パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

東京のあたし

2016年01月09日 | おでかけ
1月9日(土)晴れ

娘に誘われて、イヤイヤ新宿へ。
我が娘、花も恥じらう22歳。だが、中身や思考回路、趣味趣向は昭和の女である。
好きな女優さんは?
「若尾文子さん!」らしい・・・
そんな娘が、御ん年51歳の母に聞く。
「船越英二ってカッコ良かった?」
母「知りません!母が物心ついた時にはすでにおじいさんでしたっ!まだ船越英一郎氏のほうをよく知ってるわっ!」
川崎敬三氏が亡くなられた時にも・・・
娘「う~む、男の人って歳をとるとカッコ良くなくなるのねえ~」
母「え?若い頃の川崎敬三氏を知ってるの?ママが知ってる川崎氏は『そぉ~なんですよ川崎さん!』の川崎さんで、すでにおじさんだけど。
てか、この人ってキャスターじゃないの?」
娘「若尾文子さんの映画に良く出てて、カッコいいよ。」
母「俳優だったんだ!!知らなかった!」
という具合。
そんな娘の、この年末の一番の楽しみが「若尾文子映画祭」のアンコール上映で、12月26日には若尾文子氏の舞台挨拶もあり、「あまりの感動で涙が出た!」と九州で浮かれている母にラインが届きました・・・
で、試験前でバイトを休んでいる娘が「今日は『閉店時間』をやってるから見に行かない?」
新宿かぁ~土曜日だし、人多そうだなあ~と躊躇するが九州で毎日出歩いて楽しかった記憶がよみがえり
「一日一イベント!」が今年の目標だ!出かけよう。」

正直言って映画には全く期待していませんでした。
以前、娘が買ったDVDで「最高殊勲夫人」を見たけど、「若尾文子って綺麗ねえ~」と「川口浩って『川口浩探検隊』のイメージしかなかったけど、可愛いタイプの人だったのねえ~」という薄っぺらい感想。
今回の『閉店時間』もこの二人を中心として、華やかな昭和のデパートガールの生活を映す。
始まってすぐ、若尾文子嬢が着ている洋服に目が釘付け。
ワタクシ、こういう洋服を探していたのよ!同窓会用に!(結局なかったのだ)
かわいい~~~
その後も、次から次から可愛い洋服が出てくる。
社員旅行で行く海の家での水着までもがすごく可愛い。
これなら着られる(・・・着られません)
缶ジュースのシーンでは、小さい缶切り(?あれは何と言う名前?)で二カ所に穴を開けて飲む(この意味が分かる人が何人いるだろうか)
懐かしいっっっ!
一番ワタクシが目を見開いたのが「テープライブラリー」
主人公の節子が週に一度テープライブラリーをしてるという。無償で。
今で言う「音訳ボランティア」でした。
ワタクシもやっているのですよ、これを!
一気に親近感。
さらには、『川崎敬三氏』も登場。
ホントねえ~イケメンだったのねえ~俳優だったのねえ~
ストーリーは「有吉佐和子原作」にしてはソフトな可愛い話だったが、イヤミのないハッピーエンドで、
見る前とは大違いに大絶賛する母であった。

お腹空いたねえ~なんか食べて帰ろうか。
娘「ねこ膳っていう可愛いお店があるんだよ。そこ行こう!」
母「知ってる知ってる!てかそのお店、母が教えたんじゃないか?(いや、母も教えてもらっただけで行ったこと無いけど)」
娘とお酒飲みながら映画を語り、洋服を語り、全く見えない娘の将来を語る。
これもまた良きかな。

花園神社を通り抜けると新宿ゴールデン街。

ここが噂のゴールデン街なのねっっ!
通ってみよう!
   
なんだかとっても楽しくなってくねくねと狭い路地を練り歩く。
誰か友達がこういうお店をやっててくれたら、ふらっと一人で呑みに行けて楽しそうねえ~

ルミネに入るとザクザクに行列。
前に食べたねえ~美味しかったよねえ~ってことで夜食用にお持ち帰り。
楽しくディープな東京の夜。
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