パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

映画『母性』

2022年11月30日 | 本・マンガ・テレビ・映画
11月30日(水)曇り


ママ友Sさんから連絡が来て「映画見に行かない?」
「母性」か「わたしのお母さん」が見たいという。
その二択?
いや、確かに彼女が、実母との関係にずっと悩んできたのは知ってるが、映画くらいそういうことから少し離れた方が良くないか?
いや、我が娘もコロナで苦しんでいる時に「拷問映画」を観てると言っておった。(・・・ママ!少し違う)
とりあえずは老母とも我が娘とも良好な母娘関係を保っているワタクシは「すずめの戸締り」とかが観たい気もしたが、まあ、いいでしょう、たまにはどんよりするのも。
ワタクシの天敵と言っても過言ではない湊かなえ氏原作。
うっすらと、虐待的なものを思っていた。
が、確かにファンが多いだけあって、いやまあよくもここまで、、、とうんざりするほどよく練られていた。
単純な人間関係でないところや、誰ひとりとして幸せな人が出てこないところ。
宗教(今回はキリスト教)すら、薄気味悪いものに思わせるところ。
まさか、あれだけいびった婆さんが、ボケたら嫁のことだけ覚えてて・・・的なところで「報われた」という解釈する人はいないよね(←確認)

映画館が明るくなった時に、隣のSさんが号泣してたらどうしようと少々ビビリながら見ると、平気な顔してたのでホッとする。
(彼女は彼女で、これくらい屁でもないと思っていたかもしれぬ)
近くの中華屋さんであんかけ焼きそば食べながら感想戦。
というより、彼女と彼女の実母の話。こっちの方がリアル過ぎて怖い。
そして、痴呆になる前から実母に痛めつけられているSさんは、それでも献身的に介護している。
それでも罵られるらしい。
でも見捨てない。
ケアマネさんから「Sさんは神!」とまで誉めたたえられるらしい。
ワタクシも、聞きながら「うん、あなた神だわ」

映画の中で「女性は二種類である」的な話になる。
「母か娘か」
まあ、わからんでもない。
が、自分はどっちだと聞かれると、自分では母であり娘であると(チョーいいバランスで)思っている。
(おばあちゃん、我が娘から、同時に非難轟々)

たまにはこういう映画を観て、うんざり、げっそり、そして色々考えるのもまた楽し、である。
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