5月10日(日曜日)、新潟市内の朱鷺メッセ4階マリーンホールに於いて、首記県民会議平成27年度総会が開催された。
朱鷺メッセ31階展望台から望む新潟港。佐渡汽船の船が模型のように小さく見える。
総会が始まる前の正午には、泉田新潟県知事、今日講演なさる文化庁長官青柳正規氏他40名ほどが2階の小ホールに集まり、昼食会が開かれた。
昼食会や総会の模様を写真を交えてお伝えします。
昼食会は、丸テーブルを囲んでそれぞれが名刺交換から始まった。
今日の講演者である青柳先生と名刺交換する甲斐市長ら。しばらく談笑ののち、泉田知事から紹介された青柳先生の挨拶があった。
挨拶する青柳先生。
佐渡市から昼食会に参加した面々。なぜか自然と佐渡出身者が丸テーブルを囲む。
約40分ほどで、昼食会は終了して、4階のマリーンホールに上がる。
総会は泉田新潟県知事他マリーンホール満杯の500名余の参加者が集まり、午後1時から始まった。
司会者に紹介されて、泉田知事が祝辞を述べた。
泉田知事は、まず、今日の講演者の青柳先生がお忙しい中を駈けつけてくれたことに謝辞を述べた。 次いで、佐渡金山から産出した金が世界に流通したこと等歴史について若干述べ、世界唯一の鉱山について、郷里の誇りになっていることからサポートしていきたいこと、そして皆さんと一緒になってふるさとの遺産として多くの人にその素晴らしさを広めて行きたい 旨を述べた。
泉田県知事の挨拶。
続いて、佐渡金銀山世界遺産登録推進国会議員連盟会長である参議院議員の 水落敏栄氏の祝辞が述べられた。
共同代表、顧問らの紹介後、新潟県教育庁文化行政課世界遺産登録推進室北村室長から、登録に向けた現状報告がなされた。そして県民会議から「佐渡金銀山世界遺産登録の早期実現に関する決議案」が朗読され、司会者から決議案に対する承認を求め、全員の拍手で議決された。
決議承認文。
その後、会員活動報告として ㈱伊藤園、㈱セイヒョーNPO法人笹団子研究会及びCATV連盟新潟県協議会のそれぞれが最近の活動について報告された。
しばらく休憩ののち、第二部記念講演として、文化庁長官青柳正規氏の講演が始まった。
青柳文化庁長官の講演。演題は、「世界遺産登録の意義~文化を軸にした地域おこし~」
青柳長官は、ユネスコの世界遺産条約の目的を示し、条約加盟がヨーロッパに比して日本は20年遅れたことによる登録の遅れが見られること、世界遺産一覧表への記載プロセス、同一覧表への記載基準、作業指針、登録の基準、世界遺産の保護と管理について及び地域振興と世界遺産条約の役割等について詳細に説明、解析された。
真剣に説明に聞き入る参加者。
続いて第三部として、世界遺産登録啓発ポスターコンクールの表彰式が行われた。
まず、徳永審査委員長による講評と審査結果の発表が行われた。
徳永審査委員長による好評。
金賞を受賞され、泉田知事から表彰を受けられる新潟デザイン専門学校 中川れみさん(佐渡市出身)。
表彰式が終わり、今回の総会予定のすべてが終了、佐渡市甲斐市長が閉会の辞を述べられた。
閉会の辞を述べる甲斐佐渡市市長。
今回県民会議に参加して、新潟県民の佐渡金銀山を世界遺産に登録したいという熱意がひしひしと感じられ、身の引き締まる思いであった。
今回の総会には、首都圏の会から4名が参加した。会場の中ほどにメンバーの4名が陣取り、背に「佐渡を世界遺産に」と書かれたグリーンのジャンパーを着て着席した。大変目立ったようで、「頑張りましょう」の声をかけてくれた人もいました。
皆さんと心を一つにして応援したいと思っている。