フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

仏検を終わって APRES LE FUTSUKEN,

2005-11-20 23:51:30 | フランス語学習

今日の午前中、恵比寿の写真美術館でやっていた横須賀功光 写真展「光と鬼」を見てから仏検会場の青山学院大学まで歩く。朝のカフェで聞いた "I've got you under my skin" が鳴り響くのを聞きながら。

試験が始まる前、先週のDALFを同じ会場で受けた人とばったり会い、先週のことや今日の試験のことなどを話す。この方、フランスで3年滞在し仕事もしていたとのことで問題ないと思うのだが、初めての仏検で1級挑戦とのことであった。私の場合は今回が3度目。準1級に受かってからは2度目。過去2回で様子を見ているためか、以前よりはよくわかってきているな、というのが受けている時の印象。しかし正解を見て、全くの錯覚であることが判明。確かに試験の構造はわかってきていたのだが、フランス語の中身となると話は別。以前は全くわからないので点数にならなかったが、今回はどう答えればよいのかはわかってきているのだが、その答えが間違っていて(性の一致、単複の一致、時制の一致などなど)点数にならないという結果だったようだ。残念ながら、進歩しているという確証は遂につかめなかった。

先週のDALFの試験との比較になるが、仏検(日本のフランス語の先生)の求めているところがフランス人が外国人に求めているものと明らかに違っているようだ。私の印象だが、DALFではフランス語の総合的な運用能力やフランスの社会や文化に目を向けているのに対して、仏検の場合よく指摘されるようだがやはりフランス語の知識 (辞書を見ればすぐ解けるような問題など) に注意がいっているように感じる。そのためか、いわゆる試験勉強をしなければ合格は難しそう。DALFの場合は、難しいが楽しくなる試験。仏検の場合はまさに「試験」という感じで、小手先に終わってしまいそうな印象が強い。楽しくないのである。同じ語学なのだが、刺激されるところが違うようだ。日本の語学教育の癖がよく見えるような気もしてきている。

いずれにせよ、当分の間試験という pression から解放されて、思う存分にフランスの海に浸かってみたい。

コメント (7)
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