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岐路に立つ国際映画祭 東京と山形、開始から20年余

2009-10-31 19:58:01 | エンターティメント情報
岐路に立つ国際映画祭 東京と山形、開始から20年余

 日本を代表する二つの国際映画祭が今月、開かれた。22回を数える東京国際映画祭(17~25日)と、20周年を迎えた山形国際ドキュメンタリー映画祭2009(8~15日)。規模も個性も異なるが、両者を俯瞰(ふかん)すると、映画界が、そして世界が抱える問題が見えてくる。
■目立つ「未熟」な主人公 東京国際映画祭
 東京国際映画祭の今年のコンペは、「未熟」がキーワードだった。作品の出来という意味ではない。主人公の未熟さを物語の推進力にした作品が目立ったのだ。
 審査員特別賞の「激情」(スペイン=コロンビア)は、移民の建設作業員と若い家政婦との悲しい恋愛劇。男は現場監督に暴力を振るって死なせ、窮地に陥る。当たり前だ。同情の余地がない。女優賞の「エイト・タイムズ・アップ」(フランス)は職と家を失う女性の物語。彼女は仕事というものをなめている。こちらも自業自得だ。
 ほかにも、未熟な人物が大挙登場する。単純な左翼かぶれのお坊っちゃま、ストーカーまがいの自意識過剰男、他人の死を利用して幸せになるトラウマ女性……。背景にはそれぞれ不況や差別などがあるのだろう。しかし、その描写が足りず、観客をあきれさせる作品も少なくなかった。
 その中で、究極の未熟者を主人公にしたのが、東京サクラグランプリなど3冠を得た「イースタン・プレイ」(ブルガリア)だった。アルコール漬けの毎日。世界を斜めからしか見ない。恋人に優しくしたり冷たくしたりして翻弄(ほんろう)する。最低の男だ。しかしカメン・カレフ監督はソフィアの閉塞(へいそく)状況を克明に見せることで、観客をしてこの駄目男に共感めいたものを抱かせるという綱渡りに成功した。アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ審査委員長が「真実を描いた作品。15本の中で、際だって我々の心をとらえた」と激賞したのもうなずける。
 人間は誰しも未熟であり、「未熟」は芸術の定番テーマたりうる。ただし、未熟な人物の言動に説得力を持たせ共感させるには、繊細な表現が必要だ。一歩間違うと、観客を怒らせることになる。分水嶺(ぶんすいれい)は作り手の成熟度にある。
    ◇
 コンペ以外では「ワールドシネマ」「アジアの風」の両部門が、充実したラインアップで世界の潮流を伝えた。アジア部門の作品賞はウニー・ルコント監督の第1作「旅人」。日本公開も早速内定した。特別功労賞は7月に急逝したマレーシアのヤスミン・アフマド監督。日本映画部門の作品賞は、松江哲明監督の「ライブテープ」だった。
 日本のイルカ漁を盗撮した米国映画「ザ・コーブ」も初上映された。欧米で論議を呼ぶ作品を当の日本人が見る機会を提供したことは評価したい。ただ、公式部門とは別枠で平日昼1回のみの上映という扱いは不自然。映画祭が掲げる「環境」というテーマは政治問題でもある。論争を受けて立つ覚悟が必要だ。
■「格差」の現実を反映 山形国際ドキュメンタリー映画祭
 隔年開催の山形は、ベルリンの壁崩壊の89年に創設。前回から山形市に代わりNPO法人が主催になり、資金難にも苦しむが、市民主導の手作り運営が、よそにない親密な空気を生んだ。
 コンペ部門は15本。近年受賞した「鳳鳴(フォンミン)」「水没の前に」のような強力作はなかったが、異なる国の作品同士が思わぬ形で響き合い、グローバル化時代を実感させた。
 大賞のフラハティ賞は、カナダのリシャール・ブルイエット監督の「包囲 デモクラシーとネオリベラリズムの罠(わな)」。世界の新たな支配原理として新自由主義が台頭した背景とその影響を、ノーム・チョムスキー、スーザン・ジョージら知識人の証言で解き明かした。
 「今回の出品作の多くは、『包囲』が指摘した問題が背景にある。多彩な作品を包む傘として、全会一致で大賞に選んだ」と審査員のガリン・ヌグロホ。確かに、これを総論に、その他の作品が多様な各論を展開していた。
 最優秀賞の「忘却」は、深刻な経済格差を生きるペルー庶民の声と、混乱を残して去った歴代大統領の姿を対比。優秀賞の「要塞(ようさい)」の舞台となったスイスの難民収容施設には、「市場競争」の余波を受けた亡命希望者が世界から押し寄せる。
 市民賞と特別賞をダブル受賞した「ナオキ」は、英国人監督ショーン・マカリスターが、山形市のワーキングプアカップルの日常に密着した。
 56歳の男は、実業家として築いた財産をバブル崩壊ですべて失い、時給810円で郵便局アルバイトとして働く。27歳年下の恋人は、昼は事務員、夜は水商売の1日15時間労働。真綿で首を絞められるような「日本式貧困」。「アフリカの方がましだ」という監督のつぶやきは笑えない。
 賞には漏れたが、「RiP! リミックス宣言」は今回最大の話題作。知的財産権の「過保護」にポップな手法で異議申し立てし、論争を呼んだ。「アムステルダム(新)国立美術館」は、美術館の改装計画が市民の反対で大迷走。権利と公益を考える上で、ともに広く見られるべき作品だ。
■縮む「アート系映画」下支えを
 アート系映画の市場は縮小の一途にある。昨秋の金融危機で配給業者の買い控え傾向は一層強まり、カンヌ受賞作でも、劇場公開が難しい。
 東京の審査委員長のイニャリトゥ監督は、閉会式で「映画の危機」に警鐘を鳴らした。
 「シネマは劇的変化にさらされている。バカげた超大作があふれ、アート系映画はインテリ向けの袋小路状態。映画祭で優れた作品を見つけても、果たしてそれが世に出るか。一番気の毒なのは、底の浅い映画しか見られない観客だ」
 セミナーなどでも「危機」が語られた。「権利料の高騰で業者が疲弊した」「DVDやテレビの収益が減少した」「メッセージが明確な作品でなければ売れない」……。
 イニャリトゥ監督は、映画祭が現状打破に貢献するべきだと提言した。
 「1週間の祭りに全資金を注ぐのは無駄。優れた作品をせめて1カ月上映してほしい。口コミで多くの人に見てもらえるはずだ」
 理想論だろうか。だが、これに近いことを実践している映画祭がある。山形だ。
 隔年開催の山形は、映画祭が休みの年に都内で出品作の大型特集上映を開催。地元でも毎月2回上映会を続け、観客の掘り起こしに努める。前回のアジア部門最高賞の「長江にいきる 秉愛(ビンアイ)の物語」は今春、映画祭スタッフの手で劇場公開にもこぎつけた。
 商業性の薄いドキュメンタリーだからできた面はある。だが、海外の映画祭でも、出品作の配給支援など、観客と作品を橋渡しする様々な取り組みがなされている。困難な時代だからこそ、映像文化のすそ野を広げる息の長い活動が、映画祭に求められている。


2. 米グーグル、音楽検索サービス開始 ネットラジオ局などと協力

 インターネット検索最大手の米グーグルは28日、米国で音楽検索サービスを始めると正式に発表した。曲名や歌手の名前などで楽曲情報を検索できる。ネットラジオ局や音楽配信ベンチャーなどと協力し、音楽の試聴もできるようにした。
 人脈サイト大手、マイスペース傘下の音楽配信ベンチャーや、ネットラジオ局が配信する楽曲などを検索できる。配信各社のサービス経由で楽曲を購入して携帯音楽プレーヤーなどで楽しむこともできる。曲名などが分からない場合でも、歌詞の一部だけで楽曲を検索することも可能という。

ヤンキース本拠地のNY市長、負けたら奉仕

2009-10-30 12:52:12 | エンターティメント情報
米グーグル、音楽検索サービス開始 ネットラジオ局などと協力

 インターネット検索最大手の米グーグルは28日、米国で音楽検索サービスを始めると正式に発表した。曲名や歌手の名前などで楽曲情報を検索できる。ネットラジオ局や音楽配信ベンチャーなどと協力し、音楽の試聴もできるようにした。
 人脈サイト大手、マイスペース傘下の音楽配信ベンチャーや、ネットラジオ局が配信する楽曲などを検索できる。配信各社のサービス経由で楽曲を購入して携帯音楽プレーヤーなどで楽しむこともできる。曲名などが分からない場合でも、歌詞の一部だけで楽曲を検索することも可能という。


2. 米 経済紙より 

◎ 松井が宿敵ペドロから勝ち越し豪快弾

 米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)のヤンキース(ア・リーグ)-フィリーズ(ナ・リーグ)第2戦は29日、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われ、ヤンキースの松井秀は「5番・指名打者」で先発出場した。
 第1戦をリーの完投で先勝したフィリーズはこの日、219勝でサイ・ヤング賞3度のベテラン、38歳のペドロ・マルティネスが先発。ヤンキースは昨季ア・リーグ最多奪三振のバーネットが先発のマウンドに上がった。
 ワールドシリーズ連覇を狙うフィリーズは二回、二死からイバネスがレフトへのエンタイトル二塁打で出塁。続くステアーズがレフト前へタイムリーヒットを放ち、1点を先制した。
 その裏、ヤンキースは一死から松井秀がライト前ヒットで出塁。チーム初の安打となったが、続くカノの左中間への当たりはレフトのイバネスがダイビングキャッチで好捕。続くヘアーストンも右飛に倒れて得点はならなかった。
 本拠地での連敗だけは避けたいヤンキース。四回、先頭のテシェイラが1ボールから外角低めの難しいボールをすくい上げ、右中間へ同点ソロをたたき込んだ。続くロドリゲスは左飛。松井秀は四球で出塁したものの、カノが中飛、ヘアーストンが三振に倒れて勝ち越しはならなかった。
 そして迎えた六回二死走者なし。松井の3打席目。カウント2-1とペドロに追い込まれた松井は低め見送ればボールとなるスライダーをすくい上げ、右翼席へ勝ち越しソロ本塁打を放り込んだ。


◎ 各紙より Biggest Stage Means Big $ for Big Apple

    ○ ヤンキース 6年ぶりのワールドシリーズ 経済効果 100億円
    ○ TIME FOR 27 がんばれヤンキース !
    ○ スポーツ用品店 航空会社 家電量販店 ウイスギー 宣伝合戦
    ○ 自動車デイラーもLet’s go Yankeey’s Game 1 1a
Showroom on Big Screen
    ○ 観戦はショールームのビッグスクリーンでどうぞ

◎ ヤンキース本拠地のNY市長、負けたら奉仕

    ○ ニューヨーク市のマイケル・ブルームバーグ市長と
    ○ ナ・リーグ覇者フィリーズ フィラデルフィアの
マイケル・ナッター市長は
    ○ ワールドシリーズの勝敗をめぐって「前代未聞」の賭け
    ○ 賭けに負けた市長は勝者の市を訪問し勝利チームのユニホームを着て
    ○ ボランティア 寄付された塗料を使って学校や地域施設の塗装活動

ビデオリサーチテレビタレントイメージ調査

2009-10-28 20:20:54 | エンターティメント情報
人気度1位はイチローとベッキー、天海祐希 テレビタレントイメージ調査


 市場調査会社のビデオリサーチが年2回実施しているテレビタレントイメージの第74回調査(今年8月度)が発表され、女性タレントではベッキーと天海祐希が同率で人気度1位に輝いた。男性タレントの人気度1位は米大リーグシアトル・マリナーズのイチローだった。イチローの1位は昨年2月度から4回連続。ベッキーは前回2位から、天海は同5位から初の1位となった。
 調査は今年7月25日から8月2日まで、東京駅を中心とした半径30キロ圏の満10歳から69歳までの男女1127人に訪問形式で実施。そのタレントについて「非常に好き」「やや好き」と回答した人の割合で人気度を測っている。
 男女別の人気度ベスト20は次の通り。
【男性タレント】(1)イチロー(2)阿部寛(3)石塚英彦(4)明石家さんま(5)所ジョージ(6)香取慎吾(7)福山雅治(8)桑田佳祐(9)ビートたけし(10)石川遼(11)山口智充(12)Mr.Children(13)木梨憲武(13)岡村隆史(15)タカアンドトシ(16)関根勤(17)志村けん(18)高田純次(19)木村拓哉(20)江口洋介
 【女性タレント】(1)ベッキー(1)天海祐希(3)浅田真央(4)仲間由紀恵(5)上戸彩(6)DREAMS COME TRUE(7)松嶋菜々子(8)黒木瞳(8)吉永小百合(10)菅野美穂(11)綾瀬はるか(12)深津絵里(13)真矢みき(14)久本雅美(14)柴咲コウ(16)優香(17)安室奈美恵(17)篠原涼子(19)山口智子(20)柴田理恵



2. マイケル作品、最後の輝き 映画・CD売り上げ4億ドル予測


6月に急逝した故マイケル・ジャクソン(MJ)さんの映画やCDの売り上げが世界で4億ドル(約366億円)にのぼる可能性がある。MJファンたちが、不世出の「キング・オブ・ポップ」による最後のライブ・パフォーマンスを視聴するからだ。

 ◆1000回分完売

 新曲が収録されたアルバム『マイケル・ジャクソン This Is It』の販売が26日に開始された。調査会社ハリウッド・ドット・コム・ボックス・オフィスによれば、28日には映画『マイケル・ジャクソン This Is It』が米国内3400館など90カ国以上で全世界同時公開される。

 オンライン・チケット販売サイトのファンダンゴ・ドット・コムでは、22日時点で1000回以上の上映の前売りチケットが売り切れ状態になった。今回の映画とアルバムを販売するソニーによると、ロンドン、シドニー、バンコク、東京の上映回でも売り切れが報告されている。英国のビュー・エンタテインメント系の映画館ではチケット売り上げが『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』を抑えて首位に躍り出た。

 MJが復帰コンサート開催を予定していた「O2アリーナ」近くにあるビューの系列映画館は前売りチケットが売り切れとなったところの一つで、同社のトム・リチャーズ最高経営責任者(CEO)は「本当に信じられないような出来事」と語った。

 小泉元首相も訪れたエルビス・プレスリーの元邸宅、グレイスランドを管理運営するCKKのロバート・シラーマンCEOは「死によって人々はその人の最高の瞬間を記憶するもの」といい、「確かにエルビスやビートルズの場合がそうだ。マイケルもそうなると思っている」と語った。

 調査会社エキシビター・リレーションズ(ロサンゼルス)の興行成績担当アナリスト、ジェフ・ボック氏は、世界で販売される映画のチケット売り上げは3億~4億ドルにのぼりうると指摘。映画の興行成績を予想するハリウッド・ストック・エクスチェンジ(ロサンゼルス)のアナリスト、ジェフリー・ハートケ氏は初日から5日間で米国内の売り上げは5500万~6000万ドルに達する可能性があるという。

 ◆債務削減にも充当

 ビルボード誌の売り上げチャートを担当するシルビオ・ピエトロルオンゴ氏は、新曲『This is It』を収録した2枚組みアルバムの国内売り上げは20万~50万枚になりそうだという。

 今回の映画やアルバムの手配に詳しい関係者2人によると、映画の興行収益の90%からソニーが販売促進手数料などを差し引いた後の利益はMJの遺産を管理するジャクソン・エステートが受け取り、MJの債務削減にあてるという。コンサートの主催者で、デンバーの大富豪、フィリップ・アンシュッツ氏が所有するAEGライブが残りの10%を受け取る。

 関係者の1人によると、ソニーがコンサートのリハーサル風景の映像に対して支払った6000万ドルからAEGライブがMJの死で中止された公演への出資分、約3600万ドルを回収した。

 一方、ハドソン・スクエア・リサーチ(ニューヨーク)のアナリスト、ダニエル・アーンスト氏によると、DVDが発売されるまでソニーが映画から受け取る利益は微々たる額にとどまりそうだ。(Michael White、Adam Satariano)

北米映画興行収入=「ATOM」が初登場6位

2009-10-26 15:56:36 | エンターティメント情報
北米映画興行収入=「ATOM」が初登場6位


 映画スタジオの推計に基づく10月23日―25日の北米映画興行収入ランキングで、故手塚治虫さんの漫画「鉄腕アトム」をCGアニメ化した「ATOM(アトム)」が、700万ドルで初登場6位につけた。

 1位は低予算のホラー映画「Paranormal Activity(原題)」。興収2200万ドル(約20億2000万円)を記録し、ハロウィン前の週末にトップを飾った。

 人気ホラー映画シリーズ最新作「ソウ6」(日本公開は11月6日)は、1480万ドルで2位。業界アナリストのポール・デルガラベディアン氏によると、同シリーズのこれまでの5作品は平均で2910万ドルのオープニング週末興収を記録しており、本作は最も不調なスタートとなった。

 モーリス・センダックの絵本を映画化した作品で、先週1位だった「かいじゅうたちのいるところ」は、1440万ドルで3位に後退した。


2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが25日にまとめた10月23─25日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

  順位      興行収入 

1 (3) Paranormal Activity …………… 2200万ドル
2 (*) Saw VI ………………………. 1480万ドル
3 (1) Where the Wild Things Are………. 1440万ドル
4 (2) Law Abiding Citizen …………… 1270万ドル
5 (4) Couples Retreat ………………. 1110万ドル
6 (*) Astro Boy ……………………. 700万ドル
7 (5) The Stepfather ……………….. 650万ドル
8 (*) Cirque du Freak: The Vampire's
     Assistant …………………… 630万ドル
9 (6) Cloudy With a Chance of Meatballs . 560万ドル
10 (7) Zombieland …………………… 430万ドル
 [ロサンゼルス 25日 ロイター]

3. M・ジャクソンの映画、世界興収600億円を予想する声も

 故マイケル・ジャクソンさんの生前最後のリハーサル映像などを映画化した「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」が今月28日から公開されるのを前に、配給元であるソニー傘下のコロンビア・ピクチャーズに大きな興行収入がもたらされるとの期待が高まっている。
 同作品は2週間の限定公開となる予定だが、興行収入は世界全体で6億6000万ドル(約600億円)になるとの声も出ている。
 コロンビアがリハーサル映像の使用権獲得に費やした金額は6000万ドル。複数の業界関係者は、その他の必要経費を考慮しても、1億ドルの興行収入で十分採算が取れるとの見方を示している。
 一部の専門家は、米国とカナダでは3400余りの劇場で封切られる同作品について、公開後5日間の北米興行収入が4000万ドルを超えると予想。また、ライバル映画会社の幹部は匿名を条件に、作品の世界興収が6億6000万ドルに達する可能性があるとの見方を示した。
 コロンビアは、映画チケットの販売が好調だった場合には上映期間を2週間から延長する方針を明らかにしているほか、2010年初めにはDVDの販売も計画している。

総務省、携帯端末向けマルチメディア放送の技術仕様を整備へ

2009-10-22 18:00:31 | エンターティメント情報
総務省、携帯端末向けマルチメディア放送の技術仕様を整備へ


総務省の情報通信審議会は、2011年7月以降に開始予定の「携帯端末向けマルチメディア放送」の技術条件について答申をした。
 携帯端末向けマルチメディア放送は、携帯端末向けに配信する新たな放送サービス。2011年7月に地上アナログ放送が完全停止することで空き周波数となる、VHF帯周波数の一部を利用して放送するというもの。情報通信審議会情報通信技術分科会放送システム委員会では、技術仕様について、2008年7月から審議を進め、2009年9月に報告書をまとめたという。
 答申では、VHF-High帯を全国向け放送に、VHF-Low帯を地方ブロック向け放送に割り当てることを規定。また、VHF-High帯はISDB-Tmm、MediaFLOの2種類、VHF-Low帯はISDB-TSBの各方式を採用することなどを提案している。
 総務省では今回の答申に基づき、携帯端末向けマルチメディア放送について技術基準を整備するとしている。


2. EUが「デジタル図書館」開設、過去文書をネットで無料公開

 欧州連合(EU)がこのほど、過去半世紀以上にわたって発行されてきた公式文書などをデジタル化し、インターネットで無料公開を開始した。世界最大の書籍見本市フランクフルト・ブックフェア開催中の16日に発表した。
EUによると、公開しているのは欧州統合のきっかけとなった1952年設立の欧州石炭鉄鋼共同体など、EUに関連する機関、政府などの文書11万点、約1200万ページ。公用語の23カ国語のほか、ロシア語や中国で入手できるものも含まれている。
EUは2007年から、公式文書をPDF形式で配布するサービスを開始。これに伴い、過去に発行された文書のデジタル化を進めてきた。
さらに、2007年からPDF形式で配布している200万ページも、ダウンロードできる。利用対象は各国政府や企業、教育機関、報道機関など身分を問わず、すべて無料。必要な場合は、文書の印刷も発注できる。
デジタル図書サービスは「http://www.bookshop.europa.eu/」からアクセスできる。

体調100%に戻った!吉田拓郎「僕は僕で生きていく」

2009-10-21 13:46:28 | エンターティメント情報
体調100%に戻った!吉田拓郎「僕は僕で生きていく」


 7月の“最後のコンサートツアー”を体調不良で休止した歌手、吉田拓郎(63)が19日、ニッポン放送「松本ひでお 飯田浩司 ショウアップナイターバッテリー」(20日午後8時)の収録で、加藤和彦さんにメッセージを寄せた。

 「『日本の若者のポップシーン』を作ったさきがけとなったのは、フォーク・クルセダーズであり、加藤和彦に間違いない。ギターが本当にうまい。指が長いので、俺たちが不可能な指が届いているから、やわらかく弾く。天才肌のセンスとテクニックをもった男・加藤和彦、永遠なれ」

 また、拓郎は自身の体調について「ツアー中止の時が30%だとしたら、今は100%に戻った。元気が出てきたし、やりたいことも出てきている。僕は僕で生きていく」とコメントした。

 20日にはニッポン放送の特別番組「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」(午後10時)に出演。11月11日には、7月4日の東京公演をノーカットで収録した3枚組CDが発売される。



2. TBS・フジが火花 「浅見シリーズ」人気の理由は?

 二枚目の正義漢だが女性が苦手なルポライターが旅先で出会った事件を解決していくサスペンスドラマ「浅見光彦シリーズ」が人気だ。最近15年間では、TBSとフジテレビが競い合うようにシリーズ化して計63作の2時間ドラマをつくっている。TBSは21日から連続ドラマも始める。人気の理由を両局の担当者に聞いた。
 原作は内田康夫の推理小説。106作を数え、発行部数は累計8500万部を超す。
 「ミステリーの形を借りた人間ドラマ」。TBS版のプロデューサー、矢口久雄さんは作品の魅力をこう語る。「事件には人間の悲しみや苦しみ、怒りが凝縮されている。光彦は推理するだけでなく、当事者の気持ちに寄り添おうとする。光彦を見ていると、人を愛することが人間の原点だと分かる」
 21日に始まる連ドラ「浅見光彦 最終章」は、初回の舞台が青森県。弘前のねぷた祭りや恐山、十和田湖など旅情たっぷりの情景と、長年にわたって人の心に滞留した憎悪や悲しみが描かれる。光彦のセリフがいい。「僕は人の悲しみ、つらさを少しでも共有したいんです」
 TBS系の2時間ドラマは94年から28作が放送された。光彦役は初代が辰巳琢郎で00年放送の第14作から沢村一樹。沢村は、最近ではNHKのコント番組で腰をあやしげに振る「セクスィー部長」の印象も強いが、本作ではマジメで不器用で純粋な男をきっちり演じてきた。
 フジ系の2時間ドラマは95年から35作を数える。企画を担当しているフジテレビ編成部の成河広明さんは原作の魅力を「全国の地域や自然、文化をめぐるトリビア的な知識、うんちくがつまっていて、それが事件のモチーフやトリックと巧みにかかわっている」と分析する。
 今月上旬に放送した最新作は、みちのくに伝わる「歌枕」がテーマで、ヒロインは3年前に父を殺された「かるたクイーン」だった。
 フジ版の光彦役もすでに2代目で03年から中村俊介。初代は榎木孝明だった。成河さんは人気の理由の一つに「素人探偵、光彦の人間くさい魅力」を挙げる。「見ている人は光彦の視点に同化して物語を見ていく」
 両局は相手を意識しているのだろうか。
 TBS版の矢口さんは「全く意識していない。たまたま見ることもあるが、2時間ドラマの一つという印象。僕らにとっては沢村一樹こそが光彦」。フジの成河さんは1時間枠の連ドラ化に「長編を1時間にするのは大変では」と言いつつ、「浅見作品の魅力が色々な形で伝わるのはいい」と笑った。

北米映画興行収入=名作絵本の映画版が初登場首位

2009-10-20 09:14:46 | エンターティメント情報
北米映画興行収入=名作絵本の映画版が初登場首位


映画スタジオの推計に基づく10月16日―18日の北米映画興行収入ランキングは、スパイク・ジョーンズ監督による「かいじゅうたちのいるところ」(日本公開は2010年1月)が、3250万ドル(約29億5000万円)で初登場1位となった。
 絵本を映画化した同作品は、配給元ワーナー・ブラザーズの10月公開作品の中では、週末のオープニング興収で過去最高を記録。大人向けの広告が中心に展開される中、この作品が大人には物足りなく子どもには怖すぎるとした評論家もいたが、予想を上回る好調なスタートとなった。

 北米映画興行収入=名作絵本の映画版が初登場首位

低予算のホラー映画「Paranormal Activity(原題)」が2020万ドルで3位だった。

2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが18日にまとめた10月16─18日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

  順位          興行収入

1 (*) Where the Wild Things Are………. 3250万ドル
2 (*) Law Abiding Citizen …………… 2120万ドル
3 (4) Paranormal Activity …………… 2020万ドル
4 (1) Couples Retreat ………………. 1790万ドル
5 (*) The Stepfather ……………….. 1230万ドル
6 (3) Cloudy With a Chance of Meatballs … 810万ドル
7 (2) Zombieland …………………….. 780万ドル
8 (5) Toy Story/Toy Story 2 (3D) ………. 300万ドル
9 (6) Surrogates …………………….. 190万ドル
10 (7) The Invention of Lying ………….. 190万ドル
 [ロサンゼルス 18日 ロイター]

ドラマ「不毛地帯」、初回視聴率は14.4%

2009-10-17 10:38:23 | エンターティメント情報
ドラマ「不毛地帯」、初回視聴率は14.4%


 15日放送された俳優、唐沢寿明(46)主演のフジテレビ系ドラマ「不毛地帯」(木曜後10・0)の初回視聴率が関東地区で14.4%だったことが16日、ビデオリサーチ社の調べでわかった。
 「不毛地帯」は33年前に映画化された山崎豊子さん(84)のベストセラー小説が原作で、フジテレビ開局50周年記念ドラマとして、10月から半年間にわたり放送予定。初回は午後9時から2時間18分のスペシャルで放送された。
 物語は唐沢演じる主人公・壹岐正が、元大本営参謀で11年のシベリア抑留に耐え、帰還後は近畿商事の商社マンとして高度成長期の中で激烈な商戦を戦っていく。唐沢以外の主要キャストも妻役に和久井映見(38)、陸軍士官学校の同期で親友の役に柳葉敏郎(48)。後に壹岐の心の支えとなる女性・秋津千里役には小雪(32)など連ドラ主演級俳優がズラリとそろった。



2. 日本最初の興行地・大阪ミナミで17日から映画祭

 大阪・ミナミで17日から、名画6作品を7日間にわたって上映する「大阪ミナミ映画祭」が開かれる。劇場やうどん店など5カ所が会場として設けられる。今では珍しくなった無声映画の上映や、23日には女優の三島ゆり子さんのトークショーも予定されている。
 ミナミでかつて日本初の映画興行が行われたことなどを顕彰し、地域活性化を目的に始まったイベントで、今年で5回目。地元商店会や大阪市などの実行委員会が主催する。
 プログラムは▽「横堀川」(17、18日)▽「當り矢金八捕物帖 千里の虎」(20日)▽「悪名」(21日)▽「沓掛時次郎」(22日)▽「緋牡丹博徒」(23日)▽「夜討曽我」(24日)。無声映画も2作品あり、「沓掛時次郎」は活動弁士の澤登翠さんが、「夜討曽我」は浪曲師の春野恵子さんが弁士を務める。
 料金は500円~2500円。問い合わせは「TORII HALL」内の実行委員会((電)06・6211・2506)へ。


3. キッスの11年ぶりのアルバム、全米チャートで2位

米人気ハードロックバンド「キッス」の11年ぶりのアルバム「Sonic Boom(原題)」が14日、全米チャートで初登場2位に輝いた。
 米小売り大手ウォルマートで限定発売されたアルバムは12ドル(約1070円)。11曲の新曲がまとめられたディスクと、再収録したヒット曲が収められたディスク、DVDがセットになっており、発売第1週に約10万8000セットを売り上げた。
 キッスのメンバーは、37年前の結成以来何度も入れ替わっており、変わらずに残っているのはポール・スタンレー(57)とジーン・シモンズ(60)のみ。2人が一緒に書いたという新曲の「Stand」は、自分たちの友情を称える歌だという。
 現在キッスは全米ツアー中で、来年のロックの殿堂入り候補にも名前が挙がっている。

4. 「ザ・シンプソンズ」のマージ、プレイボーイ誌の表紙に

米国の人気アニメ「ザ・シンプソンズ」の主要キャラクター、マージ・シンプソンがこのほど、米男性誌「プレイボーイ」11月号の表紙に登場した。同番組の放映開始20周年を記念したもので、アニメ・キャラが同誌の表紙を飾るのは初めてと見られる。
表紙を飾ったマージのポーズは、1971年10月号に登場したダリン・スターンズに着想を得たもの。本誌には、3ページにわたってマージの「写真」とインタビュー記事が掲載されている。
業界調査によると、プレイボーイ誌は出版業界を襲う不況の影響を受け、広告ページが前年比31%減、店頭売り上げが同25%減、発行部数は240万部にとどまっている。マージの登場で、これまでとは違った読者層に売り込みたいとしている。

山崎豊子原作 「不毛地帯」「沈まぬ太陽」、相次ぎ映像化

2009-10-14 19:01:08 | エンターティメント情報
山崎豊子原作 「不毛地帯」「沈まぬ太陽」、相次ぎ映像化


■骨太な社会派に魅力
 15日に始まるフジテレビ系の連続ドラマ「不毛地帯」、24日から公開される映画「沈まぬ太陽」――。山崎豊子の小説が今月、相次ぎ映像化される。同時期になったのは偶然だが、製作側は「社会派で骨太の小説を、混迷する時代に映像化できたのはタイムリー」と口をそろえる。
 小説「不毛地帯」は雑誌で連載された70年代、映画(主演・仲代達矢)とテレビドラマ(主演・平幹二朗)になった。今回はフジテレビが開局50周年記念ドラマとして企画、主演に唐沢寿明を起用した。
 陸軍将校だった主人公の壱岐正は戦後、大手商社に入社。戦争の悲惨さを知り、軍事にかかわらないと心に決めていたが、軍人時代の人脈を買われ、防衛庁に戦闘機を売り込む商戦に巻き込まれていく。
 「戦争や高度経済成長といった、日本人がいまだに整理できていない過去と向き合った骨太の小説。くしくも政権交代と重なり、考えさせられるテーマとなった」と長部聡介プロデューサーは言う。
 03年に同じ唐沢の主演でドラマ化し、高視聴率を記録した山崎作品「白い巨塔」以来のヒットを狙っている。
 一方の「沈まぬ太陽」は99年に新潮社から単行本が出た同名の小説が原作。渡辺謙主演で角川映画が製作した。
 航空会社の労組委員長として安全運航の体制づくりを求める主人公の恩地元は、中東やアフリカへ異動させられる。「会社に謝れば日本に戻す」と言われるが、恩地は「おれの矜持(きょうじ)が許さない」と信念を曲げない。
 角川映画の土川勉・企画製作部長は試写会での反応に驚いた。20~30代の若者、とりわけ女性に「感動した」との声が相次いだという。
 「恩地の言う矜持とは自分の生き方、考え方に対する誇り。厳しい時代を生きる若者たちに、その大切さが実感を持って伝わったのではないか」
 新潮社で映像事業を担当する田島一昌顧問は、山崎作品について「膨大な取材を積み重ね、『あり得る』と読者が思えるように描いたフィクション」と指摘。「説得力のある本格的な大作をつくりたいと考えた時、映像作家たちの目は、おのずと山崎豊子に向いてしまう」と分析している。

2. 太陽が怒ってる!?

 太陽が怒ってる!? 米航空宇宙局(NASA)の太陽探査機が、太陽の表面か吹き出る巨大なプロミネンス(紅炎)を撮影した=写真(NASA提供=ロイター)。プロミネンスは太陽の表面から飛び出た炎のように見えるガス体で、数千~数万キロの高さになる。9月26~27日にかけて、30時間にわたって確認された。
 国立天文台によると、太陽は平均11年周期で、活動が活発な「極大期」と活動が少ない「極小期」を繰り返す。現在は12年以上「極小期」が続いている状態。「この時期には珍しく大きなプロミネンス」(国立天文台)だが、極大期に入る前兆ではないという。

北米映画興行収入=「Couples Retreat」が初登場首位

2009-10-12 15:20:26 | エンターティメント情報
北米映画興行収入=「Couples Retreat」が初登場首位


映画スタジオの推計に基づく10月9日―11日の北米映画興行収入ランキングは、ビンス・ボーン主演のコメディー「Couples Retreat(原題)」が3530万ドル(約31億8000万円)で初登場首位となった。ほかに主だった初公開作品が無かったこともあり、事前予想を大きく上回る結果となった

 出演者でもあるジョン・ファブローとともに同作品の脚本も手掛けたボーンは、劇中で南の島でカウンセリングを受ける4組のカップルのうちの1人を演じている。

 このほか、前週1位だったウディ・ハレルソン主演のコメディー「Zombieland(原題)」と前週2位の3Dアニメーション映画「くもりときどきミートボール」は、それぞれ1つずつ順位を落とした。


2. 北米映画興行収入トップ10

 映画スタジオの推計に基づきロイターが11日にまとめた10月9─11日の映画の北米興行収入トップ10(推定値)。題名は原題。カッコ内は前週の順位。*は初公開。

  順位     興行収入 

1 (*) Couples Retreat ................... 3530万ドル
2 (1) Zombieland ........................ 1500万ドル
3 (2) Cloudy With a Chance of Meatballs . 1200万ドル
4 (3) Toy Story/Toy Story 2 (3D) .......... 770万ドル
5(20) Paranormal Activity ................. 710万ドル
6 (4) Surrogates .......................... 410万ドル
7 (5) The Invention of Lying .............. 340万ドル
8 (6) Whip It ............................. 280万ドル
9 (8) Capitalism: A Love Story ............ 270万ドル
10 (7) Fame ................................ 260万ドル
 [ロサンゼルス 11日 ロイター]