ぼくは異世界で付与魔法と召喚魔法を天秤にかける
新たになろうから書籍化される作品を紹介します。
お題はなろう恒例の異世界転移ものですが、今回は少々毛色が違います。
主人公はいじめの主犯を落とし穴で殺すべく行動に出るが、
落とし穴に落ちたのは、醜悪な豚鼻の人型生物、オークだった。
それは、学校丸ごと異世界へ転移した結果、オークが押し寄せ、生き残るためのサバイバルの始まりだった……。
本作品の特徴として性的描写が割りと多めで、
某エロパロの漂流教室みたいな感じて息子が……げふんげふん。
露骨な描写こそありませんが、異種物とかラノベにして大丈夫か(汗)
という心配はありますが7月30日発売の書籍版はそこらへんは何とかするでしょう、今後の展開に期待。
もちろん、彼女が無事であることは喜ばしいことなのだが……。
ぼくたちは、これからどうなってしまうのだろう。
「カズさん、どうしたんですか」
ぼくはそんなに難しい顔をしていただろうか。
きょとんとした表情で、アリスが見上げてくる。
ぼくは、内心の動揺を押し隠し、そんな彼女に笑いかけた。
「きみが、ずいぶん扇情的な格好だな、って」
「え? あ、そのっ、これはっ」
ようやく自分の格好に気づいたのか、アリスは顔を真っ赤にして、慌てて手足で急所を隠した。
でも、アリス、知っているだろうか。
男は、そうして羞恥にもだえる様子を見ると、余計に興奮する生き物なんだぞ。
「ええと……あの、でも、見たいですか」
「そりゃ、まあ」
ぼくは照れくさく笑いながら、そっぽを向く。
むしゃぶりつきたいです、という本音は紳士的に押し隠す。
だがアリスは、上目遣いにぼくを見つめ、口をひらく。
「カズさんなら……いい、です」
情けないことに、ぼくは思わず、生唾を飲み込んでいた。
そんなぼくの様子を見て、アリスは身を縮め、恥ずかしそうにしつつも、ぼくから目をそらさない。
「あー、いいか、アリス。男ってのは、そういうこといわれると、狼になっちまうもんで……」
アリスの手がすっと伸びて、ぼくの手をつかんだ。
引っ張られる。
気づくとぼくは、アリスに覆いかぶさるかたちになっていた。
桜色の唇が、目の前に迫る。
口づけ。
「狼さんは、どこですか」
はい、ここです。
いいのかなぁ(汗)