pakoya’s room~徒然づれなるままに~

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百万円と苦虫女

2011-08-27 18:03:38 | 映画
百万円と苦虫女 [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

短大を卒業後、フリーターをしている鈴子は、バイト仲間からルームシェアを持ちかけられて実家を出る事にした。
しかしひょんな事から事件に巻き込まれ、警察沙汰に。
前科者になってしまった鈴子は、「百万円貯まったら出ていきます」と家族に宣言し、バイト掛け持ちで懸命に働く。

やがて実家を出た鈴子は、とある海辺の町にたどり着く。
海の家で働き始めるが、貯金が百万円貯まると、あっさり次の土地を目指して旅立つのだった…。(goo映画より)
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予告編から想像していた内容とはちょっと違う感じの作品でした。
もっと単純に成長ストーリーみたいな感じかと思っていたので。

ちょっとしたことで前科者になってしまった鈴子。
その事件の内容は、‘えっ?’って思うようなものだけど、それまでも多分生きづらかった鈴子を更に生きづらくした‘前科者’の一言。
必要以上に人と関わりたくない鈴子と関わろうとする人々。
そして、何より家族の中で唯一つながっているような鈴子と弟・拓也の関係が、切なくてちょっと辛かったです。

正直、中島が鈴子にお金を借り続けた理由は、なんとなく観ていて気づくというか、そうであって欲しいと願いながら観ていたのですが、結局はそれを鈴子が知らないまま離れてしまうというのは、脚本・監督が女性だからでしょうか。
でも、最後の最後に駅に向かう階段を上がりきった鈴子の姿は、やっぱり成長ストーリーって感じでしたね。
自分の気持ちをちゃんと言えるようになってちょっと強くなった鈴子に対して、自分の気持ちを伝えられなかった中島は、後悔の日々を過ごすようになるんじゃないかと…^^;

さて、住みかを転々としてバイトをしながら百万円を貯めていく鈴子。
その荷物はスーツケース1個。と、初めての一人暮らし(っていうか初めてのアパート暮らし?)のために作ったカーテン。
いくら元金が百万円あるといっても、部屋を借りて一人で生活をして、バイトで百万円まで補うっていうのは、よっぽどの生活上手なんじゃないかと、物欲が強くて生活ベタな私なんぞ思ってしまいます
なにもない部屋の床に、ごろんと横になる鈴子の姿ってちょっと憧れ

百万円と苦虫女 予告


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