パパと呼ばないで

再婚した時、パパと呼ばないでくれと懇願した夫(←おとうさんと呼んで欲しい)を、娘(27)「おやじ」と呼ぶ。良かったのか?

ミステリと言う勿れ

2022年03月10日 | 本・マンガ・テレビ・映画
3月10日(木)晴れ

今ドラマでやってますね〜「ミステリと言う勿れ」
ワタクシ、基本的に「原作の勝ち」と思ってる派です。
まあ原作が面白くて話題になってるからドラマ化とか映画化されるわけで、そして原作ファンはそこで喜んだりがっかりしたりするわけです。
ワタクシ、最近流行りの小説も漫画も読んでないので全く存じ上げなかったしスルーしておりました。

話は少し、いや、だいぶ・・・35年ほど前に遡ります。
ワタクシが、とある金属メーカーの事務員さんをしておった時、派遣社員としてきたショーコさん。
九州随一の国立大出でバリバリ仕事ができるのに、一般常識は時折欠如してるとこがあり、ホントおもしろいおねえさんで、ワタクシは子犬のように彼女に懐いた。
ショーコさんも可愛がってくれて、貧しい一人暮らしのワタクシを実家に招待しては夜ご飯食べさせてくれた。
彼女からはたくさん影響受けたが、その中の一つに漫画がある。
ワタクシ漫画も小説も好きだが、王道的な少女漫画に偏っていた。
陸奥A子、田渕由美子、大和和紀に里中満智子、吉田まゆみ等々。
そんなワタクシが、ショーコさんの部屋の本棚を見て驚いた。
知らん!知らん漫画だらけだ!
イティハーサも陰陽師も坂田靖子も吉田秋生も全部彼女に教わった。
むさぼり読んだ。
(その後、再婚して上京し、夫の本棚を見たら、まるでショーコさんの本棚のようでまた驚いた)
そのショーコさん(福岡在住)は今も現役で漫画や小説を読んでいるようで、読んだ後、鹿児島に住む妹ミッコさんに送る。
で、先日遊びに来たミッコさんが読み終わった漫画を届けてくれた。
大きな袋をのぞくと・・・
「ミステリと言う勿れ」1巻〜10巻
「7SEEDS」1巻〜37巻 以上2作品は田村由美
「深夜のダメ恋図鑑」1巻〜9巻 尾崎衣良

全37巻の大作には手が出ず、まずは「ミステリと言う勿れ」を読み始める。
コナン君かっ!?と思うほど、様々な事件に巻き込まれる主人公久能整君(くのう・ととのう君)←名前が好き!
ドラマでは今をときめく菅田将暉君が演じているが、果たしてこのキャスティングは原作ファンにはどうなんでしょう。
いつも思うことですが、カッコ良すぎるキャスティングが、時に原作とかけ離れていてがっかりする。
だから、ちょうどいい感じの伊藤沙莉嬢(このドラマにも風呂光巡査役で出てる)が今引っ張りだこなのではないかと思うわけで、上白石萌音ちゃんもこの路線だと思っていたら、あっという間に主役クラスの朝ドラ女優にまでなって驚いた。
いかん!話が逸れそうなので戻して戻して・・・

この主人公整君には彼女はもちろん友人もいない。
どうやらめんどくさい奴という設定らしい。
そうかなあ。
確かに色々な物をよく観察していて、よく物を知っていて、ズバズバ物を言って・・・
KYと言われればそうかもしれない発言もして。
でも、ワタクシは嫌いじゃないし、友達になりたいと思う。
色々よく知ってるし、話おもしろいし、優しそうだし。
ってことで、楽しく一気に絶賛発売中の10巻まで読んだ。
すんげえおもしろいです(って今更ワタクシが熱弁することでもないですね)
どんどんおもしろいです。

先日夫婦で見た映画「ドライブマイカー」の感想を語りたいと思い、夫に「最後のシーンは、監督が解釈の幅を広げるためにあえて付け足したらしいけど、どう解釈する?」
そして、ワタクシが映画のレビューを書いているサイトに集っている方々の様々な意見、妄想、見解などを語ろうと意気込み、まずは主人公の乗ってた赤いサーブが果たしてラストシーンのサーブと同じものか否か、そしてなぜ韓国なのかというところから切り込もうとするも・・・
夫「オレ、サーブのダッシュボードが気になってて・・・」
全くもってワタクシの記憶にないところから語り出す。
うっ・・・めんどい。
そんなことはどうでもいいことではないのか?
もっと下世話な、ありきたりなことでいいのだ。
もっとも小市民的思考でハッピーエンド志向のワタクシなんて、あれほど年の差婚を忌み嫌ってるにも関わらず家福さんとみさきさんが結婚して韓国で幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたしでも、全然オッケーなのだ。
それなのに、サーブのダッシュボード???

整君のめんどくささは可愛いと思えるが、我が夫のめんどくささはまぢでうっとおしいと思ったのであった。
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