ちょっと古い映画なのですが、『シバジ』を見ました。
日本でのビデオの副題に『快楽の報酬』とついておりまして、なんでも、アダルトの棚にあることもあるそうなのですが、見てみてビックリ!
というか、そのつもりで借りて見たらビックリでしょう、ホントに^^;
シバジとは代理母のこと。
男の子が生まれないということは家が途絶えるということで、昔、ヤンバンの家の子供を生む“シバジ”という職業が存在していたそうです。
生まれが子が男の子なら引き取られ、女の子なら産みの親と一緒に村に戻り、その女の子もシバジとして生きていく。
だから、そういうシーンがないとは言わないけど、この副題はちょっとどうでしょ^^;
友人は、「出産のシーンで見ていて力が入りすぎて疲れた」と言いましたが、確かに。
17歳でシバジに選ばれ、してはいけないと言われた情を感じ、自分の子供を抱くことさえできなかったオンニョはもちろん、子供ができなかったばかりに、家の存続のためシバジを受け入れざる得なかった夫人(合図をしなくてはいけないなんて!)も哀しい作品です。
男の子を生むための慣わしというかおまじないというか、そういうこともたくさん出てきます。
日本でのビデオの副題に『快楽の報酬』とついておりまして、なんでも、アダルトの棚にあることもあるそうなのですが、見てみてビックリ!
というか、そのつもりで借りて見たらビックリでしょう、ホントに^^;
シバジとは代理母のこと。
男の子が生まれないということは家が途絶えるということで、昔、ヤンバンの家の子供を生む“シバジ”という職業が存在していたそうです。
生まれが子が男の子なら引き取られ、女の子なら産みの親と一緒に村に戻り、その女の子もシバジとして生きていく。
だから、そういうシーンがないとは言わないけど、この副題はちょっとどうでしょ^^;
友人は、「出産のシーンで見ていて力が入りすぎて疲れた」と言いましたが、確かに。
17歳でシバジに選ばれ、してはいけないと言われた情を感じ、自分の子供を抱くことさえできなかったオンニョはもちろん、子供ができなかったばかりに、家の存続のためシバジを受け入れざる得なかった夫人(合図をしなくてはいけないなんて!)も哀しい作品です。
男の子を生むための慣わしというかおまじないというか、そういうこともたくさん出てきます。
私はこの映画、最初に映画で見て
(福岡の映画祭で見て、その後
「ソウルの虹」「ハラギャティ」と共に
映画館で1週間ずつの連続公開もされていました。)、
その後レンタルビデオ屋さんで
ビデオを見て「エロス!エロス!エロス!」
と書いてあってびっくりしました。
씨が種で、 받이が受ける人、
だから代理母なのか...と感心(?)した
記憶があります。
内容はあまり覚えていませんが、
主人公が「あの方、あの方、あの方」を
連発するのを母親が怒るシーンがあったのを
おぼえています。
主役のカンスヨン、自分は
「青春スケッチ」という映画で初めて見ました。
あと、「ハラギャティ」という映画でも見ました。
その後は、出演作を見る機会がないままです。
で、外国の映画祭でアジア人として
初めて賞をもらったのがこの「シバジ」
だと聞いていたので、
そういう目で「シバジ」を見ていました。
監督も、たしかイグォンテク監督で、
映画をたくさん監督した後、
芸術性の高い映画を撮るようになった、
と聞いていたし。
ちなみに、その福岡の劇場公開時のチラシには、
「KOREAN CINEMA SELECTION '91」
「韓国熱視線。押し寄せる静かな衝撃。」
「コーリャン シネマセレクション」
「スクリーンを伝う悲しいまでに美しいヒロインの涙。世界が注目しはじめたコーリャン・シネマ」
「愛の速度に追いつけない。[シバジ]」
「選ばれた事が悲劇の始まり。[ソウルの虹]」
「愛は苦行の旅。[ハラギャティ]」
「◆「ソウルの虹」と「ハラギャティ」は東京にさきがけ全国先行独占公開作品です。」
とかいてあります。(そっか、1991年なんだ。)
「外国の映画祭でアジア人として初めて賞をもらったのが」
↓↓↓
「ヴェネチア国際映画祭でアジアの女優としてはじめて最優秀主演女優賞をもらったのが」
↓↓
「スクリーンを伝う哀しいまでに美しいヒロインの涙」
この作品を、スクリーンでご覧になったんですね。
普通にスクリーンで観た作品が
>「エロス!エロス!エロス!」
では、さぞかしビックリしたでしょう^^;
韓国語教室の先生の強い要望があって、教室のメンバー皆で、鑑賞会みたいなことをしたんです。
“アダルトの棚にある”ということで、メンバーからブーイングも出たのですが…
結果、観てよかったです。
パッケージに踊らされちゃうんですよねぇ、やっぱり。
エロスで売り出すより、賞をとった作品で売り出したほうが売れると思うんですけどねぇ^^;
ちなみに、主役のカンスヨンさんは、すっかり出演料が高くなってしまったので、その後の出演が難しいという話もあるようです。