アジア・オセアニアNews blog ~お日様とお月様の光と影~

アジア・オセアニア地域の通信社が配信する記事から『中国の領土紛争問題』を伝え日本の安全保障などのニュースブログ。

安倍首相、ロシア中東歴訪へ出発 (時事通信)

2013年04月28日 | ロシアのニュース
安倍首相、ロシア中東歴訪へ出発
時事通信 2013/04/28-15:37)

 安倍晋三首相は28日、ロシア・中東歴訪の最初の訪問国、ロシアに向けて政府専用機で羽田空港を出発した。30日にサウジアラビア、5月1日にアラブ首長国連邦(UAE)、同2日にトルコを訪れ、経済や政治・安全保障、文化交流など幅広い分野で関係強化を図りたい考えだ。
 首相は28日夜にモスクワ入り。29日にクレムリン(大統領府)でプーチン大統領との首脳会談に臨む。30日にサウジのサルマン皇太子、5月1日にUAEのムハンマド皇太子、同3日にトルコのエルドアン首相と会談する。 

「萎れた花に水をやる」プーチン、安倍両首脳 (The Voice of Russia)

2013年04月28日 | ロシアのニュース
 東欧の雄ロシア。The Voice of Russiaは唯一ロシアの通信社で東北アジアのニュースを日本語配信している。ロシアが日本をどう見ているか?興味深い。

「萎れた花に水をやる」プーチン、安倍両首脳 (抜粋記事)
 The Voice of Russia 27.04.2013, 14:51

4月28-30日、十年ぶりに日本の首相がロシアを訪問する。訪問では領土問題の封印をとき、エネルギー、投資協力を拡大することが最も主要なテーマとなっている。訪問を前に安倍首相は、政治的意思を発揮し、頓挫している領土問題交渉を再開する覚悟を表した。

中略


「安倍氏はこの訪問で何を実現できるだろうか? すでにあって、多くの問題解決を助けたプーチン氏との個人的な関係を復活させることだ。そして第2には、交渉プロセスの蘇生だろう。というのも、交渉の最初にあった小さな花はこの10年の間にしおれてしまったからだ。様々な理由で日本の首相のロシア訪問は03年を最後に行なわれなかった。このため、最初の花には水をやり、芽を出させなければならない。」



 今回、安倍氏は日本の首相のロシア訪問史上最大規模の代表団を伴っており、100人を超える実業界の代表団がこれに同行する。この訪問の枠内で4月29日露日ビジネス・フォーラムが行われる。
 このフォーラムでは日本のロシア経済への直接投資基金の創設が宣言される予定だ。このほか、訪問を総括して、ロシア産液化天然ガスの日本向け供給の拡大とウラジオストックの液化天然ガス生産工場建設への日本の企業の参加が宣言される。ロシアから日本へのガスパイプライン敷設工事や、油田ガス田探査、開発の合同プロジェクトの詳細についても話し合われることも例外ではない。


近隣諸国の神経を逆なで戦時期の「侵略」を疑問視 (ウォール・ストリート・ジャーナル)

2013年04月28日 | 東アジアニュース
 総理の国会での発言「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」は明らかに「動揺」していました。内政で支持されても外交で失敗すると足元が崩れます。今回総理の発言は勇み足であったと思います。反省しましょう。

安倍首相、近隣諸国の神経を逆なで 戦時期の「侵略」を疑問視 (抜粋記事)
ウォール・ストリート・ジャーナル2013年 4月 26日 12:30 JST

 前文省略

 同首相は23日の国会答弁で、「『侵略』という定義は学会的にも、国際的にも定まっていない」と述べた。1995年に当時の首相が出した植民地支配を謝罪する談話(いわゆる村山首相談話)を支持するかとある議員が質問したのに答えた。安倍首相は「国と国との関係で、どちら側から見るかで違う」と付け加えた。
 状況は極めて険悪になっており、韓国外務省は25日、日本の駐韓大使を呼び、この安倍発言への公式な抗議を表明した。韓国の外相は先週末の閣僚らによる靖国参拝を受け、この3日前に東京への訪問を取り止めたばかりだ。

 韓国外務省の報道官は25日、「日本、日本政府、そして政治家たちから歪曲された歴史認識や時代錯誤な発言が相次いでおり、これに強い遺憾の意を表明した」と述べ、「日本の指導者が植民地支配と侵略を誠実かつ謙虚な姿勢で反省し、時代錯誤な認識と発言を矯正するよう期待する」と付け加えた。
 日本は1910年に韓国(大韓帝国)を正式に併合し、1945年の第2次大戦の終了まで朝鮮半島を占領していた。

 中略

 24日の国会答弁で、野党議員は閣僚の靖国参拝による影響について安倍首相に尋ねた。同首相は「国のために尊い命を落とした英霊に対し、尊崇の念を表するのは当たり前だ。わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない」と答えた。

 安倍首相は「それ(靖国参拝など日本が戦死者に敬意を払う権利)を削れば関係がうまくいくという考え方は間違いだ」と指摘し、昨今の中韓両国の対日批判には、国内政治上の動機があるとの見方を示唆した。

 安倍内閣の閣僚は、政府当局者としてではなく、私人として靖国神社を参拝したと述べているが、中国政府はそういった区別を認めていない。中国外務省の華春瑩副報道局長は24日、「日本の指導者がどのように、そしてどのような肩書きで靖国神社を参拝するかは問題でない」と話し、「われわれには日本が軍国主義的な侵略の歴史を事実上否定しているように感じられる」と付け加えた。

 先週末には麻生太郎副総理・財務相を含む安倍内閣の閣僚が春の例大祭に合わせて靖国神社を参拝し、23日にはさまざまな政党に所属する168人の議員が参拝した。1989年以来最多の議員参拝だった。

 安倍首相は強力な防衛政策と日本の戦時中の歴史の再考を支持していることで広く知られる。2006年—07年の第1次安倍内閣は、日本の平和憲法の改正を優先しようとしたことも早期退陣に追い込まれた理由の一つとみられている。

 同首相は昨年末に首相に返り咲いたが、同じ過ちを犯さぬ決意から、最近までナショナリスト的見解をほぼ隠してきた。つまり閣僚の足並みをそろえ、経済問題に重点を置いていた。

 しかし、ここに来て同首相は、70%前後に達する高い支持率と、新たなインターネット上の支持層に意を強くし、ますます個人的なアジェンダ(目標、政策課題)に焦点を当てようとしているようにみえる。
 ただし、一般市民にその変革を受け入れる用意があるかどうかは別の問題だ。朝日新聞が16日に公表した世論調査によると、回答者の50%が安倍首相の経済政策を支持したものの、同首相の外交・安全保障問題へのスタンスを支持したのはわずか14%だった。憲法に関するスタンスについては、6%しか支持していない。 政府によるアジェンダの方向転換を懸念しているのは安倍首相に対する批評家だけではない。同首相に近い閣僚すら懸念を抱いている。


 以下省略


ロシア空軍2機が日本西海岸部を旋回、侵犯はなし (The Voice of Russia)

2013年04月28日 | ロシアのニュース
ロシア空軍2機が日本西海岸部を旋回、侵犯はなし
The Voice of Russia 27.04.2013, 17:32


ロシア空軍の2機のTu142が27日朝、日本の九州から北海道までの西岸部を通過した。日本の防衛省が明らかにした。
地元マスメディアによると、防衛省はロシアの軍機は領空侵犯を行なっていないことを確認したが、自衛隊は迎撃機を出動させている。

イタルタス通信に対し東軍管区広報部が電話で語ったところによると、Tu142は軍事準備の枠内で計画飛行を行なっており、そうした飛行はすべて領空の使用を定めた国際規則を厳格に遵守して行なわれている。

ロシア空軍は国際水域上空で定期的な飛行訓練を行っており、そうした中には日本海も含まれる。乗員の軍事訓練の枠内や演習を目的として行われるこうした飛行では、他国の領空侵犯は行われていない。

タス通信