転ばぬ先の杖

　残暑厳しい中　毎日時間割りでコロコロ変わる天気にうんざり。
晴れたと思ったら、車から降りる時突然雨、オ！陽がと思ったら雷。
一体なんなんだ！
今までは風が吹くということ一つとっても、雨が降るということ一つとっても、自然は自然にふるまってきた。それが近頃は　不自然な現象を引き起こしているような気がして仕方がない。

とまた何時ものように愚痴ってしまったが、雨が上って薄日が射した夕方、水溜りに写った風景に、思わずシャッターを押した私ですが、くぼみが出来るということは、道路が傷んでいるんですね。（写真をクリックしてください。）
さて暇な木馬の新聞タイム。
なんと！激辛トンガラシを喉に引っ掛けたような、気分になる。怒り心頭とでも言おうか・・・
国民年金をめぐる不正の実態。
かって保険料収納事務を担当していた、市区町村と社会保険庁の職員による、年金の着服、総額は三億四千万円だって!

で私は　かねがね払い込むたびに、心の中で軽い苛立ちが起こっている事がある。
それは国民年金もだけど、国民健康保険料のことだ。
風邪引いても熱も出ず、咳が出ても大根蜂蜜で治し、転んでもコロスキンとサロンパスで治し　病院の前は息をしないで、走るように通り過ぎてきた私。　三年前に歯医者にかかっただけなのに、どうして毎月毎月　残高の少ない通帳から、ウン万円も引かれなければ成らないのか、（介護保険も含まっているけど・・）誰かがどこかで得をして、私だけが損をしているような気がしてならない。

それでもまぁ　絶えがたきを絶え、忍びがたきを忍んで、（少々大袈裟か？）　いざという時のために「安心料だから」と自分をなだめながらじっと手を見る。
別に一人だからと人生について深く考えるためではない。
手相を見るためだ。自慢にも何にもならないが、私のグローブのような手のひらに刻まれている生命線、可愛くない私の生命線は、なんと手の甲の方までくっきりと伸びている。

しかしこんな鋼鉄のような私だって、いつ金属疲労でボロボロになるわからない。錆びない鉄なんて今はまだないのだから・・
「転ばぬ先の杖、後悔先に立たず」とでも思って、いつ使うかわからない国民保険料を払い続けるのです。

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