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オバマ米大統領が東南アジア訪問、中国をけん制 (ウォール・ストリート・ジャーナル)

2012年11月18日 | ASEAN諸国ニュース
 オバマ米大統領が東南アジア訪問、中国をけん制 (抜粋記事)
 ウォール・ストリート・ジャーナル 
2012年 11月 18日 13:00 JST  記者: Laura Meckler

【ワシントン】
 オバマ米大統領は現在、ミャンマー、タイ、カンボジアの東南アジア諸国を訪問中だ。特にミャンマー訪問は現職の米大統領として初めてで、歴史的な訪問となる。大統領のミャンマー訪問の背景には、米国が中国と勢力争いを続けるアジア地域で新たな関係構築を目指す米国の戦略がある。

             中略

 新アメリカ安全保障センターの上級アドバイザー、パトリック・クローニン氏は「中国はビルマ(ミャンマー)を含めた近隣諸国を牛耳ろうとしている」と述べた。
 「ミャンマーと中国の関係は容易で、これまで誰も割って入ろうとはしなかったが、米国がビルマと新たに関係を築けばその関係に対抗できるだけでなく、東南アジア各国と付き合うには各国を尊重しなければならないと中国に知らしめることもできる」とクローニン氏は指摘している。

 ミャンマーに対する関与政策は政治的にも経済的にも軍事的にもアジアへの関与を強める米国の戦略の一部分にすぎない。

 16日には、パネッタ国防長官が東南アジア諸国との軍事協力を拡大すると述べた。同長官は米軍が東南アジアで参加する軍事演習の回数を増やすことを明らかにした。来年は3つの演習に参加するという。

 パネッタ長官は「米国のアジア太平洋地域重視の姿勢は非常に重要だ。持続可能であり、長期間にわたって維持されるだろう」と述べた。

 1年前、オバマ大統領はオーストラリア北部のダーウィンに海兵隊を駐留させ、定期的に訓練を行うと発表した。米国は現在、フィリピンに常駐する米軍のプレゼンスを拡大する方向でフィリピンと協議中だ。米国の戦艦のベトナム・カムラン湾への寄港は両国の軍事協力の緊密化につながる可能性がある。また、米国はかつての同盟国で、中国との経済関係を強化してきたニュージーランドとも共同訓練を開始した。


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