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CDは「特典」で勝負 ブックレットや応援グッズ… ネットに対抗

2009-06-30 14:03:11 | エンターティメント情報
CDは「特典」で勝負 ブックレットや応援グッズ… ネットに対抗


音楽のネット配信の普及でCDの売り上げが落ち込む中、レコード会社があの手この手のアイデアで消費者を刺激する作戦を展開している。分厚いブックレットや応援グッズをつけるなど、パッケージソフトならではの付加価値で、ダウンロードに対抗している。

 約40ページもの分厚いブックレットを付けたのは、声優の水樹奈々が6月上旬に発売したCD「ULTIMATE DIAMOND」だ。その4分の3は、英ロンドンで撮影した黒のミニスカート姿や白いドレス姿などの写真が占める。制作を手がけたキングレコードの三嶋章夫さんは「水樹は声優、歌手と声を使ったビジネスを展開しているので、最近では写真集を出していない。ただビジュアルに対するファンのニーズが高いので、意識してCDブックレットに“ミニ写真集”をつけた」と説明する。
 初回限定盤はDVDもついて定価3800円。水樹が発売した写真集は平成14年の1冊のみで、必然的に希少価値となったのか、市場調査会社「オリコン」の6月15日付の週間アルバムランキングでは声優初の首位になった。

 人気ロックバンド、ラルク アン シエルのDVDが売れたのも、付加価値と関係がありそうだ。
DVD2枚組「LIVE IN PARIS」の初回仕様限定盤のパッケージは、型押しが施されたゴールドの箱入り。著名なデザイナー、北川一成さんが制作した。パッケージにこだわる理由について、発売元のキューンレコード、岩崎敦也さんは「ラルクのファンは色彩感覚やデザインにこだわりがあるので、その欲求を満たす作品に仕上げた。ダウンロードとの差異も意識し、視覚だけでなく触覚でも楽しめるようにした」と言う。こちらも、オリコンが発表した6月1日付DVD週間ランキングで1位に輝いている。
 ほかにもユニークな付加価値がついたCDがめじろ押しだ。福山雅治は5月20日発売のシングル「化身」の初回限定盤に、コンサートで振り回すことができるタオルをつけた。6月末に発売するアルバム「残響」の初回限定盤にも、扇子などをつける。高木正勝は17日、世界の神話を集めた文庫本をセットにしたCDをリリースした。

 日本レコード協会によると、平成20年の音楽配信の生産金額は905億円で過去10年で最多になり、全体の20%を占めた。一方でCDやカセットテープなどは過去10年で最少の2961億円となっている。付加価値をつけることで、はたしてオーディオ市場は変わるのか。
音楽評論家の反畑誠一さんは「付加価値によってすぐに活性化するとは言い難いが、高価格のCDや音楽DVDが店頭に並べば、新たな市場拡大や売り上げ増に結びつく可能性が期待できる。アイデアに富んだパッケージやグッズの開発は、音楽のみならずアートの分野も助長し、音楽ソフトに画期的な魅力をもたらすだろう」と予測する。
 ただ、すべての商品につければいいというものでもない。「一方ではお買い得感が味わえるCDなど、バラエティーに富む市場になる方が望ましい。熱狂的なファンがいるようなアーティストには適していても、安易な商品化は単なるがらくたになってしまう恐れもある」と反畑さん。制作者の商品企画力が試されているようだ。

2. フジ女子アナ、私たち「合衆国エンジェル☆」

高島彩アナウンサー(30)らフジテレビの看板女子アナ10人が29日、同局の夏のイベント「めざせ!お台場合衆国2009」をPRするため広報部隊「合衆国エンジェル」を結成し、東京・台場の同局で会見した。
 昨年閉幕した「お台場冒険王」に続く新イベントで、7月18日から8月31日まで同局社屋周辺などお台場地区で開催。10人は「お台場合衆国ベイサイドプール」など新企画をアピールした。
 夏の思い出を聞かれた中村仁美アナ(30)は、「高校時代(横浜市の桐蔭学園高)、陸上部の練習が終わった後、よく(藤沢市の)江ノ島の海へスクール水着で泳ぎに行っていました」と話し、会見を盛り上げた。

北米映画興行収入=「トランスフォーマー」続編が初登場1位

2009-06-29 13:30:30 | 映画 話題等
北米映画興行収入=「トランスフォーマー」続編が初登場1位


 映画スタジオの推計に基づく6月26日―28日の北米映画興行収入ランキングは、マイケル・ベイ監督作品の「トランスフォーマー/リベンジ」が1億1200万ドル(約106億7000万円)を記録し、圧倒的な強さで1位となった。
 配給元のパラマウント・ピクチャーズの28日の発表によると、北米では公開日の24日からの累計興行収入が2億0120万ドルに上り、すでにことし3番目の累計興行収入を記録。インフレ率を考慮しなければ史上2番目のヒット作とされるバットマンシリーズ「ダークナイト」(2008年)が打ち立てた、公開5日間の記録(2億0380万ドル)と僅差となった。

 同作品は、海外では英国や日本で前週から先行上映されたほか、24日から58市場で公開がスタート。英国や中国を筆頭に計1億8610万ドルを記録し、軒並み前作の「トランスフォーマー」(2007年)の記録を上回っている。

 トップ10のほかの作品は、すべて合わせても「トランスフォーマー/リベンジ」の興行収入に及ばなかった。サンドラ・ブロック主演のロマンチック・コメディー「The Proposal(原題)」が1850万ドルで2位、コメディ作品「The Hangover(同)」が1720万ドルで3位と続いた。


2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが28日にまとめた6月26─28日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

順位                       興行収入

1 (*) Transformers: Revenge of the Fallen ............1億1200万ドル
2 (1) The Proposal ........................................1850万ドル
3 (2) The Hangover .......................................1720万ドル
4 (3) Up ..................................................1300万ドル
5 (*) My Sister's Keeper...................................1200万ドル
6 (4) Year One ..............................................580万ドル
7 (5) The Taking of Pelham 1 2 3.............................540万ドル
8 (7) Star Trek .............................................360万ドル
9 (6) Night at the Museum ...................................350万ドル
10 (13) way We Go ...........................................170万ドル
 [ロサンゼルス 28 ロイター]

「トランスフォーマー」続編、米国の初日興収は史上2番目

2009-06-28 07:19:04 | エンターティメント情報
「トランスフォーマー」続編、米国の初日興収は史上2番目

マイケル・ベイ監督作品の「トランスフォーマー/リベンジ」が24日に米国で公開され、初日の興行収入は史上2番目の6060万ドル(約58億円)と好調なスタートを切った。ハリウッド・ドットコム(http://hollywood.com/boxoffice)が25日に発表した。
 公開初日の興行収入記録はバットマンシリーズ「ダークナイト」の6720万ドルだが、同作品は金曜日の公開だった。
 水曜日公開のこれまでの記録は、2007年7月に公開された「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の4420万ドルだった。
 前作「トランスフォーマー」の全世界興行収入は7億ドル以上。ハリウッドでは、ここ数週間低調な興行収入が持ち直すきっかけになるとの期待が高まっている。

2. 「必ず泣く!」紳助宣言 FNS26時間テレビ発表

 フジテレビ系の夏の目玉番組「FNSの日26時間テレビ」が、7月25日午後7時から26日午後9時前にかけて生放送される。23回目となる今回は、お笑いタレントの島田紳助が総合司会に初挑戦。27日に東京・台場のフジテレビ本社で開かれた記者会見では、島田から「必ず泣きます。(番組終了直前の午後)8時42分に、番組応援歌のイントロが流れ始めたら感動して泣き出します」と早くも“号泣宣言”が飛び出した。
 番組のテーマは「笑顔」。島田が司会を務めるクイズ番組「クイズ!ヘキサゴン!!」から生まれ、昨年大ブレーク、現在は休止中のつるの剛士、上地雄輔、野久保直樹による3人組ユニット「羞恥(しゅうち)心」が1日限定で「復活」するのが見どころだ。ほかにも「おバカキャラ」として人気のスザンヌ、里田まい、木下優樹菜のユニット「Pabo」など「ヘキサゴンファミリー」が勢ぞろい。全国のお茶の間に笑いと感動を届ける。
番組では人気タレントらによるクイズやゲーム、FNSの系列局対抗三輪車12時間耐久レースのほか、いかだで15時間もかけて川を下り、東京湾を目指すイカダマラソンなど、見逃せない企画が満載。ほとんどがガチンコで、制作スタッフと島田だけで企画進行が決められており、タレントらのその場その場での“素”の反応が楽しめそうだ。
 この日の会見は終始、笑いが絶えなかった。
 島田は総合司会を引き受けた理由を「長時間の番組は苦手で、こんなのは明石家さんまが似合っていると思っていた。日テレの24時間テレビに出演したマラソンランナーを以前、応援にいったとき、(最後に流れる曲の)“サライ”が分からず、どうしようと思っていたら前に出され、キムタク(木村拓哉)君にマイクを向けられたときは死んでしまいたい!?と思った。今回、オファーがあったときは『まじかよ?』と思った。でも、ヘキサゴンファミリーでやるならしゃあないなあ。皆で夏の思い出を作ろうと引き受けた」と明かした。
続けて「26時間番組だけど、途中で寝ます。絶対にどこかに逃げて寝ます」と話すと、会見場のスタジオは一気に笑いの渦に包まれた。そして「上地をこき使います」などと、出演者をしきりにいじり回す。
 島田は、本番を前に一部行われているリハーサルについても紹介。「いかだの川下り企画では、満潮になると5時間ほど動かず、見せ物状態になるんです。(出演者の)紙おむつはパンパンでしょ。地元の人たちにそこでいかだを引っ張ってもらうのもアイデアかなと。カッパのコスチュームもいいかなと思っている」
 本番に向け、企画を面白くしようとスタッフとともに必死な様子がひしひしと伝わってきた。
 同番組はチャリティー番組ではない。だが、いざ感動のフィナーレを迎えれば、「だんだん間違って募金とか来るんじゃないかなあ。来たら受け付けますよ。ただし、使途不明金になりますけどぉ(笑)」と島田。
 「そんなの関係ねぇ!」の一発芸で有名なお笑い芸人、小島よしおも出演する。この日は肩を右に左に交互に上げ、「カンカンカン」と言いながら最後に、「ペチクリカ」と決めポーズをとる新ギャグを披露。「自分の母親が考えたギャグ」(小島)だというが、見事に!?すべると、会場は大爆笑となった。
 元プロ野球選手でタレントの板東英二は、三輪車レースイベントの監督として登場する。まだプロ野球チームを率いた経験がないだけに、板東は「夢に見た監督という称号を、プロデューサーらにこびへつらったらやっともらえた」とうれしそうだった。
タレントの渡辺正行は「(特技である)コーラの早飲みを番組のどこかでやりたい」と笑いを誘っていた。Paboの里田は「せっかくの全国放送だし、頑張りたい」、スザンヌは「不安半分、楽しみ半分、ありがとうございました」、木下は「初めてのことばかりで、テンパっているんですけど、頑張りたい」と3人そろっておバカキャラを炸裂(さくれつ)させ、会見場を和ませていた。

フジ、マイケル追悼の緊急特番放送…26日午後7時

2009-06-27 14:26:57 | エンターティメント情報
フジ、マイケル追悼の緊急特番放送…26日午後7時


 フジテレビ系では26日午後7時から、緊急特番「マイケル・ジャクソンはなぜ死んだのか?」を2時間放送。また、ラジオではニッポン放送が26日午後1時から12時間にわたってネットラジオで特番を、TBSラジオが29日午後6時から、「Kakiin×マイケル・ジャクソン」を放送する。



<2. 杉崎美香、フジ系「カイドク-」女優デビュー 2

 フジテレビ系「めざにゅ~」「めざましどようび」のキャスター、杉崎美香(30)が30日放送の同局系ドラマ「カイドク~都市伝説の暗号ミステリー~」(後10・0)で女優デビューすることが26日、分かった。
 大学教授の葛城(沢村一樹)が、連続殺人事件の謎を都市伝説や歴史ミステリーの観点から解読する“和製ダヴィンチ・コード”。杉崎は、国仲涼子(30)扮する警視庁捜査一課の警部補・羽柴美鈴の友人、鑑識官・奈津子役だ。
 制作の関西テレビ、佐野拓水氏は「『めざにゅ~』で、明け方まっ暗なうちから素敵な笑顔で癒してくれる杉崎さんは、鑑識というハードな現場で健気に頑張る女性のイメージにぴったり」と起用理由を説明した。
 今月中旬に行われた撮影では、鑑識官のジミ~な制服に身を包みセリフを繰り返し練習。本番は、鑑識官として現場の証拠を調べたり、国仲と“恋バナ”をするシーンを難なくこなした。
 意外な芸達者ぶりを見せた杉崎は、「正直…楽しかったですっ。モニターチェックで、自分がシーンにとけ込んでいるのを見たときは、感動して言葉を失いました」と初体験に大興奮。「日ごろからテレビに出ていますが、ドラマの世界は特別で、虜になりそう(笑)。30歳になったので、“大人の新人”としてこれからもいろんなことにチャレンジしていきます」と“第2作”出演に意欲を見せていた。

3. 落ち込むCD 配信でカバーできず


米コンサルタント会社プライスウオーターハウスクーパース(PwC)によると、世界の音楽販売はインターネットによる配信がCDに取って代わるなかで、今後5年間、毎年2.5%のペースで減少する見通しだ。

 PwCが16日発表した「2009~13年の娯楽・メディア見通し」と題するリポートで、音楽売上高は13年に261億ドル(約2兆5048億円)と、08年の296億ドルから12%減少するとの見通しを示した。世界の音楽販売はネットでの著作権侵害やCD需要落ち込みのあおりを受けている。

 リポートによると、音楽のネット販売は、12年までにCDなど物理的な媒体による販売を上回る見通しだ。メディア・娯楽分野のセグメントとして初めて物理的な媒体をともなわない販売が優位となる転換期を迎えることになる。消費者がネット配信のほか、携帯電話を含めた無線機器での音楽購入に切り替えるなかで、CD売上高は今後も減少し続けるという。

 PwCのパートナー、ステファニー・ケーン氏は15日のインタビューで、「デジタル形式の売上高の伸びは、CDの売り上げ減少ペースには追いつかない」と指摘。消費者は聞きたい楽曲だけを購入し、アルバムそのもの1枚は買わないことが音楽業界の収益悪化につながるとの見方を示した。

 物理的な手段での音楽販売は13年末までに113億ドルと、49%減少する見通し。ネットを通じた音楽販売は95%増の142億ドルに達するものの、物理的な手段の落ち込みを補えないと見込まれる。PwCは昨年、11年までに新しい形式の音楽の収益がCD収益を上回ると予測した。

 昨年の音楽の売上高は、PwCの予想を上回るペースで悪化し、同社が前年に予測した322億ドルを8%下回った。

 リポートによれば、仏ビベンディ傘下の米ユニバーサル・ミュージック・グループと検索大手の米グーグルが共同で立ち上げた音楽ビデオサイト「Vevo」や、米アップルのオンライン音楽・映像配信サービス「iTunes(アイチューンズ)」などが原動力となり、物理的でない音楽販売は加速する見込み。

 著作権侵害が障害物として立ちはだかるものの、音楽産業と通信事業者が協力することで違法ダウンロードの割合は減少する見通しという。

 地域別でみると、日本やオーストラリア、中国を含めたアジア太平洋は唯一、音楽販売が拡大するとリポートは述べている。

米アカデミー賞作品賞、10候補から選出へ

2009-06-26 18:22:03 | エンターティメント情報
米アカデミー賞作品賞、10候補から選出へ

米映画芸術科学アカデミーは24日、来年3月7日に授賞式が行われる第82回アカデミー賞から作品賞の候補数を5作品から10作品に倍増すると発表した。作品賞はその年の最優秀映画に与えられるもので、今年は英映画「スラムドッグ$ミリオネア」が選ばれた。
 同アカデミーは10作品に増やした理由について「より広範な分野の映画が選ばれるようにするため」と説明している。
 同アカデミーによると、アカデミー賞の初期の選考では5作品以上の候補から選ばれていたが、第16回(1943年)を最後に5作品から選ぶ方法となった。


2. IMAXデジタルシアター3館オープン 体感する映画



 まるで映画の中に入り込んだようなリアルな臨場感を味わえる映画館が、国内3カ所のシネコンに誕生した。カナダのIMAX社が開発した上映システムを導入した「IMAXデジタルシアター」で、湾曲したスクリーンやサウンドシステムが観客を包み込むように設計されている。今年は多くの3D(立体)映画が公開されることもあり、映画は「見る時代」から「体感する時代」へと変わりつつあるようだ。
                   

 IMAXデジタルシアターが新設されたのは、川崎市幸区、埼玉県菖蒲町、大阪府箕面市にある109シネマズ。19日に先行上映された「トランスフォーマー/リベンジ」(マイケル・ベイ監督)がオープニング作品で、専用のIMAXカメラで撮影した場面になると、スクリーンが視野いっぱいに拡大し、トランスフォーマーたちが戦う現場にほうり込まれたような気分が味わえる。
 来日したIMAX社のリチャード・L・ゲルフォンド最高経営責任者(CEO)は産経新聞の取材に対し、「家では見ることができない映像体験をしてもらうのが一番の目的だ」と語る。
 IMAX映画には、(1)全編または一部をIMAXカメラで撮影(2)既存の作品のIMAX化(3)2D(平面)からIMAX3Dへの変換-の3種類がある。初めてIMAXカメラが使われた劇場用映画は「ダークナイト」で、6シーンがこのカメラで撮影された。
 さらに、35ミリフィルムで撮影された「スター・トレック」が全編IMAX版に変換され、今年5月にアメリカで公開されたほか、7月15日公開のシリーズ最新作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」は冒頭12分間が大画面の立体というIMAX3Dになっている。日本でも前記の3館で体験することができる。
 IMAX映画の需要が増えてきた要因について、ゲルフォンド氏は「自宅で手軽に映画が楽しめるホームシアターの急速な普及にある」と指摘する。「映画ファンに外に出て劇場へ足を運んでもらうためには、自宅では体験できないものを提供するしかない」
実際、効果は表れ始めており、「トランスフォーマー/リベンジ」の場合、全米約7000の上映館のうち150館しかないIMAXシアターが、オンラインによる前売り券の売り上げの半分を占めた。日本でも初日3日間の1スクリーン当たりの興行収入で、109シネマズ川崎が全国1位を記録した。
 映画製作側もIMAXに注目している。「シュレック」などのアニメを手がけているドリームワークス・アニメーションは今後、「シュレック4」などすべての新作アニメをIMAX3Dで製作する。同社のジェフリー・カッツェンバーグCEOは産経新聞の取材に対し、「これまでと違った鑑賞体験ができるIMAXは差別化を図るためにも重要なパートナーだ」と期待感を述べた。
 さらにハリウッド以外で初のIMAX作品が中国で製作される。昨年の四川大地震を題材にした「アフター・ショック(原題)」で、15分間の地震の場面がIMAX版で作られる。
 ゲルフォンド氏は今後の日本での展開について、「今回オープンした3館が成功して軌道に乗れば、さらにシアターを増やしていきたい。日本の映画興行会社も同様の考えを持ってくれると確信しています」と期待している。
                   

 IMAX社は1969年に設立。翌年の大阪万博でIMAXのシステムが世界初公開された。通常の35ミリよりも10倍大きいフィルムを使用しており、71年にIMAX常設1号館がカナダ・トロントに登場した。日本でも専用シアターで科学をテーマとしたドキュメンタリーなどが上映されていたが、作品の少なさなどから撤退が相次ぎ、現在は大阪・サントリーミュージアム天保山など全国11施設に専用シアターがある。
 劇映画のIMAX開発としては、2001年に「アポロ13」が初めて通常版からIMAX化された。03年には「マトリックス・レボリューションズ」がIMAXシアターと通常館で同時公開。04年に初のIMAX3D作品「ポーラー・エクスプレス」が公開された。

3. “ファン太郎”朝青龍、ラジオMC初挑戦!

 横綱、朝青龍(28)が25日、炭酸飲料「ファンタ」のCMで演じるキャラクター「ファン太郎」として、7月11日放送のニッポン放送「ファン太郎のオールナイトニッポン」(深夜1・0)でパーソナリティーに初挑戦する。番組では「俺たちの夏、俺たちのファンタ」をテーマに、リスナーの恋愛相談に答えたり、プライベートや将来について語り合う。

東芝社長「ブルーレイ・ディスク参入、柔軟に対応」

2009-06-25 16:17:50 | エンターティメント情報
東芝社長「ブルーレイ・ディスク参入、柔軟に対応」


 東芝の西田厚聡社長(次期会長)は24日都内で開いた株主総会で「負けたからブルーレイ・ディスク(BD)をやらないというのではなく、負けは負けとして、将来柔軟性を持って対応したい」と述べ、BD録画再生機への参入に含みを持たせた。
 東芝は、新世代DVD規格として「HD―DVD」方式を推進、ソニーやパナソニックなどのBDに対抗していた。だが米映画大手の十分な支持が見込めないため昨春、HD―DVD事業から撤退。BDは手掛けないとしていたが、同録再機の市場が拡大してきたことで方針転換の検討に入ったとみられる。
 また西田氏は、東芝の主力製品であるNAND型フラッシュメモリーを組み込んだ記憶媒体「SDメモリーカード」の将来的な規格開発でもBD陣営との協力が重要になるとの考えを示した。


2. ACアダプター、PCに内蔵? 電源小型化の半導体開発


 熱くなり、かさばるノートパソコンのACアダプターがなくなるかも――。富士通研究所は23日、IT機器や家電製品の電源装置の消費電力を減らし、小型化する半導体の開発に成功したと発表した。発生する熱を従来の3分の1以下に減らせるという。11年ごろの実用化を目指す。
 ACアダプターは、コンセントからの交流を直流に変えたり、電圧を下げたりする。その時に電気を瞬時に通したり、遮断したりするスイッチの役目をする半導体が必要で、現在のシリコンの半導体では切り替えが遅く、発熱量も大きかった。
 同研究所は、シリコンの10倍の強度があり、発熱が少ない窒化ガリウムに着目。スイッチの役割をする電極の構造も工夫して、高速で切り替えができる半導体を開発した。
 これで電源装置の部品を10分の1程度に小型化でき、ノートパソコンならACアダプターの本体への収納が可能になる。国内のデータセンターで使えば、冷房の節約も含め、消費電力を12%減らすことができるという。

3. ストリートビュー「違法ではない」…総務省部会

 情報通信サービスを巡る問題を検討する総務省の作業部会は22日、インターネット上で街並みの画像を閲覧できるグーグルの「ストリートビュー」(SV)について、「ぼかし処理などが行われている限り、大部分はプライバシーや肖像権との関係で違法とならない」との見解をまとめた。
削除要求への対応徹底を提言
 塀の上から自宅の敷地内をのぞき見るように撮影されたといった批判が住民から相次いだため、グーグルは先月、街頭を撮影するカメラの高さを40センチ下げ、画像を撮り直すなどの対応策を発表している。
 作業部会では、SVのような道路周辺の映像サービスについて、個人を特定できないような画像処理を行っていることなどから「現時点では、個人情報保護法の義務規定に必ずしも違反しない」とした。その上で、画像公開後の削除要求への対応などの徹底を提言している。

西川美和監督、ニッポン放送初パーソナリティー

2009-06-24 15:08:57 | エンターティメント情報
ウッチー古巣とコラボ!元同僚にダメだし!?


キリンビールの新ジャンル新商品「コクの時間」が24日から発売され、タレントの内田恭子(33)が出演するCMが好評オンエア中。実はこのCM、通常バージョンのほかに内田が以前所属していたフジテレビとコラボしたオリジナルバージョンが限定放映中で話題を集めている。
 フジテレビ社屋にあるモニターに内田が突然登場。笑顔で商品をPRすると、驚く同局社員も思わずのどをゴクリ。「飲みた~い!」という社員の声に「ダーメ! みなさんは仕事をちゃんと終わらせてから!」と内田がかわいくダメを押す。まるでリアルタイムで起きたような展開がユニーク。「知り合いがたくさん通りがかり、うれしいやら恥ずかしくて…」と“ウッチー”もテレた。“清冽なコク”が魅力の同商品への期待感も一層高まる。
 「コク」と「品質感」をお茶目に伝える「コクの時間」×「フジテレビ」のオリジナルCMは、フジテレビ系列25局で限定OA。22~26日まで5日間だけの放映だ。お見逃しなく!

2. 西川美和監督、ニッポン放送初パーソナリティー


 映画監督、西川美和さん(34)がメーンパーソナリティーに初挑戦するニッポン放送の特番「西川美和のオールナイトニッポンGOLD」を24日午後7時から放送することが23日わかった。27日公開の新作「ディア・ドクター」に出演している笑福亭鶴瓶(57)、瑛太(26)と3人で撮影秘話や演技論を語る。

3. キムタク負けた! テレ朝、ウハウハのはずが…


 世界のナベケンが、週末の視聴率で紳助、キムタク、妻夫木を圧倒して男の戦いを制した。
 渡辺謙(49)主演ドラマ「刑事一代・平塚八兵衛の昭和事件史」(テレビ朝日系)の視聴率が20日の第1夜19.4%、21日の第2夜21.6%の高視聴率を記録した。
 20日夜は、木村拓哉主演のドラマ「MR.BRAIN」(TBS系)が18.5%、21日夜は島田紳助司会の「行列のできる法律相談所」(日テレ系)が20.1%、妻夫木聡主演のNHK大河ドラマ「天地人」が20.7%と、人気番組がめじろ押しだったが、「刑事一代」が、わずかに競り勝った形だ。
 ドラマは、同タイトルのノンフィクション(新潮文庫、佐々木嘉信著、産経新聞社編)がベース。「吉展ちゃん事件」(1963年3月31日)などで刑事魂を発揮した平塚八兵衛が茨城なまりで怒る場面などを渡辺が忠実に演じた。
 「連続ドラマ1クール分の製作費を投入した」(局関係者)という骨太演出が勝因のようだが、これは特番だから投入できた製作費。経費削減が叫ばれるテレビ局にとっては笑ってばかりもいられない?!
 数字は、ビデオリサーチ、関東地区調べ

フジTV 妻よ!松本サリン事件 犯人・・26日午後9時より

2009-06-23 17:34:36 | エンターティメント情報
「松本サリン事件」警察やメディアの犯人視 苦難乗り越える家族描く



 長野県松本市の住宅地で、オウム真理教が起こした松本サリン事件からこの6月で15年。フジテレビは、当時犯人扱いを受けた被害者・河野義行さんの体験を描いていく実録ドラマ「妻よ!松本サリン事件 犯人と呼ばれて…家族を守り抜いた15年」を26日午後9時から放送する。ドラマ撮影が行われていた松本を訪ねた。  

 同事件を題材とした映像作品としては、映画「日本の黒い夏 冤罪(えんざい)」(熊井啓監督、2000年)があるが、本格的にテレビドラマ化されるのは初めて。河野義行さんを石黒賢、事件で意識不明に陥り、寝たきりになった妻・澄子さん(昨年8月に60歳で死去)を松下由樹が演じ、インタビューや、過去に放送されなかった取材映像、妻への思いをつづった四冊のノートなどドキュメンタリー部分を融合させるスタイルとなる。
 「澄子さんが亡くなり、介護し続けた河野さんは『河野家にとって松本サリン事件は終わった』と語った。今だから伝えられることがあると思い企画した」と同局の内ケ崎秀行プロデューサー。ドラマでは事件当日の状況や、河野さんを犯人のように扱った当時の警察、メディアの迷走ぶりを再現すると同時に、「河野さん夫婦と子ども三人の疑惑との壮絶な闘いの日々、苦難を乗り越える家族の物語を描いていく」という。
 内ケ崎さんが番組の企画を打診した際、河野さんは「面白いじゃない。作ってみれば」と承諾。マスコミの一つである同局が、河野さんとマスコミとの闘いを描くことに不安な様子はあったというが、河野さん側から制作にあたっての条件は「まったく無かった」と説明する。
 現地の住民感情に配慮して、松本市内でのロケは一日のみ。周辺の山々が映る松本市役所屋上(病院屋上との設定)など数カ所に限定し、河野さん宅のシーンは、東京・杉並の住宅で収録した。「現場付近であらためて撮影はしていない。そういうことで、リアリティーを出す必要はない」と内ケ崎さんは話している。
 松本ロケの合間に記者会見した主演の石黒は「河野さんは、元オウム信者に庭木の剪定(せんてい)をさせている。『罪を憎んで人を憎まず』の人間性にひかれた」とコメント。松下は「澄子さんは、感じとろうとする力、生命力がきっとあったと思う。想像を絶する役だが、澄子さんの思いを受け止めて演じたい」と語った。
◆『一貫した事実追求 テレビには少ない』 河野さん一家支えた弁護士永田恒治さん苦言
 「ドラマは映像中心で影響力が強い。ドタバタでなく、何かを訴えようという気持ちで制作してほしい」
 犯人視された河野さんを支え続けた地元の永田恒治弁護士(72)は、事件のドラマ化に当たり、こう話した。
 当時、弁護人は永田さん一人だけ。「(河野さんの)見舞客もスーッと消えていく状態で、社会的に孤立無援だった」と振り返り、「事情聴取を拒否して、長野県警と対決するという時、河野さんは本当に必死だった。高校生になったばかりの長男・仁志君ら家族が、結束してよく耐えた」と、ドラマで描かれる河野さん一家の絆(きずな)を今でもたたえる。
 一方で、報道被害、冤罪の問題については「地下鉄サリン事件などがあったから、河野さんは無実が証明された。事件が無かったら、永久に迷宮入りというか、灰色だった可能性も」と指摘。「Xデーだとか“極限”の報道だけに興味があって、一貫して事実を追う報道が、特にテレビでは少ない。松本サリンで言葉の反省はあっても、そうした傾向が増幅され、悪化している」と、事件以後の報道に厳しい見方を示す。
 先月から導入された裁判員制度にも、松本サリン事件を経験した弁護士として疑問、危惧(きぐ)があるという。
 「松本サリンのような事件があったとき、彼が犯人に決まっているとか、犯人でなければならないとかの世論に圧倒され、裁判員が“まひ”した状態で審理が行われるとすれば、大変重大な結果を生じかねない」
 <松本サリン事件> 1994年6月27日午後10時40分ごろ、長野県松本市の駐車場で、オウム真理教の元幹部・信者が猛毒のサリンをまき、7人を殺害、100人以上の重軽症者を出した。教団が松本支部開設などをめぐる民事訴訟の判決で敗訴を予想、これを妨害するなどの目的で長野地裁松本支部裁判官官舎を狙って散布したとされる。
 長野県警は第一通報者の河野義行さん=当時(44)=宅を被疑者不詳の殺人容疑で家宅捜索し、河野さんを事情聴取。県警は95年6月になって「河野さんは事件と無関係」とする見解を発表した。14年にわたり闘病した河野さんの妻・澄子さんの死去で、犠牲者は8人となった。


2. SME、携帯向け音楽ドラマの人気作を映画館で上映 まず3作品


 ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は携帯電話に配信してきた音楽ドラマを、27日から映画館で上映する。昨年12月から今年2月に無料配信したところ、ダウンロード数が合計220万を超すなど人気を集めたため。今後も携帯向けのドラマを積極的に制作して人気作は映画館で上映、ドラマのモチーフでもある楽曲の販売促進に生かす。
 映画館の「新宿バルト9」(東京・新宿)で、自社制作の音楽ドラマを上映する。上映するのは加藤ミリヤ「20―CRY―」など、楽曲を主題にした3作品。1作当たりの上映時間は35分程度で、チケット料金は1作当たり1000円。

北米映画興行収入=S・ブロック主演作が初登場首位

2009-06-22 11:52:09 | 映画 話題等
北米映画興行収入=S・ブロック主演作が初登場首位

映画スタジオの推計に基づく6月19日―21日の北米映画興行収入ランキングは、サンドラ・ブロック主演のロマンティック・コメディー「The Proposal(原題)」が、3410万ドル(約33億円)で初登場1位となった。
 同作品はブロックにとって、主演作品として10年ぶりの1位となり、オープニング興収としても自身過去最高となった。ブロックが最後に北米で1位を獲得したのは、1999年にベン・アフレックと共演した「恋は嵐のように」だった。
 「The Proposal」はオーストラリアやロシアでも1位を獲得しており、北米以外10カ国の興行収入は1000万ドルになったという。

 このほかでは、公開2週目のコメディ作品「The Hangover」が2690万ドルで2位に後退。

ジャック・ブラックの「Year One」が2020万ドルで初登場4位となった。


2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが21日にまとめた6月19─21日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

<順位               興行収入/b>

1 (*) The Proposal .............................3410万ドル
2 (1) The Hangover ............................ 2690万ドル
3 (2) Up ......................................2130万ドル
4 (*) Year One .................................2020万ドル
5 (3) The Taking of Pelham 1 2 3................1130万ドル
6 (4) Night at the Museum ........................730万ドル
7 (7) Star Trek ..................................470万ドル
8 (5) Land of the Lost ...........................400万ドル
9 (6) Imagine That ...............................310万ドル
9 (8) Terminator Salvation .......................310万ドル
 [ロサンゼルス 21日 ロイター]

映画における新聞記者 世の中をのぞく窓

2009-06-22 08:50:15 | エンターティメント情報
経済危機で描き方変化も 映画における新聞記者 世の中をのぞく窓


 新聞記者を主人公にしたアメリカ映画が、相次いで公開されている。この春の「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」に続き、現在「消されたヘッドライン」と「路上のソリスト」が上映中。ペン1本で真実を追う新聞記者は昔から映画の格好の題材だが、インターネットの普及による新聞社の経営危機などもあり、描かれ方には変化も出ているようだ。

 「消されたヘッドライン」の主人公は、首都ワシントンの架空の新聞社、ワシントン・グローブの敏腕記者。友人の国会議員の不倫スキャンダルに絡んだ巨大な陰謀に挑む。一方、ロサンゼルス・タイムズに掲載されたコラムを映画化した「路上のソリスト」は、新聞記者と路上生活をしている天才ミュージシャンとの交流を描いている。
 映画評論家の品田雄吉・多摩美術大名誉教授は「『消されたヘッドライン』では不正を暴き、『路上のソリスト』では貧困に悩む人々に接することで現実のアメリカを浮き彫りにしていく。観客は新聞記者を窓口に世の中を垣間見ることができる」と分析する。

 品田さんによると、特ダネを狙ったり不正と戦う社会正義の象徴などとして、新聞記者は昔から何度も映画に登場してきたという。コメディーの「或(あ)る夜の出来事」「ローマの休日」、政治スリラーの「スクープ 悪意の不在」、実話を映画化した「ゾディアック」など枚挙にいとまがない。
日本でも新聞記者が主人公の映画は多く、最近も「クライマーズ・ハイ」「闇の子供たち」「世界で一番美しい夜」などがスクリーンに登場した。
 日航機墜落事故をめぐる報道合戦に揺れる地方新聞社を描いた「クライマーズ・ハイ」の原田眞人監督は、新聞記者を描いた映画の魅力について「記者は個人商店のようなもの。個性と個性のぶつかり合いが面白い」と語る。
 原田監督は、ジャーナリストを描いた映画の代表作として「大統領の陰謀」を挙げる。ニクソン米元大統領を失脚させたウォーターゲート事件を追うワシントン・ポスト紙の記者を描き、リアルな編集局のセットも話題になった。
 「『大統領の陰謀』をしのぐ作品は今後、出てこないのではないか。70年代のアメリカ映画界にはプロデューサーや脚本家に知性派が多く、骨のある企画がたくさんあった。今は金もうけのためのイベントムービーと化している」と嘆く。
 新聞社の描き方にも変化が出てきた。「消されたヘッドライン」では主人公が勤める新聞社が大手メディア会社の傘下に入り、編集局長は売れる記事を要求する。「路上のソリスト」に登場するロサンゼルス・タイムズは、親会社が昨年12月に事実上の経営破綻(はたん)に追い込まれており、映画の中にも同僚記者がリストラされる場面がある。
「電子版の普及などで紙媒体は厳しい状況を迎えている。日本も人ごとではなく、邦画にとっては面白い題材になるのではないか」と話す品田さんはこう指摘する。「新聞記者を描いた映画は今日的な情報を盛り込みやすいなどのメリットがある。今後も一つのジャンル映画として作られ続けていくでしょう」


2. 高齢者のアイスホッケーチーム、80代の選手も 米東部

ボストン郊外のアイススケート場に毎週3回集まり、熱心に練習するホッケーチーム。「クインシー・ボールド・イーグルス」には地元の選手60人が所属している。ユニークなのは、ほぼ全員が60歳以上だということ。80代のメンバー5人も、「通える限り続けたい」と張り切っている。
チームは16年前、ビル・ルイスさん(80)が設立。当初のメンバーはわずか5人だったが、近隣の経験者、初心者が続々と仲間入りした。
ルイスさんと同じ年のメンバー、ウォーレン・ルイスさんは、学生時代に名門ボストンカレッジの選手として活躍し、全米優勝を果たした経験もある。「ホッケーは若者だけでなく、年寄りにとっても楽しいスポーツ。ただし、われわれのはスローモーションのホッケーだが」と笑う。
メンバーの多くは60代で、70代も23人。人数が不足した場合だけ50代の参加も認めている。練習では毎回、黒と白のジャージに分かれて試合を楽しむ。全米トーナメントの70歳以上の部に参加したこともあるという。
アイスホッケーの特徴でもある激しい体当たりは禁止だ。「だれかが転倒したら、2―3人がかりで起こすことになるからね」――メンバーの1人、ディックさんがそう説明する。
参加の動機は人それぞれだが、「健康のため」という声が多いようだ。「若さを保ちたいというのが目的。この年には見えないでしょう」と胸を張るのは、73歳のブライアンさん。ひざの痛みやリウマチなどでしばらく休むメンバーもいるが、そんな時もチームに復帰したいという気持ちが励みになる。
一方、ディックさんは「退職して社会とのつながりがなくなるのは寂しいもの。ここでの仲間意識がそれを埋めてくれる」と話す。隣からもう1人のメンバー、ジャックさんが「昼間からテレビを見ているより、よっぽどいいのは確かだね」と、明るく付け加えた。