二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

【予告】ヴァルハラの乙女 第31話「芋大尉の驚愕」

2016-12-25 00:05:34 | ヴァルハラの乙女

「つまり、ネウロイはサーニャに近づいてもついぞ反撃してこなかったのか」

サーニャの報告を聞いた坂本少佐が、
レクレーションルームに集合した隊員たちを代表して感想を口にした。

既に深夜に突入している時間にも関わらず、
疲労を見せていない態度には感服するけど・・・スク水姿一丁だけでは、威厳が台無しだ。
いくら輸送機から降りる際に軍服が濡れたとはいえ、暖炉の前にスク水・・・。

なんだろう、違和感しか覚えない。
恥ずかしがる様子もなくなく堂々としているけど・・・やはりエロい。
普段スク水を晒すような場所でないから背徳感やら何やらで余計にえっちい気分になる。

「変ねえ、ネウロイと言えば考えなく攻撃してくるものだけど・・・?」

「ああ、そうだミーナ。
 ネウロイは我々を視認した瞬間に光線を問答無用に浴びせて来る連中だ。
 ウィッチの攻撃には必ず反撃して来るし、例え反撃してこないネウロイがいたとしても、
 宮藤とリーネが遭遇したネウロイのように基地への攻撃を目的としていた自爆型のものだ」

「あの・・・もしかして恥ずかしがり屋さんなネウロイだから、なんて・・・」

「そんなわけあるわけないでしょ、リーネさん!
 ネウロイは人類の敵ですからそんな人間らしい反応なんてするはずが有りえません!」

「夜も遅いからネウロイも眠たかったじぁないかな?」

しかしここはパンツじゃないから恥ずかしくないもん!
な世界観なのでワタシ以外の人間は違和感を覚えずごく普通に少佐と会話を交わしている。
なお順番的に坂本少佐以降はリーネ、ペリーヌ、シャーリーの順で口を開いている。

先ほど少佐のスク水をエロい。
と評したがワタシ以外の全員も雨の中を出撃したから軍服を脱いで下着姿となっており、
この場では金髪、銀髪、黒髪の東西の美少女のあられもない姿を晒しており、
漢にとっては正に楽園、あるいは理想郷とも言える情景があった。

・・・つくづく下半身の半身を失ったこの身が恨めしい!!

「あるいはサーにゃんのファンだから攻撃しなかったとか?
 サーにゃんって銀髪でミステリアスな雰囲気だしネウロイもサーにゃんを攻撃するのに躊躇したんだよ!」

ココアが入っマグカップを片手にエーリカがそう言った。
そんな馬鹿な話があるか・・・とワタシは【原作】から知っていたからそう判断できたが、

これまで見られなかったネウロイの動きにああでもない、
こうでもないと頭を働かせて来た人間にとって斬新な意見らしく、
エーリカに注視し、続けて当事者であるサーニャに視線を集中させた。







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おススメSS 冬木シティに舞い降りる圧倒的天使

2016-12-06 22:00:33 | おススメSS

冬木シティに舞い降りる圧倒的天使

FGOの短編SSです。
「第5次聖杯戦争にぐた男とナイチンゲールが乱入する」
というネタで人の話を聞かない婦長に振り回されるぐだ男がみれます。

婦長が出るSSは貴重でそれだけでも読む価値はあると思います。
ぜひ見てください。




「この年頃の男女は目を離すとすぐにセックスをします。
 性病の恐ろしさも知らず!!性病、唾棄すべきものです。
 セーフティーセックスで人はその危険から完璧に守られる!!しかし地上から性病が消えたことはない!!
 衛生の未熟な国であってならまだわかります、
 しかし衛生と教育の行き届いた国でも性病は消えたことはないむしろ増加しているといいます!
 これこそ怠惰!!最も忌むべき人の病です!!」

軍服セーフティーセックス伝道師と全身タイツ涙目男の組み合わせとか下手な露出狂より性質悪くないっすかね。
この状況からこの2人を救えるのは俺だけだという気持ちとカルデアに監禁されている思春期男子のリア充を白けさせたい気持ちとが殴り合って前者が勝った。
俺ってやっぱり人類史救う最後のマスターだからさ、結局みんなの幸せを取っちゃうんだよね。
俺カッコイー。

「アアッ女史ー!!あっちにもっとー!!たくさんの罹患者の気配ー!!マスターわかるー!!」
「即刻治療に向かいます!!」
「すてきーキャーエンジェール!!」
「しかしその前に目の前のことから片づけなければなりません」
「……ゴムでも差し上げればよろしいのでは?」
「なるほど、それは妙案です。ではそこの2人」

投げられたピンクの四角形を女の子が反射で受け取る。
得体のしれない女から投げられたものをそんな無防備に手にしていいのか。

「避妊具です」
「まって女史どこから出したんですか。マスターそんな機能聞いてない」
「男というのは頼りになりません。どうか自らの身は自らで守りなさい」
「女史?聞いて?マスターのお話し聞いて?なんで縛るの女史?」
「では行きましょう!さらなる患者、さらなる罹患者が助けを求めているのです!」

ミュゼットバッグの肩ひもで瞬きの間に縛りあげられ背中に括りつけられた。
コンドームを投げ渡された男女の今後を考えていた脳が瞬時に真っ白になる、
ラーマちゃんがアメリカで味わっていた高速運転。
腹を決める前に走り出された。舌を噛んだ。








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【完成】ヴァルハラの乙女 第30話「黒猫の疑問」

2016-12-04 17:48:00 | ヴァルハラの乙女

基地からバルクホルン達が来るから、無理はしないでね。
そう言い残したミーナの言葉を思い出しつつフリーガーハマーの引き金に指を掛ける。

明かりは太陽の光を反射している頭上の月だけで、
ネウロイは雲の下に隠れている上に、基地から来る援軍も時間を必要としている。

等と1人でネウロイを相手するには厳しい条件下にあったが、
魔法のレーダーとも言うべき魔導針を操るサーニャには夜の闇は関係なく、
ネウロイ相手に不足する火力も瞬発火力が高いフリーガーハマーなので問題はない。

(それに夜はいつも1人だったから・・・)

サーニャはそう独白する。
孤独には慣れている、そう慣れているから大丈夫。
そう自身に言い聞かせ、引き金に引っ掛けた指に力を入れる。

その際引き金のバネが強かったり、
あるいは戦場での興奮と緊張状態から力強く引くことなく、
所謂「暗夜に霜が降る如く」ゆるりと引き金を引いた。

刹那、ロケットの噴射音と噴き出る炎が夜空を彩った。
最も発射の瞬間サーニャは閃光で目が潰れないように目をつぶっていたので、
その光景を目にすることはなかったが脳裏に移されたレーダーからロケットが不発せず噴射したのを確認する。

ネウロイからの迎撃の光線攻撃も想定し、
ジグザグに飛翔するように設定したロケットは――――。

「・・・至近弾」

ネウロイには命中しなかった。
代わりに時限信管が作動しネウロイに破片を浴びせたのをサーニャの魔導針が捉えた。

これにサーニャは喜ばず、即座に回避行動を始める。
小型ネウロイなら兎も角、大型ネウロイ、
それも全長が100メートル単位となれば破片効果などたかが知れており、
もたもたすればネウロイから光線が暴風雨のごとく浴びせ来ることをこれまでの経験から知っていた。

魔法力で保護されていても急速に押しかかる重力加速に眉を顰めつつ、
急激な旋回と高速降下で光線を回避する飛行航路をとる。

しかし、10秒後。
サーニャはふと違和感を覚えた。

(光線が、こない?)

何時もなら降り注いでくるネウロイの光線が一条もこないのだ。
ネウロイにとって夜の暗闇は人間のように視界が暗くて見えないなんてことはなにも関わらずにだ。

「・・・・・・・・・」

再度フリーガーハマーを構える。
ネウロイの姿は両目では見えなくても、
魔導針が雲の中に隠れているネウロイを捉え続けている。

だからサーニャは戸惑うことなく連続して引き金を引いた。
ロケットが発する炎がサーニャのひと際白い顔を夜空に映し出す。
数条の雲を引きつつロケットがネウロイがいるであろう場所に直進する。

連続して発生する爆発。
月よりも強い光が夜空を彩り、雲を散らす。
が、それでもネウロイは未だ生存しているのをサーニャは把握していた。

「反撃、してこない?」

同時に違和感を何となく、
というあやふやなものでなく明確な物として認識するに至った。

バルクホルンやハルトマン、
ミーナといった名だたるエース程経験を積んだわけではないが、
それでもウィッチとしての経験からネウロイの動きには困惑の感情が浮かぶ。

何せネウロイといえばこちらを見つければ問答無用に光線を浴びせてくるような存在であり、
人類のようにとても思考と理性を以て活動しているとはいいがたい者である。
しかしこの夜のネウロイはまるで「様子見」という人間の思考に基づく行動パターンを取っていた。

(・・・どうしよう)

サーニャに迷いが生じる。
これまでにないネウロイの動きに困惑を覚え、どうすべきか分からなかった。
しかし、それでも無視するわけにいかず、ネウロイの動きに合わせて距離を詰める。

だがネウロイは攻撃せずサーニャを避けるように移動する。
しばらくネウロイをサーニャは追いかけていたが、
基地と輸送機から距離が離れるのを警戒し進路を反転した途端。

(こっちに来た・・・)

雲海に潜むネウロイがサーニャに向かってくるのを魔導針が捉えた。
サーニャは細い体でリーガーハマーを振り回し、牽制も兼ねて即座にロケット弾を発射。

が、命中する直前。
ネウロイが雲のさらに下に潜ったため命中するには至らなかった。

それでもなおネウロイからの反撃はなく、
サーニャとの距離を一定の間で保ちつつ沈黙していた。

『サーニャ、こちらバルクホルン。
 今そちらに向かっている最中だ、状況を報告せよ』

いっそ全弾一斉射撃で焙り出すべきか、
と過激な発想に傾きつつ最中にバルクホルンから無線が入った。

「ネウロイと戦闘中。
 けど、その・・・ネウロイからの反撃がありません」

『光線がこないのか?』

はい、一条も。
そうサーニャが続けると、
基地から出撃したバルクホルン以外の隊員が、
無線を通じて好き勝手に己の考えを口に出し始めた。

エーリカ曰く、お寝坊なネウロイじゃないの夜だし。
リネット曰く、迷子のネウロイかな・・。・?
ペリーヌ曰く、人類の反応を探る偵察行動に決まっていますわ。
ルッキーニ曰く、ペリーヌって頭堅いね、胸も堅いけど。
シャーリー曰く、お尻も骨ばっかで堅かったな、ゲルトの方が肉があったぞ。
ペリーヌ曰く、なんですってぇ!?

「ふふふ・・・」

ルッキーニの余計な一言で始まった口論と、
それをはやし立てる周囲の人間のやり取りにサーニャは思わず笑みをこぼす。

『面白いかサーニャ?』

普段の哨戒任務中ではありえない程騒がしい中、
サーニャにとって一番親しい人物、エイラが語り掛ける。

「うん、みんな楽しそうだから、
 私も聞いていて楽しい気分になれるから好きよ、エイラ」

『んーたしかに賑やかなのはいいよなァ。
 あ、そうそう後5、6分にはサーニャと合流できるから、
 それまで無理しちゃ駄目なんだからな、ちゃんと待っていてナ」

「大丈夫よエイラ。
 今はネウロイの動きは鈍いから、
 私1人でも平気よ、だから心配しないで」

エイラの心配は問題ないとサーニャが断言した。

『うん、分かった。
 でも気をつけるんだゾ』

「ありがとう、エイラ」

待っててナ、
再度エイラは言うと交信を切った。
そしてサーニャは意識を再びネウロイに向ける。
表情に先ほどまでの不安や焦りといった感情はない。

なぜなら、少し待てば501の仲間たち。
それにエイラが駆けつけてくることを分かっているからだ。

『サーニャ、
 エイラも言っていたように間もなく到着する。
 飛べる人間の全てを引きつれて来たとはいえ夜間戦闘経験は皆浅い。
 また、輸送機の護衛が主たる任務ゆえに今回はネウロイの撃破は目指さない』

2人のやり取りを黙って聞いていたバルクホルンが口を開く。
改めてすべきことをサーニャに明示する。

『とはいえ我々が駆けつけるまで1人で頑張って貰わねばならない。
 ・・・サーニャには負担を掛けるようですまないが、もう少しだけ頑張ってくれ』

「了解しました、大尉」

バルクホルンの命令、
というよりお願いにサーニャが頷く。

『では交信を終える、また会おう』
「はい、また後で」

交信を切る。
そして即座にフリーガーハマーを構えなおす。

「撃ちます――――」

懲りずに近寄るネウロイにロケット弾を浴びせる。
弾数は残り少ないが1発、1発丁寧に狙って撃つことでしのぐ。

サーニャの射撃、ネウロイの回避。
ネウロイの接近、サーニャの回避と射撃。
そんなやり取りを時計の秒針が5、6回周回を終えた時。

『サーニャ!!』

突然エイラの声がインカム越に飛び込んで来た。
待ちに待っていた501の仲間たちが駆けつけて来たのだ。

『よく頑張ったね、サーニャン。後は一緒に帰ろうか』
『サーニャさん、私達が来たのでここを離脱しましょう』
『シャーリ~~サーニャと会えてから寝ていい?』
『おいおい、帰るまで我慢しなルッキーニ』
『う~ん、サーニャさんがどこにいるか見えないなぁ』

エーリカ、ペリーヌ。
ルッキーニ、シャーリー、リネットの順に無線が騒がしくなる。

サーニャが後ろを振り返れば、
ユニットから吐き出される排気炎の光が夜の闇の中で幾つも浮かんでいた。
その中で1つだけ突出している光が猛烈な勢いでこちらに来ているが、
きっと心配症なエイラだろうと、サーニャは当たりを付ける。

『こちらバルクホルン。
 ミーナの輸送機とサーニャを確認した。
 これより輸送機の護衛とサーニャの回収を始める』

『分かりました。
 ご苦労様です、バルクホルン大尉。
 サーニャさん、聞こえましたが?
 もう十分です、撤退を開始してください』

「はい、ミーナ中佐」

無事にミーナ達を守れたのと、
任務が達成されたことにサーニャは安堵する。
しかし、油断せずネウロイにたいして正面を向いたまま後退。

増援をネウロイ側も感知したのか、
サーニャの後退に合わせて追撃することはなく、
同じようにゆっくりと後退を始める。

ふと、ネウロイと接触するまで会話を交わしていた相手、
ビッグ・ガンはどうなっただろうと思い出す。

魔導針で周囲を探り――――見つける。
左程離れていない場所におり、こちらの様子を窺うように周回している。

(見守っていた、の?)

喜びよりもただの航空機で、
そんな行為をする無謀さにサーニャは呆れの感情を覚える。

あるいは何らかの勝算があったかもしれないが、
魔女でも苦戦する大型ネウロイを相手に何を考えていたのだろうか。

サーニャは本名を知らぬ相手、
ビック・ガンの思考について考える。
しかし、答えは出ずやがてビック・ガンの機影は進路を大陸へと変針し、
魔導針の範囲外へと飛び去って行った。

サーニャは魔導針で捉えたその姿を範囲外に出るまでずっと見守った。







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