作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 歴史エッセイ (27) 本願寺との十年戦争 】

2006-12-12 18:14:36 | 05 歴史エッセイ


織田信長といえば疾風雷神のイメージが強く、
何事もパッとやって、最後もパッと散ったと思い勝ち。

義昭に対する義栄を担いだ、阿波の三好と大阪
で戦いながら、近江で浅井・朝倉連合軍とも戦う。
浅井・朝倉に基地を提供した比叡山も焼き討ち
すると、結構忙しい。

そんな中での、本願寺顕如の参戦で、織田陣営
は泡を食うのですが、この一向宗との戦争が、
どれ程の戦いだったかといえば、実は十年戦争だった。

つまり信長にとって最悪の年、元亀元年に顕如
の方から仕掛けた戦いが、顕如の和議受入れ、
大阪退去となるまで10年もかかっている。

浅井が叛いてから、金塗りの髑髏になるまでが
3年間。朝倉が滅びるのもまた同じ。それとの
比較で、いかに長引いた戦争であったかが
分かります。

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