“しなやかに、清々しく”

日常の出来事等を気ままに発信したい。

時宗総本山 遊行寺へ

2013-03-21 15:40:17 | Weblog
 春彼岸に佐渡本家の宗派“時宗”の総本山遊行寺(藤沢市)にお参りできる機会は滅多にないので、午前11時前に出発。
 

 天気は快晴。逗子湾は人影もなく静か。

鎌倉由比が浜を過ぎて、右折して鎌倉大仏前を藤沢駅方面に向かう。
藤沢橋を右折して遊行寺坂を500mほど進むと左手に遊行寺に入る標識。
 駐車場に車を止め、広々とした境内を眺める。


大銀杏の向こうに本堂が見える。


本堂正面。

遊行寺の正式な名前は、「清浄光寺」。時宗の法主は、“遊行上人”とも言われているので、遊行上人のおいでになる寺ということで、“遊行寺”と呼ばれるようになったとのこと。


宗祖 一遍上人像。

お彼岸の中日が過ぎたので、人はまばら。


桜もちらほら咲き始めている。



中雀門。安政年間に建造されたもので、幾くたびの火災にも焼失をのがれた。側面の大棟には菊の紋、屋根の下に徳川家の葵の紋が刻まれている。


放生の池。
徳川幕府から、「江戸市中の金魚、銀魚を所持いたすものは、その数などを正直に報告し差しだすべし」との“おふれ”が出されたと言われる池。

数年ぶりに、それも春彼岸の明け日に時宗総本山遊行寺をお参りすることができ、心が和む日となった。
帰りは、江の島に向かって南下、江の島前、七里ガ浜そして由比が浜を通って・・・。


七里ガ浜付近から三浦半島を望む。







 


 
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重松 清 作 「とんび」 を読んで。

2013-03-20 20:26:56 | Weblog
 この1月からのTBSテレビ日曜日夜の連続ドラマ「とんび」が、時々視られないことがあり、3月17日の最終回も都合で・・・。昨日、鎌倉からの帰りに本屋に立ち寄った。
 本屋では、角川文庫から単行本を文庫化したものがすぐ目にとまった。


重松 清 作 「とんび」文庫。

 昨夕から読み出し、鎌倉から帰って一休みしたこともあって、夜中2時過ぎまで読みふける。今日も午前中…。
時々涙がじわじわと染み出る。
 ぶっきらぼうな親父ヤスさんの 息子アキラに対する情にあふれる想いやり。立派に独り立ちしてゆくアキラ。
 親一人、子一人に対する住職の照雲ほか周りの人たちの温かさ。どこにでもありそうなことでしたが、涙を流さなくてはいられませんでした。
 東日本大震災で母と祖母を亡くした少女が、自宅のあった場所で、9歳のときお祖母さんから買ってもらったトランペットを吹いている記事がありましたが、はや2年。その少女は、今大学で看護師を目指し、“人の役に立ちたい” と願っていることが先日報道されていました。

 震災に遭われた方たちまたは同じような境遇の人に遭遇した時、周りの方は、この「とんび」に登場する住職の照雲さん、その奥さんの幸恵さん並びに“夕なぎ”のたえ子さんのように温かく手を差し伸べていただけたら と願うばかりです。

朝日新聞の記事等は、「トランペットの少女」で検索してください。


アサヒ・コム 11/04/12

私は元気だよ 家族奪った海へ、追悼のトランペット~

涙をふきながら、海に向かってZARDの「負けないで」をトランペットで吹いた・・。
瓦礫で覆われた岩手県陸前高田市。佐々木瑠璃さん(17)は11日、自宅跡に立ち、行方不明者の捜索が続く海に向かってZARDの「負けないで」をトランペットで吹いた。津波で母親の宜子さん(43)、祖母の隆子さん(75)を亡くし、祖父の廣道さん(76)は行方不明のままだ。「私は元気だから、心配しないで」。涙をふきながら、祖母が買ってくれたトランペットを抱きしめた。


↓↓岩手県陸前高田市の自宅跡でトランペットを吹いた後、涙ぐむ佐々木瑠璃さん(17)。母親の宜子さん(43)と祖母の隆子さん(75)を亡くした。祖父の佐々木広道さん(76)は行方不明のままだ=11日午後、森井英二郎撮影

東日本大震災から1カ月後、津波に流された岩手県陸前高田市の自宅跡で、海に向かってトランペットを吹いていた少女がいた。震災から70日たった20日、少女は東京オペラシティの舞台に立った。聴衆約1500人に披露したのは、あの時、天国の母らに捧げたZARD(ザード)の「負けないで」。
この1枚の写真が、プロの音楽家の目にとまったのが、きっかけとなった。

岩手の少女、天国の母へ涙のトランペット
アサヒ・コム 11/05/21 
http://video.asahi.com/viewvideo.jspx?Movie=48464141/48464141peevee391097.flv
 
被災地で演奏する姿が朝日新聞(東京本社発行)に掲載された縁で招待された慈善コンサート「故郷(ふるさと)」。被災地出身のプロの音楽家らが企画した。
 制服姿で舞台に立った岩手県立大船渡高校3年の佐々木瑠璃さん(17)は「負けないで」の後に「威風堂々」、そしてアンコールの「故郷」を吹いた。
 父の隆道(たかみち)さん(48)、弟の証道(しょうどう)さん(15)も見守った舞台。「故郷」では演奏に聴衆の合唱が加わり、被災地や天国へ届ける歌が会場を包み込んだ。
 「負けないで」の演奏中、何度か涙を拭った。舞台を退いた後も鳴りやまぬ拍手に再び壇上に上がると、こらえきれずに顔を覆って号泣した。
 演奏後は募金箱を手に会場前に立った。すっかり涙は引き、笑顔で「お願いします」と呼びかけた。
 トランペットは、津波で亡くなった祖母隆子(りゅうこ)さん(75)に、9歳のとき買ってもらった「宝物」。やはり津波で命を落とした母宜子さん(43)も音楽好きだった。
 「こんなに大きなホールで演奏するなんて初めてだし、多分、一生に一度のこと。しかも、プロの演奏家の方たちに囲まれて……。でも、天国のお母さんやおばあちゃんがそばにいてくれるから心強い」
今も時々、「受け入れたくない現実に押しつぶされそうになることがある」という。でも、吹奏楽部の仲間と一緒に楽器を吹けば気が紛れる。「トランペットって不思議。演奏する方も、聴く方も楽しい気持ちになれる。だから、趣味で一生、続けていきたい」
 「悲しくなったら、思い切り泣いていいんだよね」と励まし合う友人たちが「頑張って」と送り出してくれた舞台。「家族を亡くし、家を失い、これからどうやって生きていけばいいかわからない人がたくさんいる。コンサートをきっかけに、少しでも支援の輪が広がったらうれしい」
 開演前には記者会見に臨んだ。詰めかけた報道陣約20人、テレビカメラ6台を前に、佐々木さんは伏し目がちに、しかし、しっかりした口調で話した。
 15分間ほどで終わった後、「少しは東京でリラックスできそう?」と記者が声をかけた。「明日、震災で親を亡くして東京に引っ越した友人と会う約束をしているんです」。目尻を下げてほおを緩めた。
 どこにでもいる17歳の笑顔だった。


震災時、高校2年の終わりだった彼女は、あの後、「医者になる」という夢を叶えるべく、悲しみの中、勉強を再開したそうです。震災によって一度はその夢をあきらめかけたそうですが、「せっかく母や祖父母があんなに応援してくれていたのに、ここで投げだしたら自分が高校3年間努力してきた意味もなくなってしまう」と、「母との約束」を思い出したんですね。震災1年を前に受験に挑戦しましたが、結果は「不合格」。でも、「もし医学部に受からなかったら看護学部を受験して看護師を目指す」という、これも「母との約束」のもと、その後、看護学部を受験し、こちらは見事合格。今は、福島県立医科大学の看護学部で勉強しているそうです。


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鎌倉 長谷寺等散策。

2013-03-19 18:13:19 | Weblog
 3月19日、前日の台風並みの荒れ模様とは打って変わり、穏やかな行楽日和となったので、自転車で鎌倉方面に出かけた。
 東京では、16日にさくらの開花宣言がなされたようだが、逗子、鎌倉は、一部が咲いている程度。
 家を12時前に出発して、まず逗子海岸を回って逗子マリーナ方面へ。
以下道順を追って紹介いたします。


 逗子海岸の海上に在る“不如帰の碑” 徳富蘆花が逗子に住んでいて小説「不如帰」を執筆、一躍有名に。


 浪子地蔵尊の前にある“さくら貝の歌碑”。作詞をされた土屋花情氏は逗子町(現・逗子市)役場
に勤務していた関係で、碑が建てられた。
 しかし、昨年12月、由比が浜海岸に「さくら貝の歌碑」が建立された。


 由比が浜の「さくら貝の歌碑」


逗子マリーナ。リビエラマンション群の中にある。


小坪リビエラマンション群の通り。南国のムードいっぱい。


材木座海岸にある国指定史跡「和賀江島」。この海岸は、木材の集散する港であったために、まもなく現在の名前が付くようになり、和賀江島は、その和賀の港の崩れるのを防ぐために築いた堤とのこと。


浄土宗の「長谷寺」入口。


境内。放生池。ハクモクレンが満開だった。


さくらも三分咲き。


長谷寺の弁天窟入口。弁財天等が祀られている。


弁天窟の中にある水子地蔵。


放生池の隣にある「和み地蔵」。とても柔らかい、いい顔している。


水子地蔵を祀ってある場所には、沢山の花が添えられていた。


寒緋桜が満開だった。


寒緋桜と鐘突堂。


長谷寺の本尊は、十一面観世音菩薩である。像高9メートル余の巨像で、木造の仏像としては日本有数のもの。撮影が禁止されている。


木瓜も満開。


良縁地蔵がかわいい顔して皆を迎えていた。


長谷寺を出て30メートルほどのところに有名な鎌倉オルゴール堂がある。店内は、オルゴールがいっぱい。孫たちに と二つほど買う。


鎌倉の“小町通り”は若い人たちでいっぱいだった。自転車を引いてはとても歩けない。


八幡宮前の桜は、まだ開花していなかった。来週中ほどが見ごろかな?


八幡宮前の太鼓橋から。


八幡宮境内の桜の一部は早咲きの桜が満開だった。今回は、奥まで行かなかった。

八幡宮を後にして、大通りを海岸方面へ。途中からJR横須賀線に沿って山越えをして逗子まで。
風もさわやかで、気持ちいいサイクリングだった。
午後3時すぎに帰宅。ペガちゃんがしっぽを振って迎えてくれた。
最近運動不足のため、腿の筋肉が張って痛い。
シャワーを浴びて一休み。
以上、逗子、鎌倉方面の今日一日の状況でした。
逗子、鎌倉にぜひとも遊びにいらしてください。














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新日本風土記 佐渡舟箪笥 放映予定

2013-03-07 11:59:53 | Weblog
NHK・BSで「手の国ニッポン」として放映の一部に“佐渡の舟箪笥”が放映されます。
 〇 3月8日(金曜日) 午後9:00~
 〇 再放送 3月13日(水曜日)午前8:00~

古来、自然の材料を生かすモノづくりの達人だった日本人。土や木、糸や布、金銀銅。火や水を巧みに操り、時には風も味方につけ、日本人は、使いやすく美しい品々を作り暮らしを彩ってきた。民藝運動の父・柳宗悦はこうした手仕事こそ、日本を守っている大きな力の一つであるとし、日本を「手の國」と呼んだ。番組では独自の審美眼を持つ「目利き」たちの目線で、「手の國・ニッポン」の工芸の魅力を掘り起こし、それを生み出した各地の風土を描く。
※H24.1新日本風土記スペシャル「手の国ニッポン」(89分)に新たな取材を加え、再構成

●愛知/瀬戸焼×白洲正子・・日本最大級の焼き物産地に残る繊細な線模様の妙技 
●青森/古布×黒澤明・・・・木綿が生育しない寒冷地で、身を守るため麻を重ね暖をとった布の美。
●佐渡/舟箪笥×柳宗悦・・・北前船で使われた箪笥に込められた男たちの心意気。
●美濃/和紙×中田英寿・・・清流を工房にひき自作のシャワーで独特の風合いを出す紙すき職人
NHK「新日本風土記」予告から。

我が家の梅が満開です。
ここ2~3日暖かい日が続いていますので、駐車場にある梅が満開となりました。





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