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重力ピエロ

2011-08-13 23:35:04 | 映画
重力ピエロ 特別版 [DVD]
クリエーター情報なし
角川エンタテインメント

遺伝子を研究する大学院生・泉水と芸術的な才能を持つ2つ年下の弟・春は、仲の良い普通の兄弟だ。
優しい父と三人で、平穏に、そして陽気に暮らしている。
だが、この家族には春の出生に関わる哀しい“過去”があった。

その原因をもたらした“ある男”が街に戻ってきた。

そして、時を同じくして不審な連続放火事件が発生する。
その現場には謎めいたグラフィックアートが残されていた…。(goo映画より)

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いかにもオタクっぽい兄とカッコイイのに女の子に全く興味のない弟、そして大変なことほど明るく話す飄々とした父親。
とても仲が良くて、おでんの味が決まらないから牛乳を入れてみるなんてエピにも思わず笑いながら見ていましたが、この家族が抱える問題がクローズアップされてくるとどんどん苦しくなってきました。
もしかしたら、本で読んでいたらもっと苦しかったかもしれません。

どんなことをしても壊したいもの、どんなことをしても守りたいもの。
二人がしたことが世間的に許されないことだとしても、じゃあどうすれば良かったのかということも分かりません。
ただ分かるのは、春の出生にどんなに哀しい‘過去’があったとしても、この家族は本当に愛情溢れた家族だということだけ。

この先の春と泉水がどのように生活をしていくのかも分かりません。
でも、春の笑顔が見れるちょっと爽やかなエンディングに、きっと二人はちゃんと生きていくのだろうという気がしました。

さて、‘カッコ良くてモテモテの春’ではありますが、女の子に興味がないというのが、余計に出生と関係するのかなと思えて切なかったりしました。
春@岡田将生君は事実カッコイイのですが、この作品で改めて素敵な俳優さんだなぁ…って感じました。
加瀬さん、小日向さんは言わずもがなですが。

《今日の一言》
  「ガンジーはね、‘自分自身がこの世で見たいと思う変化になりなさい’って言ったんだ」

映画『重力ピエロ』予告編


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