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ろう人形で知られるマダム・タッソー館が今月30日、東京・お台場にオープンする。「マダム・タッソー東京」と名付けられた施設は、レディー・ガガやオードリー・ヘプバーンらの等身大フィギュアを来年1月4日までの期間限定で展示する。
アジアでは上海や香港、バンコクにマダム・タッソー館があり、バンコクではアニメ「ドラえもん」の主人公、ドラえもんとのび太のろう人形が展示されている。
2. 「日曜洋画劇場」45周年 記念特集で「淀川節」復活
テレビ映画劇場の老舗、テレビ朝日系「日曜洋画劇場」が10月、放送開始45周年を迎える。(大木隆士)
記念特集として一挙放送する「ダイ・ハード」シリーズでは、番組の顔として解説を担当した映画評論家の淀川長治の名調子が再放送される。オープニング映像の制作には吹き替えを担当する声優たちも協力し、記念の年を盛り上げる。
番組は1966年10月「土曜洋画劇場」として始まり、翌年、日曜日の放送に変わった。放送本数は9月末で延べ2247、これまでの最高視聴率は83年10月放送の「スーパーマン」(32・1%、関東地区)だった。
淀川は初回から解説を担当。2作品を試写した翌週に2本の解説を収録するスケジュールを毎週繰り返した。98年に亡くなるまで32年間務め、最後の解説は「ラストマン・スタンディング」(98年11月15日)だった。
特集第1弾として、10月9日から4週連続で「ダイ・ハード」シリーズが一挙放送される。そのうち「ダイ・ハード」(9日)、「ダイ・ハード2」(16日)で、軽妙な淀川節がよみがえる。
主演はくしくも「ラストマン~」と同じくブルース・ウィリス。淀川は「主役の男、人気が出てきました。ご覧になったら、本当に映画って面白いなぁとお思いになるでしょう」と語っている。解説は映画の前後に流されていたが、今回は前半部分のみ。おなじみの名調子「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」を含む後半部分の放送も検討中だ。
◎「日曜洋画劇場」の吹き替え録音にのぞむ声優たち
番組冒頭のオープニング映像も、10月9日から1年間、特別版が放送される。放送中の6代目「世界で一番大きな映画館」版を編集し、大画面を見つめる観客のアニメーションの中に、淀川を登場させる。「見事ですね」「面白いですね」といった声も、以前の解説の中から挿入する。
周囲の観客が思わず漏らすため息や驚きの声は、現在吹き替えをする声優たちが担当。10人ほどの声優たちが、そろってタイトルコールもする。
映像制作を担当した同局の寿崎和臣は「淀川さんは番組の歴史の深さの象徴。多くの人がかかわって番組が作られていることも表したかった」と狙いを語る。
スティーブン・セガールやニコラス・ケイジらの声でおなじみ、声優の大塚明夫は「吹き替えという文化を支えてくれている番組。タイトルコールには、この文化が絶えないようにという願いを込めた」と話す。