パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

めんどい女の、目からウロコ

2010年11月02日 | 給食当番
11月2日(火)晴れ

ずいぶんと昔の話。
娘が小学校に入学し、空手スポーツ少年団に入った。
当時母子家庭だった我が家は、ワタクシがフルタイムで働いており、
放課後の時間をじじばばと過ごさせるよりは
こういうのに入って時間を潰させようと思ったからだ。
なぜ、空手か。
バドミントンは3年生からだったし、ソフトボールは向いてなさそうだった。
(空手はもっと向いてなかったことが後から判明したが)
ちょうどテレビで『双子探偵』というのをやっており、それに出てくる女の子の空手姿(?)がかっこ良かったから・・・
で、がぶがぶの道着に身を包み、可愛らしい空手家誕生となったわけだ。
と、今回は、そんな思い出話ではなく・・・
このスポーツ少年団は、普段の活動以外に、キャンプだ、クリスマス会だ、餅つきだ、
なんだかんだと、親もチョー忙しかった。
さらには、娘とナオコちゃんの入団後、なかなか団員が増えず、いつまでたってもワタクシ達が下っ端で、
イベントやら試合の度にかりだされていた。
或るイベントの時、大鍋でカレーを煮ることになる。
せっせと膨大な量の野菜達を切ってるワタクシとナオコちゃんママ。
その横で、いきなり煮始めたK君ちのママ。
「え?炒めないの?」と聞くと「油を使わないから、こっちのほうがヘルシーよ。
うちで作る時も、炒めないでいきなり煮るわよ。」
ナオコちゃんママとワタクシ、「ふ~~~ん」(心の中では不満)
また、別のイベントの時、豚汁を作ることになる。
もちろん、またも炒めず、いきなり煮る。
しばらくして、ワタクシの横にすーーーっとやってきたナオコちゃんママ、「油揚げ、油抜きしないでいいのかしら。
Y君のママ、そのまま入れちゃったけど、いいのかしら。」
そのあと、「じゃあ、配膳して、いただきましょう!」となって、お箸を並べる時も、
無造作に並べるT君ちのママ。
ワタクシは、箸先が左を向いてないことが気になって気になってしょーがない。
しかし、いちいちそれを直してまわるのも、気分を害させてしまうかもと思い、
でも、普段口うるさいOさんに見つかると大変なことになるかもしれないとも思ったり。
ワタクシとナオコちゃんママ、いつも「いいのかしら?いいのかしら?」という思いを抱えていた。

時は流れ・・・
このたび、人生において何度目かの再就職をしたワタクシ。
某社員食堂で働き始めたのだが、ここでのカレー作り、ものの何分である。
大鍋に水を入れ、薄く切った人参を入れて沸騰させ、タマネギと薄切り肉を投入。
グラグラ煮て、業務用カレー粉を入れて溶かして、ハイ出来上がり!
毎日のお味噌汁も、同様である。
くず野菜を投入後、出汁入り味噌を入れて、ハイ出来上がり!
そばもうどんも、同じつゆなのだが、これも、濃縮つゆを1:7で割って煮立てて、ハイ出来上がり!
ワタクシ、カレーと言えばたまねぎを飴色まで炒める、あるいは圧力鍋で大きな具を煮て作る、あるいは・・・と、何種類かのレシピがあるが、
とにかく炒めることをはしょることは無い。
ワタクシ、『ずぼら料理研究家』とかのレシピは信用してなかった。
しかし、先日、おそるおそる『いきなり煮るカレー』なるものを自宅で作ってみる。
そして・・・誰からも苦情も出ること無く・・・
作った本人だけが、「やはりコクは無い気がする」と、無理矢理思おうとしてるだけである。
なんだか拍子抜けである。
ワタクシの、今までの努力はなんだったんだ!!!
それ以外でも、この一週間で、『目からウロコがポロポロ』である。
脳内で、フジファブリックの志村さんが♪目からウロコの奇跡の結晶♪と歌う。
ワタクシの、料理に関する思い込みや、頑さや、無知ぶりをひしひしと思い知らされている。
若いHさんの口癖は「めんどいことはしません!」「めんどいわぁ~」「めんどいねん!!」
そんな彼女に、「ぢつは、あたしって、いつも計量スプーンできっちり量って作るのよ。
耳かき一杯程度ってあれば、耳かきをもってきたいくらい。」というと、
悲鳴のような声をあげて「あたし、そんなんしたことないわぁ~」
「そうだよねえ~Hさんが、『ったく!めんどいおばはんが入ってきたわ(怒)』と思うだろうから
先に言い訳しておこうと思って。」
今日から二人態勢になり、今日はHさんとワタクシ。
Hさんが社長の『めんどい話』やらをおもしろおかしく話してくれるので、ついついワタクシも
自分の『めんどい女ぶり』をカミングアウトしてしまった。
あまりにHさんが驚いたので、それ以上は言わなかったが、
ワタクシ、もやしの『ひげ根』もちまちま切ります。
だから、今、袋から洗いもせずに直接鍋に投入しているもやしのひげ根が気になって気になって・・・
こっそり自宅に持ち帰って、ひげ根を全部とってから業務用冷蔵庫に戻しておきたいくらいだ。
まだまだたくさんある自分の『めんどい部分』が、これから少しずつ改善されていくか、
はたまたHさんらに「nさん!めんどいっ!」とののしられながらやり続けるか・・・

今日の一枚は、先日練習用に作った小鉢の数々。
こういうちまちましたのは得意だと思っていたが、ネタが尽きていく。
あ~木曜日は小鉢担当・・・また小鉢の夢を見そうだ・・・
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11 コメント

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ある意味で (pot@mom)
2010-11-02 22:11:42
楽しそうな職場でうらやましい。
もちろんお仕事ですから 楽し楽しじゃ終わらないのも分かっているのですが。
(ぢつは今いる職場が まったくそうじゃないので…笑)


めんどい女とめんどくない女が同居する私。
2Lのペットボトルから お醤油をどぼどぼ入れちゃうかと思えば
何年経っても計量スプーンの手放せないお料理も(酢豚とか…ひつこい)あるし
nさんとHさん、両方に感情移入しちゃって大笑いしちゃいました。

でも 基本的にはめんどいことははしょりたい…アバウトな私。
でも まわりも気にしておろおろする中途半端な私はただの小心者?

nさんのように 筋金入りのめんどい女の方が ずっと素敵です。
めんどい女でいてくださいね。
返信する
料理 (paru)
2010-11-02 23:35:43
うちもカレーは炒めません。
味噌汁のごぼうなんかはごま油で炒めると美味しいですけどね。
多分料理本のような作り方は懐石などよそいき料理から来ているのでは?
普段面取りなんてやらないですしね。
マクロビオティックだと野菜のアクはとらないし(アクはポリフェノール)、皮も里芋と玉ねぎくらいしか剥かないし、ネギも根っこまで刻んで食べますから本当にゴミが出ません。
日本ですべて自給していた時代だとそこまでしないと食べるものがなかったからだと思います。
ちなみに油揚げは質のよいものだと油抜きをする必要がないので、酸化した油を抜くためかも?
これもうちではやりませんー。
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ちなみに (paru)
2010-11-02 23:47:38
もやしやかいわれは水耕栽培で工場野菜ですから、洗う必要はないです(笑)
返信する
ダメ嫁、降参(苦笑) (まるこ)
2010-11-03 00:54:50
こんばんは。
新しいお仕事大変そうだなぁ…と思いつつ、今回の記事に関してはダメ嫁としては胸にいたーいお話ばかりできつかったです(苦笑)

我が家も肉じゃがからカレーにいたるまで、いきなり水煮派ですし、たまーにしかしないお菓子作りさえはかりを使ったことがありません。
大匙は大きいスプーンで、粉は計量カップで適当!
きっとnさんが見たら気絶ものですね、はははははっ♪

でも一応旦那の実家ではちゃんとやって、義母の反応をうかがいつつあちらに合わせてますよ。
おうちによってダシの取り方ひとつとっても違いますもんね…

要は「郷に入れば郷に従え」というか、ワタクシ料理には自信がないので他の方に従います。ついていきますので先輩、びしびししごいてくださーい(笑)
…いやいや、冗談抜きで、色々指摘してくださる方って貴重だと思いますんで、改善するどころかそのままでいいんじゃないかなーと思います。
頑張ってください♪
返信する
ズボラの代表者。 (chibi-pooh)
2010-11-04 08:49:16
いゃはゃ。。。
何でも適当に♪が信条のあたしとしては
なかなか耳が痛い。です(笑)

めんどい…じゃなくて こだわりって
人それぞれだからねぇ。。。
これはお互い合わせられる部分と
どうしても合わせられない部分とが
ありますよね。

今回のことはホントにびっくりの連続だったでしょうね。

きっとnさんがウチに遊びに来たら
いゃいゃ…一緒に仕事でもしたら
あたしのあまりにも適当さに
びっくりして倒れちゃうかもしれない(笑)

でも…こだわりって必要だから
がんばってnさん流のこだわりを持ってくださいな。

そのうちみんながそのこだわりに
慣れてきちゃいますよ(^^)v

しかし…仕事が忙しくて家事が疎か。。。は
忙しいことを理由に
あたしの適当さを誤魔化しているんだ。と
再認識しちゃいましたさ(^^;)
返信する
pot@momさんへ (n)
2010-11-05 00:12:41
未だ『酢豚』の傷が癒えていないnです・・
自分の狼狽ぶりを思い出すと、耳まで真っ赤になってしまう。

ワタクシの場合、アバウトにする才能が無いということに気づきました。
料理上手な人って「大体よ!大体!」って言いながら、それこそ醤油2リットルボトルからどぼどぼと入れるでしょ。
ワタクシ、勘が悪過ぎて、全く見当がつかん。
よって、15人分くらいの量でも、大さじで何杯も量るというみっともないことをするわけです。
体力が続いたら、なるべくこの仕事を続けて
なんとか克服していきたいです。
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paruさんへ (n)
2010-11-05 00:18:23
或る意味、少しだけマクロビに近いといえば近いでしょうか?
人参の皮、大根の葉や皮、青ネギの青いとこ、キャベツの硬い葉、全てお味噌汁の具になります。
だから、3人家族の我が家のゴミより、40食分、数種類の料理を作る職場のほうがゴミが少ない。
ただ、油揚げにしろ、その他の野菜にしろ、出所が不明という点に不安が残ります。
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まるこさんへ (n)
2010-11-05 00:22:47
まるこさんも、お料理が得意なのね。
目分量で作れる人は、味覚も発達してるんだと思います。
ワタクシ、途中の味見もはしょってきたせいか、はたまた味覚が鈍いのか、
途中で味見してみても何が足りないのか思いつかん。
これって料理人として致命傷でしょ。
これからの訓練で何とかなるものでしょうか?
頑張ってみます。

それにしても、お菓子までも、ぱぱあ~~っと作れちゃうなんですごすぎる。
ワタクシ、きっちり量って作ってもプリンが固まらないことがある・・・
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chibi-poohさんへ (n)
2010-11-05 00:28:17
いろんな意味で、今回の再就職はワタクシにとってプラスだったと思います。
って、まだまだ始まったばかりで、あと数ヶ月もしたら真逆なことを言い出すかもしれませんが・・・
とにかく、今は、自分の頑さ、無知さ、度胸のなさ、さまざまなことを自覚しつつ、
少しずつでも進めたらいいなあと思えているところ。
デスクワークの仕事では気づかなかったこともたくさんあるし、
家でだらだらしてた頃に比べると、返って家事も手際が良くなってるような気もする。
この緊張感、持続したいもんです。
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コストダウン (paru)
2010-11-05 00:53:42
外食産業はコストダウンと食中毒対策が一番大事ですもんね。
油揚げは普通にスーパーで売ってるものがもう輸入遺伝子組み換え材料で化学薬品で絞った油(サラダオイルなんかも同じ)でできてますから、どこも大してかわらないかも(^_^;)
読んでる限りですが外食産業の中ではよい方だと思います~。
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