二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

おススメ書籍  米中海戦はもう始まっている 21世紀の太平洋戦争

2018-03-02 06:22:36 | おススメ書籍




軍事、国際政治の話となると普段の日常生活との接点がない上に、
こうした話は学者や識者が普段よりも小難しい用語を連発するせいで、
「あら、そう」と聞いているのか、聞いていないような態度になってしまいます。

が、本書はかなり分かりやすいです。
例えば最初に中国空母「遼寧」の半径45キロへの「航行禁止海域」に指定した中国。
この国際法への暴挙に対してアメリカ海軍の軍艦がそれを覆すべく行動した事実について、

落ちついた低い声で、ゴンバートは当直将校の若い大尉に短い言葉を伝える。
するとすぐさま、艦内のあちこちのスピーカーからその言葉が鳴り響く。

「モディファイド・コンディション・ゼブラ態勢、
 モディファイド・コンディション・ゼブラ態勢」

命令を聞いて乗組員が艦内を走り回り、水密ハッチを閉じ、バブルを閉める。
ダメージコントロール班及び消化班がスタンバイし、
ソナーやレーダーや電子機器のオペレーターは一層気を引き締めてディスプレイを見つめる。

上級兵曹らがあらゆるシステムを再点検する。
コンディション・ゼブラとは「総員配置」に次ぐ、海軍の二番目に高い戦闘準備態勢を示す言葉だ。

GQは攻撃が差し迫っている状態であり、
コンディション・ゼブラはまもなくそうなるかもしれないという状態だ。


まるでトム・クランシーの軍事小説のワンシーンを読んでいるかのような描写で非常に読みやすいです。

そして、オバマ政権で米中間の緊張緩和という目標で軍の間で交流をするが、
こちらが個人の電話番号を教えても中国側は徹底的な秘密主義、面子とやらによる言い訳。

また過去これまで発生した緊張事案。
具体的には海南島でアメリカ軍の航空機が不時着した事件。
リムパックで中国が堂々とスパイ船を連れてきた事案など事細かく分かりやすく事実を描写しており。
その都度抗議するが中国は、

「俺たちはいいが、お前らはダメ」

と言わんばかりの態度をしていると告白。

兵器の技術についても空母キラーを筆頭に長距離対艦ミサイルの開発を進めてきた中国。
対してアメリカ軍といえば冷戦終結後兵力の削減と技術革新を怠っていた・・・。

などと驚きの事実に満ちており、
今日の安全保障を考えるうえで参考になるかと思います。


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おススメ書籍 「砲兵」から見た世界大戦: ――機動戦は戦いを変えたか (WW2セレクト)

2018-02-20 00:25:39 | おススメ書籍




こうした戦記を扱った本では戦車や歩兵の視点から見たものが多いですが、
敢えて砲兵というある種地味な兵科から過去の世界大戦について語った挑戦的な一冊です。

通説では第一次世界大戦末期に誕生した戦車こそが陸戦を支配した。
と言われていますがその認識に対して具体的なデータからむしろ砲兵の方が功績が大きいと論じています。

例えばイギリス軍が第二次世界大戦中の戦車喪失要因は北アフリカ戦線でドイツ軍の対戦車砲に40.3%、戦車38.4%。
と、拮抗していますがこれがイタリア戦線では対戦車砲で16%、戦車12%、間接砲撃・空襲他で42%と大きく変化しています。
そしてノルマンディ上陸作戦から始まる北西ヨーロッパ戦線では対戦車砲22.7%、戦車14.5%、間接砲撃・空襲他40.7%。
などと戦車同士の対決よりも砲兵による砲撃にそれ以外の要因に求めることができるとできます。

では第二次世界大戦初期の機動戦、
すなわち電撃戦の成功は何かといえば「お互い前世界大戦並の砲兵戦力を有していなかった」ことに尽きます。
さらに技術的に砲兵の早期に展開する能力、すなわち「無線一本で砲撃を要請できる」体制に未だなっていなかった上に、
砲兵自身の機動力の低さもあってフランスでの華やかな電撃戦、北アフリカでの巧妙な駆け引きが成立したのですと論じています。

本書では砲兵の歴史から始まり、
第一次世界大戦で塹壕を砲撃で如何に突破すべきか試行錯誤する様子。
さらにその後各国の砲兵ドクトリンの航跡を丁寧かつ詳細に描写しておりお値段以上の価値があると思います。

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おススメ書籍 「9月~10月の型月書籍」

2013-09-23 12:50:18 | おススメ書籍
空の境界 the Garden of sinnersフェイト/エクストラ(4)
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ2



赤セイバーをぺろぺろできるフェイト/エクストラ(4)が9月25日に、
秋に映画が放映される「未来福音」に先だって設定集である、空の境界 the Garden of sinners 全画集+未来福音 extra chorus が10月25日に販売されます。
また、銀髪ロリが好きでたまらないプリズマ☆イリヤのライトノベル版であるFate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ2が9月28日に販売されます。
ぜひぜひここで購入してください。
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おススメ書籍 「艦隊これくしょん -艦これ- 鎮守府生活のすゝめ Vol.1 (エンターブレインムック) 」

2013-09-21 07:53:27 | おススメ書籍


オンラインゲームにしては良心的な料金設定で、
かつ無課金でも遊べる事で最近人気がでた『艦隊これくしょん』のファンムック本です。
第一弾となる今回は、

・これから始める人へのプレイガイド企画
・意外と知らなかった目から鱗TIPSなどの紹介
・ 『艦これ』プロデューサー・田中氏への直撃インタビューなど各関係者へのインタビュー
・イラストやアンソロジーコミック、応援イラストコラムの掲載

などがあります。


9月30日発売で、ぜひここからアマゾンへ直行して購入してください。
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おススメ書籍「ゲート 4 下 総撃編―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 」

2013-09-18 17:17:17 | おススメ書籍





突如、銀座に現れた門は異世界と繋がるゲートであった。
自衛隊は門の向こうの異世界へと踏み入るが、異世界とは戦争状態であった。
だが、オタク趣味の主人公がとあるエルフを救助したのを機に物語は動きだす……。


かつてSS投稿サイトのArcadiaから始まり、
今や漫画化を始めとして広くメディア展開がされた、「ゲート」の文庫版新刊が9月24日に発売されます。

ぜひここで購入して第三帝国にアフィリエイトのマージンを落としてください
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