脳内ニューヨーク
本物のニューヨークの中にもう一つのニューヨークを作る劇作家(フィリップ・シーモア・ホフマン)をめぐる不思議な作品。脚本家として知られるチャーリー・カウフマンの初監督作。2008年。21日発売。(ポニーキャニオン、本編124分)
2. 情報誌低迷 ぴあ関西版、10月7日発売号で休刊へ
関西圏の情報誌「ぴあ関西版」(隔週刊)が10月7日発売号で休刊することが30日、分かった。同誌を発行するぴあが取引先に休刊を伝えた。
ぴあが取引先に送った文書によると、10月7日発売号で休刊、新たにチケットとエンターテインメント情報を配信するメディアを年内にも立ち上げる準備を進めているという。
同誌は1986年から関西圏で発行。同社によると、90年代半ばには発行部数が約25万部あったが、最近は約4万部に低迷していた。同社の広報担当者は「部数が苦戦していた。休刊は残念だが、別の形でエンターテインメントの情報を伝えていくことには変わりない。新しいスタートに期待して下さい」と話している。
関西圏の情報誌は、77年に創刊した「Lmagazine(エルマガジン)」(京阪神エルマガジン社)が2008年12月発売の2月号で休刊。講談社とサンケイリビング新聞社が発行していた1999年創刊の「KANSAI1週間」も今年6月8日発売号で休刊した。
94年に創刊、隔週刊で約12万部を発行する「関西ウォーカー」(角川マーケティング)の玉置泰紀編集長は「書店などで1コーナーをつくる同じジャンルの雑誌が減ることは我々にとっても痛手だし、寂しい。特に、ぴあは文化情報、関西ウォーカーは生活情報が中心で競合する部分が少なかったのでなおさらだ。大きな流れで言うと、紙媒体はネット情報に押されている」と話している。
3. 「MSN産経ニュース for iPhone」の新規ダウンロードを再開
マイクロソフトは30日、スマートフォン向けのアプリケーション「MSN産経ニュース for iPhone」の新規ダウンロードを再開した。
同アプリはダウンロードサービスが始まった後、表示等の一部に不具合が確認されたため、新規ダウンロードが停止されていた。
4. 〈映画大好き!〉8月の4本 80年代の人気作リメーク
1980年代に青春を過ごした世代に響く映画が2本そろった。「ベスト・キッド」(14日公開)と「特攻野郎AチームTHE MOVIE」(20日公開)。いずれも当時の人気作のリメークだ。
前者は、いじめられっ子の少年が日本人の師匠に空手を学んで成長するという映画がオリジナル。ヤングアダルト(YA)スターのラルフ・マッチオが少年を、日系のノリユキ・パット・モリタが師匠を演じた。リメーク版は空手がカンフーに変わった。師はジャッキー・チェン。本物の達人から極意を伝授されるのはウィル・スミスの息子ジェイデン。親譲りの芸達者だ。
後者はテレビドラマの映画化。特殊部隊出身の4人組が派手なアクションで悪者を懲らしめる。オリジナルではモヒカン頭のミスターTが印象に残った。今回は「タイタンの戦い」のリーアム・ニーソンや「第9地区」のシャルト・コプリーらがチームを組む。
ニコラス・ケイジとジョン・タートルトーブ監督という「ナショナル・トレジャー」コンビの大作は「魔法使いの弟子」(13日公開)。ケイジは魔法使いの師匠。若い弟子を鍛えて悪と戦う。「ハナミズキ」(21日公開)は生田斗真と新垣結衣主演の純愛物語。いまやカラオケの定番となった一青窈の同名曲がモチーフだ。(飛)