作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 龍馬暗殺の黒幕は (歴史エッセイ 92) 】

2010-06-08 11:33:00 | 05 歴史エッセイ

慶応三年、京都河原町、近江屋における
坂本龍馬&中岡慎太郎暗殺の下手人は
諸説あったが、最近では京都見廻組の
佐々木只三郎の指揮下の者によることが
定説になっている。

両名の暗殺、それも慶喜による大政奉還
がなった後での暗殺を、誰が何の目的で
企てたかであるが、これも諸説があり、
ボクは後藤象二郎で間違い無しと見ている。

後藤の陰には、かの山内容堂が居るとも
見られるが、ボクは容堂よりも岩崎弥太郎
の方が怪しいと睨んでいる。

龍馬が死んで、後藤も確かに船中八策を
自己のアイディアであるかに、容堂に建言
したことが、バレてはまずいという理由が
あったから、大いに臭いが、弥太郎は龍馬が
残した海援隊を我が物にして、その後一連の
国内、国外の戦争で、物資輸送で成金にのし
上がった、すなわち龍馬の死で最も得をした
男である。

参議、後藤象二郎の許可を得たことになっては
いるが、そんなもの後藤に賄賂をつかませたら、
海援隊の資産など、後藤にとってどうなろうと
深い関心があったとは思えない。

岩崎弥太郎には龍馬に対する、拭いがたい
嫉妬があったし、その点では後藤にも龍馬への
激しいジェラシーがあった。

男のジェラシーは往々にして歴史を変える。

             パパゲーノ

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