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第56回グラミー賞、主要部門の結果

2014-01-28 12:53:38 | エンターティメント情報
第56回グラミー賞、主要部門の結果


米ロサンゼルスで26日、第56回グラミー賞授賞式が開催され、
フランスのDJデュオ、ダフト・パンクが主要部門で2冠に輝いた。
主要各賞の受賞者は以下の通り。

最優秀アルバム賞
「ランダム・アクセス・メモリーズ」─ダフト・パンク

最優秀レコード賞
「ゲット・ラッキー」─ダフト・パンク フィーチャリング ファレル・ウィリアムス&ナイル・ロジャース

最優秀楽曲賞
「ロイヤルズ」─ジョエル・リトル、エラ・イェリッチ・オコナー(ロード)

最優秀新人賞
マックルモア&ライアン・ルイス

最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞
「アンオーソドックス・ジュークボックス」─ブルーノ・マーズ

最優秀ロック・アルバム
「Celebration Day/祭典の日」─レッド・ツェッペリン

最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム賞
「モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ」─ヴァンパイア・ウィークエンド

最優秀R&Bアルバム賞
「ガール・オン・ファイア」─アリシア・キーズ

最優秀ラップ・アルバム賞
「The Heist」─マックルモア&ライアン・ルイス

最優秀カントリー・アルバム賞
「セイム・トレイラー・ディッフレント・パーク」─ケイシー・マスグレイヴス



受賞者一覧

【最優秀新人賞】
マックルモア&ライアンルイス

【最優秀ポップデュオ/グループ パフォーマンス】
ダフト・パンクfeat.ファレル・ウィリアムス&ナイル・ロジャース

【最優秀ロック・ソング】
“CUT E SLACK” デイブ・グロール
ポール・マッカートニー
クリス・ノヴォセリック
パット・スメア

【最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス】
ロード

【最優秀ラップ・コラボレーション】
“HOLY GRAIL” ジェイ・Z feat.ジャスティン・ティンバーレイク

【最優秀ポップ・アルバム】
『Unorthodox Jukebox』 ブルーノ・マーズ

【最優秀カントリー・アルバム】
『Same Trailer Different Park』 ケイシー・マスグレイヴス

【年間最優秀楽曲】
“ROYALS”(ロード)ジョエル・リトル、スチュアート・ホークス
【年間最優秀レコード】
“GET LUCKY” ダフト・パンクfeat.ファレル・ウィリアムス&ナイル・ロジャース

【年間最優秀アルバム】
『ランダムアクセスメモリーズ』ダフト・パンク

北米映画興行収入=警官コメディー「Ride Along」が2週連続首

2014-01-27 12:38:36 | エンターティメント情報
北米映画興行収入=警官コメディー「Ride Along」が2週連続首



映画スタジオの推計に基づく1月24日─26日の北米映画興行収入ランキングは、
ケビン・ハートとアイス・キューブ主演の警官コメディー映画「RideAlong(原題)」が、
2120万ドル(約21億6000万円)で2週連続首位となった。

2位は米海軍特殊部隊「ネイビー・シールズ」のアフガニスタンでの作戦を描いた「ローン・サバイバー」(日本公開3月21日)で、
1260万ドル。

ウィル・アーネットやキャサリン・ハイグルが声優として出演しているアニメ作品「The Nut Job(原題)」が1230万ドルで3位となった。

今週は、上位3作品の順位が前週と変わらず、比較的動きの少ない週だった。

初登場作品も1本で、
フランケンシュタイン博士の作り出した人造人間をヒーローとして描いている「I, Frankenstein(原題)」が830万ドルで6位に入った。





2. 北米映画興行収入トップ10


映画スタジオの推計に基づきロイターが26日にまとめた1月24日─26日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。

題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。


順位  興行収入


1 (1) Ride Along..............................2,120万ドル

2 (2) Lone Survivor .........................1,260万ドル

3 (3) The Nut Job.............................1,230万ドル

4 (5) Frozen..................................900万ドル

5 (4) Jack Ryan: Shadow Recruit...............880万ドル

6 (*) I, Frankenstein.........................830万ドル

7 (6) American Hustle.........................710万ドル

8 (8) August: Osage County....................500万ドル

9 (9) The Wolf of Wall Street.................500万ドル

10 (7) The Devil's Due.........................280万ドル



3. 全米監督協会賞、「ゼロ・グラビティ」のキュアロン監督が受賞


今年のアカデミー賞の行方を占う全米監督協会(DGA)賞の授賞式が25日、ロサンゼルスで開かれ、
「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督(52)が、最高賞を受賞した。

メキシコ人のキュアロン監督が同賞を受賞するのは初めて。
1948年以降、同賞受賞監督がアカデミー監督賞を獲得できなかったのはわずか7例で、
今年のアカデミー賞の有力候補になった。

また、過去10年でDGA賞の受賞作がアカデミー作品賞に9度輝いており、
「ゼロ・グラビティ」は全米製作者組合(PGA)で最高賞を分け合った「それでも夜は明ける」とともに作品賞でも有力候補の1つと目されている。

「ゼロ・グラビティ」は、ジョージ・クルーニーがベテラン宇宙飛行士、サンドラ・ブロックが医療エンジニアを演じ、
スペースシャトルの船外活動中の事故で2人が無重力空間に放り出されてしまうというストーリー。



 

米MGM90周年、マスコットのライオンが手形をプリント

2014-01-23 16:06:39 | エンターティメント情報
米MGM90周年、マスコットのライオンが手形をプリント


米映画製作会社メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)は22日、
ロサンゼルスのチャイニーズ・シアターで、創業90周年を記念し、
同社マスコットの「レオ・ザ・ライオン」の手形をプリントするイベントを開いた。

イベントには、米俳優シルベスター・スタローンやMGMのゲイリー・バーバー会長らが出席。

映画「ロッキー」シリーズに主演し、一躍有名となったスタローンは、
「フィラデルフィア出身のロッキー・バルボアになれて幸運だった。この主人公は、MGMのロゴの下で生まれた」と語った。



2. 米俳優ジョニー・デップが婚約、23歳年下の女優と=報道


米芸能誌ピープルによると、映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどで知られる米俳優ジョニー・デップさん(50)が、
米女優アンバー・ハードさん(27)と婚約した。
2人は2011年の映画「ラム・ダイアリー」で共演。同誌は関係筋の話として、
ハードさんが親しい友人に婚約したことを明らかにした、と伝えた。

デップさんは、フランスの女優で歌手のバネッサ・パラディさんと2012年に破局。
パラディさんとは結婚していなかったものの、1998年から交際し、子ども2人がいる。

北米映画興行収入=警官コメディー「Ride Along」が初登場首位

2014-01-20 13:44:04 | エンターティメント情報
北米映画興行収入=警官コメディー「Ride Along」が初登場首位


 映画スタジオの推計に基づく1月17日─19日の北米映画興行収入ランキングは、
ケビン・ハートとアイス・キューブ主演の警官コメディー映画「RideAlong(原題)」が、
4120万ドル(約43億円)で初登場首位となった。

先週首位だった米海軍特殊部隊「ネイビー・シールズ」のアフガニスタンでの作戦を描いた「ローン・サバイバー」
(日本公開3月21日)は、2320万ドルで2位に後退した。

オープン・ロード・フィルムズ初のアニメ作品「The NutJob」が2060万ドルで初登場3位。
米作家トム・クランシーの小説が原作で、
米中央情報局(CIA)エージェントの活躍を描いた「エージェント:ライアン(同2月15日)」が、1720万ドルで初登場4位に入った。




2. 北米映画興行収入トップ10


映画スタジオの推計に基づきロイターが19日にまとめた1月17日─19日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。
題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

順位   興行収入


1 (*) Ride Along ..............................4120万ドル

2 (1) Lone Survivor............................2320万ドル

3 (*) The Nut Job..............................2060万ドル

4 (*) Jack Ryan: Shadow Recruit................1720万ドル

5 (2) Frozen...................................1200万ドル

6 (4) American Hustle..........................1060万ドル

7 (*) Devil's Due..............................850万ドル

8 (7) August: Osage County.....................760万ドル

9 (3) The Wolf of Wall Street..................750万ドル

10 (8) Saving Mr. Banks.........................410万ドル



3. 米国の平均映画料金、2013年に初めて8ドルの大台を突破


 映画館保有者は昨年、もっと高額な料金を払って映画を見て欲しい、
というメッセージを映画ファンに送った。
 
米劇場所有者協会(NATO)によると、米国の平均映画料金は昨年初めて8ドルの大台を超えた。
NATOは17日、2013年の平均チケット代は8.13ドル(前年は7.96ドル)(約850円)だったと発表した。

 チケット代は年末にかけて上昇した。中でも年末商戦期には並外れて多くの観客が詰めかけた。
10-12月期の平均チケット代は8.35ドル(前年同期は8.05ドル)だった。

 NATOは1948年から平均チケット代の動向を追跡している。当時は「黄金」などの映画が平均0.36ドルで上映されていた。
平均料金は1960年代半ばに1ドルの節目を超え、約30年後の1999年に5ドルに達した。
この年のアカデミー賞では「アメリカン・ビューティー」が最優秀作品賞に輝いた。

 13年の上昇幅はここ数年の平均並みだ。2011〜12年の上昇幅はわずか0.03ドルと、2000年以降で最も緩やかだった。
一方、09〜10年には3Dなどの高額オプションが普及し始めたため、平均料金は7.50ドルから7.89ドルへと大きく上昇した。

 3Dなどの高額オプションの人気が落ちていることを考えれば、13年の上昇幅は際立っている。
アニメなどの3D作品は人気を失っているが、特殊効果を付与した3D作品、
例えばサンドラ・ブロック主演の「ゼロ・グラビティ」などは引き続き多くの観客を集めている。

第86回米アカデミー賞主要候補者のコメント

2014-01-19 17:26:11 | エンターティメント情報
第86回米アカデミー賞主要候補者のコメント



米映画芸術科学アカデミーは16日、第86回アカデミー賞のノミネートを発表。
選考結果は3月2日に発表される。ノミネート発表に対する主な候補者のコメントは以下の通り。

<主演男優賞候補のレオナルド・ディカプリオ(ウルフ・オブ・ウォールストリート)>

候補に選ばれた栄誉を謙虚に受け止め、スタッフとこの喜びを分かち合いたい。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は私が情熱を傾けてきた作品であり、
演じた役柄は自らのキャリアの中で最も困難でやりがいのあるものになったと思う。
他の候補者を祝福するとともに、映画芸術科学アカデミーに謝意を申し上げる。

<主演女優候補のエイミー・アダムス(アメリカン・ハッスル)>

候補に選ばれたことを光栄に思う。「アメリカン・ハッスル」と「her/世界でひとつの彼女」の
出演者およびスタッフに祝意を申し上げる。これら2作品に携われたことは私にとって大変な名誉である。

<主演男優賞候補のマシュー・マコノヒー(ダラス・バイヤーズクラブ)>

この作品は劣勢に見られていたものの、映画界最高の賞にノミネートされた。
この作品に参加できたことを大変光栄に思う。俳優として本当に素晴らしい時間を過ごすことができた。

<監督賞候補のアルフォンソ・キュアロン(ゼロ・グラビティ)>

素晴らしい評価を与えてくれたアカデミーに感謝を申し上げる。
候補に選ばれたことは個人の達成ではなく、夢を実現してくれた大勢のアーティストたちの努力の賜物である。
また、サンドラ・ブロックが(主演女優賞)候補に選ばれたことにとても感激している。
彼女は役に没頭し、この作品の生命力となった。この役の真の姿を追求してくれた、サンドラの貢献に感謝したい。

<主演男優賞候補のキウェテル・イジョフォー(それでも夜は明ける)>

ニューオーリンズのうだるような暑さの中で撮影していた時には、
この作品の旅路がどこへ続いているのか、私たちスタッフの誰もが予想し得なかった。
一人の男の物語を描くため、監督のスティーブ・マックイーンが私たち家族を作り上げた。
そして今、その家族が評価を受けていることをうれしく思う。
このような名誉を与えてくれたアカデミーと、原作者のソロモン・ノーサップに多大なる謝意を伝えたい。

第86回米アカデミー賞の主要部門候補

2014-01-17 16:23:42 | エンターティメント情報
第86回米アカデミー賞の主要部門候補


米映画芸術科学アカデミーは16日、第86回アカデミー賞のノミネートを発表。
「アメリカン・ハッスル」と、「ゼロ・グラビティ」が作品賞など最多10部門で候補となり、
宮崎駿監督の「風立ちぬ」は長編アニメ賞にノミネートされた。
授賞式は3月2日にロサンゼルスで開かれる。主な部門の候補は以下の通り。


<作品賞>
アメリカン・ハッスル
キャプテン・フィリップス
ダラス・バイヤーズクラブ
ゼロ・グラビティ
her/世界でひとつの彼女
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
あなたを抱きしめる日まで
それでも夜は明ける
ウルフ・オブ・ウォールストリート

<主演男優賞>
クリスチャン・ベイル(アメリカン・ハッスル)
ブルース・ダーン(ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅)
レオナルド・ディカプリオ(ウルフ・オブ・ウォールストリート)
キウェテル・イジョフォー(それでも夜は明ける)
マシュー・マコノヒー(ダラス・バイヤーズクラブ)

<主演女優賞>
エイミー・アダムス(アメリカン・ハッスル)
ケイト・ブランシェット(ブルージャスミン)
サンドラ・ブロック(ゼロ・グラビティ)
ジュディ・デンチ(あなたを抱きしめる日まで)
メリル・ストリープ(8月の家族たち)

<監督賞>
デビッド・O・ラッセル(アメリカン・ハッスル)
アルフォンソ・キュアロン(ゼロ・グラビティ)
アレクサンダー・ペイン(ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅)
スティーブ・マックイーン(それでも夜は明ける)
マーティン・スコセッシ(ウルフ・オブ・ウォールストリート)

<助演男優賞>
バーカッド・アブディ(キャプテン・フィリップス)
ブラッドリー・クーパー(アメリカン・ハッスル)
マイケル・ファスベンダー(それでも夜は明ける)
ジョナ・ヒル(ウルフ・オブ・ウォールストリート)
ジャレッド・レト(ダラス・バイヤーズクラブ)

<助演女優賞>
サリー・ホーキンス(ブルージャスミン)
ジェニファー・ローレンス(アメリカン・ハッスル)
ルピタ・ニョンゴ(それでも夜は明ける)
ジュリア・ロバーツ(8月の家族たち)
ジューン・スキッブ(ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅)


ほか

北米映画興行収入=「ローン・サバイバー」首位、米海軍の実話描く

2014-01-13 16:33:48 | エンターティメント情報
北米映画興行収入=「ローン・サバイバー」首位、米海軍の実話描く


 映画スタジオの推計に基づく1月10日─12日の北米映画興行収入ランキングは、
米海軍特殊部隊「ネイビー・シールズ」の作戦を描いた「ローン・サバイバー」
(日本公開3月21日)が、3850万ドル(約40億円)で初登場首位となった。

同作は、2005年にアフガニスタンで行われた作戦で、唯一生き残ったマーカス・ラトレル氏が著した
「アフガン、たった一人の生還」に基づいて制作された。この作戦ではシールズ隊員11人と兵士8人が死亡した。
ラトレル氏をマーク・ウォールバーグが演じている。

先週1位の米ウォルト・ディズニーのアニメ「アナと雪の女王」(同3月14日)が1510万ドルで2位に後退。

レオナルド・ディカプリオ主演の「ウルフ・オブ・ウォールストリート」(同1月31日)が900万ドルで3位に入った。





2. 北米映画興行収入トップ10


 -映画スタジオの推計に基づきロイターが12日にまとめた1月10日─12日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。
題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。**は先週はトップ10圏外。

順位   興行収入

1 (*) Lone Survivor...........................3850万ドル
2 (1) Frozen..................................1510万ドル
3 (4) The Wolf of Wall Street.................900万ドル
4 (*) The Legend of Hercules..................860万ドル
tie(5) American Hustle.........................860万ドル
6 (3) The Hobbit: The Desolation of Smaug.....800万ドル
7 (**)August: Osage County....................730万ドル
8 (7) Saving Mr. Banks........................660万ドル
9 (2) Paranormal Activity: The Marked Ones....630万ドル
10 (6) Anchorman 2: The Legend Continues ......610万ドル



3. 「風立ちぬ」ゴールデングローブ賞ならず


 米アカデミー賞の行方を占う第71回ゴールデングローブ賞の授賞式が12日、米ロサンゼルスであった。
映画の作品賞は、米奴隷制下の実在の黒人を描いた「それでも夜は明ける」がドラマ部門で、
詐欺師が米連邦捜査局(FBI)に協力した実話に基づく「アメリカン・ハッスル」がコメディー/ミュージカル部門でそれぞれ輝いた。
外国語映画賞の候補だった宮崎駿監督の最後のアニメ映画「風立ちぬ」は受賞を逃した。

 外国語映画賞はイタリアの「The Great Beauty」が受賞したが、
邦画が同賞の候補となったこと自体、第48回の黒澤明監督「夢」以来23年ぶり。

「風立ちぬ」は米アカデミー賞長編アニメ部門に出品しており、
16日に5作品が発表される同賞候補に入るかどうかも注目されている。



仏、映画見るならスマホに課税する案が再浮上

2014-01-10 17:26:37 | エンターティメント情報
仏、映画見るならスマホに課税する案が再浮上


(2014年1月9日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 フランスの映画産業を支える補助金制度の改革に関する報告書で、
スマートフォン(スマホ)などインターネット関連機器への課税案が再浮上した。

 同様の案は昨年初めて提言され、オランド政権が棚上げしたが、
今回、フランスの映画産業を支援するために作られた新たな報告書の中の50の提言の一つとして改めて提案された。
フランスはデジタル革命の波の中で、芸術作品を経済的に特別扱いする「文化的例外」を死守しようとしている。


 政府の依頼を受けて映画産業がまとめたこの報告書では、
スマホやタブレット(多機能携帯端末)などネット関連機器の売り上げに1%の税を課しても、
財政的に厳しい映画製作会社や配給会社は「容易に吸収する」と予想している。
 映画産業の未来に関する答申の一環として映画プロデューサーのレネ・ボンネル氏がまとめたこの報告書では、
スマホ課税案について「コンテンツの恩恵を受けながら、経済的な負担をしないものから、
その価値の一部を回収する公正な手段だ」としている。

 文化的例外策の保持に関する先の報告書でなされた同様の提言は、オランド政権内で当初支持されたが、
その後立ち消えとなり、再び取り上げられる兆しはない。

■課税案浮上は文化保護の議論の高まり

 だが、今回、新たにスマホ課税案が再浮上したことは、米ネット企業との競争が激しさを増すなかで、
映画産業など自国の大切な文化をどう守るかを巡って、
フランス国内で議論が高まっていることを浮き彫りにしている。フランスは昨年、
協議が進められている環大西洋貿易投資協定(TTIP)で、例外扱いを認めようとしない米国に対抗して、
文化を関税交渉の対象から外す文化的例外措置を死守した。

 今回の報告書では補助金や相互出資など、フランスの映画産業を維持しながらも、
ひずみが生じている複雑な支援制度の見直しを求めている。

 報告書によれば、フランスの映画製作本数は欧州連合(EU)全体の5分の1以上を占め、
2007年の228本から12年には279本に増えた。フランスでは国内で製作された映画が興行収入の35~40%を占めており、
欧州の他の国を大幅に上回っている。近年の世界的ヒット作には米アカデミー賞5部門を受賞した無声映画「アーティスト」や
「最強のふたり」などがある。

これらの作品はいずれも、映画チケットやビデオの売り上げへの課税、税優遇、テレビ局などの出資義務づけの恩恵を受けており、
その総額は年間約10億ユーロに上る。

 だが報告書は、11年の映画製作費の構造的な赤字は4億200万ユーロとなり、
05年の3億300万ユーロから膨らんだとしており、黒字を確保したフランス映画はわずか30%にとどまるという。

 また、大手映画会社の人気スターに興行成績にかかわらず高額の報酬を支払う傾向を批判、
中小のプロダクションが大手映画会社に取って代わられる状況にも疑念を呈している。
 さらに、映画チケットの販売減少で現在の資金支援制度は危機に立っているとも指摘。
ネット配信との競合の激化でビデオの販売は落ち込む一方、テレビ局の収益も低迷していると述べている。


2. 米で映画のオンライン販売急増 DVDを今年にも逆転


オンライン映画の販売が急増している。ある大手映画スタジオは、
2014年末までにオンライン映画の販売がDVD販売を上回り、
ハリウッドの最も重要な収益源となると予想する。
 21世紀フォックス傘下の映画大手20世紀フォックスホームエンターテインメントのマイク・ダン社長は、
オンライン映画の販売が四半期ごとに伸びている要因について、
映画がDVDやブルーレイ・ディスクで視聴可能になる前に、オンラインで販売されるようになったことを挙げた。

この7年間、DVD販売が減少し、ハリウッドは大きな打撃を受けてきた。
その結果、ウォルト・ディズニーやパラマウント・ピクチャーズ、ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント、
ワーナー・ブラザーズ・エンターテインメント、フォックスといった大手映画スタジオは、映画の製作数を減らし、
製作やマーケティングの予算の削減を強いられている。

 一方、オンライン映画の販売増は、こうしたDVDの販売減を補う格好となっている。
ダン社長は「今年は逆転するのではないか」と話す。

■「iTunes」の独占市場に参入企業

 米業界団体のデジタル・エンターテインメント・グループ(DEG)が今週発表したリポートによると、
映画のオンライン販売は13年に前年比で50%増加したという。
 このリポートでは、米アップルの「iTunes(アイチューンズ)」が独占していた市場に新たな企業が参入したことが、
売り上げ増に寄与したと指摘している。
 世界最大手のCATV、米コムキャストと米小売大手ターゲットは13年にオンライン映画サービスを開始した。
この年の人気映画には、「怪盗グルーのミニオン危機一発」や「トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン」、「シュガー・ラッシュ」などがある。

 ダン社長は「コムキャストは意味のある変化をもたらした」とみている。

 オンライン映画の売上高は13年に10億ドルに増加した。
これは米ホームエンターテインメント市場全体のごく一部だ。
とはいうものの、同市場全体の売上高は182億ドルと、ピークだった04年の約220億ドルから減少している。

DVDは製作コストの低下により、10年近くハリウッドで利益率が最も高い事業であり続け、
製作ブームやトップスターの報酬増加に拍車を掛けた。

 いったんDVD売り上げが落ち込み始めると、映画スタジオの利益は打撃を受けた。
ブルーレイ・ディスクに向かう同業界の流れが落ち込みを一部食い止め、
オンデマンド配信などのサービスも寄与した。

 オンライン配信は最も急成長している。
ブルーレイ・ディスク発売に先駆けオンライン販売が可能になる映画を映画スタジオが製作し始めて以来、
その勢いを増している。




「アナと雪の女王」サントラがビルボード首位、ビヨンセ抑え

2014-01-09 16:36:11 | エンターティメント情報
「アナと雪の女王」サントラがビルボード首位、ビヨンセ抑え



米人気R&B歌手ビヨンセの話題の新作アルバム「ビヨンセ」が8日、
ビルボード200アルバムチャートの首位から陥落した。代わって1位に立ったのは、
ディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」のサントラ。

「ビヨンセ」は過去3週にわたって首位だったが、今月5日までの1週間では売上13万枚と
同映画のサントラの売上16万5000枚に及ばなかった。

「アナと雪の女王」は昨年11月から公開され、すでに世界全体での興行収入は6億ドル(約630億円)を上回っている
サントラも12月のリリース以来、50万枚以上を売り上げている。




2. 英アカデミー賞、「ゼロ・グラビティ」が最多11部門でノミネート

英国映画テレビ芸術アカデミー(BAFTA)賞のノミネートが8日発表され、
宇宙飛行士が宇宙空間に放り出される状況を描いた「ゼロ・グラビティ」が11部門で最多ノミネートとなった。

ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックが出演する同作は、
作品賞や主演女優賞、監督賞などで候補に挙がった。

このほか、「それでも夜は明ける」(日本公開3月7日)と「アメリカン・ハッスル」(同1月31日)が
それぞれ10部門でノミネートされた。

BAFTAの授賞式はロンドンで2月16日に開催される。




オンライン映画の販売が2013年に急増―DVDの販売減など補う

2014-01-08 16:06:44 | エンターティメント情報
オンライン映画の販売が2013年に急増―DVDの販売減など補う



アニメ映画「怪盗グルーのミニオン危機一発」(原題:Despicable Me 2)はDVD発売の2週間前にネットで販売され、
2013年のオンライン映画の売り上げ1位となった

 米映画業界はオンライン映画の促進に数年を費やしてきたが、2013年にはついにその解決策を見出したようだ。
つまり、オンラインでしか観られない映画の制作だ。
 業界グループのデジタル・エンターテインメント・グループが公表したデータによると、
オンライン映画の購入額は昨年、前年比で47%急増し、11億9000万ドル(約1200億円)となった。
家庭用娯楽の売上高全体が前年比わずか0.7%増の182億2000万ドルにとどまるなかで、オンライン映画は最も大きな伸びを示した。

 オンライン販売の伸びが実際のDVD販売およびレンタルの持続的な減少をほぼ補う格好となっている。
米国の家庭用娯楽市場全体の売上高は、2004年のピークにつけた220億ドル超を引き続き大幅に下回っている。
その結果、映画制作スタジオはどこも利益が圧迫され、広範なコスト削減を強いられている。

 それでも、オンライン映画の伸びは映画スタジオにとって心強い。オンライン映画販売を加速させている主な要因は、
「デジタルHD」と呼ばれる新たな販売方法が広く採用されていることだ。
映画がDVDとして登場するか、オンライン上でレンタルできるようになる1~4週間前に、
映画スタジオはアップルのiTunes(アイチューンズ)ストアやアマゾン・ドット・コムのサイトといった
オンラインストアでHD版の新リリース映画を購入できるようにしている。
 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)の家庭用エンタテインメント部門のエグゼクティブ・バイスプレジデント、
ジム・アンダーウッド氏は「それは伸びのかなりの部分を占めている」と述べた。

 DVDやブルーレイディスクを購入していたかもしれない消費者の一部がネットで映画を購入しているものの、
映画制作会社の幹部たちは、最大の変化は映画をレンタルしていたはずの消費者が、待ちきれずにそれを購入していることだと指摘する。

 タイム・ワーナー傘下のワーナー・ブラザーズの家庭用娯楽部門プレジデントのロン・サンダーズ氏は
「オンラインで映画が早く手に入るようになったため、消費者の行動に変化が現れている」との見方を示した。

 オンライン映画販売は制作会社にとって「ブルーレイディスクと並び、最も利益率が高い分野」で、
映画会社はその方式に積極的に取り組んできた。

 21世紀フォックス傘下の映画大手20世紀フォックスの家庭用娯楽部門プレジデントのマイク・ダン氏は、
ニューリリース映画の大半に関しては現在、オンライン映画の購入が、家庭用娯楽部門の売上高の10~15%を占めていると述べた。

 ソニーはDVD発売前にオンラインでの映画販売を開始した最初の企業で、
2011年にコメディー「バッド・ティーチャー」(原題:Bad Teacher)をオンライン販売した。
しかし、こうした実験的なやり方が広く受け入れられるようになったのは昨年からだ。