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パリ同時テロ受け声明発表へ 米大統領「努力倍増させる」 G20首脳会議開幕 (時事通信)

2015年11月16日 | 国連・国際社会
パリ同時テロ受け声明発表へ 米大統領「努力倍増させる」 G20首脳会議開幕
時事通信 2015/11/16-01:17)

【アンタルヤ(トルコ)時事】

 日米欧に新興国を加えた20カ国・地域(G20)首脳会議が15日、トルコ南西部アンタルヤで開幕した。世界経済の持続的な成長への取り組みに加え、対テロ戦、シリア難民問題などを主要テーマに据える。首脳らは129人が犠牲になったパリ同時テロを非難し、フランスとの強い連帯を示す強力な声明を出す見通しだ。
 日本からは安倍晋三首相が出席している。
 
 議長を務めるトルコのエルドアン大統領は開幕に先立ち、オバマ米大統領と会談。その後、記者団に対し「われわれは組織化されたテロ活動と対決している」と危機感をあらわにした。オバマ氏も「実行犯に裁きを下す。(内戦が続く)シリアの政権移行と世界中で人々を苦しめる過激派組織『イスラム国』の壊滅に向けた努力を倍増させる」と強調した。
 
 首脳らは全体会合の冒頭、パリとアンカラで起きたテロの犠牲者に黙とうをささげた。米ホワイトハウスによると、オバマ大統領とプーチン・ロシア大統領は非公式に約35分間会談し、シリア危機の打開策をめぐり意見交換した。
 
 首脳らは15日の夕食会で、欧州に殺到する難民の根源である「シリア危機」への対応を話し合う。今回のテロ事件で、難民にテロ犯が紛れ込んでいたとの見方も浮上していることから、難民の受け入れとテロ対策に改めて焦点が当てられる可能性がある。
 ホワイトハウスによると、オバマ大統領は16日、英仏独伊首脳らとの5カ国会談を主宰し、「イスラム国」の打倒を目指す有志連合の結束の強化を訴える。
 
 シリア内戦の打開策をめぐっては、米ロ欧や中東諸国などが14日、ウィーンでの外相級会合で、シリアのアサド政権と反体制派が停戦交渉を開始し、半年以内に移行政権を設置することなどで合意。G20でもこうした外交解決の動きを後押しするとみられる。
 G20首脳会議は15日、開幕式典後の昼食会で開発と気候変動を討議。その後、世界経済をテーマに議論した。



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