南シナ海「国際法順守を」=野田首相、アジアFTAを推進-
日・ASEAN首脳会議
(時事通信2012/11/19-13:31)
【プノンペン時事】野田佳彦首相と東南アジア諸国連合(ASEAN)各国首脳による日・ASEAN首脳会議が19日午前(日本時間同)、カンボジアのプノンペンで開かれた。首相はASEANに加盟するフィリピン、ベトナム両国と中国が領有権を争う南シナ海問題について「国際法の順守が重要だ」と述べ、平和的な解決を求めた。
首相は日中関係に関し、尖閣諸島問題を念頭に「現在難しい状況にあるが、いかなる懸案にも冷静かつ平和的に取り組み、大局的観点から戦略的互恵関係を推進していく姿勢を堅持する」と表明した。
北朝鮮による拉致問題についても、先の日朝政府間協議を説明し、引き続きASEAN各国の協力を求めた。
一方、首相は、日本を含むアジア16カ国の自由貿易協定(FTA)である「域内包括的経済連携(RCEP)」実現に向け、「交渉立ち上げを歓迎する」と表明。来年で日・ASEAN交流開始40周年を迎えることを踏まえ、「40年の経験を次世代へと受け継ぎ、一層強くて深い関係を構築することが極めて重要だ」と述べた。
日・ASEAN首脳会議
(時事通信2012/11/19-13:31)
【プノンペン時事】野田佳彦首相と東南アジア諸国連合(ASEAN)各国首脳による日・ASEAN首脳会議が19日午前(日本時間同)、カンボジアのプノンペンで開かれた。首相はASEANに加盟するフィリピン、ベトナム両国と中国が領有権を争う南シナ海問題について「国際法の順守が重要だ」と述べ、平和的な解決を求めた。
首相は日中関係に関し、尖閣諸島問題を念頭に「現在難しい状況にあるが、いかなる懸案にも冷静かつ平和的に取り組み、大局的観点から戦略的互恵関係を推進していく姿勢を堅持する」と表明した。
北朝鮮による拉致問題についても、先の日朝政府間協議を説明し、引き続きASEAN各国の協力を求めた。
一方、首相は、日本を含むアジア16カ国の自由貿易協定(FTA)である「域内包括的経済連携(RCEP)」実現に向け、「交渉立ち上げを歓迎する」と表明。来年で日・ASEAN交流開始40周年を迎えることを踏まえ、「40年の経験を次世代へと受け継ぎ、一層強くて深い関係を構築することが極めて重要だ」と述べた。