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北米映画興行収入=「くもりときどきミートボール」が初登場首位

2009-09-21 11:08:57 | 映画 話題等
北米映画興行収入=「くもりときどきミートボール」が初登場首位

映画スタジオの推計に基づく9月18日―20日の北米映画興行収入ランキングは、子供向け絵本を3Dアニメとして映画化した「くもりときどきミートボール」が推定3010万ドル(約27億5000万円)で初登場1位となり、事前予想の2500─3000万ドルを上回る好スタートとなった。
 同作品は、1978年出版のジュディ・バレットとロン・バレットによる児童書が原作。主人公の発明家が天からハンバーガーやピザなどを降らせる装置を開発するというストーリー。
 このほか、マット・デイモン主演の「The Informant!(原題)」は1050万ドルで初登場2位、ジェニファー・アニストン出演の「Love Happens(原題)」は850万ドルで初登場4位だった。デイモンとアニストンにとっては、過去数年間の出演作で最も低調な滑り出しとなった。


2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが20日にまとめた9月18─20日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

  順位         興行収益

1 (*) Cloudy with a Chance of Meatballs ……3010万ドル
2 (*) The Informant! …………………….1050万ドル
3 (1) I Can Do Bad All By Myself…………..1010万ドル
4 (*) Love Happens ………………………. 850万ドル
5 (*) Jennifer's Body ……………………. 680万ドル
6 (2) 9 ………………………………… 550万ドル
7 (3) Inglourious Basterds ……………….. 360万ドル
8 (4) All About Steve ……………………. 340万ドル
9 (6) Sorority Row ………………………. 250万ドル
10 (5) The Final Destination ………………. 240万ドル
 [ロサンゼルス 20日 ロイター]

トロント国際映画祭、「Precious」が最高賞を受賞

2009-09-21 09:00:19 | エンターティメント情報
トロント国際映画祭、「Precious」が最高賞を受賞


 第34回トロント国際映画祭で19日、最高賞のピープルズ・チョイス・アワードをリー・ダニエルズ監督の「Precious: Based on the Novel 'Push' by Sapphire(原題)」が受賞。米人気司会者オプラ・ウィンフリーがプロデュースした同作品は、今回の受賞で米アカデミー賞への弾みが付いた。
 サファイアの「Push」を原作にした同作品は1987年のハーレムを舞台に、父親との2人目の子どもを妊娠した読み書きのできない10代の少女が、1人の教師に出会い自身の価値を見出していくストーリー。
 1月のサンダンス映画祭で上映されて以降、批評家から高い評価を得ていた。一般公開は11月から。 
 昨年の同映画祭で最高賞を受賞後に米アカデミー賞作品賞に輝いた過去の作品には、「スラムドッグ$ミリオネア」、「アメリカン・ビューティー」、「炎のランナー」がある。

2. 音楽配信、適正利用を レコード協会、10月から啓発活動

 日本レコード協会(東京・港)は10月から、全国の中高生を対象に配信楽曲の無許可ダウンロードを防止するための啓発活動を始める。改正著作権法で「違法」になる点を周知し、配信サービスの適正利用を促すキャッチコピーなどを生徒から募集する。
 全国の中高校の掲示板に改正著作権法の内容を示すポスターなどを張るほか、生徒からはキャッチコピーやポスターを募る。改正著作権法が施行される来年1月に、優秀作などを発表する。

3. カナダ短編アニメ、2カ所で特集上映 19日から

 カナダの短編アニメを集めた二つの特集上映が、19日から東京都内で始まる。
 カナダでは、今年創立70周年を迎えた国立映画制作庁が作家性を尊重したアニメ作りに力を入れ、多彩な技法と洗練された映像の良作を送り出してきた。下北沢のトリウッド(03・3414・0433)で10月16日まで開かれる「第10回カナダ・アニメーション・フェスティバル」は、名作から最新作まで計30本を上映する。
 フィルムに直接絵を描く革新的な技法を使ったノーマン・マクラレンの「線と色の即興詩」(55年)、人形の演技が不気味なほどリアルなラビス&シェバウスキの「トゥトゥリ・プトゥリ夫人の旅」(07年)、ブラックなギャグを満載したコーデル・バーカーの「大暴走列車」(09年)などを上映する。
 渋谷のライズX(03・3464・8555)で開かれる「ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション」は、孤高のアニメ作家ラーキンを特集する。同庁で65~72年に短編を4本作ったが、創作に行き詰まってホームレスとなり、復帰作にとりかかった直後の07年に63歳で病没した。
 アカデミー賞候補だった「ウォーキング」など彼自身の4作のほか、ラーキンへのインタビューを基にCGアニメで彼の屈折した内面を探ったクリス・ランドレスのアカデミー賞受賞作「ライアン」などを上映する。

ブッシュ氏、オバマ氏の大統領資質を疑問視 前側近の回顧録

2009-09-20 10:04:07 | エンターティメント情報
ブッシュ氏、オバマ氏の大統領資質を疑問視 前側近の回顧録

 ブッシュ前大統領の演説ライターとして働いていたマット・ラティマー氏が近く、ホワイトハウス時代の回顧録を出版することになり、この中で前大統領がオバマ氏の資質に触れ、大統領としてふさわしくないとする発言をしていたことが16日分かった。
選挙選でオバマ氏が行った演説内容を聴き、この考えを深めたという。この演説は安全保障問題に関するとみられ、ブッシュ氏は「世界は危険な状態になっている」との言葉も吐いたという。また、民主党の指名候補は当時のクリントン上院議員(現国務長官)になると予想していた。
この回顧録「Speech-less: Tales of a White House Survivor」は9月22日に店頭に並ぶ。
また、昨年の大統領選で共和党指名候補を争った立候補者では、ロムニー元マサチューセッツ州知事に最も好感を寄せ、指名を獲得したマケイン上院議員には、大統領選キャンペーンのやり方に不満を覚え、距離を置いていたという。
さらに、マケイン氏が副大統領候補としてアラスカ州のペイリン前知事抜てきの憶測が流れた際、「彼女は(米領の)グアムの知事か」と尋ねたこともあったという。




<2. 放送局の監督、独立委で…政府が本格検討/b>


 政府は通信や放送に関する規制などを所管する独立行政機関「通信・放送委員会」の設置に向け、本格的な検討に入った。
 通信・放送に関する監督権限を総務省から切り離すことで、国家権力を監視する役目のある報道機関の放送局を国が監督している現行制度の矛盾を解消する。近く政府内に権限移管を検討する組織を発足させ、早ければ来年の通常国会に新機関の設置法案を提出し、2011年の発足を目指す。
 総務省は現在、放送局や通信事業者に対し、電波の割り当てや法律に基づく規制・処分、許認可などの権限を持っている。電波の割り当てや許認可の可否について審議会や懇談会の答申を受けるが、事実上、総務省が最終決定しているのが実態で、民主党は「報道機関を国家権力が監督するのは問題だ」と批判してきた。
 民主党は、通信・放送行政を総務省から独立機関に移管する構想を「放送・通信政策の目玉」として、衆院選前に公表した政策集に盛り込んでおり、政権交代を機に政府として本格検討に入った。
 政府は独立した強い権限を持つ米連邦通信委員会(FCC)を参考に、新機関を「日本版FCC」と位置づける。検討組織では放送や通信の業界関係者、有識者らを交えて意見交換し、実現への環境整備を進める。通信・放送分野の規制を事前規制から事後規制に転換し、国内業界が技術の進展に対応しやすいようにすることも検討する。
 また、番組内容が人権侵害など放送倫理を著しく逸脱した場合、放送局に被害者救済を命じる権限を新機関に与えることも議論される見通しだ。だが、人権侵害などのケースには現在、放送局などが作る自主規制団体が放送局に意見や勧告を出している。新機関が命令権を持つことについて、放送業界では「報道への不当介入につながるおそれがあり大問題だ」(民放首脳)と反発する声が強い。

グラフィティーアートとの接し方

2009-09-19 12:33:12 | エンターティメント情報
グラフィティーアートとの接し方

 壁面に絵を描くグラフィティー(落書き)アートで有名な英芸術家、バンクシー。ロンドン北部で今月上旬、壁に描かれたバンクシーの作品が塗りつぶされた。一方、英国西部ブリストルでは同じアーティストの作品展が催され、30万人が来場した。

 壁の落書きを消去することはバンダリズム(芸術破壊行為)か、それとも街を美しく保つ行為か? この地域を管轄するハックニー区議会は、芸術論争に巻き込まれることを避けている。広報担当のアラン・ラング氏は、英紙ガーディアンに「区議会はグラフィティーアートが芸術か、落書きなのかという判断を下さない。われわれの使命は街を美しく保つこと」と述べるにとどめた。

 バンクシーの作品が芸術なのか否かについて議論しても結論は出ないだろう。ただ、彼の作品は大金でコレクターの手元に収まっている。そして、キース・ヘリング、ジャンミシェル・バスキアといったニューヨークのグラフィティーアーティストの草分けが、現代美術のアーティストとして認められるようになるには時間がかかった。ただ、グラフィティーアートは既に美術史の一部としてそれなりの地位を獲得している。

 もっとも、だからといってバンクシーが偉大な芸術家であるということにはならない。だがバンクシーは既にアーティストとして認められている。私は、ハックニー区議会はこの点を考慮すべきだったと思う。壁に描かれた作品を塗りつぶしたことは、バンダリズムだ。

 一方、グラフィティーアートが社会の混乱を予兆し、犯罪を助長するという指摘もある。1980年代にニューヨークの地下鉄が膨大な数のグラフィティーアートに埋め尽くされたのは、市民の混乱が形となって現れたものだった。マルコム・グラッドウェルは著書『ティッピング・ポイント』の中で次のように述べている。

 「84年から90年にかけて地下鉄はグラフィティーアートだらけだった。それは組織の崩壊と地下鉄内での犯罪増加を予言するものだった。当局は組織とモラルを再生し、犯罪をなくすためにグラフィティーアートと闘わなければならなかった」

 その主張が正しいことは、秩序を取り戻した現在の地下鉄を見れば明らかだ。

 では、グラフィティーアートとはどのように接したらいいのだろうか。至る所で目にするバンクシーの作品は、悪影響を与えるものではなく、目を楽しませてくれる。ただ、街中がグラフィティーアートだらけになってしまったら、われわれを取り巻く環境は破壊され、困ったことになってしまう。つまらない答えではあるが、やはり両者のバランスをうまく保っていくことが、問題の解決方法なのだろう。


2. フジテレビキャスター黒岩祐治氏が退社へ

 フジテレビのニュースキャスターで解説委員の黒岩祐治氏(54)が今月30日付で同局を退社し、10月から国際医療福祉大学大学院の教授に転身することが18日、同局から発表された。
 黒岩氏は1980年に入社。88年から務めた「スーパーニュース」キャスター時代に救急医療キャンペーンを自ら企画し、救急救命士の誕生につながった。黒岩氏は同局を通じて「医療問題は自らのライフワーク。日本の医療を少しでもよくするため、より具体的なアクションを伴った活動を実践していきたい」とコメントした。
 出演中の討論番組「新報道2001」(日曜前7・30)は27日放送回を最後に降板。来月4日からは同局政治部長の平井文夫氏(50)が出演する。

つるの剛士、「紅白歌合戦」出場に意欲満々

2009-09-18 18:37:34 | エンターティメント情報
つるの剛士、「紅白歌合戦」出場に意欲満々




 俳優で歌手、つるの剛士(34)が16日、東京・池袋サンシャインシティのコニカミノルタプラネタリウム満天で、カバー盤「つるのおと」の発売イベントを行った。

 星空の幻想的な演出の中、DREAMS COME TRUEの名曲をカバーした収録曲「未来予想図II」を熱唱し、「こだわって作った自信作。紅白も頑張って、ゆうちゃん(ソロデビューした羞恥心の同僚、上地雄輔=30)とステージに立てたら」と紅白歌合戦出場に意欲満々だった。


2. 「アバクロ」がビヨンセ提訴、香水が商標権侵害と主張


日本では「アバクロ」の通称で知られる米カジュアルファッション・ブランド、アバクロンビー&フィッチが15日 、香水の名前をめぐり、米歌手ビヨンセさんを提訴した。
 オハイオ州コロンバスの連邦裁判所に提出された書類によると、同社は、来年発売予定のビヨンセさんの香水に付けられた「サーシャ・フィアース」という名前が、2002年から発売している自社の香水「フィアース」と混同される可能性があり、商標権侵害にあたると主張している。
 同社によると、香水「フィアース」のこれまでの売上高は1億9000万ドル(約173億円)以上。2009年は6400万ドルに上る見通しだという。
 ビヨンセさんが昨年11月に発売したアルバム「アイ・アム...サーシャ・フィアース」は、米ビルボードチャートで1位に輝いていた。


3. ビートルズで最も人気あるはP・マッカートニー=米調査


米国で最も人気のあるビートルズのメンバーは、ポール・マッカートニーであることが調査で明らかになった。ただ、米国人の約4人に1人はビートルズを好きでないことも合わせて分かった。
 この調査は、調査会社ゾグビーが米国の成人4837人を対象に実施。質問に答えられるほどビートルズの曲を知らないと答えた人は3%だった。
 メンバーのうちマッカートニーが好きだと回答したのは約30%で、ジョン・レノンが16%、ジョージ・ハリスンが10%、リンゴ・スターが9%となっている。
 ジョン・ゾグビー最高経営責任者(CEO)は、マッカトニーに人気が集まった理由について、ルックスや今も現役で音楽活動を続けていることではないかと分析。ビートルズを好きではないと答えた22%の回答者については、どんな事にも否定的な見方をする人たちかもしれないと話した。


4. 嵐がフジで初のゴールデンタイム進出

 人気グループ嵐がフジテレビ系のバラエティー番組「VS嵐」(10月22日スタート、木曜午後7時)で初めてゴールデンタイムに進出する。15日、ゴールデンを意識したメンバー5人は金色の靴、ジャケットなどを身に付け、東京・台場の同局で記者会見を行った。もともとは「バニラ気分!」(土曜正午)でゲストチームとゲームで対戦する企画だった。昨年10月から3回放送された特番で好評だったこともあり、レギュラー化が決まった。
 この日、デビュー10周年を迎えた。「今日は特別な日。今後のゲストでイチローさんを呼びたい」(松本潤=26)「嵐の素が出る番組。お昼のノリをそのまま伝えたい」(二宮和也=26)と力を込めた。

EXILEがフジ月9に恩返し!主題歌を担当

2009-09-17 18:26:42 | エンターティメント情報
EXILEがフジ月9に恩返し!主題歌を担当


 人気グループ、EXILEが10月スタートのフジテレビ系月9ドラマ「東京DOGS」(月曜後9・0)の主題歌を手掛けることが16日、分かった。メンバー全員で話し合い、書き下ろしたバラード曲「ふたつの唇」(11月発売予定)だ。デビュー曲が01年の月9ドラマ「できちゃった結婚」で挿入歌に起用され、それがきっかけで大ブレーク。昨年日本レコード大賞に輝くなど、日本を代表するアーティストに育った恩返しを月9で果たす!!
これまで数々の連ドラ主題歌を手掛けたEXILEが、連ドラの代名詞ともいえる月9を初めて担当。リーダーのHIRO(40)は「ドラマと一緒に楽しんでいただけたらうれしい」と力を込める。
 昨年の日本レコード大賞曲「Ti Amo」の作詞とプロデュースを手掛けた松尾潔氏(41)が今回も参加し、秋冬シーズンに強いEXILEらしい切ない“鉄板”サウンドが完成。主題歌制作にあたり「全員で張り切って話し合いを重ねた」といい、「男性にも女性にも共感していただけるようなバラードを用意した」と、HIROは自信を持って送り出す。
 「東京DOGS」は、小栗旬(26)と水嶋ヒロ(25)が演じるイケメン刑事2人のアツい友情を描いたシリアスコメディーで、まさに男性にも女性にも注目されそうなドラマ。同局も「男同士のやんちゃな感じや友情が、EXILEさんのイメージとリンクしました」と、絶妙なコンビネーションに“してやったり”だ。
 主題歌とは別に挿入曲も担当。こちらは疾走感あふれるダンスナンバーで、激しいアクションシーンも多い刑事ドラマをさらに盛り上げそう。
 これだけEXILEが月9に情熱を傾けるのには訳がある。実は6人組でデビューした01年、デビュー曲「Your eyes only~曖昧なぼくの輪郭~」が竹野内豊(38)主演の月9ドラマ「できちゃった結婚」の挿入歌に大抜てきされた。
 当時ほとんど無名だったが、これがきっかけで大ブレーク。5大ドームツアーにレコード大賞受賞と日本音楽界の頂点を極め、今年から14人組と名実ともに“大きく”なって8年ぶりに月9に凱旋することになった。
 「約8年ぶりにご一緒させていただけるチャンスに恵まれ、感謝の気持ちと『恩返し』したい気持ちでいっぱい」とHIRO。今度は月9初出演で主演する小栗を強力アシストする。


2. モデルさん、よ~くみるとパンツ一丁-ボディーアート国際大会


 タコになりきっているモデルさん、よ~くみるとパンツ一丁です。ボディーペインティングだから恥ずかしくないのか、それともモデル魂だから? ぜひ、うかがってみたいものです。ロシア・サンクトペテルブルクで開催されたボディーアートなどを競う国際大会でのひとコマでした。


3. ムーア監督 今度の敵は資本主義

政府救済を受けた銀行の本部に空の布袋を持ち込もうとしながら「米国民の金を取り返しに来た」。登場するのは、映画監督のマイケル・ムーア氏(55)だ。

 風刺の効いた作風で知られるムーア監督の「キャピタリズム:ア・ラブ・ストーリー(原題)」(日本では来年1月公開)が、第66回ベネチア国際映画祭で披露された。2008年9月のリーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻(はたん)と、それに続いた7000億ドル(約63兆7000億円)の銀行救済の顛末(てんまつ)を描いた2時間のドキュメンタリーだ。

 ムーア監督が描こうとするのは、同氏が「金融クーデター」と呼ぶウォール街の危機だけではない。作品は、資本主義そのものを糾弾する。

 最後のナレーションでは「資本主義は悪だ。悪を規制することはできない」と監督の声が響く。「(悪は)排除し、別の何かで置き換えなければならない。すべての人にとって望ましい、『民主主義』と呼ばれる何かと」と説く。

 ◆ウォール街酷評

 6日、ベネチアで記者会見したムーア監督は「ウォール街がわれわれに映画を作らせてくれる最後のチャンスだと思え」とスタッフに告げていた、と語った。そして「言わなければならないことを言い、提起しなければならない問題を提起する」のが作品の目的だったと強調した。

 「ロジャー&ミー」(1989年米公開)や「華氏911」(2004年)、「シッコ」(07年)など他の名作を彷彿(ほうふつ)させるムーア監督らしい作品となっている。

 「キャピタリズム」は、痛ましい差し押さえのシーンから始まる。若い黒人が、生まれたときから住んでいた家のドアに板が打ち付けられるのを見ている。白人女性が、立ち退き通告を持って現れた半袖シャツの保安官を見て泣き出す。

 ムーア監督の声が「これが資本主義だ」と解説する。「ギブ・アンド・テークのシステムだが、テークする方がほとんどだ」。

 次に、「コンド・バルチャーズ(コンドミニアムのハゲタカ)」という名前の会社で働くフロリダ州の男性が登場する。この会社がサービスを提供しているのは、差し押さえられた住宅を買い取って転売することで利益を上げる投資家だ。本物のハゲタカとの違いを聞かれた男性は「おれは自分の姿を見ても吐きそうになったりしないね」とうそぶく。

 作品はその後、資本主義の悪のさまざまな面を描くために金融危機から離れてズームアウトする。戦後資本主義のおさらいとして、ムーア監督は1950年代の自動車会社労働者の息子としての自身の子供時代を描く。これは80年のレーガン大統領選出で終わる。「この国は今後、企業によって経営されることになる」と監督の声。

 次に、資本主義が行き過ぎた最悪の例が描かれる。少年鑑別所を経営する会社が、利益を上げるために、繁華街での小競り合いやウェブサイトへの書き込みなどささいな違反行為で少年たちを収容したのだ。従業員に掛けていた生命保険で高い死亡保険金を受け取る会社や、給料が安過ぎて生活できないため血液を売ったり、夜中に犬の散歩のアルバイトをするパイロットも出てくる。

 ウォール街への酷評が始まるのは後半に入ってから。この部分には、前半は見られなかった緊迫感がある一方、効果的な風刺がちりばめられ爆笑を誘う面白さだ。

 バンカーを道で呼び止め、デリバティブ(金融派生商品)の定義を尋ねる。誰も答えない。1人のバンカーが「これ以上映画を作るな」と言い返すだけだ。リーマンの元幹部も、ハーバード大学の専門家も、この金融商品をうまく説明できない。

 ◆銀行救済も批判

 また、ムーア監督は銀行救済を一つ一つ批判する。ポールソン前米財務長官が就任前にゴールドマン・サックス・グループの最高経営責任者(CEO)だったことが、「ゴールドマンなどお気に入りの金融機関を救済すると政権が決めた理由だ」と言う。(ゴールドマンの広報担当者は、電子メールでの取材に対し、この部分に関するコメントを控えた)。

 作品の中では、事実と数字がすべてを伝える。これをムーア監督は、喜々として次々と出してくる。最後のシーンでは監督自身がウォール街で黄色いテープを張っている。テープには「犯罪現場、立ち入り禁止」の文字が見える。

 難点を挙げると、少し長過ぎ、多くを盛り込み過ぎている点だ。傑作「シッコ」のように焦点を1つに絞り、ウォール街だけをテーマとした方がよかったと思う。それでも「キャピタリズム:ア・ラブ・ストーリー」は、論者として、また米民主主義の代弁者としてのムーア監督の手腕を改めて示したと言えるだろう。


JDC信託免許取消へ 映画「フラガール」制作支援

2009-09-16 14:30:26 | エンターティメント情報
JDC信託免許取消へ 映画「フラガール」制作支援

 金融庁は15日、東証マザーズ上場の「ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC信託)」に対し、信託業務の免許を取り消す方向で検討を始めた。財務悪化が理由とみられる。信託業務の免許取り消しは初めてとなる。

 金融庁と関東財務局は6月に、同社の内部管理などに問題があるとして、新規の信託業務を3カ月間停止させ、顧客と協議し、契約解消などの対応を求める業務改善命令を出していた。

 JDC信託は2005年に一般事業会社から信託業務に初めて参入。06年の映画「フラガール」の資金調達で知られるが、ヒット作が続かず業績が悪化した。



2. 米ブロックバスター、不採算店舗を閉鎖 最大960店が対象

 米DVDレンタル大手ブロックバスターが不採算店舗の大幅削減に乗り出す。同社が15日、米証券取引委員会(SEC)に提出した書類で明らかになった。2010年末までに最大960店舗を閉鎖する。
 米国でDVDレンタル市場は競争が厳しくなっている。郵送を通じたDVDレンタルの老舗「ネットフリックス」や、ファストフード店などに設置した自動販売機を通じて低価格でレンタルする「レッドボックス」などに押され、ブロックバスターは苦戦を強いられている。不採算店舗の閉鎖を通じて、財務体質の強化を目指す。


3. トロント映画祭で「Precious」上映、米人気司会者が絶賛


  第34回トロント国際映画祭で週末に上映されたリー・ダニエルズ監督の「Precious: Based on the Novel 'Push' by Sapphire(原題)」について、米人気司会者のオプラ・ウィンフリーが魅力をアピールした。
 サファイアの「Push」を原作にした作品は、1987年のハーレムを舞台に、父親との2人目の子どもを妊娠した読み書きのできない10代の少女が、1人の教師に出会い自身の価値を見出していくストーリー。
 映画がほぼ完成した時点でエグゼグティブ・プロデューサーに加わったというウィンフリーは、記者団に「このような映画にめぐり会えることはめったにない」と絶賛。 自身のトークショーでも取り上げたいと話した。
 米バラエティ誌の評論家ジョン・アンダーソン氏は「ダイヤモンドのような作品。透明で輝いているが、非常にハードだ」と評価した。

CDや時計、第2次「駅メロ」ブーム!? 駅で直接ダウンロード

2009-09-15 13:05:31 | エンターティメント情報
CDや時計、第2次「駅メロ」ブーム!? 駅で直接ダウンロード


 電車の到着時や発車時に駅で流れる音楽「駅メロ」を使ったグッズが人気だ。沿線駅の駅メロ音源を集めたCDは当たり前、目覚まし時計や携帯電話の着信音などに加工される例も増え、まさに“第2次駅メロブーム”といったところ。しかし、JR東日本は「駅メロが乗降客を焦(あせ)らせている可能性もある」として発車音楽の見直しも検討しており、ブームにブレーキがかかる可能性もある。(道丸摩耶)

 ◆グッズ花盛り

 京急電鉄(東京都港区)は8月から、生麦駅(横浜市)の列車接近案内音をキリンビール「一番搾り」のコマーシャルで使われている曲「若いってすばらしい」に替えた。駅近くにキリンビールの工場や施設があるためだ。
 同社は今年3月、公募で選んだ駅メロ16曲や電車の踏切通過音、ホームの自動放送アナウンスなどを集めたCD「京急駅メロディ オリジナル」(ユニバーサルミュージック)を発売。これまでに約1万5000枚を売り上げる異例のヒットとなった。
 駅メロを集めたCDは、昨年11月に京阪電車(大阪市中央区)でも発売され、「予定枚数は売り切れ、今は通信販売のみで対応している」(同社)という。
駅メロを使ったグッズも好評だ。車両メーカー「日本車輌製造」(名古屋市)は、JR山手線の駅メロをアラームに取り入れた目覚まし時計を18年3月に販売。中央線や京浜東北線などの別バージョンも発売され、これまでに約4万6000個を売り上げる大ヒットとなっている。
 駅メロを携帯電話の着信音にして“持ち運ぶ”ケースも増えている。
 京急は今年4~6月、各駅の駅メロを携帯電話にダウンロードできる「駅メロラリー」を開催。約4万件ものダウンロードがあった。有料で配信してきたが会員登録をする手間などもかかることから、該当する駅の端末でなら無料で直接ダウンロードできるようにした。
 「駅メロが好きな鉄道ファンはもとより、駅をいつも使っている地元の人が、帰りがけにダウンロードするケースも目立った。地元駅の駅メロに愛着を持ってもらえたのではないか」(同社広報担当)。
 着メロサイトでも、駅メロは人気だ。JR東京駅1番線(中央線)の駅メロを着信音にする都内の40代の男性は「着メロサイトで見つけた。隠れ鉄道ファンなので、これはゲットしなければと思った」と話す。

 ◆危険性を検証

 一方、加速する駅メロ人気にブレーキをかける動きもある。JR東日本は昨年12月~今年3月、「発車メロディーが乗客の気持ちを焦らす要因になっている可能性がある」として、新宿駅や東京駅で発車時のメロディーをなくしたり、短くする実験を行った。
 現在は検証中で実際に駅メロが乗客に与える影響は不明だが、今後は発車時にメロディーが流れなくなる可能性も出てきた。検証の結果から、電車の接近時のみメロディーを流す形に切り替わることもありそうだ。
                   ◇
【用語解説】駅メロ
 鉄道駅で列車の接近時や発車時に流れるメロディー。70年代から一部の駅で取り入れられ、90年代ごろには多くの駅で導入された。当初は独自のメロディーが多かったが、平成9年にJR蒲田駅で「蒲田行進曲」が導入されてからは、その駅や周辺地域に由来する“ご当地ソング”を使う駅が増えた。ドラマや映画、アニメのテーマソングのほか、野球やサッカーのホームチームの応援歌を流す駅も多い。全国に駅メロが広がる中、JR上野駅のほとんどのホームでは発車ベル音が使われ続けている。


2. 「ポケモン」ゲーム最新作、2日で140万本販売

 12日に発売されたニンテンドーDS向けゲームソフト「ポケットモンスター(ポケモン) ハートゴールド・ソウルシルバー」が発売2日間で約140万本売れたことがわかった。ゲーム誌編集のエンターブレイン(東京)が14日発表した。
 人気シリーズ・ポケモンの最新作で、99年に売り出され全世界で2300万本以上が売れた「ポケモン 金・銀」のリメーク版。「99年当時に遊んだ若者も引きつけている」(エンターブレイン広報部)という。


3. 「カムイ外伝」「BALLAD」… 「異色の時代劇」銀幕に続々


 変わり種の時代劇映画が今秋、相次いで公開されている。アニメ映画の原作ものや時代考証にとらわれずイメージを飛躍させた作品まで、その「異色」ぶりは様々。今とは異なる時代だからこそ描けるドラマに、現代感覚の作り手たちが挑んでいる。
 12日に公開された小栗旬主演の「TAJOMARU」(中野裕之監督)は芥川龍之介の小説「藪の中」を大胆にアレンジした。「時代」の枠を飛び越えたファンタジックな表現で際立っている。室町時代という設定だが、パンクファッションのような「和テイスト」の衣装や幻想的な装置、ラップ調の歌などが時代設定を忘れさせる。
 配給するワーナー・ブラザース映画が春に公開した「GOEMON」も時代にとらわれない表現が特徴的。同社ローカルプロダクションの上木則安調整部長は「いわば『モダン』時代劇。従来の時代劇と違う新しさに共感した」と話す。
 白土三平の人気漫画が原作の「カムイ外伝」(19日公開)は娯楽性を追求する一方で、差別問題に光をあてた。被差別民という束縛から逃れようと忍者になった青年カムイ(松山ケンイチ)が、忍びの道を抜けて命を追われることになる。脚本・監督は「血と骨」などの崔洋一。脚本には宮藤官九郎も加わり、人物の感情をリアルに描く。
 企画を立ち上げた05年ごろは、「格差社会」という言葉が頻繁に使われ出す少し前だった。榎望エグゼクティブプロデューサーは「『不寛容な世間』が蔓延(まんえん)させる閉塞(へいそく)感を常に日本社会に感じていた。ネガティブな澱(おり)を払い、少し先への道を示してくれる人物像を探していた」。
 公開中の「BALLAD 名もなき恋のうた」(山崎貴監督)は、02年公開のクレヨンしんちゃんのアニメ映画が原作だ。一国の姫(新垣結衣)と侍大将(草なぎ剛)との身分の違いを超えた切ない思いをきめ細かに描く。
 「ALWAYS 三丁目の夕日」で知られる山崎監督は時代劇を撮るのは初めて。「秘められた恋はすごく魅力的。戦国時代という特殊な状況でしか表現できない」
 異色の時代劇の公開は、来年も続く。
 「座頭市 THE LAST」(阪本順治監督)はSMAPの香取慎吾主演。従来のアウトロー的な面に加え、市と妻との愛情も描くなど新しい「市」像を目指す。
 よしながふみの同名漫画が原作の「大奥」(金子文紀監督)は、疫病の流行で男性人口が減り「男女の役割が逆転した江戸時代」という大胆な設定。「SF」の領域に踏み込んでいる。
 「大奥」の荒木美也子プロデューサーは、「リアルだとひいてしまうことも、『時代劇』という器をかぶせることでスルッと入ってくるものもある。新しい時代劇から、現代のおかしさや不安定さを描きたい」。

北米映画興行収入=T・ペリーのコメディが初登場1位

2009-09-14 16:00:11 | 映画 話題等
北米映画興行収入=T・ペリーのコメディが初登場1位


 映画スタジオの推計に基づく9月11日―13日の北米映画興行収入ランキングは、タイラー・ペリー監督の「I Can Do Bad All By Myself(原題)」が2400万ドル(約21億7000万円)を記録し、初登場1位となった

 同じく初登場のアニメーション映画「9(原題)」は1090万ドルで、事前の予想通り2位にランクイン。9日に封切られた同作品の累計興行収入は、1530万ドルに上っている。
 前回まで2週連続で1位だったホラーサスペンス「ファイナル・デッドサーキット 3D」(日本公開は10月17日)は、550万ドルで5位に後退。
 公開4週目のクエンティン・タランティーノ監督作品「イングロリアス・バスターズ」(日本公開は11月20日)は650万ドルで3位に付け、累計興行収入は1億0440万ドル。同監督の作品としては過去最高の「パルプフィクション」(1994年)が打ち立てた記録を、あと400万ドルで超える。


2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが13日にまとめた9月11─13日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

  順位               興行収入  

1 (*) I Can Do Bad All By Myself ... 2400万ドル
2 (*) 9 ............................ 1090万ドル
3 (2) Inglourious Basterds ......... 650万ドル
4 (3) All About Steve .............. 580万ドル
5 (1) The Final Destination ........ 550万ドル
6 (*) Sorority Row ................. 530万ドル
7 (*) Whiteout ..................... 510万ドル
8 (5) District 9 ................... 360万ドル
9 (7) Julie & Julia ................ 330万ドル
10 (4) Gamer ........................ 320万ドル
 [ロサンゼルス 13日 ロイター]

フジ超豪華ドラマに柴咲コウが主演!

2009-09-14 15:19:58 | エンターティメント情報
フジ超豪華ドラマに柴咲コウが主演!


 フジテレビが開局50周年記念として、劇作家の三谷幸喜氏(48)の書き下ろしスペシャルドラマ「わが家の歴史」を来春、3夜連続で放送することが9日、分かった。ある家族の昭和20~39年の物語を激動の昭和史とともに描く。柴咲コウ(28)、松本潤(26)、佐藤隆太(29)、堀北真希(20)、榮倉奈々(21)が一家の5人きょうだいを演じるなど、豪華キャストが一堂に会する。
7人家族の「八女(やめ)家」がドラマの中心だ。昭和20(1945)年の終戦以降、一家がたどった歴史を描く。
 「家族ドラマも昭和の戦後史も初めてのテーマ」と三谷氏。それでも「長い物語の中に笑い、涙、ロマンス、家族愛にサスペンスとテレビドラマの要素のすべてを詰め込んだ。50周年にふさわしい、僕にしか書けない作品になった」と脚本に自信をみせる。
 集結した俳優陣もゼイタクすぎるほど豪華だ。柴咲ら一家の5人きょうだいはいずれも連ドラ主演級。彼らを取り巻く佐藤浩市(48)、長澤まさみ(22)、大泉洋(36)、天海祐希(42)もやはり主演級で、一家の両親役は西田敏行(61)と富司純子(63)のベテランがガッチリ固める。
 きょうだい役の5人と長澤、大泉は三谷作品初出演となる。長女役の柴咲は「ウハウハせずに良い意味で作品に飲まれ、乗っかることができたらいい」と抱負を語り、長男役の松本は「豪華なプロジェクトに参加できることをうれしく思う」。
 他にも「あこがれ続けていた大学の大先輩(日大芸術学部)の三谷さんの作品に参加でき大変光栄」(佐藤隆太)、「三谷ファミリーに入れてとてもうれしい」(長澤)と期待感は最高潮だ。
 同作は、計5作となるフジ開局50周年記念ドラマの最後の作品。帝銀事件、安保闘争、新幹線開通、東京五輪など実際の戦後昭和史も一家の物語と絡む形で描かれ、「今まで見たことがないドラマになると確信している」と制作側。3夜連続・計8時間に及ぶ笑いと感動の“大トリ”三谷ワールドが待ちきれない。


2. フジSP「めざまし」&「とくダネ!」初合体


 フジテレビの朝の顔として人気の情報番組「めざましテレビ」(月~金曜前5・25)と「とくダネ!」(同8・0)が、一夜限りで初コラボするスペシャル番組が11月に放送されることが13日、分かった。開局50周年を記念した3夜連続企画「探そう!ニッポン人の忘れもの」の第1夜で大塚範一(60)、小倉智昭(62)両キャスターがタッグを組み、情報番組の視点でこの半世紀を振り返る。
放送開始から16年の歴史を誇る「めざまし」と11年の「とくダネ!」。政治経済、社会事件からスポーツ、芸能まで幅広くカバーし、それぞれの時間帯の視聴率戦争を圧勝し続けた2番組が、初めて夜にドッキングする。
 「『めざましテレビ』×『とくダネ!』合体スペシャル テレビの中の忘れものを探せ!」(仮題)と題し、大塚、小倉両キャスターをはじめ、両番組のレギュラー出演陣、スタッフが集結。「ニッポンは今なぜ迷走しているのか?」をテーマに、開局した1959年から今日までを5年ごと10ブロックに分け、VTRで各時代のトピックスを紹介する。
 「3時のあなた」(68~88年)「おはよう!ナイスデイ」(82~99年)など歴代情報番組のお宝映像やデータを最大限に活用し、昭和、平成に姿を消してしまったもの、ほとんど見かけなくなったものの当時と今を追跡。それら「忘れもの」たちが今の時代に必要か否かを判定していく。また、“絶滅”したブームにもスポットを当てる。
 注目は、ソフトな語り口の大塚と舌鋒鋭い小倉が、それぞれの切り口でどう時代を検証するのか-。どちらも元アナウンサーだが、激しい“舌戦”で判定が分かれることもありそう? また、3月まで「めざまし」で一緒だった高島彩アナ(30)と中野美奈子アナ(29)のコンビ復活や、昨年3月に終了した深夜情報番組「男おばさん」の軽部真一アナ(46)と笠井信輔アナ(46)の1年8カ月ぶり“合体”など、見どころは満載。
 これを第1夜とする3夜連続企画は、同局情報番組スタッフが総力をあげて制作。2夜目は「家族の忘れもの」をテーマにスペシャルドラマを企画調整中。第3夜は05年から毎年放送し、今回が5回目となるビートたけし(62)とお笑いコンビ、爆笑問題の「たけしの日本教育白書・特別編」を生放送。ニッポンの「忘れもの」について、楽しみながらも考えさせられる3夜となりそうだ。

3. 柳亭痴楽さん告別式、300人が参列

 7日に腎不全で死去した落語家、柳亭痴楽(りゅうてい・ちらく=本名・沢辺幸三)さん(享年57)の葬儀・告別式が13日、東京・町屋斎場で営まれた。
 三遊亭小遊三(62)、春風亭昇太(49)ら落語界の仲間や元巨人の中畑清氏(55)ら約300人が参列。弔辞を読んだ桂米助(61)は「天国でもいっぱい落語をしゃべってください」と涙をこらえながら語りかけ、早すぎる死を悼んだ。