G20首脳宣言要旨
(2015/11/17-00:04 時事通信)
(アンタルヤ時事)
20カ国・地域(G20)首脳会議が16日採択した首脳宣言の要旨は以下の通り。
【マクロ経済】
一、世界経済はばらつきがあり、期待にかなり届いていない。成長促進と信頼醸成にはあらゆる政策手段の動員が必要だ。
一、金融市場にはリスクと不透明性が残り、地政学的な問題は世界的な懸念となりつつある。
一、需要不足と構造問題が依然として成長の重しになっている。
一、大きな金融政策決定を含め、政策を慎重に決め、市場と明確に対話する。
一、(競争的切り下げを避けるとした)為替の約束と保護主義への反対を改めて確認する。
【国別投資計画】
一、民間部門の参加を含めた野心的な国別投資計画を策定した。生産性向上、質の高いインフラ、中小企業支援、知識共有促進のための政策や行動をまとめたものだ。
一、経済協力開発機構(OECD)の分析では同計画は2018年までにG20全体の投資を対国内総生産(GDP)比で約1%押し上げる。
【金融規制】
金融安定理事会(FSB)がまとめた新たな資本規制強化策を歓迎する。
【国際課税ルール】
OECDがまとめた国際課税ルール「BEPS(税源浸食と利益移転)行動計画」を支持する。
【気候変動】
国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)の成功に向けて協働していくことを約束する。
【難民】
全ての国が危機に対応し、全ての国に負担の共有を求める。
【次回会合】
16年9月に中国・杭州市(浙江省)で開く。17年の議長国はドイツ。
(2015/11/17-00:04 時事通信)
(アンタルヤ時事)
20カ国・地域(G20)首脳会議が16日採択した首脳宣言の要旨は以下の通り。
【マクロ経済】
一、世界経済はばらつきがあり、期待にかなり届いていない。成長促進と信頼醸成にはあらゆる政策手段の動員が必要だ。
一、金融市場にはリスクと不透明性が残り、地政学的な問題は世界的な懸念となりつつある。
一、需要不足と構造問題が依然として成長の重しになっている。
一、大きな金融政策決定を含め、政策を慎重に決め、市場と明確に対話する。
一、(競争的切り下げを避けるとした)為替の約束と保護主義への反対を改めて確認する。
【国別投資計画】
一、民間部門の参加を含めた野心的な国別投資計画を策定した。生産性向上、質の高いインフラ、中小企業支援、知識共有促進のための政策や行動をまとめたものだ。
一、経済協力開発機構(OECD)の分析では同計画は2018年までにG20全体の投資を対国内総生産(GDP)比で約1%押し上げる。
【金融規制】
金融安定理事会(FSB)がまとめた新たな資本規制強化策を歓迎する。
【国際課税ルール】
OECDがまとめた国際課税ルール「BEPS(税源浸食と利益移転)行動計画」を支持する。
【気候変動】
国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)の成功に向けて協働していくことを約束する。
【難民】
全ての国が危機に対応し、全ての国に負担の共有を求める。
【次回会合】
16年9月に中国・杭州市(浙江省)で開く。17年の議長国はドイツ。