ (10月がきた)

2017年10月01日 | 社会/世相

 有為転変は世の習いと、言ったってねえ、まさか民進党が無血開城、雪崩を打って旗差しものを取っかえるとはねえ。
 渇しても盗泉の水を飲まず、小池新党が水盗人とは言わないが、陣笠とはいえ武士(もののふ)の矜持はないのか呆れちゃう。

 僅か前に敵前逃亡をした何某ら、新党お披露目の記者会見の席で、変節した気恥ずかしさから顔をこわばらせていたかに見えた連中が、偉そうに選別すると言い放つに至っては新聞の風刺漫画のネタにもならぬ。

 お白洲の筵の上の方が似合う輩が、片肌脱いで品のない入れ墨見せびらかせ、畏れおろうと見えを切ってるようで薄汚れて胸が悪い。

 さすが元総理、プライドは残っていると見えて 「股をくぐらず」と悔しさ滲ませながらも言ったとか。
 尤も、“ われ韓信足り得ず ” と認めたようなものでもあるが。

 9条や戦争法案や共謀罪を踏み絵にされては悩みも深いだろう、が、禁教時代のキリシタンのように磔刑にされる訳じゃない、また、適当な言い訳が見つかれば転べばいいんだから気楽にどうぞだ。

 ただ、いわゆるリベラル派に属する人達には 「私にだって意地がある」と踏み絵を拒み無所属で出馬する向きもあるよう、酔狂のようなへそ曲りや判官贔屓もいるからそう悲観したものじゃないと思うよ。

 人気だけはあるがヒトとカネがなくて困り果てていたら、棚から牡丹餅が落ちてきてほくそ笑んでいる緑のおばさんに、未来も希望もあったもンじゃないだろうに。

 明日(10/2)辺りから秋物に衣更えの方も多いだろう。
 一見小粋にも見える小池ブランドに、経綸の才も矜持の欠片も持ち合わせぬ日和見連中が袖を通したところで似合う筈もないことを御存じないらしい。

 神無月・十月が明けたが、十日もすれば公示、候補者を選良にするかしないかは国民次第、腐った政治家はただのゴミにしちゃいましょうよ、皆さん。
 (漫画は 「となりの山田くん全集」(いしいひさいち著/徳間書店刊から借りました。)
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1393

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国難突破、ってなに? ‐ 続・選ぶ (9月がゆく)

2017年09月30日 | 社会/世相

 地震、豪雨、土石流、と悪戦苦闘しているうちに四半期も過ぎ、そこに降って湧いたような選挙騒動。
 安倍さんは解散の理由のひとつとして、“ 選挙で北朝鮮問題への対応について国民に問いたいとし、国難突破解散だと名付けた ” (朝日紙:9/26)という。

 ワシントンDCやNYに核ミサイルが届かないうちに、北朝鮮、金正恩をリセットしてしまいたいトランプ大統領、その彼に煽られ焚きつけられ、愚かにも国難突破と政争の具に。
 絶えず敵を作って騒いでいたい防衛族やM重工やK重工らの軍事産業は拍手喝采なのだろうが。

 作家の半藤一利さんは、“ 国難は自作自演、トランプに追随するのか、外交努力を持ちかけるのか ” (朝日紙:9/29)と。

 この選挙、「国難だから白紙委任状を渡せ」と迫られても、何十万もの尊い命でもって購うべきものでも、トランプの核の報復に頼むべきものでもなく、ここはやはり真摯な外交努力によって解決すべきと、意思を示さなければならない。

 ところで、突如、日本列島が消えたってこと知ってました?
 日経新聞(電子版:9/27)、「日本列島記載なく、政府が是正要求」と半ば揶揄した見出しが踊る。

 官邸の大番頭が記者会見(9/27)で、“ 韓国の平昌冬季五輪の公式HPにある世界地図に日本列島の記載がないとして韓国に是正を申し入れた ” とある。

 その昔、小松左京(1931-2011)さんのFS小説の先駆けとなった 「日本沈没」(1964年/光光文社刊)があったが、安倍さんへ韓国から 「トランプの鞄持ちをしてりゃ、なり兼ねませんよ」との愛のメッセージかな?

 それにしても真面目に投稿したなあ長月・九月、あいつ、「偉いね」 「何時まで続くかな」、どっちだろう?
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1392

コメント (2)
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腑に落ちない ‐ 選ぶ

2017年09月28日 | 社会/世相

 目の塩梅が思わしくなくビタミン剤や目薬、眼鏡など、あれやこれやを試みた。
 でも一等好いのは、栄養と休養なのかも知れない、と、空が青く高かった一昨日(9/26)、自転車で十分ほど、浜へ海を見に出掛けた。

 白砂青松だった面影なんてちっとも残っていない、人造の湖沼みたくな海をぼんやりと眺めていたが、少しは目の役に立ったのか、心もとない気がしないでもない。

 秋にしては強すぎる日差しに疲れ早々に帰宅、読みかけの新聞を開くと “ 解散と新党 ” の大きな活字が踊っている。

 奇行というか我儘勝手な行動癖は妻だけと思ってたら、似たもの夫婦なのだろう、夫にもその癖があったようだ、突然、選挙をすると言いだした。

 大方の国民は、腑(ふ)に落ちない思いだろうと思う。 
 そんな折、昨日(9/27)の朝日の 「折々のことば」、「腑に落ちない」(言い習わし)を取り上げていた。

 筆者の鷲田清一さんは、“ 納得できないこと、合点がいかないことを、人はこう言う。受け容(い)れることのできないことは 「呑(の)めない」、感心できないことは 「戴(いただ)けない」、油断がならないことは 「食えない」とも言う ” と。
 そして、“ だから 「腹を割って」話すこともできず、つい相手の 「腹を探る」ことに。ごそっと、あるいはぐねぐねとうねり、うごめく内臓の波動と、魂の波長とは、どこか深く谺(こだま)しあっているらしい ” と続ける。

 政府・与党に限らず、この国の政治、政治家には何度も騙されてきた。
 酔狂 にとって、最後の投票機会になるかも知れない今回の衆議院選挙、だからこそ、もう、騙されたくないと思っている。
 Peter & Catherine’s Travel. Tour No.1390

 ※ カテゴリー 「日記/世相」を 「日記」に、新たに 「社会/世相」を設けました。

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