二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 8話鑑賞 ライダー死亡確認!

2014-11-30 16:25:44 | 日常







序章、衛宮士郎は体から剣が生える夢を見る。







士郎「ゴメン、セイバーを蔑ろにしたわけじゃないんだ。
  昨日はずっとアイツと一緒にいたから、頭にこびり付いていたというか…」

セイバー「謝る必要はありません。
     アーチャーの剣筋が士郎に合っていると言うならば、私は何も」

自分ではなくアーチャーの剣を真似た士郎に拗ねるセイバーの圧倒的ヒロイン度…!!
特にプイ、と横を向くシーンは原作の文章では再現できない可愛らしさです












後藤「間違いござらん。
   さり気無く、しかし大胆に我らが教室を覗いておる。
   待ち人来たらず、というより気づかずという所を、
   こう、誕生日にこっそりプレゼントを仕掛けておいたのに、
   送られた奴は1年たっても気づかずで、もうブチ切れ寸前で」

遠坂「…………」

士郎「ん?」

後藤「っ!!?」



3人娘に続いてまさかの後藤君に声が出るとは。
そして屋上に誘うつもり待っていた遠坂さん、目立ちすぎ。








そして、主人公の鈍感さにブチ切れる遠坂。
周囲の反応は「学校では深窓の令嬢」で過ごしてきた遠坂に対して驚愕している。
こうしたシーン1つ1つでもuftableの細かい演出が伺えて大変良い。







そして朝にワカメがしつこいので、
ついお話(腹パン)した遠坂への意趣返しに予定より早期に結界が発動する。
目玉がベアード様に見えたのは多分自分だけではない。









倒れる学校の生徒。
動揺する遠坂だが、対する士郎は冷静で、無表情。
衛宮士郎の異常性がよく分かるシーンです。








士郎「セイバーを呼ぶ。
   遠坂は昨日令呪を使ったんだろ、なら、今度は俺の番だ」

そこにさらにキャスターのゴーレムが襲う。
士郎は令呪でセイバーを呼び出す。
しかし、これで2人揃って残る令呪は1つであった…。






で、ワカメを見事補足した2人組だが、
なんだこの構図はwww









士郎「遠坂、あそこ…」

遠坂「死んでる…」



しかし、ライダーは既に何者かに殺害されていた。
先生、いくらキャスターに強化を受けているとはいえ強すぎ…。
それと首がぐるりと動くシーンにはびびりました。








遠坂「衛宮君、冷静なのね、以外だった」

士郎「冷静じゃないぞ、怒りで我を忘れていた」

遠坂「それでも皆の傷を把握していたじゃない。私にはできなかったけど」

士郎「別に対したことじゃない――――死体には見慣れている」



そして再度衛宮士郎の異常性が垣間見る。



今回はここで終了。
拗ねているセイバーに遠坂凜のヒロイン力に萌えることが出来ましたし、
戦闘シーンは短めでしたけど、それでも十分な出来でした。

そして今後の付箋が幾つも貼られたことで次回が楽しみです。







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弓塚さつきの奮闘記~MELTY BLOOD編 ACT.2「見敵」(完結)

2014-11-26 21:20:01 | 連載中SS

そして彼女は忽然と俺の目の前から消えた。
否、ここで消えるなど有り得ない――――後ろだ!!

「っあッ!」

横に飛ぶ。
直後、立っていた場所に彼女、シオンの蹴りが通過した。
速い!後ろを振り返っていたら、避けるのが間に合わなかっただろう。
アルクェイド、シエル先輩程ではないが、吸血鬼の力を発揮したさつき並だ。

「初撃は失敗、計算修正――――ここです!」

さらに次の一手。
シオンとの距離は両腕で戦うには離れている。
だが、彼女は確信を持って俺には見えない攻撃を行う。

腕を振るう。
考えるよりも先にナイフを振るい、何かを切った。
感情を表に出さなかったシオンが驚愕の表情を浮かべた。

それでも続けて何かを操作する動作。
丁度綾取りとか、糸を操るような動作をする。

今度は彼女が糸を操っているのを理解した上で、
これもまた考えるより先に腕を動かし、切って捨てる。

「…エーテライトを切断するなんて、何てデタラメ」

俺の行いを見たシオンは唖然とした表情を向けた。

「別に見えない攻撃をするから卑怯とか言わないけど、俺には効かないよ」

見えない糸程度、ネロにロアといった怪物たちと比べれば楽な相手だ。
あの2人のように魔の恐れや、恐怖はないのだから。

「ほう、ならばこちらはどうでしょうか?」

俺の挑発に紫色の眉を上に上げると同時に、
懐から黒い物体を…って、拳銃、うぉ、掠った!!?

「くそっ!銃刀法違反だぞ、君!!」
「ばれなかれば犯罪ではありません!」

続けて発砲。
俺は乙字に駆けることで紙一重で避ける。
くそ、飛び道具、それも拳銃を持ち出すなんて卑怯だ!

「ちっ!」
「っ!?これを避けますか!?」

しかも、それだけではない。
拳銃で此方を牽制しつつ、シオンがエーテライト。
と呼称した糸が同時に俺に襲い掛かって来ており、対応の難易度が上昇している。
偶に模擬戦を付き合う、シエル先輩にアルクェイド、そしてさつきとは全然違うので戸惑うばかりだ。

しかし、それでも活路はある。
確かに彼女の戦い片はシエル先輩、アルクェイドといった面々とはだいぶ違う。
体の動かし方は純粋にパワーに頼りがちなさつきよりもむしろ上手である。

彼女、シオン・エルトナム・アトラシアはまるで数学の計算式のように正確で、
詰め将棋のように次の一手一手を打ち続けおり、侮ってはならない相手であるに違いない。

しかし、俺からすればそれが逆に読みやすい。
本能だけで戦うアルクェイドの方が逆に次の行動か読めない。

「よっ!」
「視界外からのエーテライトを察知!?」

それだけではない。
シオンが操るエーテライトは確かに見えない。
だが、俺にはこれに対応できるだけの技術がある。
例え魔眼を使わなくても、これは切断できるし、動きは分かる。

問題があるとすれば音速で飛来する拳銃の弾だけだ。
シオンの腕の向き、視線から推測して避けているが弾は必ず真っ直ぐに飛ばない。
むしろ空気の湿度、気流、その他諸々の条件が重なり軌道は常にずれるものである。

ゆえに、避けたつもりでも当たる可能性は高いのである。
そして現状俺にとっての最大の脅威は魔術とは縁のないその拳銃のみ。

悪いけど、シオン。
君のその武器を破壊させてもらう―――!!

「どうした、俺の脚でも撃てば俺の自由を奪えるかも知れないぞ、シオン!」

まずシオンが拳銃を此方に向くように。
それも体の特定の場所を狙うように挑発する。
実戦経験豊富なシエル先輩には絶対通用しない手だが、彼女ならきっと。

「~~~いいでしょう!!そう貴方が言うのでしたらその足を潰しましょう」

掛かった!
彼女は俺の言葉に答えると同時に、
一番当たりやすい胴体ではなく足を狙うように拳銃を下に向ける。

次に撃たれる弾丸の軌道が簡単に予想できる。
彼女は弾倉を撃ちつくしても、俺の足を打ち抜くことで動きを止めようとするだろう。

そして、俺は今まで通り地面を駆けて避けるもの。
そう彼女は判断するだろう、だがここで少しばかりの小細工を見せるとしよう。

「その足を止めます――――遠野志貴!」

直後、連続して発砲。
放たれた弾丸は全て俺の足へ向かう。
このまま、真っ直ぐ駆けていれば忽ち足は撃ち抜かれるだろう。
かと言って、ジグザグに逃げるには遅い――――だから俺は空を跳ぶ事を選ぶ。

「おぉお!!」

足を地面に打ち付けるように力を込めて踏み抜く。
膝を曲げて、腰を下ろし足だけでなく全身の筋肉を総動員する。
今日1日の疲れと、この戦いでの肉体の酷使もあって体がうめき声を挙げる。

俺の肉体はあの日。
四季に殺されてからポンコツだ。
だが、俺に流れる七夜の血はそのハンデを覆す、たかが跳ぶ事など造作ない!

直後、俺の体は浮遊感と共に飛翔した。
高さは地面から2階程度だろう、ビルの壁を蹴りつつ駆ける。

シオンは予想外の事態だったのだろう。
細長い瞳を大きく開き、驚愕の眼で俺を見ている。
慌てて照準を俺に向けて再度発砲しようと引き金を引くが、弾は出ない。

なぜなら先程の俺の挑発に乗って、弾倉の全てを空にしたのだから。
彼女は外套の中から新たな弾倉を取り出し、再装填を図るが間に合わない。

なぜなら、それより先に俺が地面に降り立ち、
今の戦闘で出来たコンクリートの破片を無事拾えたのだから。

「しっ!」

投擲。
手のひらに収まる程度のコンクリートの破片は、
吸い込まれるようにシオンが持つ拳銃へ直撃、粉々に粉砕された。

「な―――ー」

絶句するシオン。
彼女の視線は俺ではなく、
粉砕された拳銃を握っていた手に向いている。

飛び道具はシオンが言うエーテライトのみ。
そして、今彼女は別のものに意識を向けている。

ならば選択肢は1つ、一気に距離を詰める!

息を吸う。
重心を前に傾け、
足の指先から手の先まで力を蓄える。

そして、息を吐く。
貯めた力を解放しシオンの元へ駆けた。

「くぅ!!?」

今度はエーテライトを破壊すべくナイフを突き出すが、紙一重で避けられる。
後方へ下がり、大勢を立て直そうとシオンはするが、俺は密着するように彼女に着いていく。

「体術の性能が計算と予想より早い…。
 エーテライは間に合わないっ……体術で挑みます。
 高速思考再計算、リミッター解除、魔力を身体強化に!」

俺が振るうナイフから逃げられない。
そう確信したシオンは退避をやめて、真正面からの対決に挑んだ。

…って、危ない!

「っっ!!」

なんら変哲もない突き。
が、こちらの予想を上回る鋭さだ。
頬を掠めただけでも、ビリビリと刺激が走っている。

「はぁっ!」

さらに、拳を突き出した流れを利用して、
足を一歩前に踏み出し、続けてシオンから回し蹴りが飛来する。

咄嗟に受け止めた刹那。
ミシリ、と骨が呻き声を挙げた。
まともに受けていれば、骨が砕ける!

そう、考えるより先に体が判断し、
後方へ跳んで蹴りのインパクトが最大値に至る前に逃げた。

「くっ――――はぁ!?」

だが、それでも腕に痛みは残った。
幸いまだナイフを手にすることは出来るが、
肉体の疲労は増すばかりで吐く息は荒く、今すぐにでも休んでしまいたい程だ。

幾ら俺の体がポンコツとはいえ、
何時もならこの程度の戦闘でバテる肉体ではないと自負している。
だが、今日は1日歩き回った上での戦闘だから、疲れがもう出てしまっている。

翻って彼女、シオンはまだ体力に余裕が残っているように見える。
いや、寧ろ回復しているように見える上に、先程までとは威力も動きが向上したように見える。

俺はこのカラクリをしっている。
なぜならこれは、さつきが学び、使っている物。

「魔術か、」

「その通りです、遠野志貴。
 確かに貴方のその技は常人の範疇から外れたものだ。
 だが、我々魔術を学ぶ人間、魔術師もまた常人の範疇から外れたものですから」

俺の呟きにシオンが肯定した。
魔術師、それは魔術師成りたてのさつきの言葉を借りるならば、
「この世の真理に届かぬと知りつつも、子孫へ延々と呪いのごとく伝承し続ける人種」だ。

魔術師の目的はこの世の真理、根源へ至ること。
根源へ至るための研究に研究を重ねるのが彼らの存在意義である。

しかし、奇妙な話だ。
たしかにアルクェイドの言葉を借りると「研究のためならば手段を選ばない外道の集団」である
例えば死霊魔術はその性質上、大量の死体が必要で紛争や虐殺が起こるたびに死体を嬉々と収集していたらしい。
また、魔術の研究のためならば、自分の親族あるいは他人を犠牲にするのを厭わない、ということだ。

が、外道に走りすぎた魔術師を殺害する側の人間であるシエル先輩が言うに、
ここ三咲町は自分のような魔術師を刈る人間に、吸血鬼でも親玉のアルクェイド。
と、危険極まりない人物が居るせいで好んでこの街にやって来る人間はいないと、断言していた。

「なあ、君。えっと、シオンでいいかな?」

「時間稼ぎですか?残念ながら代行者、
 それに真祖の姫が来るより前に貴方を打倒する未来の方が先になる」

「あ、いや。そうじゃなくて、
 どうして態々ここに来たのかなって?
 俺が言うのも何だけど、先輩とかアルクェイドの事が怖くないのかなって」

「…………………」

なぜなら、幾ら魔術師でも命は惜しく、
態々危険を冒すような真似はしないとのことだ。

にも関わらずシオン。
シオン・エルトナム・アトラシアはその危険を承知の上でここ三咲町に来たのだ。
己の研究成果が散在し、最悪子孫にその成果を残さぬまま死ぬ可能性が遥かに高いにも関わらずに、だ。

そしてシオンはしばしの沈黙の後、淡々と口を開いた。

「……どの道、私に残された時間は短い。
 ここで逃せば、次に奴が現れるのはさらに数年後。
 その時には、私が私であると正気を留めている可能性は極めて低い」

「正気を留めている可能性が低い?」

残された時間が少ない、
加えて正気を留めている可能性が低い。
なんて、俺の予想を超える不穏な言葉を聞けてしまった。

そしてシオンの口ぶりからすると噂の吸血鬼とは因縁のある相手。
一体噂の吸血鬼とはどんな関係なのか、何が原因で彼女をそこまで急き立てるのか、俺はその理由を知りたい。

「じゃあ、だったら――――」

だったら、ここで戦う意味はない。
俺は吸血鬼を見つけ出して倒すだけ。
シオンも同じく吸血鬼を打倒することが目的と見える。

だから俺はナイフを仕舞い、手を差し伸べ――――。

「そうね、貴女はそのためにアトラス院から出た。
 でも、無駄よ、今度こそ私は第六法を完成させてみるのだから」

第三者の声が聞こえた。
シオン、そして俺はその声が聞こえた方向を振り向く。

月の光を背後に長い銀髪の女性が佇んでいた。
肌は雪のようどこまでも白く、人間というよりもまるで人形のような容姿。

おまけに、瞳はアルクェイドと同じく鮮やかな朱色。
羽織っている白い外套もあって雪の精霊、という言葉が浮かぶほどの美女がそこにいた。

けど、俺の体に流れる血が、そんな美女を前にして警告を発している。
気づけばナイフを構え、眼鏡を外せるように手が顔の前に出ていた。

「馬鹿な、私の前に貴方が出るのは早すぎる!
 計算外にも程がある、それにその姿は一体どういうことだ!!」

「あら、どうやら私の子孫は今だ未熟者のようね。
 現実は常に変動する乱数のようなものであるのは常識。
 ゆえに、我らアトラスの者達はそれも踏まえた上で未来の計測を行うものよ」

感情を露にするシオンに対して、女はクスクスと笑みを零す。
が、内心と外見が一致していないような気がして不気味な印象がしてしまう。

「戯言を、ぐぅ――がぁあ!!?」
「シオン!?」

突然、胸を押さえ苦しむシオン。
さっきまで戦っていたのを忘れ彼女の元へ駆け寄る。

「シオン、しっかりしろ!シオン!」
「あ―――――」

地に膝を着け何かに耐えるように、
しゃがむシオンの肩を掴み、無理やり起き上がらせる。

ひどい顔だった。
汗は絶え間なく流れ、呼吸は荒い。
眼の焦点が合わず、揺らいでいる。
整った顔は今にでも恐怖で押しつぶされそうに怯えていた。

「馬鹿ね、私を前にして正気で居られるとでも?」

銀髪の女性はそんなシオンの姿を見て嘲笑する。

「素直に受け入れれば楽になるのよ、シオン」

そう言って、銀髪の女性は歓迎するように両腕を広げた。
それがシオンのためでないのは考えなくて分る。
だから俺は立ち上がり、ナイフを女性に向けた。

「何、かしら?私の邪魔をするつもり?」
「はっ、邪魔をする?そんなわけないだろ、吸血鬼?」

首を傾げる女性。
いや、もうシオンの様子から目の前の女性が吸血鬼であるのは確定だ。

ならば、俺がすることなんて変わらない。
むしろ今日1日を費やした原点へようやく戻れたと表現できる。

「シオンにくだらない事をしようとしているお前を――――解体し尽くすだけだ」

「へえ、人間にしてはすごい殺気。
 知ってはいたけど、凄いものね貴方。
 いいわ、虚数は実数から常に省く不要な要素。
 ここで貴方を排除して、あの戦争の再現を始めましょう―――!!」

そう、嗤う吸血鬼を前に俺は答えるように駆けた。





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Fate/stay night [Unlimited Blade Works] 7話鑑賞 

2014-11-23 23:43:55 | 日常



始まった対キャスター戦。
戦闘シーンは相変わらず作画班の安否を心配したくなる程、動いています。








士郎「降ろせ馬鹿!何考えてんだオマエ!」

アーチャー「知る物か、おまえに言われると、
      自分の馬鹿さ加減に頭を痛めるわ、馬鹿が!」

士郎「馬鹿!?おまえ、
   自分の事馬鹿だって分かっているのに、
   人の事馬鹿呼ばりするのかよ、この馬鹿!」

アーチャー「ええぃ!餓鬼か貴様!
      馬鹿で餓鬼とはもはや手が付けられん。
      せめてどちらかに決めておけたわけ!!」

キャスター「…………」



士郎がネコごとくぶら下っているのがシュールだw
そしてキャスターの何かを察したような描写が凄く気になる









佐々木小次郎「無名とはいえ剣に捧げた我が人生だ。
       死力を尽くせぬならその信念、力尽くでこじ開けようか――――秘剣燕返し」

セイバー「っ遅かった!」



セイバーの直感は自分が切り伏せられる未来を導き出す。
宝具を展開した直後、佐々木小次郎の燕返しがセイバーに襲う。







アーチャー「キャスターを追うつもりか?折角助けてやった命を無駄に……」

士郎「うるさい!頼まれたってオマエの手助けなんているもんか!」

アーチャー「そうか、懐かれなくて何よりだ」



キャスターを泳がせると言うアーチャー。
いっそ町中の人間を殺してしまえばまだ戦い易いと言うアーチャーに反発する士郎。
そして、キャスターを追うべく進んだ士郎を切り伏せるアーチャー。











直後、恐らくアーチャーが世界と契約して英霊に至ったシーンが凜の夢に出る。
uftableはDEENと違い作画が遥かに良いことあるけど、
こうしたキャラの1人1人を丁寧に掘り下げる表現する脚本もかなり良い。










セイバー「なる程、ではアーチャーはキャスターを見逃したのですか?」

士郎「ああ、見逃した。アイツは最低だ。
   幾ら勝つためでもキャスターみたいな奴を利用するなんて。
   それじゃあ、キャスターと何も変わらないじゃないか!!」

セイバー「ふふ」

士郎「…なんでそこで笑うんだよ?」

セイバー「いえ、シロウが人の悪口を言うなんて珍しいと思いまして」


キャスター戦を終えて帰宅し傷を治す衛宮士郎。
そしてアーチャーとのやり取りを思い出し、自分の進むべき道を再確認する



今回はここまで。
30分が相変わらず短く感じられる。
今回の話でよかったのはセイバーとの会話。
アーチャーの英霊となったシーンなど1つ1つ丁寧に掘り下げている所が良かったです。

次回はワカメの回っぽいですけど来週が楽しみです







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【試作】第五次聖杯戦争を聖杯大戦にしたら 1月31日-1  

2014-11-23 10:03:28 | 習作SS

「はぁ~~」

遠坂凛が優等生であるのは家系の選ばれた者の独自の空気。
貴族というオーラを身に刻み常に優雅たれ、とする家訓に忠実に従い努力した結果である。

壁があるならそこを乗り越えねばすまない。
諦めたり達観するくらいなら最後まで足掻く、それが自分があることも理解している。
だからこうしてため息の一つも本来ならばするはずもないのだが、

「なーんで、我が家には媒体の一つもないのだろう?」

ため息の原因、それはこれから約数週間にわたる戦争。
英霊を召還してあらゆる願望をかなえる聖杯を巡って戦う聖杯戦争。

そのため英霊を召還する必要があるのだが、
現世と英霊の座を結びつけるアンカーこと召喚すべき英霊の媒体がないことだ。
まさか自分がまだまだ未熟な歳に父との約束を果たす時期が来たこともあるが、
まがりなりともこの戦争に深く関わった遠坂の家に媒体の一つもないとは、と凜は嘆く。

いや、正確にはなくはない。
だがそれは厳重に封印されておりとてもではないが間に合わない。
凜は一瞬1年ほど前に我がものにした舎弟…もとい弟子一号の解析をアテにしようと思ったが、

「……いや、どうせアイツのことだから全力で首を突っ込んできそうだし」

たまたま同じ学校で見つけた赤毛のモグリの魔術使い。
以前から一方的に知ってはいたが実際に話すとああも面倒な性格、自称正義の味方として黙るはずがない。
きっとあの真剣な瞳で真っすぐ自分を見たまま遠坂を見捨てることなんてできない――――。

「ちょ!!うそ――――なんで!!?」

居間の脇に鎮座している鏡に映った己はこれまた見事に乙女の顔をしていた。
ええい、落ち着きなさい遠坂凛COOLに、いえKOOLになりなさい。

「…………重傷ね」

幾分頭が冷えたがあの阿呆についてはまだ離れない。
八つ当たりに脳内で例の赤毛の少年をガントで追いまわしつつ用が済んだティーセットを片付ける。
そして鏡の前に立ち、服装を整える。

「うん、襟元よし。リボンよし、皺もないし行きますか」

よし、と凜は頷く。
珍しく早起きをしたのだから気分がいい。
ここぞ、という時に現れるうっかりも邪魔も入らなかったし。
では、遠坂凛の優雅な学園生活でも初めて――――。

電話音

「…………」

グッバイ、優雅な朝。さよなら優雅な気分。
この時期に朝から電話してくる奴なんて一人しかいない。

逃げるのだわ。
笑顔がかわいらしく、プリズマな代名詞がつきそうな脳内の天使が囁く。
なお、その姿はなぜか魔法少女のコスプレをした自分だ。
ちくしょう、忘れろマイブラックヒストリー。

電話音

戦わねばなりません、現実と。
なぜか銀髪シスターがニヤニヤと嗤いつつ囁く。
そして、あのスパイシー神父に似てやがると感が囁く。

電話音

「ああ、もう!!!わかったわよ、戦えばいいんでしょ現実と。」

ズカズカ、とお嬢様らしかぬ歩きで電話台に向か、電話を取る。

「もしもし、遠坂です」
「おそいぞ、凛。ふむ、いかんなこんな時間まで鼻ちょうちんを膨らませいているのは」
「生憎これから学校へ行こうとしていた所よ」
「ほう、それは珍しい。また一つ、師として弟子の成長を喜ばねば」
「結構よ」

きっと本当に喜びを表現するために何か送ってくるんだろうな。
そして、嫌がる顔を見てニヤニヤと嗤ったりするんだろうな、この悪徳神父のことだし。

「で、綺礼。アンタはわざわざ嫌がらせ目的のモーニングコールをしてきたの?」
「無論、そのための労力は惜しまないゆえに」
「あ、これから学校にいくからじゃーね、クソ神父」
「待て、聖杯戦争に関する重大な知らせだ。」

米神に青筋を立てつつ電話を本体に置こうとした時に変わらない低い声が聞こえた。
 
「何よ、監督役は公平じゃなきゃならないんじゃないの?」

「然り、だからこれは後継人ではなく監督役としての連絡だ。
 凛、このたびの聖杯戦争のクラス枠は14人となったことをここに伝える」

「ふーん、あっそ。御苦労さま……って!!何よそれ冗談じゃないわよね!!?」

聖杯戦争は基本7人のクラスに分けられた英霊の闘争を以て開始する。
第三次聖杯戦争にはアヴェンジャーという特異な英霊が現れたが召喚された人数には変化はなかった。
なので召喚する人数が大幅に増えたこのたびの聖杯戦争は最高に異常な事態と言える。

「……ねえ、今の今まで聞かれなかったけどなんで?」
「突然のことだったからな、それに2日前連絡をしたが凜はその時、衛宮士郎の家に泊まりこんでいたからな」
「うぐ、」

ここで遠坂家の呪い「うっかり」の発動だー、と脳内テロップが流される。

「それに聞かれなかったからな」

反省した所でシレッ、と最高に頭にくる答えが出された。
なぜか、電話がミシリミシリと音を立てているのは気のせいだろう。

「ほんっっっっと、アンタはいい性格をしているわね」
「ククク、弟子から褒めてもらえると私も嬉しい」
「褒めとらんわぁ!!!」

があ――、とばかり吠える。
優雅たれな家訓よりもこうして喧嘩上等が似合う彼女には我慢の限界だったのだろう。
もっと文句を言いたかったが時間がないことに気づき、フーフーと荒い息を吐きつつ次の問いを投げる。

「クラスは?そんだけあれば新しいクラスの一つや二つぐらいあるのでしょ?」

「ない、と言いたいところだが断言できない。
 基本はクラスが重複して召喚されると思われる」

「…………」

クラスの重複。
例えば最強とされるセイバーが2体召喚されるとする。
と、なると最強VS最強の戦いとなりその矛盾がもたらす結果は最悪相撃ちになりかねない。
その結果を変えるとならば古い英霊か戦士として無双を誇る英霊を呼び寄せるしかない。

が、媒体なしの自分ではとてもではないがそんな余裕は存在しない。
召喚してのお楽しみ、というわけである。

「既に10体は召喚された。
 急げ凛、魔女の大鍋は煮だしたのだぞ。
 それとも、もし臆したのだとするならば今すぐ教会に……」

「生憎、そのつもりはないわ。
 重役出勤、というやつよ、今晩召喚するつもりよ。
 にしても聖なる杯を魔女の大鍋と例えるなんていい根性しているじゃない?」

魔女の大鍋、とはドイツの諺で大騒ぎや阿寒叫喚を意味する。
元となったのは魔女が大鍋で蛇やたムカデやらを煮だして秘薬を作ることで、そのさいの混沌、断末魔の様相から来ている。

聖職者から魔女狩り以来の敵であり、
異端として裁く最前線にいた言峰綺礼がよりにもよって聖杯をそう例えるのはなかなか皮肉が効いている。
まさか、聖杯が英霊の魂を煮込んで生贄にするものでないかぎり。

「似たようなものだからだ、それより凛。
 よい、心構えだ。これなら今は亡き師も喜ぶだろう」

「ふん……!」

早々に脱落した挙句に父親を死なせた野郎が何をほざくか。
等などと不満を露わにすることもなく、既に終わったものとして流す。

「最後に聞くが凛、おまえは一体何を求めて聖杯を望む?」

声の波長は変わらないが一つの重大な問い。
やや、緊張した雰囲気が電話の向こうから流される。

「そこに戦いがあるからよ」

「――――――――」

問いから瞬時に断言。
反応がないのに凛はいぶかしむがやがて返ってくる。

「ク――く、はははは。
 そうか、なるほどそういう理由か、
 なるほどなるほど、これもまた運命の結果というものか」

「ううっさいわね、確かに魔術師らしかぬ答えだけど何もそこまで笑う事はないんじゃないの?」

「ああそうだな失礼した。
 他人の信念を笑うのは聖職者として失格だ、うむ私もまだまだ未熟のようだ」

「よく言うわ、ポッキリその信念を折って絶望する姿に快感を覚える変態神父でしょアンタは」

教会の活動は神の教えを広めることに説法に懺悔、ボランティアと多様な活動をする。
前任者の人柄ゆえかそうした活動を通じてかなりの信者を獲得している。

そしてこの暗黒神父は表向きは、
真面目な神父として活動しており信者の悩みなどを聞いているが、

「迷える羊の心を解体しただけなのだが」

「苦悩とか触れてほしくない話をえぐり出しているだけでしょーが」

このスパイシー神父は懺悔において他人の心をえぐり取るばかり決して『救い』はしないのだ。
虚脱しておぼろげな足取りで教会をさる信徒に気分が高揚した神父の姿なんて一度ならず見ている。

「む、そろそろ計画通りに……そろそろ学び小屋へ行く時間だと思うが」

「え、あ、うそ。もうこんな時間って、ちょっとマテ―――!!!アンタ絶対確信犯でしょ!!!」

「では、よい朝を。」

「二度と掛けて組んなっっっ!!!」

ガシャッッ、と電話を叩きつける。
最後の最後にあのクソ神父にまんまとやられたからだ。

八つ当たりに神父の顔を脳内で妄想しガントを向けたがニヤニヤ嗤って遅刻するとご丁寧に忠告してきた。
実際事実であったのでいつか絶対コロス、と改めて遠坂凛は誓った。







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【予告】弓塚さつきの奮闘記~MELTY BLOOD編 ACT.2「2人の邂逅」

2014-11-22 21:27:46 | 習作SS

そして彼女は忽然と俺の目の前から消えた。
否、ここで消えるなど有り得ない――――後ろだ!!

「っあッ!」

横に飛ぶ。
直後、立っていた場所に彼女、シオンの蹴りが通過した。
速い!後ろを振り返っていたら、避けるのが間に合わなかっただろう。
アルクェイド、シエル先輩程ではないが、吸血鬼の力を発揮したさつき並だ。

「初撃は失敗、計算修正――――ここです!」

さらに次の一手。
シオンとの距離は両腕で戦うには離れている。
だが、彼女は確信を持って俺には見えない攻撃を行う。

腕を振るう。
考えるよりも先にナイフを振るい、何かを切った。
感情を表に出さなかったシオンが驚愕の表情を浮かべた。

それでも続けて何かを操作する動作。
丁度綾取りとか、糸を操るような動作をする。

今度は彼女が糸を操っているのを理解した上で、
これもまた考えるより先に腕を動かし、切って捨てる。

「…エーテライトを切断するなんて、何てデタラメ」

俺の行いを見たシオンは唖然とした表情を向けた。

「別に見えない攻撃をするから卑怯とか言わないけど、俺には効かないよ」

見えない糸程度、ネロにロアといった怪物たちと比べれば楽な相手だ。
あの2人のように魔の恐れや、恐怖はないのだから。

「ほう、ならばこちらはどうでしょうか?」

俺の挑発に紫色の眉を上に上げると同時に、
懐から黒い物体を…って、拳銃、うぉ、掠った!!?

「くそっ!銃刀法違反だぞ、君!!」
「ばれなかれば犯罪ではありません!」

続けて発砲。
俺は乙字に駆けることで紙一重で避ける。
くそ、飛び道具、それも拳銃を持ち出すなんて卑怯だ!

「ちっ!」
「っ!?これを避けますか!?」

しかも、それだけではない。
拳銃で此方を牽制しつつ、シオンがエーテライト。
と呼称した糸が同時に俺に襲い掛かって来ており、対応の難易度が上昇している。
偶に模擬戦を付き合う、シエル先輩にアルクェイド、そしてさつきとは全然違うので戸惑うばかりだ。

しかし、それでも活路はある。
確かに彼女の戦い片はシエル先輩、アルクェイドといった面々とはだいぶ違う。
体の動かし方は純粋にパワーに頼りがちなさつきよりもむしろ上手である。

彼女、シオン・エルトナム・アトラシアはまるで数学の計算式のように正確で、
詰め将棋のように次の一手一手を打ち続けおり、侮ってはならない相手であるに違いない。

しかし、俺からすればそれが逆に読みやすい。






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