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防空識別圏を離於島まで延長へ 韓国国防部が検討着手 (聯合ニュース)

2013年11月27日 | 東アジアニュース
 実現不可能な政策を公約に掲げるのは「政権にとって命取り」になる。そんな歴史を繰り返してはずの世界の歴史。中国が「防空識別圏」設定したことによって韓国・日本・台湾・アメリカなどの諸国が猛反発。中国にとって「防空識別圏」問題は実現不可能な政策であり「中国共産党政権の命取り」になる様相を呈してきましたね。



防空識別圏を離於島まで延長へ 韓国国防部が検討着手

聯合ニュース 2013/11/26 21:08


【ソウル聯合ニュース】中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏に離於島の上空が含まれている問題で、韓国国防部が韓国の防空識別圏(KADIZ)を離於島まで延長する方向で本格的な検討に着手した。

 韓国の総合海洋科学基地がある離於島の上空は日本の防空識別圏にも含まれているが、KADIZには含まれていないため韓国内で批判が起こっていた。
韓国軍高官は26日「離於島をKADIZに含める問題について内部的に検討している。韓国の国益と国際的慣行、関連国の立場などを総合的に考慮して検討していく」と明らかにした。
また、「KADIZは1951年に米太平洋空軍が一方的に設定したが、軍用航空機運用などに関する法律および施行令によって2008年7月に国防部がKADIZ座標を告示した。KADIZ座標を韓国政府が告示した以上、恣意的に調整、統制することができる」と説明した。 
別の関係者は「韓国政府は中国の今回の措置が韓国の国益に影響を及ぼさないように中国側と緊密に協議していく」と強調した。 

 軍は内部検討を経て外交部や国土海洋部など関係機関とKADIZの延長を本格的に推進する計画とされる。

 国防部は28日に開かれる韓中国防戦略対話でこのような立場を中国側に伝え、中国の誠意ある措置を促すものとみられる。

 国防部の金寛鎮(キム・グァンジン)長官は26日、「(離於島を)実効支配しているし、これについて日本も異議はない。管轄水域
を守ることに大きな問題はないとみている」と強調。KADIZを離於島まで延長する方向で関係機関と協議する方針を示した。 

 政府がKADIZ延長を本格的に検討することにより同問題が韓国、日本、中国の新たな外交問題として浮上する見通しだ。
 韓国政府は1992年と94年、95年に日本に対しKADIZ延長に関する交渉を提案したが日本側は応じなかった。


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