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南シナ海情勢「深刻な懸念」 ASEAN外相会合 (時事通信)

2014年05月11日 | ASEAN諸国ニュース
南シナ海情勢「深刻な懸念」 ASEAN外相会合
時事通信 2014/05/10-22:40)

【ジャカルタ時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)の外相会合が10日、ミャンマーの首都ネピドーで開かれ、緊張が増す南シナ海情勢について、「深刻な懸念を表明し、全ての当事者に平和的な解決を求める」とする声明を発表した。

最近の南シナ海情勢を受け、ASEAN加盟国が一致した見解を発表するのは初めてで、中国をけん制する内容。ベトナム国営メディアによれば、会合ではベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相が中国を批判したものの、公表された声明では中国を名指しで非難することは避けるなど、一定の配慮ものぞかせた。
 
南シナ海をめぐっては、ベトナム船と中国船が西沙(英語名パラセル)諸島付近で衝突、ベトナム側に負傷者が出たほか、南沙諸島沖ではフィリピンが中国船を拿捕(だほ)するなど緊張が高まっている。
 外相会合は声明で、関係する全ての当事者に対し、国連海洋法条約などの国際法の原則に従い自制し、平和的手法により紛争を解決するよう求めた。
 
その上で、南シナ海問題で各国の行動に法的拘束力を持たせる「行動規範」を中国と早期に策定するため、迅速な行動を取る必要があるとの認識で一致した。会合後、インドネシアのマルティ外相は「会議の大半は南シナ海問題に費やされた」と語った。



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