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「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県伊良部島  「 イラブナスビ 」

2017-06-04 21:00:31 | 沖縄
















伊良部島の海岸周辺と※東平安名崎周辺にのみ生息するナス科の固有種である。
1972(昭和47)年テンジクナスビの亜種(SolanumindicumL)として発見されたが、
多和田真淳は、亜種ではなく、固有種として発表し、
イラブナスビと命名した。
その後、1990年、東京大学の山崎敬と
沖縄県職員の澤岻安喜により新種であることが発表され、
イラブナスビSolanummiyakojimenseT.Yamaz,etTakushiであることが
正式に確認されている。
テンジクナスビに比べると、葉が小さく、
茎や葉の刺が円柱形で、あまり偏平にならず花は小さい。
また、萼(がく)は浅く裂けていて萼片が小さく、
花冠は白色である。サバウツガー周辺にも見られ、
北風が吹きつける海岸に植生している。