ブレンド日記

世の中の出来事・木馬での出来事・映画の感想・本の感想・観るスポーツ等々ブレンドして書いてみました。

秋刀魚の思い出

2007年11月04日 | 四方山話
   
11月1日から2日にかけて都野津の氏神様の秋祭りだった。
メインストリートは相変わらず人っ子一人いない昼下がりなれど、神社の界隈は今からお神輿が出るので、子供達や担ぎ手などで賑わっていた。昔はこの沿道にも、屋台のお店が並んだらしいけど、今は面影もない。
幸い曇り空に少し陽射しが戻り、子供たちの声が山々にこだましていた。
昔はお祭りだというとお餅をついたり、お寿司を作ったり、お客さんもご招待したりで大変だったらしいが、最近はそんなことする家庭も少なくなったね。
我が家では足が痛いだの、腰が痛いだのと言いながら この日が来ると作らずにいられない安光姫が作ったお寿司です。

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 今年は秋刀魚が安い。秋刀魚は焼いたのが一番、落語の『目黒の秋刀魚』でも殿様が焼いた秋刀魚が一番といったでしょう。そういったらラーフル夫人が「そんなことないよ、煮付けにしてご覧美味しいよ。」
というわけで煮付けてみたけど、これが本当に美味しかった。骨離れはいいし、お奨めです。昨日のレシピの④番です。

 秋刀魚といえば先日新聞で読んだのだけど、秋刀魚ハンバーグでヒスタミン食中毒になったという記事を。
ちょっと待ってよ、抗ヒスタミン剤とは、アレルギーの症状を抑える薬?
調べてみたらやはりそうだった。薬とは薬にもなり毒にもなるのは本当だったんだね。

目黒の秋刀魚じゃないけど、子供の頃よく焼魚がメインディシュとはいわないか、とにかく毎日夕ご飯のおかずはお魚だった。

両親は共稼ぎだったので、祖母がおかずを作っていたが、「お前の焼く魚は一等おいしい。」と私をおだてて魚焼きはいつも私の仕事だった。七厘に消炭を入れると炭を二欠片くらい入れる。七厘に載せた網は 油を引くと焦げないと祖母は言った。よく焼いてから載せると引っ付かないとも言った。
網の上に頭と尻尾の方を互い違いに乗せて焼くと、その方がうまく焼ける事を自分なりに研究した。油が火の中に落ちてそれに火がつき煙がもくもくで、どういうわけか自分のいる方にばかり煙が襲ってくる。「けむたいよぅ。」というと、しぶ団扇を渡されて、「煙で燻製になるよ、煙を逃がしてやるんだよ、上から仰ぐんじゃなくて横から逃がすんだよ。」明治19年生れの祖母はおだて上手だった。真っ黒焦げになっていても、皮がはげていても「お前の焼いたお魚は天下一品。殿様もこのお魚は美味しいというさ。」ほめられると悪い気はしない。うまく焼けてて、おいしいね、などといわれると、天にものぼる心地だった。
まんまとおだてに乗り、お魚焼かされたり、お風呂を沸かさせられたりで、時々前髪を焼いたり、眉毛も焼いたりして、たんぱく質の焼ける匂いが忘れられない。

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晴れ 21℃

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (王子)
2007-11-04 23:36:36
お祭が多いのは本当羨ましい限り(ToT)

丹後では出店は出なかったけど、近所の方が集まりおでんやら熱燗やら…田舎では普通なの?

と私にはびっくりでした来年は全部お祭り制覇したいぐらい爆

お祖母様。素敵ですね褒めて伸ばす…

私も母の言葉にまんまとひっかかりました笑

秋刀魚私は揚げたりしてます。そのちゃん初冬の時期風には気をつけてね。
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王子さん (その)
2007-11-05 11:25:34
江津では9月の終わりから10月一杯まで、いたるところに秋祭りの幟が風になびいていますよ。
この時期 江川沿線をドライブすると、「アッ!今夜は祭りかな?」とすぐわかります。

>そのちゃん初冬の時期風には気をつけてね。
有難う、そのちゃんはパラサイト一家が帰ったときはよく風邪引くよ。
でも汗かきの私は寒いの大好きです。
王子さんも十分気をつけてね。
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