パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

まぜてマジック~RSPin白金台~その4

2014年12月11日 | 当選品&モニター&おタメし
12月11日(木)雨

11月26日開催のRSPにてプレゼンされた商品のご紹介です。
まぜてマジック(ハウス食品)
CMで見たことはあり気になってました。

早速混ぜてみてくださいってことで、ごま油/ケチャップ/マヨネーズ/と胡瓜が用意されて・・・

わ~おもしろい、わ~おいしい、です。
簡単に甘酢が出来て、タルタルソースができて、中華だれができて~とこれだけで大喜びですが、まだまだこんなもんじゃありませんとのこと。
ピザソースにイタリアン・・・ここでだらだら説明するより、サイトを見て!って感じです。
山の様に、まさに、無限大に広がるレシピ集がありますので、そちらをどーぞ。



冷蔵庫に増えていくいろいろな調味料にドレッシングにタレ・・・
徐々に減らしていこうと思いました。
これ一本あればな~んでもできるもん。

ってことで、早速作ってみます。
初めは、サーモンがあったのでイタリアンな感じにと思ったのですが、娘が「晩ご飯いらな~い」と言ってきたので「ちぇっ!」と思い翌朝に回します。
我が夫は、あまり好き嫌いをいわない人ですが、サーモンはどちらかというと好きではない部類のようなので・・・
で、翌朝、サーモンフライにして母娘で食すことにします。
『まぜてマジック』+マヨネーズでタルタルソースを作ります。
まずは王道からですよ、応用はおいおい・・・

トーストに乗っけて・・・旨いっ!
朝にタルタルソースなんてメンドクサイもの作れっか!と思ってましたが、これからは大丈夫。
あっという間に、おっほっほ!と笑いながら作ります。
いいわぁ~これ。
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ネイチャーコンク~RSPin白金台~その3

2014年12月10日 | 当選品&モニター&おタメし
12月10日(水)晴れ

11月26日開催のRSPにてプレゼンされた商品のご紹介です。
ネイチャーコンク クリアローション(ナリスアップコスメティックス)
ふきとり化粧水です。
ナリスさんは、日本で初めてふきとり化粧水を開発された会社だそうで・・・
そう!ナリス化粧品って、なんか懐かしい感じがしません?
いや、今もバリバリ現役感あるんですけど、母を思い出すっていうか(・・・あたしもまだ死んでないからねっ!ったくこの子ったら)
母の時代は、基礎化粧品の種類がシンプルというか、いや、返って複雑というか・・・
洗顔してふきとり化粧水使って乳液塗って収斂化粧水で引き締めてって手順があった気がする。
母が使った後のふきとり化粧水のコットンをもらって、手とか足とかになすりたくる(←鹿児島弁?)のが好きだった。
ふきとり化粧水といえば、ワタクシ、資生堂の瓶が好きで、今でも20年くらい前の使いかけをインテリアとして持ってます。

可愛い懐かしくない?

って、そろそろ本題に入りましょう。

ふきとり化粧水とはなんぞや。
古い角質を落として、後から使う化粧水の浸透力をアップさせ、ふっくらとしたお肌にする。
その、角質についてですが・・・
  
洗顔だけでは落ちないし、年齢を重ねるとターンオーバー周期が長くなり、角質層が厚くなり、さまざまなトラブルが発生してくるという訳です。
あ~、歳をとるってせつない。
今、遅ればせながら赤瀬川原平著「老人力」を読み始めたとこですが、じいさんよりばあさんのほうが、老人力を認めるには時間がかかりそうです・・・
・・・と、気を取り直して・・・
そこで、この「ネイチャーコンククリアローション」です。

母さん!母さんの時代には考えられなかったでしょう。コレ一本で5役ですよ。
男性社員によるデモンストレーションもなかなかおもしろかったです。
朝、スクラブ洗顔してきたという彼・・・

結果は・・・

写真じゃわかりにくいですがかなりの角質がとれたようであります。
そして、それを笑ってみていたワタクシも・・・
ブースでやってもらいました。

左の、ふきとり前の肌に当てたシートには角質がべっとり・・・
ふきとってからのシートには綺麗さっぱり何もついてません。
そして、その後の肌のぷっくりした感じ。続けていこうと決心しました。
そして、その継続のためにうれしいのが・・・

詰め替え用があります。
こういうところも、ナリス化粧品の長く支持されているところだと思います。
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ビフィーナS~RSPin白金台~その2

2014年12月09日 | 当選品&モニター&おタメし
12月9日(火)曇り

11月26日開催のRSPにてプレゼンされた商品のご紹介です。
ビフィーナS(森下仁丹)

仁丹と言えば我が父を懐かしく思い出します(・・・わしゃ、まだ死んどらん!)
それから、小学校の二学期のバス遠足。
車酔いするワタクシのお守りとして仁丹を持たされました。
今でもスースーするものはちょっと苦手ですが、当時もちょっと苦手で、梅仁丹の存在を知ったときは嬉しかった。
そんな仁丹の生みの親、森下仁丹さんのプレゼンです。

まずは、いきなりのショッキングなデータをお見せいたしましょう。

なんとまあ、わたしら大人の腸内ビフィズス菌の少ないことよ。
もっと言いましょうか。
ビフィズス菌の量は見た目の若さにも関係するのですよ。きゃーーーっ!ですよねえ~
さらには!

なんとなく、イメージとして同じようなものと思っていたビフィズス菌と乳酸菌の違いです。
こりゃ何としてでもビフィズス菌を摂らねばと思いますよね。
そ・こ・で!
  
プレゼン聞きながら、面白いなあと思ったのがこのスライド。

腸内の細菌の割合です。
悪玉菌と善玉菌よりはるかに大きい割合で存在する『日和見菌』
これらは、悪玉菌が増えるとそちらに同調して悪さをするらしい。
悪玉菌が減るとおとなしくなる。
なかなか面白いヤツだ、ネーミングセンスもいいねえ~なんてのんきなこと言ってる場合じゃないです。
ビフィズス菌対策を何もしていないワタクシの腸内は、おそらく悪玉菌がうようよいて、その後ろから日和見菌が「いいぞいいぞ!やれやれ~」とけしかけてる図が見えるようです。
早速飲んで悪玉菌を減らし、日和見菌をおとなしくさせるとします。

レモン味でおいしい!
処方されて飲む薬はどんなに苦くても飲むけど、こういうのってやはり美味しくないと長続きしないのよね~

あ、余談ですが、やなせたかしさんもご愛飲されてらしたとか。
長生きされましたよね~あやかりたい。
それから、これは有名な話らしいのですが
森下仁丹さんの『鼻・のど甜茶飴』は森山良子さん御用達で、生産中止になったおりには、彼女が中心となり愛飲者達と連名で直々に再販のお願いをしたとのこと。
喉を使うプロフェッショナルにそこまで言っていただけるとは!と再販に至ったらしい。
素敵なお話だなあ~と、喉を使うアマチュアの仲間達と語ったことを思い出しました。
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マウントレーニア ~RSPin白金台~その1

2014年12月08日 | 当選品&モニター&おタメし
12月8日(月)雨

11月26日開催のRSPにてプレゼンされた商品のご紹介です。
マウントレーニア オーガニック豆でつくったカフェラテ(森永乳業)

プレゼンテーションが始まります。
プレゼンターは女子です。
テンション上がります。
なぜ?
なぜなら、もうすぐ社会人になるであろう、おそらくなってくれるであろう、なってもらわなきゃ困る、大学三回生の娘を持つ母だから。
若い女子が、立派に、こんなに大勢の、おそらく普通よりもちょびっと厳し目なご婦人方を前にプレゼンするという姿に、もうそれだけで感心してしまうわけであります。
彼女のお母様に伝えて差し上げたい。「お嬢様は立派にプレゼンされてましたよ。素晴しいお子様に育てられましたね」と。

・・・そんな妄想よりも、商品のことを紹介してくださいと、彼女から叱られそうですね。

と言っても、もう、有名すぎるほど有名ですよね~マウントレーニア。
つか、その前に、森永乳業の商品ラインナップをば。

好きなものだらけです。
安定した美味しさですよね、どれをとっても。

ロングバージョンのCMです。
アラタ氏のシーンばかり撮ってしまった・・・伊藤歩さんも出ておられます。
余談ですが、伊藤歩さんと木村文乃さんがそっくりすぎて、未だに見分けがつきません。
ずーーっとNHKの朝ドラに出てるよなあ~と思ってましたが、もしかしてお二人が交互にでていたのか?
話を戻しましょう。
アラタ氏は、来春「白河夜船」(吉本ばなな原作)にご出演決定!楽しみですっ!(・・・って、そこに戻ったのか!?)
安藤サクラさんとの共演。
安藤サクラさんと江口のり子さん(マッサンで『住吉酒造』の事務員さん)も似てません?
・・・そんなことはどうでもいいですね。
ホントに話を戻しましょう。

日本で山と言えば富士山!というレベルで、シアトルで山と言えば『レーニア山』らしいです。
でもって、富士山の姉妹山だそうです。

こーんなにあるんですよ、マウントレーニアシリーズ。
ワタクシは、いつもカフェラテをチョイスしておりましたが、今回コチラで試飲させてもらったのは「オーガニック豆でつくったカフェラテ」

いつものよりすっきり感を感じました。
次からはこれをチョイスしよう!
そもそも、オーガニックってなによ!と思われた方は是非コチラをどうぞ。

女性は、特に敏感ですよね、オーガニックとか添加物不使用とか無農薬とか。
そんな女性をターゲットにした、優しいお味でオシャレなパッケージになっています。

家事の合間に、就活の移動中に、外回りでパンパンになった足をさすりながら、あるいは受験勉強の休憩中に。
ホッと一息入れる時間は、どんな立場の女性にも、もちろん男性にも必要。
その時に、珈琲がある幸せをしみじみ感じながら彼女のプレゼンに拍手をおくりました。

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わたしは、あたしと、旅に出る~3~

2014年12月07日 | おでかけ
12月7日(日)晴れ
京都一日目は、ワタクシの思い出につきあってくれて、何の変哲もない場所を巡ってくれた娘に感謝。
今日は君の望むところにお伴するよ。
娘の、今の関心事は「映画」「喫茶店」「本」
ってことで、喫茶店巡りでもする?
まずは・・・京都が本店のイノダコーヒ本店さんで朝食。
 
フルーツサンドについてはこの後詳しく書きたい。
美味しい朝食と美味しい珈琲飲んで、元気はつらつ歩き出す二人。

ををっ!錦市場。ここ通りたい!
ものすごく好きな感じのお店があって・・・大皿二枚に小皿二枚買ってしまった・・・
別にここで買わなくても・・・って感じの代物。清水焼きならともかく有田焼だし・・・
この感覚どこかでも感じたなあ。そうだ!韓国だ。はるばる初めて超えた海のかなたで買ったメイドインチャイナのマグカップ二つ。
いいのいいの。すごく気に入ったんだから。
とはいえ、大皿二枚はのちのち母のバッグの中で母を苦しめることになる・・・重かった・・・
てくてくてく。
マンガ愛が溢れた本屋さん発見!
「なぜここで買う?」パート2として、漫画「3月のライオン」にBUMP OF CHICKEN「ファイター」のCDがついた特装版も買っちゃう。
おまえは本屋さんもないような田舎の町から京都に来たのかい?と自分につっこんでおく。
てくてくてく。
あ!ワタクシがバイトしてたスマート珈琲店の本店だ。

時々お使いでコーヒー豆取りにきたりしたことあったなあ。
てくてくてくてく。
あ!アーケード街終わっちゃった!と思ったその時!
偶然にも本能寺発見。『ついでに感』ありありですが、写真撮っときましょ。

てくてくてくてく。
やっと見つけたCafe Bibliotic Hello! (ビブリオティック ハロー)という図書館カフェは思った以上にオシャレ過ぎ。
 
となりのパン屋さんでパン買って・・・
また、てくてくてくてく。
もう、このあたりではすっかり疲れ果てております。
次回はもう少し計画立ててから来ることにしましょう。
そうそう!あまりの懐かしさに、カフェで短大の友人おじょうにラインする。
彼女は今、九州に住んでいるが、実家は大阪。
里帰りする時に合わせてまた京都で待ち合わせでもしない?
おじょう「いつまで京都にいるの?あたし金曜日大阪帰るよ。」
・・・くーーーっ!なんだこの惜しいズレは。
いや、彼女のことだ、しょっちゅう里帰りしているのでしょう。
おじょう「ちょっと先なんだけど、4月には宝塚見に東京に行くのよ。その時会わない?」
おじょうは相変わらずおじょうだわぁ~
そういえば短大時代も「真央ちゃん真央ちゃん(←大地真央ね)」言うてたねえ。
 
鴨川沿いをてくてくてくてくてくてくてくてく。
「そろそろ帰ろうか。」
京都は近いということもわかったし、また来よう。すぐ来られる。これが、旅に不慣れなワタクシにとっての大収穫。
ワタクシの中で、遺影の候補地として、桜の千鳥ヶ淵に紅葉の京都が加わりました。
あ!そうそう。あまりの懐かしさに、ここ数日、この旅に関することを検索し続けていたら
ワタクシがバイトしていた喫茶スマート太秦店のマスターが「サラメシ」に出ておられたことを知る。
芦屋雁之介さんが常連さんで、彼がマスターにカメラをプレゼント。
マスターが最初に撮ったのが雁之介さんで、その写真が彼の遺影になったという話。
とてもいい写真だった。

今日のBGMは五輪真弓の「リバイバル」
バイトしていた喫茶店スマートでは、営業中はクラッシックが流れていたが、開店前や閉店後の後片付けの時はマスターのお好きだった五輪真弓が流れていた。
ここ数日のワタクシは、マスターから頂いたコーヒー豆で淹れた極美味しい珈琲飲みながら五輪真弓を聞き、京都の旅を振り返っている。
さあ、そろそろ現在に戻り、来年を見据えて頑張りましょうか。
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わたしは、あたしと、旅に出る~2~

2014年12月06日 | おでかけ
12月6日(土)晴れ

喫茶スマートを出て、昔住んでたマンションを探す。
住宅地を抜けてバス通りへ向かうはずなんだけど・・・
もう真っ暗でますますわからない。
マンション名を検索するもどうにもうまくいかない。
何より驚いたのは京福電鉄と、市バスの大通りの間に、JRの線路ができていたこと。
30年という月日は恐ろしい・・・
やっと見覚えのあるバス通りに出る。
ヤマザキのコンビニ、ケンタッキー、こじゃれたジーンズショップに美容院。
何となく昔のままな箇所を見つけ懐かしがり、小腹が空いたのでケンタッキーでちょっと休憩。
ここのケンタッキーは、お腹が空いたねえ~今夜はケンタッキーでいいか!ってなると、いつも兄が原チャリ飛ばして買いに行ってくれていた。
ある時、白バイに止められ「免許証見せて」
兄「あ!忘れた。家、このすぐ近くなんで取ってきます。」
警官「いや、そりゃまづいでしょ。」
ってなやり取りがあった場所でもある。(兄のアホ伝説より)
そこで色々検索した結果、住んでたマンションは、建物ごと介護施設に変わっているということがわかる。
自分の部屋だった窓の前で写真撮影。
かなり怪しい。
何の変哲もない真っ暗な介護施設の駐車場で、フラッシュ焚いて記念写真だなんて!
大満足で、新しいJRの駅へ向かう。
ちょっとざわついている。アナウンスが流れ・・・
「7時1分の京都駅行きは、保津峡で鹿が飛び込んできたため遅れております・・・」
15分ほどの遅れになるらしいが、それにしても鹿だなんて!
おまけにこの駅員さん何度も何度も繰り返しアナウンスし、しまいには「鹿を巻き込んでしまって・・・」と詳しい説明まで始める。
娘が「人間の飛び込みは、ある程度自分の意志ってことだからアレだけど、鹿は何もわからず轢かれちゃうってことで、心が痛い。」
母も同感です。
何と京都駅まで14分という早さ。
バスで1時間かけて行くことになるだろうと思っていたのでホント驚いた。
京都駅は京都駅で、ビルの11階分の大階段なるものができており、これまた驚いた。
大きいツリー、階段のLEDイルミネーション。すごかった。
京都駅でご飯を食べた後、バスでホテルへ向かい、お風呂で疲れを癒し、すぐ寝るつもりが・・・
ほら、よく旅館においてある木のパズル。Tの字を作ったり、家の形作ったりするやつ。
何度やっても、つか、旅館でしかやらないからいつも忘れて、Tの字をやっと作れて満足して終わりなのがいつものパターン。
ところが、娘ったらあ~でもないこ~でもない、わかった!基本はこの家の形だよ!とか言いながら
全部の課題をクリアした。
うちの子、天才?
こうして、京都の夜は更けていく。
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珈琲夜話

2014年12月05日 | おもいで
12月5日(金)晴れ

コーヒーを飲むようなハイカラなうちではなかった。
受験生の頃、母が時々インスタントコーヒーを作ってくれたりした。
お砂糖とミルク(ブライトとか)たっぷりの。
そして無事に京都の女子大生になれた。
キャンパスライフを満喫中の二歳年上の兄と、兄の大学に近い太秦に住むことになる。
ワタクシの通う女子大までは電車を乗り継ぎ乗り継ぎ1時間かかる。
もう少し中間点にする優しさはなかったのか、兄よ。
二人暮らしということもあり、普通の学生マンションより広かった。
よって、兄の友人達のたまり場と化す。
兄は、ええかっこしいなヤツだから、鹿児島から出てきたばかりの妹に「絶対鹿児島弁を出すなよ!」と釘を刺す。
妹はどんどん無口になっていく・・・そして兄の友人達から「Nの妹はコワイ・・・」と言われるようになる。
ある日、兄の友人本田君(本名)がやってきて「バイトしない?」
彼のバイトしてる喫茶店でアルバイトを捜しているらしい。
n「・・・いやぁ~接客業とかは苦手で・・・ムリです・・・」(←一度鹿児島弁を共通語に変換してしゃべっている)
本田君「撮影所の近くだからさぁ~俳優さんとかたくさんくるよ。必殺の三田村邦彦とか。」
n「やるっ!」
即決である。田舎者はミーハーでもあるのだ。
まだサークルとかも決めていない春のことであった。

その喫茶店は、嵐電の帷子ノ辻駅を出たすぐのところの、ショッピングセンターの一郭にあった。
テーブル席が少しと、あとはカウンターだけの小さな喫茶店。
朝八時から夕方七時くらいまで。
メニューはブレンドとアメリカン、紅茶とココアとジュースくらいだった記憶。
食べるものはホットケーキかトースト。チョコレートパフェ。
無愛想な田舎娘nはオーダーを聞き、それをマスターに伝え、間違わずにそれをお客さんに運び、
伝票通りのお代を頂くというシンプルな仕事をこなすだけで一杯一杯だった。
プラス笑顔なんてものは皆無で、ひたすら間違わないことだけを頭において、無愛想に黙々と働いていた。
マスターは、一見怖そうで気難しい感じだったが、オシャレな女子大生達の中での田舎娘が面白かったのか可愛がってくれた。
店じまいした後、常連さんの多かった撮影所にコーヒーの差し入れに連れて行ってくれたり、
おうちで何度かごちそうになったりもした。
マスターには、小学生のお嬢さんがいて、チャコちゃんと呼ばれみんなから可愛がられていた。
おねえちゃんおにいちゃんという感じのアルバイト生達の中で、田舎から出てきた、チビなワタクシのことは友達レベルに思えたようで、結構懐いてくれた。
マスターに頼まれて、チャコちゃんと一緒に四条辺りの映画館に「南極物語」を見にいったことも、この前の健さんの訃報を聞いた時思い出した。
祇園祭も一緒に行ったねえ~
人が多すぎて、ちゃこちゃんを迷子にしたらどうしようという怖さで、祇園祭の記憶は一切ない。
夏には、バイト生と、マスター一家で川に泳ぎに行った。
今思うに、保津峡あたりだったのだろうか?
学校と喫茶店と家を三角に結んだ線上での生活だった。
短大はたった二年で、夏の頃には就活とかで鹿児島に帰省したり、秋に学校に戻ったら試験で、あっという間に冬で・・・
なんだかうやむやな形で、バイトはフェードアウトしてしまった。
これが、ワタクシの心残りというか、若気の至りというか、後悔の念で一杯というか、ずっと気になっていた。
しかし、30年という月日が経ってしまった。

嵐電の帷子ノ辻駅を出ると、あのショッピングセンターはなくなっている。
でも、すぐに娘が「あった!」
オシャレな、でも、ガラス張りという作りは以前と変わらない喫茶店スマート。
ドアを開けると・・・奥のカウンターの中にマスターが!
全くもって30年前と変わらないマスターが!!
当時「オレ、40になったわぁ~」と嘆いてた、あの頃のまんまのマスター。
え!?ってことはもう70!?うそーーーっ!
懐かしさやら恥ずかしさやら色んな感情やらが溢れ出し、思わずカウンターから一番の死角となる席に座る。
娘が「挨拶してきなよ!」
母「ムリっ!30年も前だし、絶対憶えてないだろうし・・・」
娘「え~~~っ!せっかく来たのに!絶対後悔するよ。」
と、このやりとりを小声で30回くらい繰り返す。
そうだよね~絶対後悔する。

勇気を出して・・・
カウンターへ向かい・・・「30年前にコチラでアルバイトさせていただいてた者です。」
マスター「入ってきはった時、何か見覚えあるなあと思ててん。」
と言われたのはマスターの優しさで、憶えておられないことを感じつつ・・・
しばらく当時の話をして、コーヒー豆頂いて帰る。

出口で「観光は?東福寺とか行かはった?」と聞かれた時に
ああ、ホントにマスターはワタクシのこと思い出せなかったんだなあと思った。
だって、バイトしてる時に、そんな丁寧な言い方されたことなかったもの。
「アホっ!」とか「なにしとんねん!」とか「○○せーや!」とかは言われても
「○○行かはった?」だなんて。
たった二年にも満たないバイト生なんて憶えてないのが当たり前だよね~
他のバイト生達は近所の子で高校時代からやってるとか、大学生だから4年間やってるとかだったものね~と自分を慰める。
30年も不義理してたんだものねえ~

今日の1枚はスマート珈琲店で飲んだコーヒー。
メニューがすごく増えてて、食べるものもすごく増えてて、カップもかわってて、ホントに月日が経ったんだなあと感じた。
かわらないのはマスターだけだった。いや、コーヒーの味も変わっていなかった。
当時ワタクシは、インスタントコーヒーと缶コーヒーしか飲めなかったのだが、バイトしてると毎日一杯コーヒーをいただけて、
だんだんコーヒー好きになっていった。
その時のコーヒーの香り、そのままだった。
それから、変わったものがもうひとつ、ずっと笑顔で愛想良く話すワタクシ。
あの、無愛想だった19の娘が、50の今、マスターにニコニコと思い出話を語る。
30年という月日は、ワタクシを大人にしたんやわ~
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わたしは、あたしと、旅にでる。

2014年12月04日 | おでかけ
12月4日(木)曇り

日曜日の夜のこと。
娘と夜中までいろんなことをおしゃべりしていた。
ふと、ワタクシの学生時代の話になり、娘が非常におもしろがってくれる。
興に乗ってきたワタクシ、調子にのってどんどんしゃべり、娘もワタクシも盛り上がる。
n「京都、行きたいなあ~(←ワタクシ短大を京都で過ごした)」
娘「行こうよ!火曜日、あたし学校休みだし、水曜日はなんとかなるし(←サボるってことですね・・・)」
火曜水曜は、母も何もない(←ボランティアはサボるってことですね・・・)
で、京都に行ってきた。

今回の目的は、ワタクシの思い出を辿る旅・・・らしい。
京都には、社員旅行で15年ほど前に行ったけど、集団行動をはずれる破天荒さを持ち合わせている訳でもなく
金閣寺を見て、お豆腐会席食べて、清水寺行って、ようじやに群がる男性社員達を横目に眺め(←彼女に頼まれたらしい)、
鈴虫寺で説法を聞きお守りを買い(←男性社員達に「本気で信じてるの?」と尋ねられ、力強く頷く鹿児島営業所の妙齢の女子二人)・・・と、そんな絵に描いたような観光旅行。
よって、今回の旅が、実質30年ぶりの京都と言っても過言ではない。

朝8時前の新幹線に、駅弁を買って乗り込む。

富士山にテンション上がりまくる。
「富士山は山梨側からに限るよね~」なんて言ってたくせに・・・
10時には京都にいるなんて、新幹線サイコー!
てくてく歩く。まずは我が母校へ。
たしか、駅から歩ける距離だった・・・はず。
娘「懐かしい風景?何か思い出とかある?」
彼女は、今回の母娘旅行を映画にするらしい・・・(誰が出資するのか?どんな脚本なのか?)
我が母校は、小学校から大学までが同じ場所にあり、だらだら長い坂の、下から小学校、中高、短大大学と続いていた。
小学生のみ共学であとは女子校なので、朝夕この坂が女達で埋まるため『女坂』と呼ばれていた。
なんて話をしながらてくてくのぼる。
あの頃にもあった喫茶店や本屋さん。懐かしい。

なかなかの勾配だ。
学校の門の前で写真を撮るくらいのつもりでいたのだがあまりの懐かしさに、守衛さんからビジターの入館証を借りて学校見学。
真面目な学生だったつもりだが、まったくもって教室の記憶がない・・・
こんなに古い、小学校の跡地利用みたいな教室だったかなあ~なんて思いながら、でも、窓から中庭を見下ろす頃には仲良しだったみっちゃんを呼ぶ自分の声が聞こえるような気がする。

生協で、校名入りのレターセットやシャーペンなどを買う。
これでみっちゃんやおじょう、じゅんこに手紙を書こう。
大満足で坂を下る。
ついでだから清水寺行っとく?歩いて行けるし。

もう紅葉の時季は過ぎてたけど、やはりすごい観光客の数。
拝観料買いに行った娘、窓口のおぢさんに「Two?」と言われたらしい。
何ジンに間違われのだろうか。
産寧坂二年坂をくだって、てくてくてくてく。おおまかな計画を立てながら歩く。
ワタクシが学生時代にバイトしていた喫茶店は必須。
嵐山のほうだから、明日はあっち方面に行こうかなんてしゃべりつつ、何気にその喫茶店を検索した娘が「ママっ!あしたは定休日だよっっっ!」
そういえば、水曜が定休日だったねえ~~~
慌てて四条河原町から大宮に出て、大宮から京福電鉄嵐山線。
くーーーっ!!!これは懐かしいっ。嵐電!
懐かしの「帷子ノ辻」で下車。
改札を出たら、ひゅるひゅるひゅる~~~~っとタイムマシンの渦に巻き込まれた気がした。   つづく。
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