二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

おススメSS 提督をみつけたら

2018-03-27 00:39:41 | おススメSS

提督をみつけたら

艦これSSです。
深海棲艦との戦いが終わり幾星霜。
そんな時代でもごくたまに人と人との間に生まれてくる艦娘。

「戦うことのない自分に何の意味があるのか?」
そう己の存在意義に悩むがただ一つの願いにやがて気づく。

「提督を見つけねば」

己の存在意義を見出すべく提督を狙う艦娘と、
狙われてしまった提督との笑いあり、涙ありのハートフルストーリー。

そんな話です。


髪を片方で結ってまとめ、
高そうなスーツ姿の綺麗な顔をしたおねえさん?
艦娘だから実際に何歳なのかはわから無いけど。

彼女はいきなり僕の前に現れて道をふさぐように立ちふさがった。
 
……正直逃げ出したいくらい恐い。
 
僕はランドセルについている防犯用の笛を握り締めて、ゆっくりと後ろに下がる。
 
「ご、ごめんなさい、突然で驚いたかしら。
 でもどうしても聞いて欲しい事があるの、ほんの少しの時間で良いわ」
 
僕は悲しそうにしている彼女を見て、少し胸が痛くなる。
なので、少しだけ彼女の話を聞いてあげる事にした。
 
「その、心配いらないわ。一つだけ聞きたい事があるだけだから」
 
そう言って彼女はとても凛々しい真剣な顔をする。
 
「……子供は何人欲しいかしら?」
 
 
僕は力いっぱい笛を吹いた。
 
 




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おススメSS 提督は夜の街に行ってみたい。

2018-03-03 06:27:37 | おススメSS

提督は夜の街に行ってみたい。

提督が風俗に行くために奮闘するだけの話です。
ちょっと何を言っているのか分からない?うん、まあそうなるな(師匠感)

考えてみてほしい。
艦娘という美少女、美女が揃った中。
下半身の主砲が誤射を起こさず我慢できるだろうか?

まあ、そういうわけだ。

とりあえず腹筋崩壊は確かで、
ギャグでノリと勢いが非常に面白いのでぜひどうぞ。


エウレーカ! と叫んで全裸で飛び出したい衝動に駆られるのをグッと我慢する。
そうだ。そうだった。本能の正鵠を射た意見に、理性はもはや、はわわと叫ぶばかりの存在へと成り果てる。
 
モテたいからと家を飛び出し陸軍の門を叩くも、
適正があると言われ無理矢理海軍へ押し込まれたあの日の慟哭を思い出す。
まぁ、その数週間後に艦娘という美少女ばかりの部隊を指揮しろと言われ、万歳三唱を心の奥底であげて喜んだのけれども。
 
だがそれは間違いだ。間違いだったのだ。

着任当日から激務に次ぐ激務に、
当時妄想した甘い日々は悠久の彼方へと遠ざかる。

何故狙ったように攻勢が強まるのか。
身内にスパイがいるんじゃないかという疑念に駆られるぐらいには忙しかった。
 
あっという間に日々が過ぎてゆき、1週間、1ヶ月、そして半年。
烏兎匆々の半年であった。
だが、何の甘い展開もなかった涙そうそうの半年でもある。

しかし、だからと言って、
うら若き乙男がムラムラしなかったと、
そんな事があるのだろうか。否、断じて否である。
 
―――むっちゃムラムラしてました。
だって上から下までみんな可愛いし美人だし美少女なんだもん。
お尻もオッパイもおっきいのもちっさいのも色とりどりなんだもん。無理だって。抗うのは無理だって。

秘書艦と2人きりになった時、自然と手が豊かな、
或いはささやかな胸に、お尻へと手が伸びてしまう。

自制心は日々削られていくばかりであった。
 





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おススメ書籍  米中海戦はもう始まっている 21世紀の太平洋戦争

2018-03-02 06:22:36 | おススメ書籍




軍事、国際政治の話となると普段の日常生活との接点がない上に、
こうした話は学者や識者が普段よりも小難しい用語を連発するせいで、
「あら、そう」と聞いているのか、聞いていないような態度になってしまいます。

が、本書はかなり分かりやすいです。
例えば最初に中国空母「遼寧」の半径45キロへの「航行禁止海域」に指定した中国。
この国際法への暴挙に対してアメリカ海軍の軍艦がそれを覆すべく行動した事実について、

落ちついた低い声で、ゴンバートは当直将校の若い大尉に短い言葉を伝える。
するとすぐさま、艦内のあちこちのスピーカーからその言葉が鳴り響く。

「モディファイド・コンディション・ゼブラ態勢、
 モディファイド・コンディション・ゼブラ態勢」

命令を聞いて乗組員が艦内を走り回り、水密ハッチを閉じ、バブルを閉める。
ダメージコントロール班及び消化班がスタンバイし、
ソナーやレーダーや電子機器のオペレーターは一層気を引き締めてディスプレイを見つめる。

上級兵曹らがあらゆるシステムを再点検する。
コンディション・ゼブラとは「総員配置」に次ぐ、海軍の二番目に高い戦闘準備態勢を示す言葉だ。

GQは攻撃が差し迫っている状態であり、
コンディション・ゼブラはまもなくそうなるかもしれないという状態だ。


まるでトム・クランシーの軍事小説のワンシーンを読んでいるかのような描写で非常に読みやすいです。

そして、オバマ政権で米中間の緊張緩和という目標で軍の間で交流をするが、
こちらが個人の電話番号を教えても中国側は徹底的な秘密主義、面子とやらによる言い訳。

また過去これまで発生した緊張事案。
具体的には海南島でアメリカ軍の航空機が不時着した事件。
リムパックで中国が堂々とスパイ船を連れてきた事案など事細かく分かりやすく事実を描写しており。
その都度抗議するが中国は、

「俺たちはいいが、お前らはダメ」

と言わんばかりの態度をしていると告白。

兵器の技術についても空母キラーを筆頭に長距離対艦ミサイルの開発を進めてきた中国。
対してアメリカ軍といえば冷戦終結後兵力の削減と技術革新を怠っていた・・・。

などと驚きの事実に満ちており、
今日の安全保障を考えるうえで参考になるかと思います。


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