“しなやかに、清々しく”

日常の出来事等を気ままに発信したい。

日展会場で奇遇なことが・・・。

2023-11-09 08:28:56 | Weblog

 8日(水曜日)、地下鉄大江戸線中井駅から日展会場;国立新美術館のある六本木駅まで乗り換えなし。家内と出かけた。正午過ぎ会場に到着。

 本年は、3先生から招待状が届いた。先ずは、もう20年ほど前に仕事上でお手伝いした弁護士から。日展の改組で仕事をした関係でいつも日展組織から招待券をもらうそうで、私にその分け目を送ってくださる。高校同級生で篆刻で日展会員の柳先生、そして今年初めて送ってくださった4年前に内閣総理大臣賞をもらった彫刻家日展会員親松先生(佐渡出身)。先日お礼の電話をしたら現在90歳とのこと。この先生に奇遇にも8日会場でばったりと会ったんですよ。いゃ~びっくり。

 

 会場はいつ観ても素敵。

正面前の通りの反対側から観る新美術館。

正面玄関。

 実は、前日、日展の勉強を!と思い、ユーチューブで「日展」を検索したら、まず、特別対談会「理事長と語ろう! ~日展・宮田理事長・6名の中高生~」が目に入ったので20分ほどの楽しい対談会を聞いた。そして、昨年のものでしたが、第9回日展受賞作品・特選作品解説 総集編 を第1科から第5科までの審査主任が話す解説を聞いてから今回の会場の作品を観た。その結果からでしょうか作品の見る目が前年と違ってきたように自分でも感じた。

 入ると、1階はまず日展の大きな看板が目に付く。1階は日本画から始まる。前回と作品の並びが変わっている。

今回、展示の仕方がやや変わっているのでまごついたが、案内図を見て、私共は、一番疲れの少ない方法として上階から階下に降りてくる方法をとることにしてまず3階の書の部に上がる。

篆刻のお偉い方の作品が展示してある場所に向かう。その中に同級生の作品を探す。

あった。

ガラスケースの光の反射で良く撮れない。

 右に作者名が見えます。佐渡出身の同級生、日展会員神奈川県在住の柳 涛雪さん。今も健康でお弟子さんが60名ほどいらっしゃるとのことです。この8月でしたか柳さんのグループが銀座で発表会を開きました。

書の中で文部科学大臣賞の作品です。昨年の審査主任の作品解説で述べられていたようにとても力強く感じられる作品と思います。

 書道の部を今まで以上に時間を割いてしまい、次の彫刻の部には一服せざるを得ませんでした。

 彫刻の部に入る時に入口の女性に「親松先生の作品はどのあたりにありますか」と聞く。

 第1区分にあります。第1区分とは特選の作品とか今まで賞をもらった先生の作品が並べられている区分。入ったらすぐの場所。

 くるっと回ったらすぐに見つかった。 

 

作品を手で触ってよいとのこと。珍しい。

「あれ、今までの馬が跳ねたような躍動感のある作品(例えば4年前の内閣総理大臣賞の作品)とは違い、とても清楚な感じがする作品だ」「上から観ているフクロウもとてもいい」などと思っていたら、いつも新潟県代表として全国大会に上京している現佐渡市立南佐渡中学(2014年に羽茂中学と小木中学が併合して南佐渡中学となる。私共が応援に行っていたときは市立羽茂中学です)や母校の市立真野中学のリコーダー部を思い出してしまい感激、いてもたってもいられずすぐに廊下に飛び出して、先日お礼の電話をしたので携帯に残っている親松先生の携帯に電話。

そしたらなんと、先生は「今、日展の会場1階にいます。直ぐに2階の自分の作品のところに行きます・・・」との返事。いゃ~、びっくり仰天。

 しばらくすると、自分の作品の前に現れた。

自分の作品前の先生。いゃ~いゃ~のあいさつ。先生も「奇遇ですね」と。

一緒に写真を撮らせてもらう。先生に「佐渡の市立真野中学や市立羽茂中学がリコーダーで新潟県を代表して全国大会に来るんですよ」と。

「私共も応援に駆け付けるんですよ」「そうですか」等々。しばらく雑談して別れる。

 友人とご一緒のようだった。 ぜひ佐渡の方々にこの作品をご覧になっていただきたいと思います。

 次いで2階の洋画の部に廻る。

 

「待春」福居路子(石川県・入選) 洋画はやはり毎回同じですが雪景色が目に留まります。

「祈り」(羽黒山五重塔) 沖津信也(山形県・入選)

特賞の作品が並ぶ。やはり力強さが違う。

「いつの世も目指したのは平和のはず」 渡邊裕公(愛媛県・会員)

 ボールペンで描いた作品。作品にはボールペンとは一切書いてありません。先に書いたように審査主任の解説の中にボールペンの作品の解説がありましたので、入口の職員の方に「ボールペンで描いた作品はどこにありますか」と聞いたら「第2室にあります」との返事。第2室を探したら、解説したものとほぼ同じく描いたものがありました。びっくりするでしょう。

<洋画>   内閣総理大臣賞   西房浩二(石川県・ 会員 ・審査員) の作品です。

 次に1階工芸美術の部に下りました。工芸美術作品が例年より多く感じられ、すべてを観て廻ることはできません。

 以下は、宮田理事長の作品。 先日、日本橋三越での宮田亮平展で立派な作品を観てきました。それらの作品と比してやや・・・。(このブログの前が「国分寺祭り」その前の記事に「宮田亮平展」があります)

宮田先生の作品。

佐渡畑野出身の日展会員 本間秀昭 さんの作品。

日展の入選「新潟県 本間浩一」と明記してあったが、たぶん竹細工なので、本間秀昭先生の親戚かなと思います。

工芸美術作品がとても多くてすべてを回り切れませんでした。

 次いで最後の日本画にたどり着きましたがもうくたくた。度々廊下で休みましたが、もう体力の限度を超えていました。

日本画はいつもさっと見る程度。廊下で一服。

廊下から観た上階部分。とても素敵。もうこの時すでに午後3時30分を廻っていた。

 このまま六本木駅方面に向かった。

一日がかりだった。

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4年ぶりに開催の第40回国分寺まつりに!!

2023-11-05 21:10:32 | Weblog

11月5日(日)、都立武蔵国分寺公園で開催された第40回国分寺まつりに参加してきました。

 「どうして国分寺まつりに行ったの?」と疑問になられる方がいらっしゃるかと思います。

 実は、私が生まれた佐渡島旧真野町には国分寺があったところであり、現在もその遺跡が残っております。東京都下国分寺市とは、当時の真野町と姉妹都市を締結して佐渡市に合併してからもその締結は継続され今年で35年となります。コロナ禍でまつりの開催は一時中断しましたが、4年ぶりに今年開催、姉妹都市の関係で佐渡市から地元芸能の参加や佐渡の物産等を紹介展示しています。

 こんな関係で、佐渡市からは毎回、市長(今回副市長)、市議会議長、市関係課長はじめ市職員が参加します。それゆえ、在京の佐渡出身者はじめ私共首都圏真野人会の有志が欠かさずこの祭りに参加、応援しています。

 公園内ステージでは朝9時30分から開会式が行われましたので、その模様から報告します。

午前9時30分、まつり実行委員会委員長他、国分寺市市長はじめ市関係者、姉妹都市佐渡市副市長、市議会議長、友好都市飯山市市長はじめ関係者らが並ぶ。

まつり実行委員長の開催宣言。

国分寺市市長のあいさつ。(以下ともに、内容省略)

姉妹都市 佐渡市副市長のあいさつ。

 友好都市 飯山市市長のあいさつ。

各市代表者による鏡割り。樽は佐渡のアルコール共和国のもの。

 しばらく休憩ののち、東京国分寺ライオンズクラブの表彰式ののち佐渡市の郷土芸能が始まった。

 そして10時15分から佐渡の郷土芸能、上梅津地区青年団による鬼太鼓から始まった。

 島内には、鬼太鼓集団がほぼ集落ごとに存在するので、回ごとに選ばれて上京する。したがって、地区により、演舞の内容がやや異なっている。

 

 

 

鬼太鼓一団がそろってあいさつ。

続いて、在京の踊り集団若波会による民謡披露。まず、リーダーにより、若波会の歴史を説明。

まず、両津甚句。

相川音頭。民謡の間合いごとにリーダーによる民謡の歴史をわかりやすく説明する。

最後は佐渡おけさ。

 佐渡市の民謡紹介終了後、ステージの右側に行き、佐渡市からいらした伊貝佐渡市副市長、近藤佐渡市議会議長、遠藤地域振興部地域づくり課長らにあいさつする。伊貝副市長とは初めてお会いした。

佐渡の民謡等を観ている観客。朝早いのにとても多い。今日一日だけの祭りだが10万人を超える人出があるそうだ。公園の内回りにはテントが張られた売店が並び大変な人だかり。

 この佐渡の民謡が終わってから南端の佐渡の物産販売方面に足を運んだ。真野人会の有志は「佐渡の物産展はすでに見たから先に帰る」とのことで、ステージのところで別れた。

 途中、農業祭のところを通ったら珍しい「昔の麦の棒打ち」の演技が行われていた。

「麦の棒打ち」

農業祭の「宝船」。大変にぎわっていた。

 通りを挟んで姉妹都市「佐渡市物産地区」。

佐渡市のテント売店も人が多い。

私の大好きな笹だんごもある。早速

土産として10個ほど購入。

リックに入れる。

 広場を見ると先ほどステージで演技した若波会や鬼太鼓の人たちがここでも紹介している。特に若波会のリーダーは知り合い。人数を問うと11名とのこと。「差し入れをするから待っていてね。ご飯はまだでしょう?」。横には鬼太鼓の連中もいる。人数を聞くと15名とのこと。結局、笹だんご30個を買い求め両グループに差し入れた。

 鬼太鼓のグループは急いでいてリーダーに手渡すのがやっとだったが、若波会はリーダーが全員を集め紹介し、礼を述べられた。私からも「よかったですよ。ありがとうございました」と礼を述べた。

 ノロノロと歩いていても疲れる。再度、農業祭場所を観ながら帰路に着いた。

 

 すごい人人。

 

 

 

 

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日本橋三越 宮田亮平展へ

2023-11-02 18:10:38 | Weblog

 先日、ご紹介した三越創業350周年、日本芸術院会員就任記念  宮田亮平展に行ってきました。

 地下鉄大江戸線で落合駅から日本橋駅へ、銀座線に乗り換えて一駅の三越前駅下車。午前11時前後でしたので、いずれも車両内は難なく座れて一安心。

 日本橋三越本店なんて前回8年前の宮田亮平展に来て以来。田舎者の珍しさごとく、入口のライオン像から写真に収める。

 

一階に入ると貴金属売り場、キラキラと光っている。

 1階中央。屋上まで吹き抜けている。

 エレベーターで6階に上がる。

 左手の画廊の入り口にはいつものようにお祝いの花束がたくさん飾られている。

コシノジュンコ(デザイナー)、小林幸子らのお祝い品も見られる。

 左手の入り口から入る。

 サイン帖にサイン。受付の女性に「宮田先生と同郷のものです。案内状を頂き、ありがとうございました」とお礼を言う。

 「今まで会場内は、撮影禁止となっていましたが、今回見当たらないんですが・・・」と申したら、「今回は撮影OKとなっています。見学者の姿に気を使い撮影ください」とのこと。「ありがとうございます」。

 帰りに受付の女性から聞いたことですが、「現在はお客さんからユーチューブやブログで、宣伝してもらえるので・・・」と、「私ももう18年ほどブログをやっているんですよ。帰ったら載せます」と言ったら「ありがとうございます」と返事が返ってきた。

 早速、先生の作品の一部をご紹介いたします。

会場に入ると正面に宮田先生の立派な写真が。

左側から廻る。

宝石入れか。すべてが数十万の価格が付いている。

珍しく花瓶が。

これも面白い。

 これからは、すべてイルカと波の様を表しているものです。その一部をご紹介します。

本展示会場で最も高価なもののひとつ。もう一つありましたが、会場でご覧ください。

 

 

 

芸術院賞の作品と明記してありました。

 

 会場には約50点の作品が出品されていました。いずれももう三桁の万数字のものが多い。

 帰り際、受付の女性に「20年ほど前に先生から作ってもらった作品と色彩がやや異なってきていますね。青みの感じが違う。進歩しているんでしょうね」。

 女性と話していたら、私が付けている襟のバッヂに目がとまったよう。「きれいなバッヂですね」と。

 

いゃ~すごいですね。実はこのバッヂ、佐渡のトキを模したものでして、20年ほど前に宮田先生が監修して、トキの飼育資金集めのために佐渡市が中心になってトキ保護センターで作られた(?)ものです。当時600円だったが、今はどうでしょうか。もうありませんので・・・」と。彼女「先生がデザインですか・・・」と。

 昨日11月1日に始まった宮田亮平展、11月13日までです。まだまだ紹介できない作品が数多くあります。 ぜひ会場に足を運んでご覧いただければと思います。

 

  

 

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