音楽CDから「大賞」選出 ミュージック・ジャケット大賞
「ジャケ買い」という言葉がある。アナログ盤の時代、店頭でジャケットに一目ぼれした思い出があるのは、もう40歳代以上のファンだろうか。音楽を聴く手だてはCDへ、そしてネット配信へと移り変わっているが、ジャケットの魅力を若い世代にも伝えたいと、「ミュージック・ジャケット大賞」が創設され、第1回の受賞作が発表された。
この賞は、一般社団法人「日本レコード協会」と、ジャケットを手掛けている印刷会社「金羊社」の実行委員会が主催した。
協会の谷口奈穂さんは「CDを買ったことがない若い人にもパッケージの魅力を知ってもらいたい。ジャケットは“作品の顔”。でも正面だけでなく、裏側、背表紙にも、こだわりがあり、CDは総合作品」と話す。
賞の対象は、昨年度一年間に加盟五十八社が発売した、洋楽を含む一万五千作。各社が自薦した二百三十五作を、十三社のデザイン担当者が自社ものを除いて選び、大賞候補のベスト50と、限定盤などを対象とする特別賞の候補十五作を決めた。
これらを、金羊社などが大阪と東京で開いている「ミュージック・ジャケット・ギャラリー」で紹介、会場やインターネットで一般投票を受け付けた。三万人が投票し、受賞作が決まった。
大賞は桑田佳祐のアルバム「MUSICMAN」、
準大賞は、声優・鈴村健一の「CHRONICLE to the future」と、ロックバンド・andropの「door」のアルバム二作になった。
桑田は「制作途中、病気のため作業を中断せざるを得なかったことなどもあり、思い入れの深いアルバムとなりました。アートワークまでもが高い評価をいただけたことを本当にうれしく思います」などとコメント。
谷口さんは「ジャケットのデザイナーに取りたいと思ってもらえる賞に」と意気込む。現在、東京・タワーレコード渋谷店が受賞作などのコーナーを設けているが、さらにCD店との連携を深めたいという。
◇
CDの生産高は、ピークだった一九九八年(金額ベース)の四割以下に落ち込んでいる。音楽評論家の反畑誠一さんは「何もしないで『売れない』と言っているよりは、音楽ファンに関心を持ってもらおうという試みで、大賞を評価したい」と話す。
反畑さんによると、邦楽のジャケット文化は、一九七〇年代からのニューミュージックやロックの台頭で進化した。「松任谷由実らが、ジャケットでも自分の世界を表現しようと努力してきた。ラッツ&スターは、米国ポップアートのアンディ・ウォーホルに頼みました」
そして「音楽ビデオの普及で、映像クリエーターがジャケット作りに加わり、洗練が進んだが、レコードがコンパクトディスク(CD)になり、魅力もコンパクトになってしまった」。
今は、音楽ビデオが芸術性を発揮する場。「不景気のせいもあるが、まず音楽、映像で、ジャケットは三番手。もう一度力を入れてほしい」と注文する。
ちなみに「大賞」ベスト50から反畑さんに気になる作品を挙げてもらうと、▽着物姿の女性が美しい「KIMONOS」▽動物勢ぞろいで楽しい「いきものばかり」▽音楽もジャケットも大滝詠一作品のカバーになっている、CHiP SHOP BOYZ WiTH ANDROiD SiNGERS ORCHESTRAの「A LONG VACATION」-だった。
2. ガッキー弾けた!ハチャメチャお嬢さまで初笑い届ける
女優、新垣結衣(23)が来年の“初仕事”として、1月3日放送のフジテレビ系スペシャルドラマ「もう誘拐なんてしない」(後9・0)のヒロインを務めることが28日、分かった。同作は嵐の大野智(31)が主演するコメディーで、ガッキーは天真爛漫なお嬢さま女子大生という役どころ。新たなキャラクターを演じ、全国を“笑い初め”にさせる。
(サンケイスポーツ)
■ 2012年は年始めから“ガッキースマイル”全開だ。新春スペシャルドラマで大野と初共演し、コミカルな演技を繰り広げる。
新垣が演じるのは、露天商の親分を父に持つお嬢さま女子大生、花園絵里香。大野扮するフリーターに狂言誘拐を持ちかけ、腎臓移植が必要な父親の違う妹のために、実の父親から治療費を巻き上げようとする青春コメディーだ。
■ 原作はヒット作「謎解きはディナーのあとで」などで知られる作家、東川篤哉氏の同名小説。現在フジ系で放送中の「謎解き-」のドラマ版を手掛け、今作の企画も担当する同局の成河広明氏は、新垣の起用について「圧倒的にかわいく、チャーミングで、どこかはかなげで存在感を持っている」と説明。「大野さんと日本中をドキドキほっこりさせる素晴らしいコンビになると確信しています」と期待を寄せる。
ガッキーは撮影前「大野さんはすごく多才な方なので緊張しますが、掛けあいがメーンになってくるので楽しんでやれれば」と語っていたが、28日に撮影初日を迎え、「(大野とは)ぽつりぽつりとコミュニケーションも取れているので、なんだか新年にピッタリの明るいドラマになるような気がしています」と手応えを感じている。
■ 初主演ドラマとなった7月期放送のフジ月9「全開ガール」では、お金と地位を夢見る国際弁護士役を熱演。12月9日放送の日本テレビ系特別ドラマ「らんま1/2」(後7・0)では、中学時代以来のショートカット姿で男勝りの格闘家に挑戦した。今度は天真爛漫なキャラクターで、再び新境地を切り開く。
「ジャケ買い」という言葉がある。アナログ盤の時代、店頭でジャケットに一目ぼれした思い出があるのは、もう40歳代以上のファンだろうか。音楽を聴く手だてはCDへ、そしてネット配信へと移り変わっているが、ジャケットの魅力を若い世代にも伝えたいと、「ミュージック・ジャケット大賞」が創設され、第1回の受賞作が発表された。
この賞は、一般社団法人「日本レコード協会」と、ジャケットを手掛けている印刷会社「金羊社」の実行委員会が主催した。
協会の谷口奈穂さんは「CDを買ったことがない若い人にもパッケージの魅力を知ってもらいたい。ジャケットは“作品の顔”。でも正面だけでなく、裏側、背表紙にも、こだわりがあり、CDは総合作品」と話す。
賞の対象は、昨年度一年間に加盟五十八社が発売した、洋楽を含む一万五千作。各社が自薦した二百三十五作を、十三社のデザイン担当者が自社ものを除いて選び、大賞候補のベスト50と、限定盤などを対象とする特別賞の候補十五作を決めた。
これらを、金羊社などが大阪と東京で開いている「ミュージック・ジャケット・ギャラリー」で紹介、会場やインターネットで一般投票を受け付けた。三万人が投票し、受賞作が決まった。
大賞は桑田佳祐のアルバム「MUSICMAN」、
準大賞は、声優・鈴村健一の「CHRONICLE to the future」と、ロックバンド・andropの「door」のアルバム二作になった。
桑田は「制作途中、病気のため作業を中断せざるを得なかったことなどもあり、思い入れの深いアルバムとなりました。アートワークまでもが高い評価をいただけたことを本当にうれしく思います」などとコメント。
谷口さんは「ジャケットのデザイナーに取りたいと思ってもらえる賞に」と意気込む。現在、東京・タワーレコード渋谷店が受賞作などのコーナーを設けているが、さらにCD店との連携を深めたいという。
◇
CDの生産高は、ピークだった一九九八年(金額ベース)の四割以下に落ち込んでいる。音楽評論家の反畑誠一さんは「何もしないで『売れない』と言っているよりは、音楽ファンに関心を持ってもらおうという試みで、大賞を評価したい」と話す。
反畑さんによると、邦楽のジャケット文化は、一九七〇年代からのニューミュージックやロックの台頭で進化した。「松任谷由実らが、ジャケットでも自分の世界を表現しようと努力してきた。ラッツ&スターは、米国ポップアートのアンディ・ウォーホルに頼みました」
そして「音楽ビデオの普及で、映像クリエーターがジャケット作りに加わり、洗練が進んだが、レコードがコンパクトディスク(CD)になり、魅力もコンパクトになってしまった」。
今は、音楽ビデオが芸術性を発揮する場。「不景気のせいもあるが、まず音楽、映像で、ジャケットは三番手。もう一度力を入れてほしい」と注文する。
ちなみに「大賞」ベスト50から反畑さんに気になる作品を挙げてもらうと、▽着物姿の女性が美しい「KIMONOS」▽動物勢ぞろいで楽しい「いきものばかり」▽音楽もジャケットも大滝詠一作品のカバーになっている、CHiP SHOP BOYZ WiTH ANDROiD SiNGERS ORCHESTRAの「A LONG VACATION」-だった。
2. ガッキー弾けた!ハチャメチャお嬢さまで初笑い届ける
女優、新垣結衣(23)が来年の“初仕事”として、1月3日放送のフジテレビ系スペシャルドラマ「もう誘拐なんてしない」(後9・0)のヒロインを務めることが28日、分かった。同作は嵐の大野智(31)が主演するコメディーで、ガッキーは天真爛漫なお嬢さま女子大生という役どころ。新たなキャラクターを演じ、全国を“笑い初め”にさせる。
(サンケイスポーツ)
■ 2012年は年始めから“ガッキースマイル”全開だ。新春スペシャルドラマで大野と初共演し、コミカルな演技を繰り広げる。
新垣が演じるのは、露天商の親分を父に持つお嬢さま女子大生、花園絵里香。大野扮するフリーターに狂言誘拐を持ちかけ、腎臓移植が必要な父親の違う妹のために、実の父親から治療費を巻き上げようとする青春コメディーだ。
■ 原作はヒット作「謎解きはディナーのあとで」などで知られる作家、東川篤哉氏の同名小説。現在フジ系で放送中の「謎解き-」のドラマ版を手掛け、今作の企画も担当する同局の成河広明氏は、新垣の起用について「圧倒的にかわいく、チャーミングで、どこかはかなげで存在感を持っている」と説明。「大野さんと日本中をドキドキほっこりさせる素晴らしいコンビになると確信しています」と期待を寄せる。
ガッキーは撮影前「大野さんはすごく多才な方なので緊張しますが、掛けあいがメーンになってくるので楽しんでやれれば」と語っていたが、28日に撮影初日を迎え、「(大野とは)ぽつりぽつりとコミュニケーションも取れているので、なんだか新年にピッタリの明るいドラマになるような気がしています」と手応えを感じている。
■ 初主演ドラマとなった7月期放送のフジ月9「全開ガール」では、お金と地位を夢見る国際弁護士役を熱演。12月9日放送の日本テレビ系特別ドラマ「らんま1/2」(後7・0)では、中学時代以来のショートカット姿で男勝りの格闘家に挑戦した。今度は天真爛漫なキャラクターで、再び新境地を切り開く。