二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

【予告】ヴァルハラの乙女 第28話「魔女達の後始末」

2016-07-31 22:21:59 | 習作SS

「ふぅ・・・」

ペンを置き、
ミーナはようやく終えた安堵から息を吐いた。

しかし、絶え間ない頭脳労働と、
同じ姿勢で長時間ペンを握って書類を処理していたため、
頭脳と体が疲労の声を叫んでおり、ミーナは力を抜き椅子に背を任せる。

「何とか間に合ったけどもうこんな時間なのね・・・」

窓の外を見れば既に太陽は半分以上水平線の彼方へ沈んでおり、暗闇が世界を包み込みつつあった。

「夕食、食べ損ねたわ」

腕時計の時刻はとっくに夕食の時間は過去のものであると表示しており、
仕事に没頭していたから感じなかったが、今になって空腹をミーナは感じ始めた。

「やあ、ミーナ。
 夕食を持ってきたぞ!」

久しぶりに自分で作ろうかしら、
そう考え始めた時に坂本少佐が部屋に入室してきた。
手にはバスケットを抱えており、香ばしい香りが漂ってきそうだ。

「態々持ってきてくれたの、美緒?
 丁度お腹が空いたところだから助かるわ」

「何、ミーナのお陰で我々は安心して戦えるからな。このくらいするさ」

「ふふ、ありがとう」

善性を帯びた笑みを浮かべる坂本少佐にミーナは微笑ましく感じる。
ふと、ネウロイと戦うよりも困難な軍官僚との戦争で幾度も挫けそうになった時。
不安を感じない彼女のこの笑みに何度も救われた事をミーナは思い出す。


















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おススメSS 艦娘END

2016-07-29 22:58:52 | おススメSS

艦娘END

提督と艦娘が結ばれるのを描いた短編集です。
現在39話投稿されており、39人の艦娘と提督が結ばれる話が掲載されています。

今まで提督×艦娘の話は多く見てきましたが、
まさか艦娘全てを網羅する勢いでここまで書く人は見たことがありません。

ぜひ見てください。




「ともあれ、君も大人になった。喜ばしいことだな」

「……ん。そうかな? 島風はまだ、子どもっぽいけど……えっと、多分、胸も小さいし」

提督は無言で首を振る。

「いいや、大人になったさ。
 だから君は、自由に、何でもしたいことをすれば良い。
 もちろん、自分の家と鎮守府は君の第二の故郷だと思ってくれて良いからな」

あぁ、と島風は思う。
ついに来たか、と。

提督と一緒に暮らし始めてから、
いつか来るだろうと予想していたその日が、ついに来た。

いくら提督が優しくても、彼は島風の親でも兄弟も、親戚でもない。
いつまでも甘えてはいられないのだろう。

「この数年、楽しかったぞ、島風。
 最初、家事が何も出来なかったのには閉口したが、
 今はどこに嫁に出しても恥ずかしくないと思う」

「…………」

「少々性急過ぎるのも玉に傷かもしれんが、それも個性――」

「提督、あのさ!」

「む?」

まだ何か話したそうな提督の言葉を断ち切って、島風は提督の腕を引っ張る。

「私は島風だよ。速きこと島風の如し、だよ。だ、だから、言うけど!」

「うむ」

頷く提督に、島風は深呼吸してから叫ぶように言う。

「島風は提督と家族になりたい! お嫁になんて出ないもん!」

「…………」

無言の提督に、島風は焦って彼の手を握る。
提督は島風の手を離さず、握り返した。

「お、思いつきで言ってるんじゃないから! 
 ずっと前から、私が駆逐艦だった時から、ずっと! 提督のことが好きなんだから!」

「知っていたよ」

「……え?」

「知っていたが、君はまだ少女だった。
 だからつい買ったこれは、長く机に入れっぱなしだったんだ」

提督は懐から手のひらサイズの小箱を取り出し、開ける。
箱の中では、銀色の指輪が光っていた。

「自分が君を引き取ったのは恐らく……いや、下心があったからだ。
 君が鎮守府を離れてどこかに行ってしまうのが耐えられなかった。汚い大人だろう? だから今日、この指輪は海に捨て……」

「えっ!? やだ、そんなのやだ!」

島風は素早く提督の手から小箱を奪い取ると、さっさと薬指にはめる。

「はい! これでこの指輪は島風のものだから! 
 もう一生、絶対取らないから! だ、だから、島風は提督の物なんだからね!」

「まったく、君は恥ずかしげもなくよく……いや、参るよ」

提督は軍帽を深く被って俯くが、
下から見る島風には、顔が赤くなっているのがはっきり見えていた。


















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【完成】ヴァルハラの乙女 第27話「芋と兎の共同作戦」

2016-07-27 23:43:13 | ヴァルハラの乙女

ーーーー速い!

ネウロイを目視したシャリーの第一感想がそれであった。
大型ネウロイとは速度は遅いが火力が大きい。
というのが相場であったがこれは違った。

反転してこちらに向かって来れ楽なのだが、
ウィッチである自分には目もくれずひたすら飛んでいる。

もしかするとこのままでは追いつかないのでは?
そんな不安がシャリーを襲い、牽制射撃でも加えるべきか?

と迷いが生じ、背中に背負った九九式二号二型改13mm機銃に手を伸ばす。
普段のブラウニー・オートマチック・ライフルでないのもルッキーニのせいであり、

シャーリーは感覚が慣れていないとはいえ、
銃は銃だから問題ない、はずと迷いつつ銃を構える。

「狙って・・・狙って・・・」

照準器の中心にネウロイが収まるように狙う。
さらに息を吐き、吸い。息を吐き、吸いと呼吸を整える。
動作を終えてからゆっくりと引き金を引いた。

「っ・・・っと!?」

発砲、そして大口径銃特有の強い反動に襲われる。
普段とは違う感覚にシャーリーは驚き、明後日の方向に弾をばら撒いた。

しかし、即座にウィッチの力で強引に反動を押さえつけ、
正面にいるネウロイに向かって撃ち始めた。

ギリギリ有効射程圏内にネウロイはあるとはいえ、
空戦においてはまず当たることはない距離であったが戦場の女神はシャーリーに微笑んだ。

放った銃弾はネウロイに吸い込まれるように命中。
幾つもの火花を散らし、ネウロイが悲鳴を挙げる。

「よし!」

思わぬ幸運にシャーリーがガッツポーズを取る。
しかし数秒後、ネウロイの表面が赤く光る、ネウロイからの反撃だ。
放たれる熱光線を避けるためにシールドを張ろうとしたが、シャーリーはふと考える。

ここでもしもシールドを張ってしまえば速度は確実に落ちる。
それではネウロイに永遠に追いつくことができなくなる。

ゆえに、自分がすべきとは賭け。
自らの危険を元手に加速し、前進すべきで局面である。

「分の悪い賭けは好きじゃないのだけどなっ・・・!!」

マーリンエンジンに魔力を注ぎ込みシャーリーは加速し、
熱光線が自分がいる場所を通過するより先に通り過ぎ、前へ前進する。

時折すぐそばを光線が通過し、
魔法力で保護された肉体越しでも、
直撃すれば蒸発してしまいそうな熱を帯びた光線の威圧を感じる。

心臓は爆発寸前に鼓動しており、体中から汗が噴き出る。
レースでスピードだけを追い求めているだけでは得られない戦場だけの緊張感。

速度は普段の限界である時速800キロを既に突破しており、
思わずシャリーは無意識に唇を舐め、戦場の緊張感と共に不思議な高揚感に酔う。

そして手にした銃の引き金を再度引き、発砲。
曳光弾がネウロイに届き、再度命中する。
再び速度が落ち、シャーリーとネウロイとの距離がさらに縮まる。

いける!
そうシャリーは歓喜に震える。
しかし、ネウロイが変形しだしたことで、
その考えが間違っているのを実感する。

「嘘だろ、ここで加速するつもりなのか!?」

徐々にだが加速を始めたネウロイにシャーリーは唖然とする。
だが、ここで黙って逃がすつもりはなく、射撃を継続する。
しかし、徐々にネウロイとの間に距離は生まれ、命中率は下がる。

そして、駄目押しにストライカーユニットからこれまでとは違う不自然な振動が始まる。
シャリーはルッキーニがした無茶な改造でユニットに限界を迎えつつあるのを悟った。

(ユニットが全壊すること前提に魔力を注げば・・・あるいは追いつく。
 だけど、それじゃあ私はユニットなしに空に放り出されてしまう。
 いくら、ウィッチの魔法力による加護があるとしても無傷では済まない・・・くそ、どうする!?)

油断すればどこまでも魔法力を吸い、
ユニットが自壊するまで加速してしまいそうなユニットを、
ここまで速度を上げつつネウロイに追いつけたのはシャリーの類まれない勘と技術のお陰であるが、

ここでそれを放棄することにシャーリーは迷う。
しかし、迷っている時間はなくネウロイはさらなる加速を始めようとしているのが確認できた。

(・・・・・・やるしかない!!)

決断は早かった。
ここで見逃せば追いつくことは不可能。
そう判断したシャリーは覚悟を決めて加速を始めるべく魔法力を注ぎ始めるが。
が、それを防ごうとまるで狙ったかのようにネウロイから激しい光線が浴びせられる。

「くっそう!!」

シールドを張って防げば足が止まるので避けるシャーリー。
だが、エイラのような未来予知の魔法があるわけではないので徐々に追い詰められる。

このままじゃ、駄目だ。
そんな絶望の感情が内心を満たそうとしたが・・・。

ネウロイに着弾、そして爆音が轟く。

『何とか間に合ったみたいだな、イェーガ大尉!』

インカムから届いた声はバルクホルンであった。




※   ※    ※




な、何とか間に合ったーーーー!!
兎娘に恰好つけて「何とか間に合ったみたいだな」
なんて言ったけど、間に合わない可能性の方が高かったから、追いつけて本当に良かった・・・。

まさか【原作】でルッキーニがストライカーユニットを破壊したのが、
こっちでは暇だからついやった悪戯でよここまで大騒ぎになるとは思わなかったし、
ワタシのユニットもルッキーニが変に弄ったせいで挙動が怪しい上に、
やたら速度が出るわで操作に四苦八苦上し、正直ネウロイにはもう追いつけない。

と思っていたけど、イェーガ大尉。
いや、シャリーは先行してネウロイと交戦してくれたお陰で追いつくことができた。

こっちの武装は普段使用するMGではなく、
リーネが使用するボーイズライフルをこれまたルッキーニの悪戯のせいで使用。

そして命中、今に至るわけだ。
・・・リーネのように狙撃に適応した固有魔法もないのに、
初弾でネウロイに命中弾を与えることができたのは本当に奇跡だ・・・。

『その、大尉。ルッキーニのことだけど・・・』

とっ、無線だ。
しかし、こんな時でもルッキーニの事を心配するなんて、な。

「安心しろ、ミーナの拳骨一発、
 減給に謹慎処分それと廊下でバケツを持って立つだけに済ませることにした。
 最も、私も大尉も仲良く管理責任を問われて減給に廊下でバケツ持ち、と相成ったが」

今回の件は本来なら軍隊から追い出されかねない程の不始末だが、
ルッキーニ自身だけでなくルッキーニを管理できなかった管理職の責任を問うことで責任を分散。
これでルッキーニだけが負う責任を軽減し、彼女が501から追い出されるようなことを防ぐ訳だ。

『バルクホルン大尉・・・その、ありがとう。ルッキーニのために』
「上司としての務めを果たすだけさ、気にするな」

廊下でバケツ持ちは兎も角減給は正直痛いが、まあこれも年長者の務めだ。
この程度でルッキーニが501にいられるなら、安いものである。

「だからルッキーニのことは心配するな。
 今はネウロイを倒すためだけに思う存分飛んで行ってこい!」

そして今すべきことはシャーリーの後押しだ。
心配すべき要素は何一つないことを伝えて安心させる。

っと、引き金を引いて、発射。
初弾が命中しているから次弾もうまく当たったな、よし。

「このように後ろから援護するし、
 例え墜落してもワタシが拾ってやるから行ってこい!
 今のおまえなら音速だって行けるはずだ、さあ、行くんだ」

そうシャーリーに発破をかける。
そして返ってくるであろう返答は決まっていた。

『ーーーー分かった、行ってくる!
 あの糞野郎の尻に一発ぶちかまして来るぜ!
 だけど、音速を超えたその後は墜落するだろうから拾ってくれないか?』

「ああ、まかされた」

躊躇を感じさせない言葉に思わず笑みが零れるを自覚する。
やはり、シャーリーはこうでなくては困る。

なんて思いつつ、再度銃を構えた。





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おススメSS ある日、ある時、鎮守府にて。提督と艦娘の日々

2016-07-24 07:32:21 | おススメSS

ある日、ある時、鎮守府にて。提督と艦娘の日々

某掲示板で艦これネタに嵌まっているので艦これSSを紹介します。
このシリーズは戦記系列のSSではなく、艦娘たちがワイワイと雑談に興じるほのぼの系のSSです。

初めて日本に来たビスマルクの話。
建造されたばかりの瑞鶴と先にいた加賀の痴話喧嘩。
鹿島の中破絵から想像した下着を履かない理由。
こっそり「加賀岬」を歌っていた所を目撃された加賀

と様々な話が掲載されています。
ぜひ見てください。


「駆逐艦を中心として、
 下着をつけずに出撃を行う艦娘の姿が多く見られるのは
 ――彼女たちを教導した練習巡洋艦たる貴方の『合理性』に倣った結果である可能性が否めない。そういう事でよろしいですか?」

「提督さん、それはその、確かにそうとは申し上げられませんが、あの」

「あなたが遠洋航海実習中に下着をつけない理由を問われて、正直に答えたことはある、と」

「……はい」

くすん、と啜り上げながら、か細い声が頷いた。

「提督。もうそのくらいで……」

控えめにそう宥めたのは、時雨だった。
何故彼女がここにいるかとなれば、
それは単に彼女が今日の秘書艦だったからという以上の理由はなかったが。

子供に対して見せるべきでないものを見せてしまった大人の苦渋を一瞬だけ口の端に浮かべた彼に
――数年前の一件にまつわる後ろめたさも含めて、時雨は言い募った。

「確かに『娘』としては問題のある行動だったかもしれないけど、
 でも本当に合理的ではあったんだ。濡れた下着って本当に気持ち悪いし……
 ほら、出撃中に一緒にいるのは基本的に艦娘ばかりだろう? 
 下着が気障りで任務に集中できないなんて馬鹿な話もないし、
 濡れた下着が乾くまで我慢したり、海の上で下着を脱いだりするよりは、
 最初からつけずにいるほうがずっといいんじゃないかな、って……」

「時雨」

彼がじろりと探るような目を向けると、時雨はさっと顔をそむけた。

「……提督、怒ってるのかい?」

「怒ってませんよ」

おそるおそる尋ねると、彼は笑って即答した。

「怒ってませんよ。別に怒る理由なんてありませんしね。
 確かに時雨が言うとおり、出撃中の艦娘と一緒にいるのはおよそ同じ艦娘ばかりです。
 昨今は通常戦力と連帯した作戦計画もないではありませんが、比率で言えばまあ少数の作戦ではあります。
 連帯作戦の際は当然、男性も同道する訳ですが、彼らが周りにいるその時だけ気をつけていればよい事だ、
 というならそれまでの話でしかありません。私がそれを咎め立てする理由は、
 少なくとも《提督》という立場上からはないのではないかとも思います」

ニコニコと笑いながら、彼は言葉を並べ立てる。

「みんなが帰投した時、もしその有様を見てしまって気まずい思いをするのも所詮は私の自己責任です。
 ええ、そういう事が横行しているのは既に理解している訳ですからね、注意さえしていれば回避は容易なことでしょう。
 それにものは考えようです。艦娘に囲まれた提督なる職務の、まあ、それも役得なのだと思えばそれまでの事ではあります。
 いやそもそもです、だいたいにして駆逐艦の大半は子供ですから。彼女たちの場合は役得がどうこう以前の問題ですね。
 ええ、たとえそうでなくとも、そう、そうです、役得だと思えばいいんですよ」

ニコニコと――明らかに『威圧』のために笑いながら。

「たとえば今日――鹿島さん、あなたのスカートの中を見てしまった時みたいにね」

昏く陰の落ちた笑顔で、彼は言い切った。
















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おススメSS 沙織、黒森峰に入学する

2016-07-21 21:20:33 | おススメSS

沙織、黒森峰に入学する

「もしも武部沙織が黒森峰に入学していたら?」そんな予想外の変化球を打ってきたSSです。
これまでこうしたもしも、のシリーズでは「大洗に誰かがみほの代わりに転校する」というパターンでしたが、
逆にあえて黒森峰に大洗の人間が入ってきたらどうなるか、というのは珍しくものです。

しかも現在3話まで更新されていますが、
1話あたり8000字超えとかなり気合が入っています。

ぜひ見てください。



「へい彼女!一緒にお昼どう?」

黒森峰女学園へ入学してから数週間たった、ある日の昼休み。
静寂に包まれた教室で、声が聞こえた。誰もいない教室に誰に声をかけたのだろうと気になり、視界を左右に振る。
やはり人は確認できない。クラスメイトは西住みほを除いて学食に行ったのだろう。

「おーい彼女、こっちだよ!」

もしや、と思い後ろを向く。
そこには茶色いセミロングの髪の少女が笑顔で立っていた。
黒森峰には珍しい、とても朗らなそうな女の子だった。

「…私…ですか?」
「そうそう!」

みほは驚いた。
まさか黒森峰で"私"に声をかけてくる人がいるとは思わなかったのだ。

「…誘っていただいてありがとうございます。
 確か…武部沙織さん…でしたね。私と一緒にいるのは…その…やめたほうがいいと思います。」

「え?なんで?」

--みほの記憶が正しければ--クラスメイトの一人である沙織は心底謎そうに首を傾げた。
どうやら"私"が誰なのかよくわかってないようだ。
このクラスは全員戦車道を選択しているはずなので"私"が何者なのかわからないことはほとんどないと思っていた。
そのため、この反応はとても意外だった。

「その…えと…私…"西住"だから…。」
「え?えっと…西住みほさんだよね?それがどうかしたの?」

どうやら本当に"西住"という名前が何を意味しているのかわからないようだった。
自分でいうのもなんだが、戦車道関係者でこの名前を知らない人間がいるとは思わなかった。

「んー…よくわかんないけど、西住さんって何か有名人?まぁいいや。
 そういうのも含めていろいろお話したいから、今から一緒に食堂にいこう?」




















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